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ぞうさん通信 2005.8.30
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.急性扁桃炎が流行しています.1-2日間の発熱が主症状です.★,↑
2.マイコプラズマ感染症が流行しています.頑固な咳が主症状で,喘息の発作を誘発
します.★★,↑
3.汗疹(あせも)のお子さんが受診します.★★,→
4.伝染性膿痂湿疹(とびひ)のお子さんが受診します.皮膚に膿みをもった水疱が出
現し,破れるとジクジクします.★,→
5.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★★,↑
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的
に多い,↓先週より減少,→同程度,↑増加
<喘息の季節がやって来た>
気管支喘息の発作は,タバコ,花火,稲わら焼却,線香などの煙,ハウスダスト,ダ
ニ,雑草の花粉などのアレルゲン,マイコプラズマ,RSウイルス,インフルエンザな
どの気道感染症により誘発されます.このような直接の外的刺激のほかに,気候因子
が関与することが経験的に知られています.台風の接近や前線の移動による気圧や気
温の変化により,気管支喘息の発作が誘発されます.
一般的に,気管支喘息は梅雨時期(6-7月)と秋雨前線および台風の時期(9-10月)
に悪化します.いわゆる「季節の変わり目」に発作の回数が増えます.新潟県では稲
わら焼却などの影響で,秋が最も発作の多い季節です.
例年9月中旬から発作を起こして来院するお子さんの数が増えますが,年によって若
干前後します.2004年は猛暑のため秋の訪れが遅く,喘息の本格的シーズンは10月に
入ってからでした.今年は8月中旬から秋雨前線が日本海に停滞しさらに台風が訪れ
たせいか,お盆の後から発作を起こして来院するお子さんが目立つようになりました.
今年の喘息のシーズンは,例年よりやや早く,昨年よりかなり早くやって来たようで
す.
気管支喘息の治療では,とにかく発作を起こさないようにコントロールすることが重
要です.一旦発作が起きると,気道粘膜は荒れてしまいます.咳や喘鳴が表面上なく
なっても,気道粘膜の荒れは数カ月間修復しません.この間,気道粘膜の過敏性は亢
進したままで,ちょっとした外的刺激や気候因子などにより発作が起こり易い状態が
続きます.発作を頻繁に繰り返すと気道粘膜の荒れが固定化し,だんだん薬物治療に
反応しづらくなって行き,やがては難治性喘息に移行します.
良好なコントロールを得るためには,服薬,吸入療法の励行,環境整備,テオフィリ
ンの血中濃度測定が必要です.少しばかり状態がよいと治療を自己中断する方がいま
すが,もってのほかです.発作がない状態を持続して,気道粘膜の荒れを完全に修復
しないと,喘息は治癒したとは言えません.小児科医の指示をよく守り,喘息をきち
んとコントロールすることが,結局は治癒までの期間を短縮させ,お子さんの将来の
健康に繋がります.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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