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ぞうさん通信 2007.3.20
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.高熱,発疹,咽頭発赤が主症状です.★★,↑
2.急性下痢症が流行しています.嘔吐,7-10日間続く頻回の下痢,白色便が主症状です.
ロタウイルスが原因です.★★,→
3.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★★,→
4.マイコプラズマ感染症が流行しています.咳が続きます.肺炎を起こし,気管支喘息の
発作を誘発することがあります.★,↓
5.咽頭結膜熱が流行しています.高熱,結膜充血,目脂(めやに)が主症状です.★,→
6.長岡市,見附市,三条市で,A型およびB型インフルエンザが流行しています.★★★,→
7.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★,↑
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的に多い
↓先週より減少,→同程度,↑増加
<食物依存性運動誘発アナフィラキシー>
特定の食物摂取後の運動により,全身の蕁麻疹(じんましん),呼吸困難,血圧低下,意識
障害などのアナフィラキシー症状が起こるものを,「食物依存性運動誘発アナフィラキ
シー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis:FDEIA)」と呼びます.
FDEIAが起こるのは,特定の食物摂取から運動までの時間が4時間以内です.食物摂取か
ら4時間以上経過すると運動をしてもFDEIAは起きなくなります.
原因食物の摂取量や運動量が多いから症状が出現しやすいというわけではありませ
ん.食物摂取量や運動量が少なくても,症状が出現することがあります.発症回数は2回
以上が70%以上で,頻回に発症する症例が少なくありません.
FDEIAの原因食物は,小麦が60%,甲殻類(エビ,カニ,イカなど)が30%を占めます.
このほかに,果物やナッツ類などが原因になることがあります.
症状は,10-15mm程度の蕁麻疹の出現に続き,喘鳴,喉頭浮腫,呼吸困難などの呼吸器症状
や悪心,嘔吐などの消化器症状を呈します.血圧低下,虚脱,意識消失などアナフィラキ
シーショックに至る場合もあります.
病歴の十分な聴取が診断をする上で最も重要です.原因食物に対する特異的IgEの陽性
は診断の参考にはなりますが,確定診断にはなりません.原因食物の摂取と運動による
誘発試験の再現性は低いのが特徴です.
「原因食品を食べたら運動しない,運動するなら原因食品を食べない」ことを徹底され
ることが,予防の上で最も大切です.
運動中に蕁麻疹などの皮膚症状が出現した場合には,運動を中止し抗ヒスタミン薬を内
服し,医療機関を受診しなければなりません.抗ヒスタミン薬をいつでも服用できるよ
うに携帯する必要があります.
学校給食で原因食物を食べて,午後の最初の授業が体育の場合に,発症することが多い
ようです.このような経験がある場合には,ご相談ください.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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