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 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析




宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日: 2006/12/8


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年) 12月8日(金曜日)  貳
通巻第1642号    
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北京オリンピックに新査察官が登場
 あまりの腐敗、建設の遅れに胡錦濤政権は路線修正へ
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 北京の副市長だった劉志華が突如「贅沢な生活ぶり」と糾弾されて失脚したのは六月。
 つぎは劉棋市長がターゲット、その次は天津書記と言われる。

 さて中国政府は北京オリンピックの各プロジェクトを総合的に監督するため、新査察官を任命したとヘラルドトリビューンが伝えている(12月8日付け)。
 これは上海、天津につぐ措置。

 腐敗がつきものの中国、北京オリンピック予算は380億ドル。これは大変な利権であり、建設現場の工期遅れ、手抜き工事がはやくから指摘されている。オリンピックの裏部台で飛び交った賄賂、いまもデベロッパーと権力者のあいだを飛び交うカネの実弾。

 2016年開催をめざす東京都は、まさかIOCの決定に必要とされる実弾のほうも準備するんじゃないでしょうね? でも用意しないと嘗ての大阪のように誘致の成功はおぼつきませんが。。。
     ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
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   ♪
(読者の声1)中国深センにて11月29日、公安当局が拘束した売春婦約100人を「市中引き回し」にしたと産経新聞(12月7日付け)が報じています。
中国国内インターネット上にては「人権侵害だ」「プライバシーの侵害だ」と反発が強く、ある統計では83.3%が「不当」と感じ、「妥当」と考えたのは僅かに15.2%だったとのことです。
 中国人の人権感覚が改善されて来たのか? それとも人類最古の職業に対する尊重?人民の苛政・偽善に対する怒りか?
何にせよこれは惨い仕打ちだと感じながらも、中国の思ったよりマトモな人権感覚に安堵し、同時に中国当局にとってネット世論とは恐るべき怪物なのではないかと改めて推した次第です。
 この記事を読んでまず頭に過ったのはクリント・イーストウッド主演・監督の映画「許されざる者」です。イーストウッドといえば「親父たちの硫黄島」「硫黄島からの手紙」、今週末にでも見に行こうかと計画中です。
  (AI生、渋谷)


(宮崎正弘のコメント)あのあたりを都市整備で、商業コンプレックスに達てかえるため、強制立ち退きの前触れ。やらせの演出でしょう。
売春屈のマフィアらは警察と組んでますから、これほどやられるのは立ち退きに応じないマフィアがいるか、何か裏に特殊事情がありそうです。


   ♪
(読者の声2)毎回の配信、闇の中で光っておりますね。(ジャンク情報の暗闇で光る真の情報という意味で。)ありがとうございます。
ロシアが、そしてアラブがオイルマネーなどの決済をユーロにシフトと動きが出て来ているのですね。
   パックス・アメリカーナの終わりの始まりになるのでしょうか、中国もユーロシフトになるかも知れないとの事でありますし。
アメリカのいいなりになってきた 日本としては どうするのでしょうか、
   反面、あまりの急激な変遷はこわい気持がします。アメリカに互する国はないですし、ロシアも民主国家とはいえないし 中国も賄賂国家で独裁ですし・・・・、
   
  どのような 力学の変動でこうなるのでしょうか?
不謹慎ではありますが、日ごろ日本人の労働の賜物の貯金をまわりまわって、米国国債として吸い上げられ、さて、いよいよ使おうとすると単に米国の造幣局の輪転機をまわすだけのような、このからくりはなんとも解せません。
早晩、このような事態がくるかもしれないなと思っておりました。もしかすると 門外漢の的外れかもしれませんが。
(Standard)
   

(宮崎正弘のコメント)アメリカの保護国としての日本が軍事で守られ、その安全保障費が、ドル保有ということです。
このからくりを“帝国循環”と吉川教授が、以前いみじくも指摘した通りです。最大の赤字国家アメリカが借金しても暮らしていける面妖な経済の仕組みですから。
 これを日本同様に対米輸出で裨益する中国が、ユーロに切り替えることはないでしょう。
中国は人民元のレートを当面死守すると言っておりますから。
 15日にバーナンキFRB議長とポールソン財務長官が北京入りします。これがターニング・ポイントになる可能性は大です。
 いずれにしても来年の小生の初仕事は、こうした世界のうごきを地下水脈から予測する作業となります。夏までには単行本にしたい、と考えつつ。
    ◎◎◎
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(休刊のお知らせ)小誌は12月20日から25日を休刊します。海外取材。
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<宮崎正弘の新刊>
『三島由紀夫の現場』(並木書房、1700円+税)
ほかの三島関連本!
『三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか』(清流出版、絶版)
『三島由紀夫以後』(並木書房、1680円、残部僅少)
          ◎ ◎ ◎
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<宮崎正弘の中国・台湾、北朝鮮関係著作>
 『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊、発売中)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店、発売中)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書、品薄)
 『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、同上)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫、旧題『金正日の核弾頭』を改題、文庫化。品薄)。

(宮崎正弘の三島由紀夫関連三部作)
 『三島由紀夫の現場』(並木書房。最新刊発売中!)
 『三島由紀夫“以後”』(並木書房、注文すれば入手可能)
 『三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか』(清流出版、絶版)
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ペンネーム : 宮崎正弘

  • 文豪三島由紀夫は「死後も成長する作家」といわれ、今日も文学、芸術、思想のあらゆる分野に亘っての研究成果が紹介される

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