宮崎正弘の国際ニュース・早読み |
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成18年(2006年) 12月26日(火曜日)
通巻第1653号
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宮崎正弘は昨夜、上海取材から無事に帰国しました。
今回の取材目的はおもに三点です。
(1)森ビルの現状。「上海ヒルズ」として101階建て金融センターを急ピッチで仕上げているが、すでに隣の88階建て金茂ビルと並んで壮観だった。が。。。
突如上海政府は「上海ヒルズ」の呼称はまかりならん、と言い始めた。
(2)突如、立ち退きを要請された上海嘉定区の日本企業進出地帯。
ハウス食品、酒井、グンゼ、小糸製作所の現場を歩いて来ました。
藪中(外務省高官)は北京で、この件で「日本は引き下がらない」と強く言明したとか。その後は?
昼間からチンピラが食堂で酒をのんでいる粗野な街でしたね。
(3)すったもんだの王子製紙の南通工場進出予定地。
江蘇省政府が許可し、中央政府が不許可で、宙に浮いた大プロジェクトの現場は?
上海を早朝のバスで、三時間半。そこからタクシーで一時間、砂漠の原野に到着したが、本当にこれがプロジェクトの現場なのか?
疲れ果てて南通市内へもどり、運チャンのすすめで入った日本料理は、なんと韓国人の経営だった。
驚き桃の木山椒の木。
というわけで、本号はニュース解説がありません。上海取材の詳細は、『正論』三月号(2月1日発売)ほかに詳しく書きます。
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(読者の声1)ロシアにスターリン復活とはこのことですな。
ニヤゾフってなつかしい。あそこのガスに目をつけて某商社の夢想家幹部氏と1992年ごろトルクメニスタンに行きました。あのとき意気揚々のニヤゾフさん、思い出しますわ。
彼こそ腕力のある独立派でありロシア支配から世界一の埋蔵量のガスを武器に独立しようとする意気込みでした。
そのニヤゾフさんが「暗殺」されるとは?
またポロジウムですか砒素ですか?プーチンもやりすぎですな。
それにあのサハリン、世の中恥も金もないものが一番強い。大商社さんを手玉に取りあくどい譲歩をとりつけた。
あの商社さんの苦渋の表情、プーチンだけがええ格好。あれがシェルさんがいなければもっと大商社さんもすっぽんポンのところですわ。
本当にシェルさんがいたからあのくらいで片ついたもの。それにしても環境破壊など大騒ぎで脅しまくりゆするとるこのやり方、やはりロシア人は強奪(おなご、金、土地すべて君のものは僕のもの)の習性は変わりませんな。北朝鮮と同じですな。
サハリンもこれで傷が癒えればよいですが、またおいしくなったらゆすってきますで。これ間違いなし。
だからトヨタさんも気をつけてくださいよ、あのぺテルスブルグの合弁。すっぽんポンにされますよ。
それにこういう屑のような非常識国家とまともに商売できるような会社は日本にはありませんわ。
シナだってトヨタさんそのうち身ぐるみはがされますで。
やはりこういう国との商売というのは鉄砲で保護されての話です。
(団塊素浪人)
(宮崎正弘のコメント)「鉄砲で保護される」。なるほど!
ところで「中央アジアの金正日」といわれたニヤゾフ死去のニュースは上海でも見ましたが、暗殺でしたか?
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(読者の声2)宮崎先生、いつもは意見しております。
下記は朝鮮日報殻の記事です。
押し寄せる中国人、「沿海州経済」を掌握
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/12/25/20061225000050.html
この調子で、資源目当てにアフリカ大陸に喰らい込んだ中国人たちが、中国人国家や実質上中国人に乗っ取られた国家が次々に出現するのも時間の問題かと思いますがいかがでしょうか?
アフリカ大陸にある国々は数だけは多いですから、国連も中国のものになります。
(NY生)
(宮崎正弘のコメント)アフリカ進出は合計600億ドル。契約がほかに500億ドル近い。これが果たして成功のためのカネに化けるか、あの地道な努力をしないで、横から利益をかすめ取るのが専門の中国人が熱帯地域で展開する事業ですよ? 過剰な懸念も必要とはいえ、中国の実力を過大評価されている側面もありますまいか。
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(読者の声3)『サピオ』の貴論拝読。彭明敏氏とのツー・ショット写真も拝見、台湾政界のキー・パーソンがよく判りました。
日本のメディアでは彼らの映像や顔写真になかなか接しられないので顔写真入りの相関図はたいへん参考になりました。
掉尾のご指摘は重要なポイントを突いていると思います。
日本語を操り日本の文化と日本人をよく理解する世代がいなくなると日台間は日本からの片想いになりかねません。
政治家・経済人は欲得で動きますからあまり関係ありませんが日台間の言語文化レベルの親密さは民間人レベルで維持し繋いでいきたいものです。
安倍内閣が打ち上げた東アジアからの留学生大量受け入れプランでは、日本民族との親和性が高くスパイや窃盗・強盗・殺人などの違法行為をしない、感謝の念を持つ礼儀を識る民族を一人でも多く迎え容れたいものです。
(HN生、横浜)
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(読者の声4)上海の狂乱ぶり、租界時代の上海を想定すれば予想可能とはいえ、やはり彼等はバブリーで刹那的で身勝手。そのうえ、中国語は自己弁護と相手非難には最適の言葉。この辺を承知しておかない限り、日本は永遠にカモられつづけると思います。
『戦跡の栞』(陸軍恤兵部 昭和十三年 )のなかで、皇軍兵士のための”シナの歩き方”では上海を「(支那人中、中支の支那人が一番ずるいが)その中でも上海の支那人は特に悪く」「相手が弱いか、或いは何も知らぬと見てとると、平気で不正を働く」「横着な反面、商売となるとお世辞たらたらで」、「要するに一般に商売気が多く、優雅なところがない」と表現しています。
効果の程はともあれ、皇軍兵士に以上を拳拳服膺させようとした当時の陸軍恤兵部の対上海人対策は間違っていなかったはず。
それにしても”現代日本ビジネス”は戦前の皇軍の失敗を学ぶべきものを。上海語を話せない新上海人もまた、”魔都”の坩堝に投げ込まれれば、新も旧もない、「特に悪い」「上海の支那人」になるということでしょうか。
(KH生、愛知)
(宮崎正弘のコメント)その『戦跡の栞』。是非探して読んでみます。
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<<今月の拙論>>
(1)「台湾の親日派vs反日派」(『サピオ』、12月27日号)
(2)座談会「中国といかにつきあうのか」(西部遭、林健良、前田雅之氏らと。司会富岡幸一郎氏)(『表現者』、07年月1月号)
(3)「東北三省はお人好しが多い」(『力の意思』1月号、サンラ出版)
(4)「大揺れの台湾政治状況」(『正論』2月号)
(5)「こういうシナ通がいた(三)」(『月刊日本』、1月号)
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(休刊のお知らせ)年末年始の刊行予定はカレンダー通り。12月29日―1月4日まではサーバーが休暇となるため小誌も休刊します。
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<宮崎正弘の中国・台湾、北朝鮮関係著作>
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊、発売中)
『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店、発売中)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書、1月中旬増刷)
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、同上)
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
『拉致』(徳間文庫、旧題『金正日の核弾頭』を改題、文庫化。品薄)。
(宮崎正弘の三島由紀夫関連三部作)
『三島由紀夫の現場』(並木書房。最新刊発売中!)
『三島由紀夫“以後”』(並木書房、注文すれば入手可能)
『三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか』(清流出版、絶版ですが、アマゾンで流通しているようです)
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