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ぞうさん通信 2005.10.25
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.マイコプラズマ感染症が流行しています.頑固な咳が主症状で,喘息の発作を誘発
します.★★★,↑
2.溶連菌感染症が流行しています.高熱,発疹,咽頭発赤が主症状です.★★,→
3,急性鼻炎が流行しています.★★,→
4.咽頭結膜熱が流行しています.発熱,眼球結膜充血,目脂,咽頭発赤が主症状です.
★,↑
5.急性咽頭炎が流行しています.高熱,咽頭発赤が主症状です.★★,↑
6.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★,→
7.アレルギー性鼻炎,アレルギー性結膜炎の方が受診します.イネ科の雑草などが原
因です.★★,→
8.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★★★,→
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的
に多い,↓先週より減少,→同程度,↑増加
<夜尿症の治療>
夜尿(おねしょ)とは,夜間睡眠中に無意識に排尿することを言います.生まれる前,
つまり子宮の中で,胎児は既に排尿をしています.生まれてからも,膀胱にある一定
の尿がたまると排尿をします.これを反射性排尿と呼びます.その後,成長とともに
膀胱容量が大きくなっていき,4歳頃になると大脳による排尿抑制機構が完成します.
5歳頃になると,昼寝をしなくなり,睡眠リズムが成人とほぼ同様になり,夜尿はな
くなります.一般的には5歳以降の夜尿を病的と考えます.
夜尿症の治療は年齢が低いほど有効率が低いため,治療開始が早ければいいというも
のではありません.学校などにおける宿泊行事が始まる8歳以降が治療開始の目安で
す.
夜尿症の治療では,夕食後から就寝前までの飲水制限が基本です.しかし,これ以上
の厳しい飲水制限は通常不要です.
薬物療法としては,以下のものが使用されます.
1.三環性抗うつ剤(商品名:アナフラニール,トフラニールなど):夜尿症の治療薬
として,古くから使用されています.日本では第1選択薬として用いられています.
夜尿症に対する薬理作用としては,尿意による覚醒を促進する作用,膀胱括約筋を刺
激する作用,尿量減少作用などが知られています.有効率は40-50%程度です.ただ
し,服薬中止後の再発が多いと言われています.
2.副交感神経遮断薬(同:ポラキス,バップフォーなど):三環性抗うつ剤が無効な
場合などに使用します.第1選択薬として用いることは通常ありません.薬理作用と
しては,膀胱括約筋を刺激する作用と膀胱の過度な収縮を抑える作用が知られていま
す.
3.抗利尿ホルモンスプレー(同:デスモプレッシン):下垂体後葉から分泌される抗
利尿ホルモンには,尿を濃縮し,尿量を少なくする働きがあります.このスプレーは,
抗利尿ホルモンを人工合成したものです.夜間多尿型に用いられることがあり,第1
選択薬として用いられることもあります.有効率は40%程度です.就寝前に点鼻しま
す.副作用として水中毒(水分が体内に過度に貯留すること)が知られており,夕食
後から翌朝までの飲水制限の励行が必要です.
有効率が高い治療法として「夜尿アラーム」があります.夜尿の水分を感知して,警
報が鳴る装置です.作用機序としては,尿意により覚醒をするようになり夜尿が改善
すると考えがちですが,実際には尿意による覚醒をせずに朝までもつようになり,夜
尿が消失します.夜尿アラームを1-2カ月使用することにより,膀胱容量が1.5倍にな
ります.
どのような治療法を選択するかは,夜尿の状況,夜尿症のタイプにより異なります.
夜尿症のタイプ分けの検査は当院で実施できます.夜尿でお困りの方は,どうぞご相
談ください.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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