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ぞうさん通信 2007.2.13
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.高熱,発疹,咽頭発赤が主症状です.★,→
2.嘔吐下痢症が流行しています.激しく吐いて,その後下痢が始まります.★,→
3.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★★,↑
4.水痘(みずぼうそう)が流行しています.★★,↑
5.マイコプラズマ感染症が流行しています.咳が続きます.肺炎を起こし,気管支喘息の
発作を誘発することがあります.★★,↑
6.RSウイルス感染症が流行しています.激しい咳,喘鳴が主症状です.乳幼児で喘鳴がひ
どい場合には入院が必要になります.★,↓
7.咽頭結膜熱が流行しています.高熱,結膜充血,目脂(めやに)が主症状です.★,→
8.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★,→
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的に多い,
↓先週より減少,→同程度,↑増加
<インタール内服薬>
経口抗アレルギー薬は,その薬効から,メディエーター遊離抑制薬(商品名:アレギサー
ルなど),ヒスタミンH1受容体拮抗薬(ザジテンなど),トロンボキサンA2合成阻害薬(ベ
ガなど),トロンボキサンA2受容体拮抗薬(ブロニカ),ロイコトリエン受容体拮抗薬(オ
ノンなど),Th2サイトカイン阻害薬(アイピーディー)に分類されています.
これらの薬剤のなかで,食物アレルギーに対する使用が認められているのは,メディエー
ター遊離抑制薬のひとつである「クロモグリク酸ナトリウム(インタール)」だけで
す.インタールの健康保険上の適応は,「食物アレルギーに基づくアトピー性皮膚炎」
のみとなっています.
インタール内服薬は,腸管粘膜上でアレルギー反応を抑制することで,ヒスタミンなど
の化学伝達物質の遊離を抑えます.その結果,腸管粘膜における蛋白質などの高分子物
質の透過性亢進を抑制し,食物抗原の血中移行を阻止し,アレルギー反応を抑えます.
インタール内服薬は,腸管からほとんど吸収されません.インタールを経口投与した場
合の血中移行率は0.8%程度,投与8時間後の尿中排泄率は0.34-0.38%程度です.
インタール内服薬の効果は臨床的にも確認されています.食物アレルギーを有するアト
ピー性皮膚炎患児にインタール内服薬をあらかじめ投与した場合には,鶏卵のアレルゲ
ンであるオボアルブミン,牛乳のアレルゲンであるα-ラクトアルブミンなどの吸収が抑
制された,などの報告があります.
食物アレルギーの関与が明らかなアトピー性皮膚炎患児におけるインタール内服薬の
有効率は,60%と言われています.ただし,多量の食物抗原を摂取した場合には,十分な効
果を発揮できません.また,アナフィラキシーショックなどの重篤な症状を防ぐことは
できません.
インタール内服薬は,多種の食物抗原に感作されているが主要抗原しか除去できない場
合,原因抗原が不明の場合,家庭・保育園・幼稚園での除去食が不完全にならざるを得
ないなどの場合に適応になります.
当院に通院中のお子さんのなかにも,インタール内服薬を継続服用している方がいま
す.乳児期から服用した方が,アトピー性皮膚炎に対する効果が高い印象を受けます.お
困りの方はどうぞご相談ください.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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