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ぞうさん通信 2006.12.26,2007.1.2 修正
本日発行のメールマガジンの「マイコプラズマ感染症」の記事内容に修正がありました。
再度発行させていただきます。
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.高熱,発疹,咽頭発赤が主症状です.★★,→
2.急性咽頭炎が流行しています.高熱,咽頭発赤が主症状です.★,→
3.急性胃腸炎が流行しています.嘔吐,下痢が主症状です.脱水のため,点滴の必要
なお子さんがいます.ノロウイルスが原因のようです.★★,↓
4.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★★,→
5.マイコプラズマ感染症が流行しています.咳が続きます.肺炎を起こし,気管支喘
息の発作を誘発することがあります.★★★,↑
6.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★,→
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的
に多い,↓先週より減少,→同程度,↑増加
<1.マイコプラズマ感染症とは?>
Mycoplasma pneumoniaeというウイルスと細菌のあいだに位置する微生物が原因となっ
て,さまざまな臨床症状を呈します.Mycoplasma pneumoniaeは細胞壁をもたないの
で,通常のペニシリン系,セフェム系抗生物質は無効です.飛沫感染しますが,感染
力はそれほど強くなく,家族や同一学級などの密接な環境下で伝播します.潜伏期間
は1-3週間程度と考えられています.感染後には血中抗体が上昇しますが,この抗体
は2年程度で低下してしまうので,再感染することがあります.4年に1度流行するの
で,かつては「オリンピック肺炎」と俗称されていましたが,現在はこの流行周期は
明らかでなくなって来ています.
<2.症状>
(1)発熱,咳,頭痛,鼻汁,倦怠感などが主症状です.病初期には乾いた咳ですが,
次第に湿った咳になっていきます.
(2)肺炎を起こすことがあり,「マイコプラズマ肺炎」と呼びます.
(3)気管支喘息の発作を誘発して,胸がゼイゼイすることがあります.
<3.診断>
(1)血液検査:マイコプラズマ抗体が上昇,寒冷凝集反応が増加します.
(2)胸部X線:マイコプラズマ肺炎を起こした場合には,スリガラス状の陰影を生じま
す.一側性のことが多く,40%は右下肺野に陰影を認めます.
<4.治療>
(1)マクロライド系抗生物質(クラリス,エリスロシン,ジスロマック,リカマイシ
ンなど)が有効です.テトラサイクリン系,ニューキノロン系抗生物質は有効ですが,
小児では副作用の点から通常は用いません.
(2)ゼイゼイが起きた場合には喘息の治療が必要になります.
<5.合併症>
3-4%に中枢神経症状(髄膜炎,脳炎),8-15%に消化器症状(下痢,嘔吐,食欲不
振,肝機能異常),3-30%に発疹などを生じることがあり,臨床像は多彩です.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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