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ぞうさん通信 2007.1.9
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.高熱,発疹,咽頭発赤が主症状です.★,↓
2.急性咽頭炎が流行しています.高熱,咽頭発赤が主症状です.急性中耳炎を併発す
るお子さんが目立ちます.★★★,↑
3.急性胃腸炎が流行しています.嘔吐,下痢が主症状です.脱水のため,点滴の必要
なお子さんがいます.ノロウイルスが原因のようです.★★,→
4.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★★,→
5.マイコプラズマ感染症が流行しています.咳が続きます.肺炎を起こし,気管支喘
息の発作を誘発することがあります.★★★,→
6.RSウイルス感染症が流行しています.激しい咳,喘鳴が主症状です.乳幼児で喘鳴
がひどい場合には入院が必要になります.★★,↑
7.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★,→
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的
に多い,↓先週より減少,→同程度,↑増加
<Finger-tip unit>
アトピー性皮膚炎の薬物治療の中心はステロイド外用薬です.年齢や重症度により,
使用するステロイド外用剤の強さが異なります.年齢別には乳児〜1歳,2-12歳,13
歳〜成人の3群に,重症度別には,軽症(面積にかかわらず軽度の皮疹のみ見られる),
中等症(強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%未満),重症(同10%以上30%未満),
最重症(同30%以上)の4群に分類されます.ステロイド外用薬は,ウィーク(商品
名:プレドニゾロンなど),マイルド(同:ロコイド,アルメタ,スピラゾンなど),
ストロング(同:プロパデルム,ボアラなど),ベリーストロング(同:マイザーな
ど),ストロンゲスト(同:デルモベート)の5群に分類されます.
全ての年齢群で,軽症では,ステロイドを含まない外用薬を使用しますが,必要に応
じてマイルド以下のステロイド外用薬を用います.乳児〜1歳では,中等症ではマイ
ルド以下,重症・最重症ではストロング以下のステロイド外用薬を用います.2-12歳
では,中等症ではストロング以下,重症・最重症ではベリーストロング以下のステロ
イド外用薬を用います.13歳〜成人では,中等症・重症・最重症でベリーストロング
以下のステロイド外用薬を用います.
1回の使用するステロイド外用薬の量の目安は,成人では,軽症でごく少量,中等症
で1本5gチューブを0.5本以内,重症で同1.5本以内,最重症で同4-5本/全身です.
ステロイド外用薬と塗布面積について,「finger-tip unit(FTU)」という概念を知っ
ていると便利です.1FTUは直径5mmのチューブから押し出される,成人の人さし指の
指腹側末梢部(最先端から1番目の関節まで,約25-28mm)に乗る軟膏量で,概ね0.5g
に相当します. 1FTU(0.5g)が両手掌(両方の手のひら=体表面積の2%)をカバー
します.
小児については,年齢別部位別に,軟膏使用量FTUが提唱されています.例えば,1-2
歳では,顔面+頚部は1.5FTU,片方の上肢が1.5FTU,片方の下肢が2FTU,体幹(前面)
が2FTU,体幹(背面)が3FTUです.低年齢ではこれよりは少量に,高年齢では多量に
なります.
アトピー性皮膚炎の治療にはステロイド外用薬は不可欠です.適切な種類のステロイ
ド外用薬を選択し,適切な量を塗布することが大切です.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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