宮崎正弘の国際ニュース・早読み
発行日時: 2008/3/10
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成20年(2008年) 3月10日(月曜日)
通巻第2117号
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ブッシュ政権最後の予算(09年度)で、軍事費突出は中国対策
大統領選挙の争点も、チャイナ問題へ焦点が移行しつつある
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ブッシュ政権最後の軍事予算は、史上空前の5154億ドル。「イラン、アフガンの準備と支援」のための「戦略的装備近代化」が主目的とされ、中国の軍事力に対応するという真の目的の明記を避けている。
「三つの新要素のうち、イラン、アフガンは明記されたが、中国の脅威への対応は示唆されている。つまり新予算は、イラン、アフガン、中国という三つの戦場対応のためのものであり、これらで1833億ドルとなって、軍事予算全体の33%をしめる」(アジアタイムズ、3月10日付け)
「装備近代化」は次の四つが主要目標である。
F22新型ジェット戦闘機
CVN―78 ニミッツ級空母
DDG―1000 ゾムアルト級駆逐艦
ヴァージニア級潜水艦
米国特有の軍産複合企業体と議会の流れが、予算形成に決定的影響力をもち、政治環境をつくり、民主党支持者が熱望する教育ならび保険制度への配慮が薄い予算案だ。
しかしはやくも大統領予備選に、論議が跳ね返っており、マケインは「米国の同盟国との安全保障上の絆を強固なモノとして中国の脅威に対応すべきである」と肯定的評価を与えている。
クリントン vs オバマの民主党陣営も、まもなく中国脅威論に参加してくると推測される。
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(読者の声1)昨宵、桂小五郎の妹婿、長州藩士である來原良蔵(くりはらりょうぞう)の自刃の件(くだり)を読みながら、思わず落涙してしまい、日本の正統について俄か仕込みで識り得たことを投稿します。
『醒めた炎』(村松剛著)で描かれている良蔵は、義兄の桂小五郎が呆れてしまう激情家で「忠義とあひ考え候こと、すべて不忠不義とあひなり」との一行を遺書に認(したため)て、身を潔ぎよく処し、長州藩の政略が開国から攘夷へ廻り舞台のように回転する激流に呑まれ、草もうの一人として幕末の藻屑と果てました。
この來原良蔵の孫が戦中の内大臣だった木戸幸一です。
爺さまのようになりたくない、いや絶対にならんぞとのルサンチマンが木戸幸一にあったとしたなら、彼が自己保身に徹して、学習院時代から相知る近衛文麿をアメリカに売る卑劣漢に成り果て、生き延びようとした戦中から戦後に懸けての振る舞いの謎解きの因(よすが)になります。
血縁で繋がっていても全く別人格、異能や違脳の子や孫が生まれ出ずること、それを悩みとする事は、古今東西万古不易の人間界の理(ことわり)です。
某民間歴史学者氏は、木戸日記をはじめとする同時代人、周辺人が著わした伝記、著作、断簡、ノンフィクションなどの歴史的資料の片々を繋ぎ合わせ、状況証拠を積み重ねて、木戸が近衛を陥れたという説を唱えています。
民間歴史学者氏が、木戸一族のルサンチマンを歴史的な検証をする上で証拠にならないと排除したのか? そのことに気付かなかったのか? ですが多分後者でしょう、と推断します。
木戸の祖父・來原良蔵が自死したとき、木戸の父彦太郎はわずか六歳でした。
木戸自身が舐めたか父親が蒙ったか知りませんが、その辛酸やルサンチマンは幾許(いくばく)だったのかと、思わず推し量ってしまいます。
(有楽生)
(宮崎正弘のコメント)村松剛さんの『醒めた炎』は名著ですね。昔の話で恐縮ですが、これは日経新聞に九年間連載され、最終回を小生はシンガポールのホテルで読んで、絵はがきを村松氏へエアメールしました。
「完結お目でとう御座います」と。
それから単行本化に時間を要し、中央公論から上下二冊ででたのが昭和62年7月でした。二十一年前ですね。
通読し直すのに、手元の本の奥付に書いたメモによれば、上巻を同年八月に一週間かけて読み終え、下巻は八月下旬から九月にかけて十日かかった。文庫本は全四冊。これも久しく絶版ですか。往時、出版記念会をヒルトン(現在のキャピタル東急)で開催したことを昨日のように思い出します。
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(読者の声2)自民党人権問題等調査会が、3月11日午前8時半から開催されるとのことです。
推進派は百地章先生の反対論と市民の声に巻き返す為、推進派の立場からの議員への理論的説得を狙い、推進派学者へのヒアリングをするとのこと。
人権擁護法案という名の人権侵害法案に反対していくためには、抗議・要請のメールやファックスも、これからの段階では理由がはっきりしたものにしていく必要があります。
1.いわゆる「人権擁護法案」再提出に対する要請受付国民集会に参加しましょう
日時:平成20年3月10日(月)17時より
場所:憲政記念館講堂
要請受付国民集会国会内事務局 衆議院議員 戸井田とおる事務所
反対要請書(A4サイズで書式は自由。氏名・年齢・住所=自治体名まででよい、を書くこと)を持参のこと。当日来場できない方は下記に要請書を郵送下さい。
〒100-0014 東京都千代田区永田町国会内郵便局留置/要請受付国民集会国会内事務局
衆議院議員 戸井田とおる事務所
2.地元自民党議員(国会)への要請をしましょう
院内で黙認派や無関心派の議員に理由のある反対要請をすることで党内の反対派を多数派にしましょう。
3.反対派議員への要請・激励(電話・ファックス・メール)
激励と理由のある反対要請をしましょう。
島村宜伸、下村博文、古屋圭司、土屋正忠、萩生田光一、稲田朋美、高鳥修一、早川忠孝、衛藤せいいち、戸井田徹、薗浦健太郎、西田昌司、赤池誠章氏等(HP省略)
4.太田会長及び自民党本部への抗議(電話・ファックス・メール)
「国民の意見を罵詈雑言というとは何事だ」「まず提出ありきなのに白紙からの議論などと嘘をつくな」「古賀誠のいいなりか」と必ず入れましょう。
※現時点でのネット検索による情報
【太田誠一】
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館 232号室
TEL :03-3508-7032 FAX: 03-3508-3832
【自民党本部】FAX:03-5511-8855
http://meyasu.jimin.or.jp/cgi-bin/jimin/meyasu-entry.cgi
(YO生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)国会周辺で動きが急です。御健闘を!
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((( 宮崎正弘の新刊予告)))
黄文雄氏との共著
『世界が仰天した中国の野蛮』(徳間書店、三月下旬刊、予価1600円)
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((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=32009305
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
http://www.business-i.jp/news/book-page/debut/200710130007o.nwc
(書評と申し込み方法 ↑)
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『2008年 世界大動乱』 (改訂最新版、1680円。並木書房)
『世界“新”資源戦争』 (阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『中国から日本企業は撤退せよ!』 (阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
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宮崎正弘全著作一覧 (これまでの127冊の著作リストを閲覧できます)
http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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この記事へのコメント
全1件表示日本が「自ら助ける者」にならなければ、マケインが大統領となっても米国の協力は得られないだろうし、仮にヒラリーが大統領となっても日本が「自ら助ける者」になれば恐れることはない。
日時:2008年3月11日
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