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 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析




宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日: 2008/6/21


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)6月21日(土曜日)
通巻第2226号 
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 いま北京で本当におきていること。旅行業界の悲鳴が聞こえる
  空室率軒並み60−70%、外国から観光客の足が途絶えているゾ!
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 北京のニューオータニホテル(長富大飯店)は、毎年四月から六月は満室。ロビィはビジネス客でごった返し、レストランは予約しないと入れない。
 異変はチベット争乱直後からおきていた。
客足がばったり途絶えたのである。日本からのJAL、ANAがガラガラ。当然、ホテルに予約が激減していく。「この異常事態はなぜですか」と係が首を傾げていると『インタナショナル・ヘラルド・トリビューン』が大きく報じている(6月21日付け)。

 北京五輪直前、いまもホテルの建築はブーム。あちこちに突貫工事でホテルが建築中だ。大半は華僑資本で五輪景気を当て込んでいる。
 ところが四つ星ホテルは44%しか予約がない。五つ星ホテルこそ、五輪関係の選手や役員、報道陣で予約があるが、それでも77%。

 「五輪期間中、一部屋20万円!」などと豪語してきた北京のホテル業界、いま真っ青。
すでにこっそりとダンピングが始まっている。ちなみに広東省東莞市(日本企業、台湾企業のメッカ)の五つ星ホテルは、ビジネスホテルと300円しか値段が違わない。それでもガラガラ、四つ星ホテルのいくつかは倒産した。

 北京五輪期間中、クルマの乗り入りが厳しく制限され、軍と警察の警備は強化され、あたかも「警察国家」となるのが北京だが、それだけが理由で客足が途絶えたのではない。
当局は「治安」を理由に香港、台湾からのビジネス客の数次ビザを四月から厳重に制限しているからだ。

 だから「いまかろうじて44%,77%の予約があると言っても土壇場でビザが出なかったら、空室は寧ろ増えていく」(同紙)。

  ♪
(寸評)。これもシャロン・ストーン流に言えば「因果応報」ってことになりますかね。
 ちなみに小生、五月連休のピークに中国へ行きましたが、往復のJAL機の空席率およそ70%(それぞれ上海行きと帰りは広州から)。窓側の席だけが埋まっていて、中央の席は客がいませんでした。同時期の台湾、韓国、タイなどは満席だった由です。ま、逆に言えば五輪期間中、中国旅行は穴場かも。

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(読者の声1) 宮崎さんの西尾幹二先生新刊への書評(『GHQ焚書図書開封』、徳間書店)を拝読して、そのなかに語られた宮崎さんのバックグランドを垣間見ることが出来て、大変興味深かったです。
私の父は昭和十七年生まれで、横浜大空襲の戦火を母親におぶられながらも覚えていると言っていました。戦後の苦労話をよく聞かされたものですが、疎開先の静岡という土地柄か、朝鮮人への偏見はなかったみたいです。
宮崎先生の幼少時代のお話を是非詳しく拝読したいと思いました。「戦後」という括りを昭和三十年代くらいまでと定義するならば、その時代の空気を体感された方々の証言をお聞きしたいのです。
私の青春時代はバブルも去り、女子高生も今ほど荒廃していない、大学も政治活動は完全に過去の遺物とされていた世代で(あの日大なのに!)、思い出話として語れるのは、芸能の話題や、宮崎勤事件等の猟奇的事件を思い起こすのが関の山です。
「あの時代」と思い出話を語れる事がうらやましく感じるのは、苦労を知らぬ小生ら世代の無い物ねだりと言えばそれまでですが・・・。
(DA生、多摩)


(宮崎正弘のコメント)昨日、あるところで講演しました。陸士58期の集まりです。かれらにとっての「あの時代」は戦争末期と終戦です。
時代を共有した鮮烈な体験は、たとえその期間が短くても精神の連帯を産む。同士的絆が固い。ですから「後期高齢者」とはいえ、出席率抜群でした。おかげさまで拙著もよく売れました(冗談ですが)。
特攻隊の生き残りの方から聞いたことがあるのですが、いまでも仲間が集まるとなると、何処へでも日本全国飛んでいく、仕事を休んででも行く、それが「時代を共有した同士の連帯でしょ」と言われたことがあります。
小生も、昭和40年から45年の三島事件までの時間の流れは、いまも脳裏のなかに鮮明で、日記のように、その日の出来事の連続を日付まで覚えています。電話番号も、あの時代の知り合い、友人の番号はいまも暗記しているほど。
その後、知り合った人の電話番号は逐一、調べ直さないと出てこないのに。



   ♪
(読者の声2) 貴誌2225号の「(読者の声1)」に以下のようにあります。「今日(6月19日)、わが海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が中国広東省湛江市の湛江港に向けて、呉港を出帆したそうですが、此れは日中の「戦略的互恵関係」に基づくものでしょうか。日本国が「戦略的互恵関係」を現実的に結んでいるのは米国ではなかったのでしょうか。現政権の魂胆が今一つ良く理解できていません。(北九州の素浪人)――引用とめ。
 
上記についてのコメントです。
 
これは海上自衛隊の快挙です。
海軍は、いかなる理由であれ、仮想敵国の港に入港したいのです。
航路を確認し、水深を調べ、港の整備状況を見て、接遇する相手国海軍の練度を確認する。それらが訪問の主な理由です。もちろん相手国もこちらの練度や性能を知ろうとするのは当然です。しかしこちらの性能の秘の部分を公開することはありえません。
軍隊の場合、交流することは親しくなることでは決してありません。むしろこちらの士気の高さを誇示するためにも活用します。「信頼情勢措置」とは仲良くなるためのことではなく、「戦ったらまずいぞ」と相手に思わせるためのことなのです。
かつて清国は日清戦争前に定遠、鎮遠が日本に寄航しその威武を誇って帰りました。しかし帝国海軍はそれらの船を観察し、士気の低さを察知し、=大砲に洗濯物を干していたそうです=「対清戦争に勝利の見込みあり」と判断したそうです。
また昭和14年、アメリカで客死した斉藤博駐米大使の遺骸を「軍艦を以て送り届ける」としてあたかも最高の礼式によって外交儀礼を執り行いましたが、本音は日本の軍港を調べ、接遇する帝国海軍の練度を見ることにありました。海上自衛隊も、愛中派の自衛隊最高指揮官を活用するなどなかなかやるじゃないですか。
(素人軍事評論家)


(宮!)正弘のコメント)なぁるほど。専門家の目は違いますね。
 ひとつ、思い出したことがあります。レーガン政権の時代、米中軍事交流で、サンディエゴ海軍基地に中国から潜水艦が表敬訪問した。アメリカ海軍は派手に出迎えたのですが、上陸してきた中国海軍兵士、ほぼ全員船酔いでした。
 (こりゃ、当分のあいだ中国海軍は敵ではない)
ト当時の米軍艦長クラスから聞いたことがあります。その後、太平洋司令艦隊のトップだったライオン提督とは何回か、インタビューしました。当時、光文社からでていた『宝石』という雑誌でした。ライオン提督はいまも健在でワシントンに事務所があり、ときおり軍事専門誌に鋭角的分析をされています。
 サンディエゴ海軍基地は1983年に一度見に行きました。あんな規模の軍港をみるのは初めてでしたが、いまもおそらく世界最大では?

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((((( 日本保守主義研究会 講演会のお知らせ )))))))

7月13日(日曜日)に西尾幹二先生をお招きして、講演会「GHQの思想的犯罪」を開催いたします。
西尾先生の新刊『GHQ焚書図書開封』が発売となり、その出版記念講演会ともなります。
GHQが六年八か月の占領期間に行った重大な犯罪行為は、日本国内における苛烈な焚書でした。
GHQは我国の歴史を断絶すべく、日本の知的財産のを次々と回収し、世の中から葬って行きました。 当時から約60年の時を経て、明らかになった実態を西尾先生に大いに語っていただきます。なお弊会代表の岩田からもGHQの思想的犯罪について講話があります。
 
●日本保守主義研究会講演会 「GHQの思想的犯罪」
講師:西尾幹二先生
時間:14時開会(13時半開場)
場所:杉並区産業商工会館(杉並区阿佐ヶ谷南3−2−19)
※JR中央線阿佐ヶ谷駅南口より徒歩6分。地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅より徒歩5分
会場分担金:2000円(学生無料)
参加申し込み、お問い合わせは事務局まで。当日直接お越しいただいてもかまいません。
※尚、当日は多くの参加者の方が見込まれますので、事前にご連絡いただければお席の方は確保させて頂きます。

TEL&FAX 03(3204)2535
090(4740)7489(担当:山田)
メール     info@wadachi.jp
 
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宮崎正弘の新刊
『北京五輪後、中国はどうなる』(並木書房、1680円)
 詳しい内容はここ ↓
 http://www.namiki-shobo.co.jp/
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宮崎正弘・黄文雄共著
『世界が仰天する中国人の野蛮』(徳間書店、1575円)


(( 宮崎正弘のロングセラーズ ))
http://www.bk1.jp/webap/user/SchBibList.do?keyword=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%A3%E5%BC%98&genreCd=&initFlag=1&x=46&y=11
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 五刷!(KKベストセラーズ、1680円)
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円)
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『出身地でわかる中国人』増刷!(PHP新書)
『三島由紀夫の現場』(並木書房)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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発行者プロフィール

ペンネーム : 宮崎正弘

  • 文豪三島由紀夫は「死後も成長する作家」といわれ、今日も文学、芸術、思想のあらゆる分野に亘っての研究成果が紹介される

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