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「ズー・エクスプレス Zoo Express」は上野動物園・多摩動物公園など、動物園・水族館情報の直送便です。赤ちゃん誕生や新展示などのニュース、「東京ズーネット」http://www.tokyo-zoo.net/の更新情報など、最新情報をいち早くお届けします。




[ZooExpress:279]ズー・エクスプレス

発行日: 2006/7/22

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 Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.279 - 2006年07月21日

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」。

・上野ではミンミンゼミも鳴き始めました。夏休み!

・東京動物園友の会に入会しませんか? 年会費は、 2,000円。機関誌「どう
 ぶつと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジット
 カード&オンラインでもOK! → http//www.tokyo-zoo.net/member/

■目次■--------------------------------------------------------------

 ・上野動物園
   └─ウシに名前をつけてー!

 ・多摩動物公園
   ├─コアラ繁殖計画、成功!
   ├─レッサーパンダの赤ちゃん誕生
   ├─モウコノウマ「ヌレイエフ」死亡
   ├─野生生物保全センター発足記念シンポジウムを開催しました
   └─ムササビ観察会参加者募集!

 ・葛西臨海水族園
   └─皇帝、ナポレオンフィッシュ登場!

 ・井の頭自然文化園
   └─「文化園いきものクラブ」はアンテナ企画──文化園四季折々

 ・書籍紹介──犬塚則久『恐竜ホネホネ学』

■上野動物園■========================================================

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 ▼ウシに名前をつけてー!
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  上野動物園の子ども動物園では、ウシのメス2頭を飼育しています。今年
 も恒例の、マザー牧場との交換をおこないました。

  2006年7月12日、これまで飼育していたホルスタイン種の「サツキ」とジ
 ャージー種の「メイ」をマザー牧場に移し、あらたにホルスタイン1頭、ジ
 ャージー1頭が上野動物園に到着しました。7月16日から子ども動物園に登
 場!

  そこで、2頭の雌牛に名前をつけてくださいお願いします。応募方法は、
 子ども動物園の「ともだち牧場」の前に設置した用紙に名前を記入して、応
 募ポストに投函するだけ。

  2頭の写真は、東京ズーネット http://www.tokyo-zoo.net/  のニュース
 ページをごらんください。ホルスタインは2006年3月20日生まれ、ジャージ
 ーは2006年2月1日生まれ。現在、体重はそれぞれ 122キロと 102キロです。
 しつこいようですが、いずれもメス。

  飼育担当者によれば、ホルスタインは「おっとりとした性格。ひたいのハ
 ート型の模様が特徴」とのこと。ジャージーは「活発な子。目ヂカラのある
 愛らしい瞳をして」います。

  応募は2006年7月19日(水)から始まりました。最終日は7月29日(土)
 です。あと一週間。ぜひ、子ども動物園で2頭をごらんになって、名前を考
 えてください!

  ご応募いただいた名前の中から選考し、2006年8月1日(火)に子ども動
 物園と東京ズーネットで発表します。

 ・マザー牧場 http://www.motherfarm.co.jp/

■多摩動物公園■======================================================

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 ▼コアラ繁殖計画、成功!
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  すでにお伝えしたとおり、多摩動物公園は、神戸市立王子動物園と埼玉県
 こども動物自然公園とともに、「共同繁殖計画」をとりむすび、コアラの繁
 殖にとりくんでいます。

  2006年2月から3月にかけて、多摩からメス2頭(ミリーとアヤ)、王子
 からオス1頭(モモジ)が埼玉に「集結」しました。

  ミリーは2006年2月28日から4月21日、アヤは3月28日から5月12日、モ
 モジは2月6日から5月10日まで埼玉に滞在。今回の計画は、コアラの繁殖
 経験が豊富な王子動物園のオスを埼玉に移し、埼玉のメス、多摩のメスとの
 あいだで、繁殖を成功させるのが目的でした。

  努力のかいあって、2006年4月17日、ミリーとモモジが交尾!(残念がら、
 アヤは交尾せず……。)コアラの妊娠期間は約1か月なので期待していたと
 ころ、6月17日にミリーの育児嚢に動きが見られ、6月30日には、触診で赤
 ちゃんの誕生を確認することができました!

  生まれたばかりの有袋類(コアラも有袋類の一種)の赤ちゃんは非常に小
 さく、すぐお母さんの袋に入ってしまいます。そのため、出産の確認は簡単
 ではありません。コアラの場合、赤ちゃんのすがたが確認できるのは、出産
 後2か月程度たってから、子どもがお母さんの袋から完全に出てくるのは、
 出産後約6か月たってからです。

  ミリーは2000年8月23日名古屋市東山動物園生まれ、神戸のモモジは1997
 年2月7日横山市立金沢動物園生まれです。

 ・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」のコアラはココ↓
   http://www.tokyo-zoo.net/encyclopedia/species_detail?code=36

 ・埼玉県こども動物自然公園 http://www.aya.or.jp/%7Esczoo/

 ・神戸市立王子動物 http://ojizoo.jp/

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 ▼レッサーパンダの赤ちゃん誕生
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  2006年6月22日、レッサーパンダの「花花」(ファンファン)が出産しま
 した。赤ちゃんは2頭。性別は不明です。秋には名前を公募します。写真は、
 東京ズーネット http://www.tokyo-zoo.net/ のニュースページをどうぞ。

  花花は、1999年7月9日に岡山県の池田動物園で生まれた個体。2001年に
 多摩動物公園にやってきました。父親は「緑太郎」(リュウタロウ)です。
 緑太郎は、1999年7月27日に多摩動物公園で生まれました。今回の赤ちゃん
 は、花花の5産目にあたります。

  ニュースページの写真上は2006年7月5日撮影の2頭、写真下は2006年7
 月19日撮影です。レッサーパンダらしい顔つきになりました。

  公開日は未定ですが、今後、成長のようすをお知らせしていきます。どう
 ぞお楽しみに。

 ・東京ズーネットBB、多摩動物公園のレッサーパンダの動画はこちら↓
  (2003年5月12日撮影)
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0305_04/index.html

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 ▼モウコノウマ「ヌレイエフ」死亡
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  1980年6月4日にイギリスのホイップスネード動物園で生まれ、1981年6
 月4日に来園したモウコノウマノのオス「ヌレイエフ」。きれいな毛なみと
 長い尾が特徴的な個体でした。25年ものあいだ、来園者に親しまれてきまし
 たが、最近、体がおとろえていました。

  この数日、暑さでヌレイエフの体力も低下していましたが、2006年7月14
 日日中、放飼場で倒れてしまいました。懸命の治療をほどこしましたが、翌
 15日朝8時30分、係員が死亡を確認しました。死因は熱中症でした。

  モウコノウマ(蒙古野馬)は、現存する唯一の野生馬。かつてはアジア大
 陸内陸部の平原からヨーロッパにかけて広く分布していましたが、乱獲など
 によって 100頭たらずに激減しました。

  その後、世界中の動物園とモンゴルの保護区では近親交配が起こらないよ
 う国際的な血統管理のもとで繁殖につとめ、 個体数は1,000頭以上にまで回
 復してきています。多摩動物公園のモウコノウマは、ヌレイエフの死亡後、
 オス1、メス2の計4頭となりました。

 ・東京ズーネットより動画「モウコノウマ出産」(2004年9月9〜10日撮影)
    http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0409_05/index.html

 ・東京ズーネットより動画「モウコノウマの親子」(2004年10月14日撮影)
    http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0410_04/index.html

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 ▼野生生物保全センター発足記念シンポジウムを開催しました
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  2006年6月20日、多摩動物公園のウォッチングセンター内動物ホールで、
 野生生物保全センター発足記念シンポジウムが開催されました。野生生物保
 全センターは、今年の4月、多摩動物公園に新設された組織です。保全セン
 ターでは、動物園が長年つちかってきた飼育技術や生物工学の先進技術など
 を応用して、野生生物の「生息域外」と「生息域内」の両面から保全活動に
 取り組んでいくため、5名の専任職員が業務にあたっています。

  シンポジウムには財団法人東京動物園協会総裁・常陸宮殿下、同妃殿下の
 ご臨席を賜るとともに、 130名を超える方々にご参加いただきました。土居
 利光多摩動物公園園長の開会の辞、貫洞哲夫東京動物園協会会長の主催者挨
 拶に続き、常陸宮殿下より「今日、動物園に期待される重要な役割は野生生
 物の保全への取り組みであり、野生生物保全センターの活動を通じ、環境保
 全への理解が深まり、多くの野生生物とその生息環境が守られ、自然と人が
 調和した地球となることを願っています」とのお言葉をいただきました。

  その後、東京大学大学院総合文化研究科の長谷川寿一教授による記念講演
 「オランウータン──そのユニークな素顔と保全への道」がおこなわれ、オ
 ランウータンの分類学上の位置づけや、これまでに解明されたオランウータ
 ンの行動や生態に関するさまざまな知見が披露されました。オランウータン
 の危機的な現状やこれから必要とされる保全活動についてのお話は非常に興
 味深いものでした。

  財団法人山階鳥類研究所の尾崎清明標識研究室長からは、基調講演「希少
 野生鳥類の保全について──ヤンバルクイナとトキを中心に」を通じて、野
 外での生態研究者としての視点から、希少野生鳥類保全の現状や問題点や、
 飼育増殖との関わりなどに関する貴重なお話を聞かせていただきました。

  両講演の後には、多摩動物公園飼育展示課長の田畑直樹による司会のもと、
 長谷川先生、尾崎先生に、京都大学理学研究科人類進化論研究室の久世濃子
 先生と野生生物保全センター長の成島悦雄を加え、「野生生物の保全を考え
 る」というテーマでパネルディスカッションをおこないました。会場からは、
 保全活動に関する動物園による情報発信や教育活動、保全センターの今後の
 活動内容などについて質問をいただき、今後動物園が取り組むべき希少動物
 の保全活動についてさかんな意見交換がおこなわれ、盛況のうちにシンポジ
 ウムを終えることができました。

  今年生まれたばかりの野生生物保全センターは、活動のすべてがまだ手探
 り状態です。これからも動物園関係者や研究者、そして来園者の方々からの
 意見を参考にしながら、動物園事業の重要な一翼を担う組織となるべく、力
 を注いでいきます。これからの野生生物保全センターにご期待ください。

        〔多摩動物公園飼育展示課野生生物保全センター 中澤昭人〕

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 ▼ムササビ観察会参加者募集!
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  高尾山でムササビ観察会を開催します。ムササビのいそうな場所をさがし、
 夜、息をひそめてじっと待っていると……高いところからサッと飛び出し、
 滑空するすがたが!

  2006年8月27日(日)午後4時〜午後8時40分頃まで、高尾山薬王院周辺
 で開催。定員40名(小学生以上)。往復はがきで応募してください。応募方
 法の詳細は、東京ズーネット http://www.tokyo-zoo.net/  の催し物ページ
 をごらんください。応募締切は、2006年8月14日(月)です!

■葛西臨海水族園■====================================================

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 ▼皇帝、ナポレオンフィッシュ登場!
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  葛西臨海水族園の世界の海エリア、「南シナ海」の水槽に、あたらしくナ
 ポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)を展示しました。目のまわりにメ
 ガネをかけたような模様があることから、標準和名は「メガネモチノウオ」。
 写真は東京ズーネット http://www.tokyo-zoo.net/  のニュースページをご
 らんください。

  また、成長につれ頭部がふくらみ、その外見がフランスの皇帝ナポレオン
 がかぶっていた帽子に似ているため“ナポレオンフィッシュ”とも呼ばれて
 います。この名前の方が有名かもしれません。

  ベラのなかまでは最大の種類で、体長は2メートル以上になり、インド・
 西部太平洋の暖かいサンゴ礁の海などに単独、またはペアでくらしています。

  今回展示したナポレオンフィッシュは、体長約90センチ。水族園に到着後、
 予備水槽で餌づけをしていましたが、機嫌をそこねることもあるようで、な
 かなかこちらの思いどおりに餌を食べてくれず、やきもきしました。

  ところで、「南シナ海」の水槽中央には、英名で「ジャイアントグルーパ
 ー」と呼ばれる大型のハタのなかま“タマカイ”が先住しており、新入りの
 ナポレオンを追い回さないか、心配しました。しかし、そこは水槽の中を悠
 々と“わが物顔”で泳いでいるタマカイです。気にとめるようすもなく、心
 配は杞憂に終わりました。

  ナポレオンフィッシュを入れた水槽は、タマカイだけでなく、鋭い歯をち
 らつかせるウツボのなかまなど、大型の魚がひしめく水槽です。新皇帝ナポ
 レオンフィッシュが無事成長していけるかどうか、担当者としても気の抜け
 ない日々が続きます。

  ナポレオンフィッシュは、野生での生息数の減少が心配されています。野
 生動植物の国際的な取引を規制するワシントン条約でも、「付属書II」(国
 どうしの取引を規制しないと、将来絶滅のおそれが高くなる生物)に指定さ
 れています。葛西臨海水族園では、貴重なこの個体を大切に飼育展示してい
 きたいと思います。     
                 〔葛西臨海水族園飼育展示係 笹沼伸一〕

■井の頭自然文化園■==================================================

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 ▼「文化園いきものクラブ」はアンテナ企画──文化園四季折々
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  毎月1回、テーマにそって飼育動物や園内の自然を観察する「文化園いき
 ものクラブ」──この催し物は、リピーターの多い参加者に井の頭自然文化
 園を深く味わってもらうとともに、あたらしい見学プログラムをためす場で
 もあります。

  2006年7月8日におこなった「動物たちの食べ物」では、参加者に動物の
 えさを予想していただいてから、動物園では何を食べさせているのか、どの
 ような食べ方をするのかを観察しました。調査対象は、アムールヤマネコ、
 ヤギ、フェネック、アカゲザル、アライグマの5種類です。

  また、アカゲザルとアライグマには、いつものエサだけでなく、食べそう
 でいて、これまであまり食べたことがないものを加えてみました。

  アカゲザルにはニガウリ、皮つきトウモロコシ、スイカ丸ごと、赤と黄の
 パプリカ、殻つきのクルミ、玉こんにゃくをあたえました。その結果、見な
 れないものには近寄ろうともせず、ニガウリは鼻を近づけて匂いを確認する
 と、さっと逃げてしまいました。夏にもらっていたスイカも、丸ごとだと食
 べ物だとわからず、飼育係に割ってもらって、やっと手が伸ばしてきました。

  アライグマには、水生物館にいるオオサンショウウオ用のサワガニと、特
 別に取り寄せたウナギをやりました。運動場のプールにサワガニ20匹とウナ
 ギ5尾を一気に投入すると、近くの1頭がすぐに反応し、水辺で食べ物を探
 すアライグマの本領を発揮し、ジャバジャバと水中を手で探り始めました。

  ただごとではない雰囲気に、ほかのアライグマもプールに集まり大興奮で
 す。彼らはまず、捕まえやすいサワガニから狙い、しゃきしゃきといい音を
 たてて食べました。一方ウナギは、両手を合わせて物をつかむアライグマの
 手さばきでは簡単にはつかまらず、ウナギが疲れるのを待たなくてはなりま
 せんでしたが、最後は口でくわえてプールから引きずり出しました。その瞬
 間、いきものクラブの参加者や居あわせた一般のお客さんから歓声がおこり、
 心配していた「かわいそう」とか「残酷!」という声は聞かれませんでした。

  写真は東京ズーネット http://www.tokyo-zoo.net/  のニュースページを
 ごらんください。

  どうやらアカゲザルに与えるエサを考え直せば、この企画は一般向けに使
 えそうです。ということで、「土用丑の日特別メニューラリー」を7月23日
 (日)と8月4日(金)に開催することにしました。アライグマをはじめ、
 いろいろな動物がふだんとちがうえさをもらったとき、どのように食べるの
 か、じっくり観察してみてください。

  今後の「文化園いきものクラブ」の日程とテーマは、2006年8月5日〜6
 日に「身近ないきものしらべ」(2日コース)、9月9日が「井の頭池の水
 の中」、10月14日は「サル山ウォッチング」、11月11日に「ニホンリスとク
 ルミ」となっています。実施日の3週間前から、電話で先着順に参加を受け
 つけます。対象は小学生とそのご家族。定員20名です。申込・お問い合わせ
 は、井の頭自然文化園 0422-46-1100 まで。

                 〔井の頭自然文化園動物解説員 馬島洋〕

■ B O O K S ■=======================================================

 『恐竜ホネホネ学』(NHKブックス 1061)

            犬塚則久著、日本放送出版協会、2006年6月30日刊
            本体1,020円、ISBN4-14-091061-5

  今はもういない恐竜たち。そのすがたを「復元」しようとすれば、骨や歯
 の化石とトコトンつきあうことになります。一にも骨、二にも骨。それで、
 「ホネホネ学」。

  体の一部しか残っていなかったり、バラバラに散っていたり、断片的な手
 がかりから姿勢を復元し、筋や生体まで再現する──その探偵術に必要な知
 識を、本書はやさしく解説しています。

  骨の役割とそのための形。骨に関する基礎解説と、進化からみた骨の話。
 さまざまなヒントを手がかりにしながら、姿勢や体つきなどを復元する方法。
 足跡、足・脊柱・頭・首の形、筋肉の復元。推論の合理性がくわしく紹介さ
 れています。

  さらには、歩行、跳躍、飛行、遊泳など、各種運動と骨格の関わりも紹介
 され、歯や顎から食性を考える章までくると、ホネから始まった復元の推論
 パワーが、具体的なものとして実感できるでしょう。骨学、筋学、歯学、比
 較解剖学、機能形態学、生体力学を総動員した謎解きのおもしろさを一冊に
 詰めこんだ入門書。“夏の恐竜展”に出かける前にぜひ。

 ・NHKブックス http://www.nhk-book.co.jp/

----------------------
  N E W S  C L I P S
----------------------

●「モンゴルの恐竜──大型恐竜と鳥類の進化」──北海道大学総合博物館

 2006年7月22日〜8月26日。セミナーもあり。
http://www.museum.hokudai.ac.jp/exhibition/kikaku35/kyouryuu.html

●「カメ展──カメのふしぎを再発見」──千歳サケのふるさと館

 2006年7月15日〜8月31日。世界のカメ30種を展示。
http://www.city.chitose.hokkaido.jp/tourist/salmon/event/kame/kame_top.html

●絵本展「絵本のどうぶつえんにでかけよう!」──京都市国際交流会館

 2006年8月2〜6日。京都市動物園職員の方のおはなしもあり。
http://www.kcif.or.jp/jp/zigyo/ehonten/doubutsu_ehon.html

●薮内正幸原画展──勝央美術文学館

 2006年7月2日〜8月31日。子どもたちによる「どうぶつの絵展」も開催中。
http://www.town.shoo.okayama.jp/museum/index.htm

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▽本文中に示したリンクによって表示されるページには、他のページへの移動
 リンクが含まれていない場合があります。とくに東京ズーネットの「どうぶ
 つ図鑑」のばあい、完全なかたちで表示するためには、図鑑のトップページ
  http://www.tokyo-zoo.net/search/ から検索してください。

▽ズー・エクスプレスでは、みなさんからのお便りを募集しています。匿名や
 ペンネーム希望の方はその旨をお伝えください。 webmaster@tokyo-zoo.net
 まで。ご意見・ご要望・お問い合わせもこのアドレスまでどうぞ。

▽メール配信先変更、配信停止は下記URLにてお願いいたします。配信先の
 変更をご希望の方は、いったん解除をおこない、あらためて新アドレスを登
 録してください。 http://www.melma.com/backnumber_46006/

▽編集後記

 ・発足シンポジウム開催の記事の執筆者は、野生生物保全センターの中澤職
  員。シンポジウム当日、センターの実験室に常陸宮殿下と妃殿下をご案内
  する大役をおおせつかった中澤職員は、実験室でスタンバイ。他にだれも
  いない実験室で、「殿下、こちらの器械はサーマルサイクラーと申しまし
  て……」と事前シミュレーションに余念がなかったとか(本人談)。

 ・東京地方の土日の天気予報は、雨マークがとれています。気温もあがりそ
  う。                           (大平)

======================================================================
メールマガジン ZooExpress No.279 - 2006年07月21日
財団法人 東京動物園協会
110-0007 台東区上野公園9-83 上野動物園内
電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
e-mail: webmaster@tokyo-zoo.net
URL  : http://www.tokyo-zoo.net/ 東京ズーネット
携帯サイト: http://www.tokyo-zoo.net/ (PC版と同じです)
(c)2006 Tokyo Zoological Park Society

 
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