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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日時: 2008/3/25


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成20年(2008年)  3月26日(水曜日) 
通巻第2132号   (25日発行)
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http://www.ohmynews.co.jp/news/20080325/22545
反日馬英九政権で日本は大丈夫か?
(とりあえずの宮崎正弘の台湾報告は上にあります ↑)
  △
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(読者の声1) 台湾ご取材行大儀に存じます。お疲れさまでした。
台湾総統選挙は、想定内とはいえ独立派の敗けでした。予想外だったのは、独立派の敗けっぷりです。もう少し追い上げるかと思っていました。
 「人間は自分の歴史を作るが、自由に作るのではなく、目の前にある与へられた条件、過去とつながりのある条件のもとで作る。その条件は自分では選べない」とカール・マルクスは『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』で指摘しています。

ある識者は、小泉氏が総理の座を射止めたことを、フランス革命時のこの「ブリュメール18日」に比しています。ナポレオンはかつて自分たち農民に利益をもたらしてくれた。そこにルイ・ボナパルトというナポレオンの甥と称する男が現れた。彼も叔父と同じように、再び自分たち農民に何か"おいしいもの"をもたらしてくれるのではないかという「伝説」が生まれた。その結果、選挙でルイ・ボナパルトに投票し、権力を与えてしまった。
日本人は「改革を止めるな」というシングルメッセージを発し続けた小泉氏に何かを見てしまった、というのです。
 今回の台湾総統選挙を振り返りますと、台湾の有権者は馬英九に「何かを見てしまった」のでしょう。 
それはより強い願望形の「何かを見せて欲しい」だったのかも知れません。国民党の選挙戦術の巧みさより、過去8年間の民進党陳水扁政権の、特に経済施策(の不作為)が台湾国民に齎した失望の当然の帰結のように思えます。
選挙の結果出る民意とは賢明な選択となることは稀です。
民主政治とは衆愚、愚かと言おうと思えば言えますが、独裁や暴政よりはマシというのが民意の最大公約数ですから、仕方のないものなのでしょう。
新総統はすぐに外交上の舵を大きく切ることはないでしょう。内政、特に経済的な政策を施さないと民心が安定しません。台湾の行く末は不安ですが、わが日本丸が沈んでしまってはたいへんです。
大丈夫なんでしょか・・・。こちらのほうが心配です。
   (有楽生)


(宮崎正弘のコメント)馬圧勝という、予想しなかった結果ですが、日本の保守の「本省人」vs「外省人」の捉え方、「統一」vs「独立」の二分思考では捉えられない社会の動きが顕現したのです。
征服・統治側の末裔が、被征服、被抑圧側の共感を得て、大勝するということは、民主主義の成熟 (或る人は、これを『爛熟、腐食の始まり』と比喩しましたが)ですか。
ともかく台湾社会の激甚な様変わりと世代間の認識の激変ぶりを物語り、それが情報操作だとか、国民党の買収によるものと、短絡的に裁断してしまうは一種危険な解釈となりです。
馬英九は、決定的失策がないかぎり、二期八年やりそうです。
今度の台湾選挙、ひとことで言えば、藍と緑それぞれが 40vs40という互角の鉄票に、20%の浮動票という基本構造のうちの、浮動票の90%を馬が奪ったわけで、その勝因を社会学的心理学的に分析してみる必要を感じました。
 たぶん、次号の週刊朝日で。お楽しみに。
 なお拙論の台湾報告ですが、月末発行の『エルネオス』、4月1日発行の『正論』に書きました。
いずれも台湾から携帯パソコンで原稿を送りました。上のオーマイニュースも、昨日(24日午前)台北から送稿したものです。


  ♪
(読者の声2)貴誌平成19年(2007年)9月3日(月曜日)に以下の読者の記事がありました。
(引用開始)
「中野校友会の方から、吉原先生がご講演した時のVTR「真木和泉守を語る」を頂戴し、手許にございます。また平成14年8月には、吉原先生の論集『維新史談(全370頁)』が非売品として刊行されています。
 同著には『神皇正統記』についての論文は掲載されておりませんが、第一章「明治維新史譚」には、中野学校でご講義なされたであろうと思われる「国体学」に係わるところが数多く見受けられます。
 中野学校教育と関連して、大川周明博士の「大川塾」(満鉄・東亜経済調査局附属研究所)や安岡正篤氏の「日本農士学校」、これらの教育機関のカリキュラム内容をはじめ、その精神哲学を調査・研究し実践することが、現下我が国教育改革の端緒となるのではないでしょうか?(TH生、埼玉県)」(引用止め)。

小生は大学時代に神奈川県厚木市に住んでおりました。吉原政巳にはその時に接し、車イスの障害者となる前の一年間は日本史の講義を受け、その後は手紙にて親しくご指導いただきました。
お嬢様が監修された『維新史談(全370頁)』は持っておりますが、VTR「真木和泉守を語る」については知りませんでした。
真木和泉について先生は維新史の中で非常に重要な人物として考えられておられました。このこと今後研究したいと思っております。
 (TH生、埼玉県)への連絡がおつきになるのであれば、宜しければ小生の方までご連絡していただけるようにご連絡してもらえないでしょうか。 非常に失礼ですが宜しくお願い致します。
(馬場能久、福岡)


(編集部より)埼玉のTHさん、ご連絡をお待ちしております。
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((( 宮崎正弘の新刊予告 ))) 
 28日全国主要書店に並びます!

宮崎正弘・黄文雄共著
『世界が仰天した中国の野蛮』(徳間書店、予価1600円)
△  △
((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
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     ♪
  『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
  http://www.7andy.jp/books/detail?accd=32009305

『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
   http://www.business-i.jp/news/book-page/debut/200710130007o.nwc
   (書評と申し込み方法 ↑)
     

『2008年 世界大動乱』 (改訂最新版、1680円。並木書房)
『世界“新”資源戦争』 (阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『中国から日本企業は撤退せよ!』 (阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
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宮崎正弘全著作一覧 (これまでの127冊の著作リストを閲覧できます)
http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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この記事へのコメント

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風太台湾が国民党政権になったおかげで、
2010年以後に予定されている
中国軍の台湾侵攻は、
「第二次国共内戦」だ、という名目が
立てられるようになり、第三国からの
批判、干渉を「内政問題だ!」として
排除できるようになりましたね。

台湾の人々の自由は、あと2年で終わる
かも・・・・

日時:2008年3月26日


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  • 文豪三島由紀夫は「死後も成長する作家」といわれ、今日も文学、芸術、思想のあらゆる分野に亘っての研究成果が紹介される

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