[ZooExpress:366]ズー・エクスプレス
発行日時: 2008/2/23========================================================================
Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.366 - 2008年02月22日
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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」
・さー、もりあがってまいりました。「国際カエルの日」は来週2月29日!
・東京動物園友の会に入会しませんか? 年会費は、 2,000円。機関誌「どう
ぶつと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジット
カード&オンラインでもOK! → http://www.tokyo-zoo.net/member/
■目次■----------------------------------------------------------------
・上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園
└─春休み期間の開園日
・上野動物園
├─国際カエル年イベントのお知らせ、ですケロ
└─春休みの催し物
・多摩動物公園
└─雪とライオン
・葛西臨海水族園
├─おいしい深海
└─産まれた子どもを食べちゃう(!?)魚
・井の頭自然文化園
└─大人のためのゆったりガイドツアー、参加者募集
・書籍紹介──浜口哲一『生きもの地図をつくろう』
■上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園■==========
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▼春休み期間の開園日
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まだ遠いような間近なような3月の春休み。上野動物園、葛西臨海水族園、
井の頭自然文化園では、通常休園する次の日も開園しています!
上野動物園 2008年3月31日(月)開園
井の頭自然文化園 2008年3月31日(月)開園
葛西臨海水族園 2008年3月26日(水)、4月2日(水)開園
※なお、上野動物園は、3月20日は開園記念日のため入園無料です。
※多摩動物公園は、2008年3月26日(水)、4月2日(水)のいずれも、
通常どおり、休園日です。
■上野動物園■==========================================================
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▼国際カエル年イベントのお知らせ、ですケロ
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下記リンク先のニュース「カエルを守ろう!──国際カエル年活動宣言」で
お伝えしたとおり、2008年は「国際カエル年」。上野動物園、多摩動物公園、
葛西臨海水族園、井の頭自然文化園では、両生類の保護や環境問題に関するイ
ベントや展示を企画しています。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=8170
また、2月29日が「国際カエルの日」であることは、イベント「東京でカエ
ルを見かけたヨ!」の告知でもお伝えしました↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=8358
上野動物園では、2008年2月29日(金)、3月1日(土)、3月2日(日)
の3日間、カエルに関するお話や楽しいゲームなどを開催します。
カエルクイズとゲーム、飼育係による特別展ガイドツアー、キーパーズトー
ク、着ぐるみの「カエル王子」とツーショット、カエルぬり絵コーナー、カエ
ルのお面作りなど、盛りだくさん! くわしくはこちら↓のお知らせをどうぞ。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=&link_num=8432
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▼春休みの催し物
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◎春休み期間の催し物
園長の小宮輝之と着ぐるみの動物たちによるお出迎え(2008年3月20日)、
動物解説員による特別企画のクイズラリー(2008年3月25〜27日)、ハッピー
ハーモニー・ジュニアによる合唱コンサート(2008年3月29日)など、春休み
期間中、さまざまな催し物をおこないます。
くわしくは、こちら↓のお知らせをごらんください。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=&link_num=8431
※なお、3月20日(木・祝)は開園記念日のため、上野動物園は入園無料です。
■多摩動物公園■========================================================
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▼雪とライオン
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「雪やこんこ、あられやこんこ……」で始まる童謡『雪』には、「犬は喜び
庭駆け回り、猫はコタツで丸くなる」と歌われていますが、さてライオンはど
うすると思いますか?
今年(2008年)2回目の積雪で、2年ぶりの大雪となった2月3日、多摩動
物公園でも10センチ近い積雪がありました。翌朝、除雪作業を終えてからライ
オンを放飼場に出しましたが、天候が回復して晴天になったとはいえ、一面の
雪景色にみな、出入口付近でモタモタしていました。
冷たそうに雪の無いところを選んでゆっくりと歩いたり、冷たくなった足を
上げて振ったりする個体もいました。そうなんです。ライオンは大きく分ける
とネコのなかま。基本的に濡れることを嫌い、寒いのを苦手とします。
ところが、そんな大人たちを横目に、元気に走り回る個体がいます。昨年2
月生まれのきょうだい、オス2頭(ダイとフク)、メス2頭(ナナとミキ)で
す。2月生まれだから冬が得意、というわけではありません。若い個体、とく
に子どもの方が活発で、好奇心も旺盛です。ですから、寒さなんか気にするこ
となく、雪玉を転がしたり、かみついてみたり、子どもどうしでじゃれあって
雪煙を巻きあげていました。
・2007年2月に生まれた4頭のニュース(2007年11月)
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=8015
多摩動物公園のライオン園では、車が走れる程度の降雪なら、放飼場での展
示をおこないます。しかし、ライオンバスの運行に支障をきたすほどの雪が降
っているときは、早めにライオンたちを室内に入れることもあります。
また、積雪のあった翌日には、安全のために除雪作業をしてからライオンを
出しますので、放飼やバスの運行開始が遅れる場合もあります。あらかじめご
了承ください。
東京の今冬は、降雪回数が平年を超えました。雪をバックにしたライオンた
ちの写真は、東京ズーネット http://www.tokyo-zoo.net/ のニュースページ
をごらんください)。ちょっと変な組み合わせですが、この時期ならではの風
景です。さあ、みなさんも寒さに負けず、コタツを抜け出して動物たちに会い
に来てください。
〔多摩動物公園北園飼育展示係 谷口敦〕
■葛西臨海水族園■======================================================
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▼おいしい深海
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深海は、暗く冷たく、そして何でもペチャンコにする高圧の世界です。そこ
は、私たちが住む陸上とはまったく違った、縁遠い世界と思われがちです。と
ころが、深海はある意味、とっても身近な世界なのです。そのひとつが、葛西
臨海水族園1階、薄暗い「深海の生物」コーナーの「深海の生物2」水槽にあ
ります。
この水槽には、深海性の甲殻類(エビ・カニのなかま)がたくさん展示され
ています。まず、ここのエビの代表選手は何といってもホッコクアカエビでし
ょう。種名ではピンとこないかと思いますが、じつはこれ、お刺身として人気
の「甘エビ」なんです。好物の方も多いことでしょう。ホッコクアカエビはオ
スとして成長し、後にメスに性転換するので、商品サイズとして流通している
大型の個体はすべてメスです。甘エビのおなかに小さい青いツブツブ(卵)が
たくさん付いているのを見たことがある方もいることでしょう(写真は東京ズ
ーネット http://www.tokyo-zoo.net/ のニュースページをごらんください)。
一方、この水槽で唯一のカニは、ベニズワイガニです。このカニは高級食材
として知られる「越前ガニ」ことズワイガニの親戚です。ベニズワイガニは、
ズワイガニよりやや味は劣るといわれますが、もちろん食用にされます。
ホッコクアカエビとベニズワイガニ、いずれもおもに日本海の水深 200メー
トルより深いところにすむ、れっきとした深海生物なのです。ですから、一見
縁遠い深海も、じつはけっこう身近で、しかも「おいしい世界」といえるでし
ょう。
さて、この水槽には「主」(ぬし)ともいえそうな、世界最大の等脚類(ダ
ンゴムシのなかま)、ジャイアントアイソポッド(ダイオウグソクムシ)がい
ます(写真はこちらのニュース↓をごらんください)。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=2733
ずいぶん大きくて食べごたえもありそうに見えますが、一体どんな味がするの
でしょうか? ちょっと気になります。
〔葛西臨海水族園飼育展示係 田辺信吾〕
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▼産まれた子どもを食べちゃう(!?)魚
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2008年2月なかばのある日のこと。私は、南極産生物の展示水槽に張りつい
て、ある魚をじっと見つめていました。私のお目当ては、南極にすむ、カジカ
によく似た魚、アンタークティックスパイニープランダーフィッシュ。プラン
ダーフィッシュのいる南極の水槽は、動きがあってにぎやかなマグロやサンゴ
礁の水槽にくらべると、一見動きが少なく、静かにみえる水槽です。
ところが2月に入り、ちょっとようすが変わりました。水槽の中で、4か月
間の沈黙を破り、あることが始まったのです。この瞬間を見逃すまいと、私は
プランダーフィッシュを見つめていたのでした。
話は、昨年(2007年)の11月にさかのぼります。このころ、プランダーフィ
ッシュは石の上にたくさんの卵を産みました。卵を産んだその日から、プラン
ダーフィッシュは昼も夜も休みなく、毎日毎日、卵を守り続けました。守り続
けること約4か月間、2月もなかばを過ぎたころ、とうとう孵化が始まったの
です。(プランダーフィッシュが卵の世話をするようすは、2007年11月30日の
ニュース「困ったときはおたがいさま?」↓をごらんください。)
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=8012
私が待っていたのは、まさにこの瞬間でした。卵から子どもが産まれると、
親はちょっと驚く行動を見せます。なんと、親はすかさず子どもを「パクッ」
と口にくわえるのです! 長い間、卵を守り続けてお腹をすかせた親が、つい
子どもを食べてしまったのでしょうか? いえいえ、そうではありません。続
きを見てみましょう。
子どもをくわえたまま泳ぎ始めたプランダーフィッシュは、巣から離れた場
所で子どもを「ペッ」と吐き出します。そして、何ごともなかったかのように、
また巣に戻ってきます。一体、プランダーフィッシュの親は何をしているので
しょうか? まだ泳ぎのおぼつかない子どもの面倒をみているのでしょうか?
残念ながら、この行動の意味はまだよくわかっていません。今後の研究が待た
れます。
ふだんは水底でじっとしてほとんど動かないように見えるプランダーフィッ
シュ。でも、子どもの世話をしている彼らは、活発でパワフルです。今なら、
水槽をただよう産まれたばかりの子どもの姿も見られます。彼らの奮闘ぶりを
見るなら今がチャンス。子どもを「パクッ」とくわえて「ペッ」吐き出すすが
たは、一見の価値ありです!
※卵を守る親、水槽をただよう子ども、顕微鏡で拡大した子どもの写真は、東
京ズーネット http://www.tokyo-zoo.net/ のニュースページをごらんくだ
さい。
〔葛西臨海水族園教育普及係 齊當史恵〕
■井の頭自然文化園■====================================================
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▼大人のためのゆったりガイドツアー、参加者募集
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2008年3月20日(木・祝)、大人のための井の頭自然文化園ガイドツアーを
開催します! 動物解説の専門家「動物解説員」といっしょに園内を歩き、園
内の生物をじっくり観察。井の頭自然文化園で飼育や繁殖に力を入れている動
物にもスポットをあてて、ていねいに解説します。野生生物との関わり方、動
物園の役割など、さまざまな角度からいっしょに考えてみませんか? 要申込。
対象は16歳以上、定員20名。午前9時30分から午後3時30分まで。申込方法
は、こちら↓のお知らせをごらんください。しめきりは、2008年3月8日(土)
消印有効です。!
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=&link_num=8430
■ B O O K S ■=========================================================
『生きもの地図をつくろう』(岩波ジュニア新書585)
浜口哲一、岩波書店、2008年01月22日刊
本体740円、ISBN978-4-00-500585-7
調べる生きものを決めて、見つけたら場所を記録。そして、地図に記入すれ
ば「生きもの地図」のできあがり。手法そのものは単純ですが、そこから生物
の分布だけでなく、環境とのかかわりも読み取ることができます。そして、さ
らに著者は、地図を作ることで「その場所に関心を持ち、その場所が好きにな
る」、身近な場所を「再発見する」ことができると主張しています。
準備すべき地図、歩き方、観察のしかた、まとめかたなどの導入部の後、神
奈川県平塚市内の学区における具体的な調査結果を紹介。
タンポポについては、とくに在来種と外来種に注目し、その生育環境のちが
いに注目。カエルは鳴き声を聞き分けて地図を作るとともに、過去の地図との
ちがいから、カエルが激減したことに触れ、その原因を水田の減少だけでなく、
湿田から乾田への変化に見ています。
セミの抜け殻調査では、発生消長や緑地との関連が浮き彫りにされ、鳴く虫
調査では樹木だけでなく草地への配慮の必要性が述べられています。
春夏秋冬、それぞれの季節に特徴的な生物に注目し、生物を見わけたり聞き
わけたりして地図を作る──単純に見える作業の中で、自然を読み取る目が育
っていくことがわかります。
国際カエル年の今年、上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭
自然文化園では、2008年2月29日「国際カエルの日」から、イベント「東京で
カエルを見かけたヨ!」が始まります(11月6日まで)。お知らせはこちら↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=8358
これも「生きもの地図」のひとつ。どうぞ、ご協力ください。
・岩波書店 http://www.iwanami.co.jp/ 内の書籍紹介ページ
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/qsearch
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N E W S C L I P S
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●いとうたつこさんのコンサート「春休みのおくりもの」
作曲家・ピアニストの「いとうたつこ」さんと動物ライター「かとうよしこ」さ
んの共演。動物園での動物観察に想を得た企画です。2008年3月23日、所沢市民
文化センター「ミューズ」にて。くわしくは次サイト内の「コンサートのご案内」
をどうぞ→ http://www9.plala.or.jp/ito-tatsuko/ 売上の一部は「動物園ゴリ
ラ基金」にご寄付いただけるとのこと。ありがとうございます。
●マダガスカル産、巨大カエルの化石発見、体長40センチ、体重4.5キロ
世界最大の現生のカエル、アフリカのゴライアスガエル(体長30センチ、体重3
キロ)よりビッグ。ただし、南米産ツノガエルに近縁らしく、マダガスカルと南
米がつながっていたことを示唆、とのこと。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200802190016.html (CNN.co.jp)
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動リンクが含まれていない場合があります。とくに東京ズーネットの「どうぶ
つ図鑑」のばあい、完全なかたちで表示するためには、図鑑のトップページ
http://www.tokyo-zoo.net/search/ から検索してください。
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ペンネーム希望の方はその旨をおつたえください。 webmaster@tokyo-zoo.net
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更をご希望の方は、いったん解除をおこない、あらためて新アドレスを登録し
てください。 http://www.melma.com/backnumber_46006/
▽編集後記
・夜、上野動物園の弁天門から出ようとすると、ん? このニオイはっ!……
なんだっけ(オイ)──いや、そばにたくさん植えられたスイセンでした。
バラをはさんで、すぐそばにはチューリップがポコポコと芽を出し中。「チ
ューリップ王国とやま」 http://tulip.agri.pref.toyama.jp/tulip/ から
上野動物園に球根5,000個をいただいたのでした。
・東京地方はこのところ厳しい寒さがゆるみましたが、また冬型気圧配置に戻
るとか。三寒四温。フランス語っぽい響き?──すいません、もうしません。
(大平)
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メールマガジン ZooExpress No.366 - 2008年02月22日
財団法人 東京動物園協会
110-0007 台東区上野公園9-83 上野動物園内
電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
e-mail: webmaster@tokyo-zoo.net
URL : http://www.tokyo-zoo.net/ 東京ズーネット
携帯サイト: http://www.tokyo-zoo.net/ (PC版と同じです)
(c)2008 Tokyo Zoological Park Society
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