中学の国語の教師いのっちが、授業につかえそうな情報をお届けします。
- 最新号:2007-02-12
- 発行周期:隔週
- 読んでる人:140人
- 創刊日:2001-08-05
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いのっちの国語教室85
発行日: 2005/9/13☆‥………………………………………………………………………‥☆
《いのっちの国語教室》 NO.85 2005/09/13
☆‥………………………………………………………………………‥☆
みなさんこんにちは。
今号は、動詞の中止形の用法についてまとめたわたしのホームページの紹介に
なります。
『日本語の文法』(高橋太郎 他著 ひつじ書房)からの学び
http://www.geocities.jp/ino_hideki55/nihongonobunpoukaranomanabi.htm
に新しく更新したページの紹介です。
*〜今号の話題〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
《ホームページ紹介》
・動詞が中止形になったとき
《オープンエンドメッセージ》
・文法的知識を、読みの授業に生かすための用例収集のお願い
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
《ホームページ紹介》
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・!)3−1 動詞が中止形になったとき
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次の問題にチャレンジしてみてください。
『日本語の文法』P128…問題6
次の各文の、ふたつの[ ]部の関係は、継起関係か、並立関係か。
ア) きのう わたしは 6時に [おきて]、学校へ [いった]。
イ) きのう わたしは 6時に [おきて]、かれは 5時に [おきた]。
ウ) のはらには おがわが [ながれ]、おがわには アヒルが [およいで いた]。
エ) 右手で はしを [もち]、左手で ちゃわんを [もった]。
オ) 右手で 左手で [たたいて]、左手で 右手を [たたいた]。
この問題の例文は、重文になっています。先行句の述語の形のことを、中止形と
言います。この中止形の用法としては、時間の前後関係を表す継起関係と、時間
の関係ではなく先行句と後続句とが対等の関係にある並立関係の二つの用法が主
なものです。
継起関係の場合は、先行句の後に、(その後)という時間を表す言葉を挿入する
ことが可能でです。
並立関係の場合は、先行句と後続句との順序を入れ替えても意味合いの違いはな
いと思います。
この問題の答えについては、わたしのHPをご覧ください。
http://www.geocities.jp/ino_hideki55/nihongonobunpoukaranomanabi.htm
さて、継起関係の用例のなかで、面白い意味をもっている例を紹介します。
次の例の中止形の部分はどのような意味が加わっていると思いますか。
A 雨に [ 濡れて ]、風邪を ひいた。
B 木に [ 登って ]、柿を 取ろう。
C げたを [ ぬいで ]、うえに 上がれ。
D カニには はさみが 2つ [ あって ]、一方が 他方より 大きい。
この問題の答えについても、わたしのホームページをご覧ください。
では、小学校5年生の教材に「サクラソウとトラマルハナバチ 鷲谷いづみ」と
いう説明的文章があります。その中に出てくる中止形の中で、上のA〜Dのいず
れか一つの用法と同じものがでてきます。以下、その用例を引用しますので、A
〜Dのどの用法と同じでしょうか。
少しして、最初に産んだ子どもが一人前の働きバチに育つと、女王バチは巣の中に
[ こもって ]、たまごを産むことと幼虫を育てることに集中します。
サクラソウの花の形に合う長い舌をもつ虫は、次もサクラソウの花を[ さがして ]
みつをすうでしょう。
女王バチは、サクラソウの花を次々に[ おとずれ] 、その長い舌でみつをすい、
えさを集めます。
ですから、働きバチたちは初夏から秋にかけては、ほかのいろいろな花を[ おとずれて ]
みつや花粉を集めることになります。
このように、文法的な知識は、文章の読みの正確な理解に役立つと思います。
しかし、このような文法的な知識は、学校文法の中では学ぶことはありません。
ぜひ、読者の皆さんも、文法的な知識をいっしょに学びませんか。わたしは、次の
メーリングリストを開設しました。どなたでも参加をお待ちしています。
日本語文法を学ぶ会
http://groups.yahoo.co.jp/group/nihongobunpou/
文法を学ぶテキストとして次の2冊をおすすめします。
『日本語の文法』(ひつじ書房・高橋太郎)
『日本語文法・形態論』(鈴木重幸著 むぎ書房)
《オープンエンドメッセージ》
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・文法的知識を、読みの授業に生かすための用例収集のお願い
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文法的な知識を学ぶのは、読みの授業に生かせるからです。
とはいえ、ひとりで一つ一つの文法的な用法を集めるのは、大変なことです。
そこで、わたしが読みの授業に生かせる可能性が高い文法的知識の用例収集の
お願いを、ホームページ上ですることにしました。
皆さんから頂いた用例については、ホームページ上で紹介させていただきたい
と思っています。そうすれば、文法的な知識が、どのような教材のどの部分に
用いられているか見通せるような一覧表が作成できると考えます。
皆さんのご協力をお願いいたします。
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○感想等は本誌や私の開設したメーリングリストで紹介させていた
だくことがあります。
○無断転載をお断りします。転載希望の方はメールでご相談をお願
いします。
○発行者 井上秀喜 hideki55@fox.zero.ad.jp
○登録・解除・バックナンバー
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