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「ズー・エクスプレス Zoo Express」は上野動物園・多摩動物公園など、動物園・水族館情報の直送便です。赤ちゃん誕生や新展示などのニュース、「東京ズーネット」http://www.tokyo-zoo.net/の更新情報など、最新情報をいち早くお届けします。




[ZooExpress:333]ズー・エクスプレス(再配信)

発行日: 2007/7/14

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 Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.333(再配信)
                             - 2007年07月13日
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※本日配信したNo.333の本文中、葛西臨海水族園のイベント情報へのリンクが示
 されないままになっていました。あらためて全文をお送りいたします。ご迷惑
 をおかけしますが、ご容赦ください。

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」

・梅雨はまだ開けませんが、葛西は秋のイベントをお知らせしております!の巻。

・東京動物園友の会に入会しませんか? 年会費は、 2,000円。機関誌「どう
 ぶつと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジット
 カード&オンラインでもOK! → http//www.tokyo-zoo.net/member/

■目次■----------------------------------------------------------------

 ・上野動物園
   ├─アイアイの赤ちゃん、成長中!
   ├─真夏の夜の動物園、第2弾「大人のためののんびりカバツアー」
   └─「ポケットミュージアム──見て 触れて 感じて! はくせい動物園」

 ・多摩動物公園
   ├─レッサーパンダ赤ちゃん誕生!
   ├─アフリカゾウの「パオ」、急逝
   └─カブトムシとクワガタ特設展示、写真募集、飼育チップのプレゼント

 ・葛西臨海水族園
   ├─新たな視点で見てみると(2)──顕微鏡で見る生物のミクロの世界
   ├─リーフィーシードラゴン産卵! でも……
   ├─海藻で“地味”におしゃれ、スレンダーケルプクラブの展示
   └─秋のイベントのお知らせ

 ・井の頭自然文化園
   ├─「リスの小径」のコジュケイ
   └─アジアゾウ「はな子さん」還暦お祝いを行ないます

 ・書籍紹介──大学出版部協会編『ナチュラルヒストリーの時間』

■上野動物園■==========================================================

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 ▼アイアイの赤ちゃん、成長中!
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  日本では上野動物園だけで飼育展示しているアイアイ。アイアイは、マダガ
 スカルだけに生息する原始的なサルのなかまです。2007年5月15日、アイアイ
 に赤ちゃんが生まれました! 性別はオス。母親は推定9歳の「ソア」です。
 ソアによる出産はこれでもう6度目。

  赤ちゃんはすでに生後約2か月をむかえ、すくすく育っています。徐々に巣
 箱からすがたを見せるようになってきました。

  お母さんのお乳を飲んで育つアイアイの赤ちゃんは、成長とともに果物や昆
 虫なども食べるようになります。

  これから親子で巣箱の外にいる時間も増えてきます。上野動物園の西園アイ
 アイ舎にお出でください!

 ◎東京ズーネットBBからアイアイの動画3点!

 ・「アイアイの『おやつ』の時間」(2006年11月)
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0611_01/index.html

 ・「元気なアイアイの子『フアーヴィ』」(2005年12月)
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0512_01/index.html

 ・「アイアイの母子」(2003年10月)
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0310_04/index.html

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 ▼真夏の夜の動物園、第2弾「大人のためののんびりカバツアー」
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  すでにお知らせしたとおり、2007年8月10日(金)から8月16日(木)の期
 間、上野動物園は開園時間を延長します。

  この期間、「真夏の夜の動物園」と題して、さまざまな催し物をおこないま
 す(下記リンクをどうぞ)。その催し物にさらに「カバツアー」を追加! カ
 バのからだやくらしについて解説を聞きながら、カバ舎を見学します。

  開催日  2007年8月10日(金)、13日(月)、14日(火)、15日(水)
  受付時間 午後6時30分から6時50分(定員になりしだい受付終了)
  受付場所 西園コビトカバ舎前
  定員   各日先着80名

  ※お集まりいただいた順に、少人数のグループに分かれて、時間差で見学し
   ます。各日最初のグループのみ、手話による解説をおこないます。ご希望
   の方は、午後6時30分までにお集まりください。

  開園延長期間の詳細については、こちら↓のお知らせをごらんください。
   http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=7231
   http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=7232

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 ▼「ポケットミュージアム──見て 触れて 感じて! はくせい動物園」
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  上野動物園で飼育展示していた希少動物の剥製約40点を一挙公開! 一部の
 剥製は、直接触ることもできます。

  なお、目の不自由な方のために、動物名を点字表記し、専用の「ハンズオン」
 コーナーも設置しました。

  会期 (開催中)2007年9月2日(日)まで
  時間 午前10時〜午後3時(閉園時刻より早く終了しますのでご注意下さい)
  場所 上野動物園西園ズーポケット(動物園ホール1階)

■多摩動物公園■========================================================

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 ▼レッサーパンダ赤ちゃん誕生!
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  2007年6月28日(木)、多摩動物公園でレッサーパンダの赤ちゃんが生まれ
 ました。展示場にお目見えするのは、もう少し先のことになります。2007年7
 月13日(金)から、母子の室内でのようすをモニター映像でお見せしています。
 公開場所はアジア園のレッサーパンダ舎。

  誕生したのは2頭です。今のところ、モニターカメラを通じて見守るのみで
 すので性別は確認できません。

  母親は「花花」(ファンファン)。1999年7月9日に岡山県の池田動物園で
 生まれた個体です。2001年に多摩動物公園にやってきました。父親は「淡淡」
 (タンタン)。1998年6月29日に当園で生まれました。花花にとって今回の出
 産は6回目です。

  花花と淡淡をペアリングしたのは2007年2月。交尾が確認された後、5月初
 旬から体重が増え始めた花花は、巣箱を使って巣作りを始めました。当初より
 ビデオカメラで記録していたので、出産以降のようすを観察することができま
 した。

  黒と白と茶色の体色をもつ親とはちがって、赤ちゃんは全身がほぼクリーム
 色。成長とともにだんだん毛色がはっきりしてきます。

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 ▼アフリカゾウの「パオ」、急逝
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  多摩動物公園で父親タマオ(2006年8月8日死亡)と母親アイのあいだに初
 めて産まれたオスの「パオ」が、富士自然動物公園(富士サファリパーク)で
 死亡しました。

  パオが生まれたのは1998年4月25日。富士サファリパークに移動したのは、
 2001年10月17日でした。繁殖を目的とした貸借契約にもとづき、多摩動物公園
 から貸出(ブリーディングローン)をしていたのです。

  パオは2007年7月初旬から食欲低下が見られ、ほとんど水も飲まないような
 状態におちいっていました。検査の結果、細菌感染が疑われたため、投薬など
 を続けていましたが、7月11日、残念ながら死亡しました。

  なお、パオの妹である「マオ」(2002年6月13日生まれ)は、2006年6月13
 日、盛岡市動物公園に移り(同じくブリーディングローン)、元気でくらして
 います。

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 ▼カブトムシとクワガタ特設展示、写真募集、飼育チップのプレゼント
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 ◎「夏といえばやっぱりカブトムシ・クワガタムシだよね」展!

  多摩動物公園の昆虫園では、開催してそうでいて、実際にはなかなかおこな
 わない催し物展示があります。それは、夏休みのお約束の催し……。そう、カ
 ブトムシとクワガタの展示です。

  夏休みになると、ふだん昆虫と関係ないデパートや遊園地のような場所でも、
 でも、カブトとクワガタの特別展が始まります。あまりに「ストレート」なテ
 ーマなので、昆虫を専門に飼育している飼育係としては、今さら気恥ずかしい
 ような気持ちになるのも一因といえるかもしれません。

  2000年の夏には、「世界のカブト・クワガタ展」を開催しましたが、それ以
 降、特別展示としてはおこなっていません。

  しかし、これらの甲虫は、子どもたちには理屈抜きで人気のある生き物です。
 今年はひとつ、正面切って特別展をやろうではないか、と話が決まりました。
 あまりに定番な展示のせいか、かなり悩んだ末にタイトルを決定。それは──
 「夏といえばやっぱりカブトムシ・クワガタムシだよね」展!

  期間 2007年7月21日(土)から9月4日(火)まで
  時間 午前9時30分から午後4時30分(昆虫園本館の開館時間)
  場所 昆虫生態園の「回廊」2か所

  日本産のカブトムシとクワガタムシだけでなく、外国産種も加え、約10種を
 展示します。
               〔多摩動物公園昆虫園飼育展示係 浅井ミノル〕

 ◎「ぼくの私のカブト自慢!クワガタ自慢!」写真募集

  カブトムシやクワガタムシの写真を募集します。募集期間は2007年7月20日
 (金)から8月31日(金)。多摩動物公園の正門事務所で受け付けます。写真
 は「2L」(ツーエル)サイズ(13×18センチ)までのプリント。応募写真は
 返却しません。

  ご応募いただいた写真は、2007年7月21日から9月4日まで、多摩動物公園
 の昆虫生態園の回廊ですべて展示します(一度に展示しきれない場合は、あた
 らしい作品を優先します)。なお、展示の際は、撮影者の氏名も公表します。
 ご了承ください。

 ◎「カブトムシ・クワガタムシ飼育用チップ」プレゼント!

  多摩動物公園では、園内で伐採した樹木を、土壌改良材として利用したり、
 イスを作るための素材として活用したり、リサイクルをおこなっています。

  今回、樹木を「チップ」(細かい木片)にしたものを、無料でお配りします。
 カブトムシやクワガタムシの飼育用にぴったり! ご利用ください。

  配布期間 2007年7月20日(金)から8月7日(火)(雨天中止)
  配布場所 多摩動物公園ウォッチングセンター前特設ブース
       ※スコップとビニール袋をご用意してあります。

■葛西臨海水族園■======================================================

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 ▼新たな視点で見てみると(2)──顕微鏡で見る生物のミクロの世界
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  特殊なカメラで撮影した、肉眼では見ることができない映像をお伝えする連
 載「新たな視点で見てみると」。第2話は、生物の微細な構造をクイズでおと
 どけします。

  まずは次の動画をごらんください(Windows Media Player、1.6MB)。

 【問題】→ http://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2007_07/kensaki_Q.wmv

 ※Macintoshの方は、Flip4Macというコンポーネントを利用すると、Safariな
  どでもWindows Media Player形式の動画が再生できます。
  http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/player/wmcomponents.mspx

  黄色やピンク、茶色や黒、さまざまな色の斑紋が一定間隔で並んでいます。
 そしてその模様は大きくなったり、小さくなったりします。大小が変わるリズ
 ムも、全部がいっせいに変化したり、波が伝わるように順番に変化することも
 あります。

  この模様の一粒一粒を「色素胞」と言い、体の表面に散りばめられています。
 色素胞の大きさを変えることによって、この生物は自分の体色をさまざまに変
 化させることができるのです。

  現在、葛西臨海水族園の「深海の生物」コーナー4番目の水槽で展示してい
 るこの生物、体のかたちから「剣先」の文字が名前に入っています。お父さん
 たちにはお酒のツマミとして有名かもしれません。

  さて、何の生物の映像かわかりましたか? 予想がついた方は、以下の映像
 で答え合わせをしてみてください。

 【解答】→ http://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2007_07/kensaki_A.wmv

                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 三森亮介〕

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 ▼リーフィーシードラゴン産卵! でも……
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  葛西臨海水族園では「オーストラリア西部」の水槽でリーフィーシードラゴ
 ンを展示しています。2007年7月8日、このリーフィーシードラゴンに産卵が
 確認されました。しかし残念ながら、メスが産んだ卵は受精しておらず、水槽
 の底の砂の上に落ちていて、新しい命につながるものではありませんでした。

  リーフィーシードラゴンはタツノオトシゴと同じヨウジウオ科の魚です。よ
 く知られているとおり、タツノオトシゴはメスが産んだ卵をオスが受け取り、
 孵化するまでお腹にある育児嚢(いくじのう)と呼ばれる袋で守ります。リー
 フィーシードラゴンも、オスがメスから卵を受け取り、お腹にくっつけて孵化
 するまで守るのです。

  今回、オスがメスから卵を受け取るまではいきませんでした。オスは卵を受
 け取る準備が整うと、お腹に卵を付けるための凸凹ができるそうですが、残念
 ながらその兆候は見られませんでした。

  リーフィーシードラゴンは、生息場所であるオーストラリアでも数が減少し、
 保護の対象になっているとても貴重な生き物です。葛西臨海水族園では、水温
 や日長をコントロールしてこの魚が生息する海の環境を再現するなど、リーフ
 ィーシードラゴンの繁殖に取り組んでいます。今回、メスは卵を産む準備がで
 きたということですので、つぎはぜひオスをその気にさせたいと思います。

                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 木船崇司〕

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 ▼海藻で“地味”におしゃれ、スレンダーケルプクラブの展示
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  葛西臨海水族園の「世界の海」エリア、その最初の水槽「カナダ沿岸」では
 スレンダーケルプクラブを展示しています。耳慣れない横文字の名前ですが、
 「クラブ」と呼ばれるとおり、カニのなかまです。

  水槽の中をよく探してみてください。岩の上や海藻の下などに、岩と同じよ
 うな体色をした、脚の細長いカニが見つけられたでしょうか? 体には水槽に
 生えている海藻の切れ端がついていて、まわりの景観に溶け込んでいるため、
 なかなか気がつかないかもしれません。まさしく、スレンダー(細身の)+ケ
 ルブ(海藻)+クラブ(カニ)なのです。

  スレンダーケルプクラブは、アリューシャン諸島からアラスカ、カリフォル
 ニアまでの、比較的に冷たい海にくらすクモガニのなかまで、アマモ場やコン
 ブのなかまの海藻が茂る岩礁域にくらしています。甲羅の大きさは幅が3〜4
 センチくらいで比較的小型のカニですが、クモガニのなかまには、世界最大の
 カニ、タカアシガニなども含まれます。

  水槽のスレンダーケルプクラブは、赤く見える紅藻のなかまをハサミで小さ
 くちぎって体にはりつけています。身近に生えている海藻でオシャレをしなが
 ら、敵などに見つからないようカモフラージュしているのです。この少し変わ
 った方法で身を守るスレンダーケルプクラブの変装のようすを、葛西臨海水族
 園でぜひごらんください。
                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 笹沼伸一〕

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 ▼秋のイベントのお知らせ
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  葛西臨海水族園がお送りする、2007年秋のイベント! くわしくは、こちら
 のお知らせ↓をごらんください。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=&link_num=7251
  
 ・「海のしおり」を作ってみませんか?
   2007年9月23日[日・祝]、24日[月・休]

 ・手や腕に魚などをペインティング
   2007年10月7日(日)、14日(日)

 ・エコバッグを作ろう
   2007年11月3日(土・祝)、4日(日)、5日(月)

 ・海の生き物の折り紙を折って「夢の水槽」を作ろう
   2007年11月23日(金・祝)

 ・千羽のペンギンを折ろう
   2007年10月27日(土)、28日(日)

 ・水族園オリエンテーリング
   2007年9月1日、15日、10月6日、20日、11月3日、17日
   (第1・3土曜日)

 ・スタッフトークとボトルウォッチング
   2007年9月22日、10月27日、11月24日(第4土曜日)

 ・ガイドツアーとスポットガイド
   2007年9月〜11日の開園日毎日(ガイドツアーは1日2回、スポットガイ
   ドは館内5か所で毎日合計14回)

■井の頭自然文化園■====================================================

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 ▼「リスの小径」のコジュケイ
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  井の頭自然文化園の「リスの小径」では、広いケージの中に約80頭のニホン
 リスが放し飼いになっています。この中には、リスだけでなく、ヤマドリやコ
 ジュケイ、クサガメなど、多くの生き物が同居しています。

  この「リスの小径」にくらす2羽のコジュケイが今年初めて産卵し、3羽の
 ひなが孵化しました。コジュケイはウズラほどの大きさで、「チョットコイ!」
 と聞きなしされる、特徴的な鳴きかたをします。

  これらコジュケイは、昨年(2006年)5月から「リスの小径」でくらすよう
 になりました。雌雄のペアは、餌を食べるときも休むときも、いつもいっしょ
 に行動していました。

  最初に産卵があったのは2007年5月3日。ケージ内の通路に、ウズラの卵ぐ
 らいの大きさをした白い卵が落ちていました。その後も頻繁に卵を目にしまし
 たが、見つけたときには割れていたり、池の中に落ちていたり……。そんな中
 で、無事割れずに残った三つの卵を孵卵器に入れたところ、すべて孵化しまし
 た。

  孵化したばかりのコジュケイのひなはとても小さく、ヒトの女性の親指の長
 さほどしかありません。卵もひなも小さいのです。ふつう、孵化したひなは個
 体識別のために足にカラーリングを付けますが、コジュケイのひなは小さすぎ
 てリングをつけることができません。そこで、頭部にマジックで「赤」、「黒」、
 「色なし」と印をつけました。その後、野生生物保全センターで卵の殻から性
 別を調べてもらい、オス2羽とメス1羽であることがわかりました。

  現在、ひなは孵化後約1か月。にぎりこぶし大に成長しました。大きくなっ
 たとはいえ、まだまだ小さいので、みなさんの前にデビューするにはもう少し
 時間がかかりそうです。しかし、いずれは親鳥のように歩き回るすがたが見ら
 れることと思います。
                 〔井の頭自然文化園飼育展示係 水谷京子〕

 ------------------------------------------------
 ▼アジアゾウ「はな子さん」還暦お祝いを行ないます
 ------------------------------------------------

  井の頭自然文化園の人気者、アジアゾウの「はな子」は今年(2007年)で60
 歳。還暦を迎えました! すでにお知らせしたとおり、今年ははな子さんの還
 暦を祝う、さまざまなイベントや特設展示を予定しています。

  その第一弾として、きたる2007年7月21日(土)、今年市制60周年を迎える
 武蔵野市との共催イベントを開催します。

  この日、武蔵野市長からはな子さんへとっておきのプレゼントを贈呈(中身
 は当日のお楽しみ!)。また、 600通以上寄せられたはな子さんへのメッセー
 ジの中から選ばれた、武蔵野市長賞、井の頭自然文化園長、はな子さん賞の授
 賞式をおこないます。

  また、同日第二部では、はな子さんがいつも食べている「スペシャル食」を、
 飼育職員がみなさんの目の前で作ります。みなさんの中から、数名ですが、食
 事作りのお手伝いをお願いします。はな子さんはおいしく食べてくれるかな?

  イベントの最後には、はな子さんから、みなさんへのプレゼントもあります
 (先着100名)。

 日時 2007年7月21日(土) 午後0時30分から午後2時
 内容 第一部「はな子さんありがとう」午後0時30分から
         ・武蔵野市長から感謝状とプレゼントの贈呈
         ・はな子さんへのメッセージ授賞式

    第二部「はな子さんへプレゼント」午後1時10分から
         ・はな子さんの食事作り
            A.バナナの皮むき競争 B.はな子団子を作ろう
         ・はな子さんの食事タイム
         ・はな子さんへデザートのプレゼント 

■ B O O K S ■=========================================================

 『ナチュラルヒストリーの時間』

         大学出版部協会編、大学出版部協会刊、2007年6月10日発行
                   本体1,600円、ISBN978-4-903943-00-8

  ナチュラルヒストリー──「自然史」あるいは「自然誌」。自然を記録し、
 理解し、自然から学ぼうとする行為。本書には26人の筆者が寄稿し、第1話か
 ら第25話+特別寄稿+6つのコラムから構成されています。

  各エッセイのテーマはさまざまです。自然史にいざなう書物についての考察、
 日本のナチュラルヒストリーの概観にはじまり、空想科学冒険小説の想像力と
 自然、日本の化石研究事始、京都深泥池の歴史、遺跡から明らかになる過去の
 自然、遺体が時空を超えて語る自然、ダーウィンと魚類学の関連、日本の小鳥
 飼育文化といった歴史的観点が語られます。

  その後は、サクラソウとマルハナバチ、マンボウ研究の困難さ、「森の事情」
 とクマ出没の謎など、動物を中心とした研究だけでなく、インカ時代の狩猟、
 江戸時代の殿様の自然史、シンガポールにおける食文化といった「文化史」と
 のクロスオーバー分野も語られ、さらには子どもへの自然教育、そして遺伝子
 から見えてくる自然へと、ナチュラルヒストリーの広がりが描き出されていま
 す。

  巻末の自然史文献リストは一冊一冊に簡潔な解説が添えられています。ナチ
 ュラルヒストリーの世界に足を踏み出すためのきっかけとしてふさわしい一冊。

 ・大学出版部協会 http://www.ajup-net.com/

 ・同協会による「WEB大学出版」第71号──特集「ナチュラルヒストリーの時間」
   http://www.ajup-net.com/web_ajup/071/71web.shtml

----------------------
  N E W S  C L I P S
----------------------

●「コスタリカの自然と中南米のこん虫」展

2007年7月21日から9月24日、東京都板橋区立熱帯環境植物館にて開催。
http://www.itanetu.com/event.htm

========================================================================

▽本文中にしめしたリンクによって表示されるページには、ほかのページへの移
 動リンクが含まれていない場合があります。とくに東京ズーネットの「どうぶ
 つ図鑑」のばあい、完全なかたちで表示するためには、図鑑のトップページ
  http://www.tokyo-zoo.net/search/ から検索してください。
s
▽ズー・エクスプレスでは、みなさんからのおたよりを募集しています。匿名や
 ペンネーム希望の方はその旨をおつたえください。 webmaster@tokyo-zoo.net
 まで。ご意見・ご要望・お問い合わせもこのアドレスまでどうぞ。

▽メール配信先変更、配信停止は下記URLにてお願いいたします。配信先の変
 更をご希望の方は、いったん解除をおこない、あらためて新アドレスを登録し
 てください。 http://www.melma.com/backnumber_46006/

▽編集後記

 ・先週号(No.332)で葛西臨海水族園の「トンボの飛翔」 QuickTime形式動画
  のリンク先がまちがっていました。正しくは下記のとおりです。
   http://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2007_07/scarlet_skimmer.mov

 ・カブトムシ展に、思うところあり、多摩昆虫飼育係、字余り。

 ・台風キターッ(心配)……。キレのない編集後記に凹む……。   (大平)

========================================================================
メールマガジン ZooExpress No.333 - 2007年07月13日
財団法人 東京動物園協会
110-0007 台東区上野公園9-83 上野動物園内
電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
e-mail: webmaster@tokyo-zoo.net
URL  : http://www.tokyo-zoo.net/ 東京ズーネット
携帯サイト: http://www.tokyo-zoo.net/ (PC版と同じです)
(c)2007 Tokyo Zoological Park Society

 
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