評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
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宮崎正弘の国際ニュース・早読み
発行日: 2007/12/12
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成19年(2007年) 12月12日(水曜日)
通巻第2026号
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武警部隊副司令の梁洪の「病死」は自殺だった
第二軍の闇に浮かぶはどめなき腐敗と権力闘争
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その「病死」記事が配信されたのは、梁洪武装警察副司令の自殺から八日あとのことで、新華社は「11月15日に梁洪同志は病院で病死、59歳だった」と発表した。
武装警察とは第二軍、治安ならびに出入国管理、国境警備にあたる。
実際に梁洪の死は北京の豪邸の地下室で首吊り自殺だった。
武装警察ナンバーツーの梁は、もともとが人民解放軍装備部副部長を歴任し、軍の宿舎建設にあたっていた。
装備部は(どこかの国の次官がそうであったように)利権の温床である。建設業者との癒着は、梁の自宅が豪邸であり、冷暖房完備。地下水が循環しセントラル・ヒーティングの施設があった。
梁はハルビン生まれで1964年に入隊したが、このころ、長春第一汽車にいた江沢民と知り合い、親密な関係が築かれた。
梁洪が出世の糸口を掴んだのは93年。江沢民が、彼を空軍少将に抜擢し、総後勤部部長補佐とする。
02年には武装警察部隊副司令、03年中将に昇格、
「2006年に海軍ナンバーツーだった王守業が自殺した。豪邸の冷蔵庫には米ドルや、香港ドルの現金が見つかり、多くの愛人がいたことも発覚した。この王と梁洪と江沢民との特別なコネクションが盛んに噂された。
かくして汚職の闇は深く、王の取り調べに連座した軍の高級幹部は500人に累がおよび、曹剛川国防部長にも500万人民元が亘っていた疑惑が浮上した」(香港誌『開放』、12月号)。
21日に八宝山(共産党の大規模な墓地)で開催された追悼会には軍の僚友は誰も参加しなかったという。
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(読者の声1) 貴誌2024号の読者欄にある「たかが裁判、されど裁判」に関連しまして、小生が従来から疑問に感じておりますのは、日本を加害者とした、各国被害者側からの提訴は、数多くありますが、日本(人)が、あの大東亜戦争に関し、外国を裁判で訴えたという事例を聞きません。
1.ヒロシマ、ナガサキの原爆投下
2.都市への無差別爆撃
3.シベリア抑留・強制労働
4.不当なる、あるいは不実なる、戦犯裁判、生存被害者、被害者遺族などの方々が、各国の裁判所に提訴する、それを支援する運動というのは、ないのでしょうか?
(KI生、尼崎市)
(宮崎正弘のコメント) 善良なひとびとは争い事を好みません。日本人は裁判沙汰が嫌いです。
だから誤解されても武士は黙っているのですね。この伝来の日本人の美徳を逆利用し、踏みにじるのが左翼の常套手段です。列強も力の論理、勝てば官軍、パワーこそが正義ですから。なにをか況や。
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(読者の声2) 南京事件関連が宮崎メルマガでも時節柄、投稿が多いようですね。
しかしやはり、支那だけではああいう東京裁判以降の大キャンペーンは不可能でしょう。
アメリカですね!問題は。アメリカの中の容共グループがルーズベルト政権内にもいましたが、あの連中の反日思想が戦後の日本左翼の歴史観とも結びついています。
象徴的なのが一九四四年にできたプロパガンダ映画、『バトルオブチャイナ』です。
名前は知っていても見たことない人も多くいそうです。
今、大きな本屋に行けば、五百円でバトルオブチャイナがDVDで買えます。
『中国侵攻作戦』という名前で出ています。↓
http://www.meiga-500.com/catalog/product_info.php?products_id=319&osCsid=39bac0c6d323fb96c1f8badbc25035b8
(HT生、大田区)
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(読者の声3) 北京にたびたび出掛けている友人によりますと、北京の地下鉄料金は値下がりして3元から2元になったそうです。
友人の推測では、朝夕の車渋滞を緩和するために下げたのだろうと。この友人は、北京市内の食物や物価の動向を訊いても、いつもと変わらないよ、と答える高等遊民ですから、地下鉄運賃の値下げと理由の真偽は定かではありません。
(商社マン)
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((((((( 今週の書棚 )))))))
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藤井厳喜『葬られるサラリーマン』(KKベストセラーズ)
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「リマ族」という耳慣れない言葉が最初にでてくる。
ペルーの首都リマに巣くう貧困難民のことだろうと想像して読むと、なぁんだ、日本のサラリーマンのことを指している。
日本のサラリーマンは世界史的に独特の世界、長期安定雇用だから年功序列型にならざるを得ないし、人生は安定するが、なにかと不自由である。
こうした旧時代的な慣行のサラリーマンはいずれ日本から急速に消滅し、江戸幕府につかえた武士がいなくなって明治維新が成り立ったように、一種の雇用革命を日本は近未来に迎えつつある、と大胆無敵な未来学予測に度肝を抜かれる読者が多いだろう。
ビッグバン以降、日本の企業の在り方は劇的に変化し、トラバーユは当たり前のこととなった。自由を謳歌し、才能を活かし、そして自ら起業した勝ち組も生まれた。
一方で落ちこぼれ組が顕著になった。
ワーキングプアは、しかしながら日本経済の衰退から生まれてきたのではなく、年収300万世代は、いずれ年収200万円に落ち込むほどの不況を迎えるが、ワーキングプアは、要するに日本の工業化にともなっての家族制度の崩壊が原因であり、だとすれば、家族の再建があれば、精神的には救われると藤井さんは力説されるのだ。
一方、話は飛んで、日本企業を狙う禿鷹ファンドは、日本企業を買収して儲かる部門を売却して保有土地や、特許を片っ端から売却し、株主に配当し、自分たちは法外な退職金をとって、ようするに企業を買収して整理して、解体してあくどく儲ける。
こんな悪質のマネー・ゲームが、日本では三角買収という手口が許可されたことによって合法となり、さっそく名門ブルドックソースなどが狙われた。
こうした禿鷹ファンドに対応するために日本財界あげて「愛国的なホワイトナイトファンド」を立ち上げよ、と興味深い提言をしている。
面白く読んだ上、軽快な文章。さらりと読めるが中身は深刻である。
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<< 今月の拙論 >>
(1)「中国の闇経済の謎」(『週刊朝日』12月21日号、本日発売)
(2)「中国は胡vs江沢民残党の代理戦争」(『サピオ』、12月26/1月4日合併号、本日発売)
(3)「中国反日記念館のデタラメ 南京大虐殺現場を往く写真集」(『WILL』臨時増刊号、発売中)
(4)「サイデンステッカーさんの腕時計」(『自由』1月号、発売中)
(5)「民主御三家そのごの悲劇」(『月刊日本』、22日発売)
(6)「台湾総選挙を展望する」(『正論』2月号、12月25日発売)
(7)「台湾独立を日本は支援するべきではないのか」(『Moku』、下旬発売)
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((( 宮崎正弘の最新刊 )))
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円)
『2008年 世界大動乱』(改訂最新版、1680円。並木書房)
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html
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『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
『三島由紀夫の現場』(並木書房)
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宮崎正弘の比較的入手しやすい本の一覧 ↓
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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この記事へのコメント
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日時:2007年12月12日
世界で一番素直で軽薄な民族に成りつつある様な気がします。叩かれても、バカにされても、返答もしない、生きているのか死んでいるのか、全てを見透かされても、表も裏もない、薄っぺらい紙?の様な国。
首相自ら「人の嫌がる事はしない」尻っぽを垂らして、気概も方向も回りも見えないで「相談・話し合い」ピリッとしてくれませんかね。
変態男・変態女が議員でノウノウとしている国なんてそうザラに有るとも思えませんが「呑気」な国です。
日時:2007年12月12日
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