夜羽細胞壁。 |
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嫌がる声が聞こえて
罵る声が聞こえて
ひどく憂鬱な
部屋の隅で
耳をふさいでも
やまない声に
抵抗できないまま
朝になって
昼がきて
夜に染まっても
ざわざわと声がして
さて
首つりでもしようかと
考えていたところ
背中を押してくれるのは
人でない人の声
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遠くの海から吹く風と
のぼり始めた太陽が
いつか出会う時に
優しい唄声を聴かせて
もし出会わなかったなら
声を上げず泣いていて
涸れるまで泣いていて
遠くの海から吹く風と
のぼり始めた満月が
いつか出会う時に
優しい唄声を聴かせて
もし出会わなかったなら
声を上げず泣いていて
涸れるまで泣いていて
──────────
沈めたあなたを
救えない
救いたくないと
腕は下へ下へと
力を増して
知らないうちに
流した涙を
私は気付かない
腕は下へ下へと
力をさらに強めた
もう苦しまなくて良いように
私はあなたを沈めた
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