食品偽装に消えた年金!「人気メルマガ発行者」が鋭く斬り込むNEWS評論!【投票は28日迄】
トップ > ニュース&情報 > 国際情勢 > Brazil Today

Brazil Today

発行日時: 2008/1/3

━━■ P R ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ANA&LOG(アナ・ログ翻訳事務所) -  ポルトガルの翻訳・通訳サービスを専
門にしています。取扱っているのはブラジルで使用されている言語です。
HTTP://WWW.ANA-LOG.COM
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
BRAZIL TODAY                                             2008/01/07(340号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース              (毎週配信。購読無料)
-----------------------------------------------------------------------------
為替(レアル/円)、1月2日現在 R$1=\61.68
-----------------------------------------------------------------------------
■本年度は10年間で最高のクリスマス(12月27日)

年末大売出しは数日を余すのみとなったが、この10年間での最高記録を達成し
た景気であったという。ドル価格の低下、消費者金融の上昇、給料水準の増加
と消費者の懐は膨らみ、12月上旬に得た売上実績は7.9%の増加、小切手に関
する問い合せUSECHEQUEは昨年よりも8.1%増、個人信用保護サービスSCPCへは
7.7%増、特に、追い込みが著しく、バルガス財団FGVによる消費者金融指数
は11月には1.3%上昇したに過ぎなかったのが、12月には5.2%上がり、年間
では7.7%増という成績であった。

なお、11月までの金融指標を示せば、11月の貸付残は法人2715億レアル、個人
2,395億レアルにて合計5,110億レアル、国民所得に対しては34.3%。本年度
になってからの貸付は、工業向け2,052億レアル、農村金融883億レアル、住
宅金融444億レアル、個人向け3,095億レアル、公共団体186億レアルの合計
9,088億レアルという成績。平均貸出金利は1月39.9%が11月には34.7%、法
人23.3%個人44.8%まで下ったが、依然として高率といえる。
-----------------------------------------------------------------------------
■ペトロブラス、生産200万バーレルを突破(12月27日)

ペトロブラスは12月25日に日産2,000,238バーレルという最高生産記録を示した。
今までの記録は06年10月23日の190万バーレルが最高であり、P57に建設に11
億ドルを投じた結果の現れであるといえ、ペトロブラスのガブリエル総裁の笑
顔は留まらずという状態にある。
-----------------------------------------------------------------------------
■20市が自動車販売の半数を占める(12月27日)

本年度に全国にて販売された自動車台数は241.5万台、この中で上位10市が自
動車販売量の41.5%、20市が50%を占めている。最も自動車の販売量の多かっ
たのは、いうまでもなくサンパウロ市で13.58%、第二がベロオリゾンテ
5.40%、第三がクリチーバ4.89%、第四がリオの4.78%、第五がブラジリアの
3.89%となり、以上の合計は32.54%、ブラジルにて生産された自動車の約1
/3がこの10都市に、約半分が上位20都市にて売却されたことになる。
-----------------------------------------------------------------------------
■クリニカ病院の火事、4,000人が診察されず(12月27日)

クリスマスの前夜、サンパウロのクリニカ病院の救急所にて電気設備から小火
事が起こり、消防隊が駆けつけ、しかし、患者の退避などで大混乱、一時は入
院者などを心配させたが、間も無く鎮火した。だが、約4,000人の患者を診察
できずに終った。出火は漏電による。26日より診察再開の予定。1981年に病院
を建設した後、救急所が完成したのは2005年、これ以後は一度も防火検査を実
行していなかった。また、病院の工事予算の大部分は使用を許されず、僅かに
17.8%のみであった。
-----------------------------------------------------------------------------
■年末の交通事故、死者は20年間で最高(12月27日)

このクリスマスは今までと比較して交通事故が多く、国道および州道における
惨事件数は昨年3,702件に対し、本年度は3,736件と余り差はないが、死者数
が昨年129人に対し196人と51%増、負傷者は昨年は1,611人に対し本年は
1,870人と16%増に達した。
-----------------------------------------------------------------------------
■アメリカの小売業、予想に反し2.8%増(12月27日)

米国の年末売上は予想に反し好調な売れ行きを示し、経済分析者達の頭を捻ら
せている。何しろ、経済不安定が忍び寄っているというのに「ショッピングセ
ンターの売上は2.8%の上昇を見るなど理解できない動きを示している」と経
済分析家は指摘する。
-----------------------------------------------------------------------------
■中銀、インフレは国際基準より高い(12月28日)

中銀は「ブラジルの発券状態をみると、年末販売を支援するために金利負担の
低い資金が出回っており、インフレが再来する恐れが多分にある」と経済を憂
慮する発言をした。08年のインフレ予測は4.3%程度であるが、もう少し高く
4.5%になる可能性も強い。なお、08年度の固定資本形成は10.4%、輸出は
6.6%程度の伸びと予想する。 
-----------------------------------------------------------------------------
■割引80%の商店も出てきた大売出し(12月28日)

年末大売出しの中には割引80%の商店も出現している。例えば、スペイン製品
の小売店ザラでは割引50%を実行、また、カーザスバイアでは戦略商品に関し
ては、年末までの割引80%を実行しており、ロージャス・アメリカーナス、お
よびスルマリーニョスは5日の日曜日まで80%までをサービスするという。
-----------------------------------------------------------------------------
■GOL、ボーイング40機を発注(12月28日)

GOL航空はエンブラエルに対してボーイング737-800を40機発注した。同社の
受注残はこれを加えて161機となり、これによって旧式機から新式機への変更
が可能となった。
-----------------------------------------------------------------------------
■マナウス自由区のLCD生産は313%増(12月28日)

マナウス自由区におけるテレビ生産は、シネスコ型天然色テレビは25.7万ドル
から17.5万ドルに減少、また、プラズマ画面のテレビは15.3万台が16.0万台に
なると不調であったが、LCD画面のテレビは14.4万台から59.6万台と313%の
急激な伸びを示し、今後のテレビの方向を示した。本年度のマナウスにおける
生産予定はLCD画面が3.1倍の59.6万台、6.98億レアルと伸びるが、シネスコ
型は今までより18%引の884万台、17.5億レアル、プラズマ型は5%増の16万
台、2.46億レアル程度となる見込みである。
-----------------------------------------------------------------------------
■サンパウロ/サントス街道、車一杯で動かず(12月28日)

サンパウロからサントスへの両市を繋ぐアンシェッタ、イミグランテの二街道
とも、海岸へ降りる自動車で一杯に溢れており、交通局の見積もりによれば、
約170万台の自動車がサンパウロ市からサントスおよびその周辺の海岸都市へ
新年を迎えるために、下ったものと推定されている。
-----------------------------------------------------------------------------
■小切手税廃止、だが、高額は届出を義務付け(12月29日)

国会における投票で小切手税を廃止された政府は、税収入ばかりでなく、国民
の懐を流れる資金資料を失ったことを意味する。今日までにおける政府による
国民経済の資金の流れに関して、税務署は銀行から大口預金者の小切手税CPMF
納入状態を参考にして収入の状態を調査し、もし、申告された収入が銀行口座
の動きと著しく差のある場合には、納税者の勘定を再調査するなどの行動を採
用していたが、小切手税終焉によって、この調査方法が失われた。そこで、税
務署は何らかの方法によって銀行勘定の動きを把握したいと頭を捻っている。
だが、小切手税のような都合の良い方法が見当たらなくて、困っているという。
-----------------------------------------------------------------------------
■ブラジルの北端、ロライマ州(12月29日) 

北端ロライマ州北部のパカライーマはブラジルとベネズエラ、ギアナとの国境
地帯、ここにあるロライマ山はブラジルの最高峰で海抜2,875メートル、アマ
ゾーナス州とベネズエラ国境のピッコ・デ・ネブリーニャ(3,014メートル)
よりも低いが、リオとミナスの州境にあるアグリャス・ネグラス(2,787メー
トル)を凌ぐブラジル第二の高山である。この付近のブラジル側の国境守備隊
は極めて少数、更に問題はベネズエラ側のガソリンは非常に安価であり、リッ
トルR$0.70という状態、付近はインジオ達が治安を支配している状態といわれ
る。
-----------------------------------------------------------------------------
■売上良好、在庫が小、来年の雇用に希望(12月29日)

年末の景気はバルガス基金の調査によれば、国内の景気を強いとする者37%、
普通が55%、弱いと見る者8%、また、国際市況は「景気良し」が17%、普通
61%、「悪し」が12%。また、今後3ヶ月の景気動向良くなる28%、普通48%、
悪くなるが24%であった。
-----------------------------------------------------------------------------
■株式値上りは中国に次いで、世界第二位(12月29日)

サンパウロ株式市場価格IBOVESPAは年間43.65%上昇の利回りにて、これ以上
の利回りを示すのは、他の投資対象、定期預金11.50%、ポウパンサ預金7.70
と比較して高利回り。世界の他の投資対象として比較できるのは上海株式相場
96.1%しかない。上海、サンパウロに次ぐ利回りを示すのはトルコのISEナシ
オナルが42.4%、香港37.1%、ペルーの36.0%など。
-----------------------------------------------------------------------------
■開発銀行、ジェット機販売融資再開(12月29日)

開発銀行BNDESは一時中止していたEMBRAERのジェット旅客機への融資を再開
する。融資の対象となっている航空機は170型機および190型機にて総計17機、
一機当り2,500万レアル程度の価格である。
-----------------------------------------------------------------------------
■チャベス大統領、捕虜救出作戦を開始(12月29日)

ベネズエラのチャベス大統領はアルゼンチンのキルチネル前大統領の要請を受
け、コロンビア革命軍に抑留されているアルゼンチン人の釈放に協力する。キ
ルチネル氏はブラジル政府のマルコ・アウレリオ・ガルシア国連大使、映画関
係のアメリカ人オリバーストン氏などの協力を得て、ゲリラ側と接触を保つこ
とに成功、その結果、何らかの成果が期待されるという。
-----------------------------------------------------------------------------
■ルーラ大統領、好成績と隠す悪評(12月30日)

08年度もルーラ大統領が継続して政局を担当する。第一期の施政は、いうまで
もなく、良き点・悪い点もありという状態。先ず、成功した点を挙げれば、1)
国民所得の成長予想は最初4.7%であったのが、5.2%を達成した。だが、市
場の予想は5.4%であった。2)株式市場BOVESPAの年間平均成長43.7%を達
成、しかし、ルーラ政権最初の年の株式成長97%に及ばず。3)6都市の11月
平均失業率8.2%は高率であるが、直ちに下落と予想される。4)サントス沖
のトゥピー油田が生産を開始、生産224億バーレルの黒字国、08年度投資548
億レアルを予定。5)砂糖黍生産4.25億トン、アルコール生産に換算すれば
1,950億リットル。

しかし、マイナスの面もある。即ち、1)インフラ機構の不足により74%の道
路運送に問題を生じており、鉄道便の能力は産物の25%しか運搬できず。2)
再割引金利11.25%まで下ったが、個人向け貸付金利85%は高利貸し以上の高
金利。3)教育面では61%の生徒の成績が最低との結果が出ており、他国と比
較して非常に悪化している。4)単一保健システムにおいて高度神経質1,300
万人を応対、また、単一保健システムにおいて結核、マラリア、ライ病患者が
25%増との統計がある。5)1月から11月までの公共支出は前年度より12.7%
増、インフレ8.7%を除いて約5%の増加を見ている。
-----------------------------------------------------------------------------
■ルーラ大統領怖がり、利子は下らず(12月30日)

アレンケル副大統領は「再割引金利は当分の間、これ以上は下らないであろう。
その理由はルーラ大統領がそのような低利率の時代を経過した経験がなく、低
金利に対して恐怖心を抱いている故である」と語った。他方、ルーラ大統領は
「小切手税の延長に関して叶わなかったが、このために更に厳しい財政縮小を
試みることはない」と述べた。
-----------------------------------------------------------------------------
■サンフランシスコ分流は回復の3倍の経費(12月30日)

ルーラ大統領は東北伯出身、それ故、サンフランシスコ河の分流工事を遂行す
ると予想されるが分流工事は今までに検討されて来た再生工事の3.7億レアル
程度の出費と異なり、07年度の見積もりで1.86億レアル、恐らく、その倍額の
3.8億レアルの追加を要する大事業である。これを失念して議論すれば、取り
返しの付かない結果を生ずることになる。
-----------------------------------------------------------------------------
■来年11月の米国大統領選挙の運動開始(12月30日)

来年11月はアメリカ大統領選挙、民主党はヒラリー・クリントン夫人44%、バ
ラック・オバマ氏25%、ジョン・エドワルド氏13%の支持率、共和党はロドル
ホ・ギウラニ氏21%、マイク・ハッカビイ氏18%、ロムニイ氏15%、マックケ
イン氏14%、フレッド・トンプソン氏12%の支持率である。
-----------------------------------------------------------------------------
■08年、250万人の雇用を必要とする(12月30日)

ブラジルの雇用者所得は全就労失業台帳の統計に基けば07年11月にR$1,132と
昨年よりも僅かに3.30%、03年に対して7.22%の上昇を見たに過ぎないが、就
業者数は1,860万人から2,080万人と11.8%増、失業率は12.4%から9.5%に
低下している。雇用造成は工業が07年46.62万人に対し、08年は44.81万人と
若干の低下、建築業は19.14万人が20.41万人、商業は39.08万人が28.78人
と大幅の減少、サービス業は59.34万人が58.57万人、農牧が4.76万人から
4.20万人と変化した。
-----------------------------------------------------------------------------
■海水浴に最適、サントスからリオへの海岸都市(12月30日)

サンパウロの町は海岸のサントス港まで約50キロの距離にあるが、この町に降
る雨はここには流れ込まない。サンパウロの東に降ったものはチエテ河に流れ
込み、サンパウロ州を縦断して、北方よりのパラナパネマ河の水を集め、パラ
ナ河となる。他方、パラナ州に降った雨はイグアスー河を流れ、イグアスーの
大瀑布を経てパラナ河に注ぎ込む。このパラナ河はブラジルとの国境のパラグ
アイからアルゼンチンを通過し、ウルグアイ河の水を集めてラプラタ河となり、
ブエノスアイレスとモンテビデオの2首都の前面を流れてから大西洋へ注ぎ込
む。

サンパウロ市に降る雨水の大部分はこの経路を通り、はるばるとパラナ河へ迂
回する経路を採るが、極めて一部の雨水は直接、サントスへ下る。このサント
ス寄りの土地は最大10キロまでの幅狭い土地、海岸と接するペルイーバからイ
タニャイン、モンガグア、プライ・グランデ、サンビセンテ、サントスを経て
東方へ、ベルチべョーガ、サンセバスチョン、イーリャべーリャと続く海浜地
帯となる。特にサントス東方のリオ寄りの地帯が海水浴場として地の利を得て
いる噂を聞く。
-----------------------------------------------------------------------------
■税金は国民所得の36%に達す(12月31日)

ブラジルは貧乏国でありながら、税金支払は桁外れな高額、平均して所得の
36%、中産階級の場合には42.7%を納入させられる。これはブラジル人達が年
間146日を税金のために働くという納税国民であると同時に、税金の高い国で
あることを表わしており、世界ではスエーデンの185日、フランスの149日に
次ぐブラジルが第三。しかし、如何様に考えても、国民が実際に政府から受け
る恩恵が世界第三位であるとは思えない。

FHC第二次政権の開始された99年には中央政府の収入は2,107億レアルであっ
たのが、FHC最後の02年には62%増の3,415億レアル、これが03年からはルー
ラ政権に替わり、03年は3,911億レアルが06年には5,708億レアル、02年より
も67%増の成績。第二次政権初年度の07年度は6,509億レアルに達した。月に
R$3,000からR$10,000の所得を有する者は年間156日を税金支払のために働き、
残る金額で細々と生活せざるを得ないという状態である。

なお、08年度予算は所得税1,859億レアル、COFINSが1,145億レアル、PIS、
PASEP、CSLLなど社会福祉関係費が692億レアル、工業税IPIが393億レアル、
その他税金714億レアルを含めて連邦税務4,803億レアル、これに社会福祉
INSSの1,766億レアル、退職引当金491億レアルを加算して、総計7,060億レ
アルが中央政府の予算となる。

州政府の予算は流通税ICMSが11.9%増の2115億レアル、社会福祉279億レアル
に諸税288億レアルを加えて2,682億レアル、これに市税を主とする市の収入
434億レアルが加わる。以上の中央政府7,060億レアル、州政府2,682億レア
ル、市役所434億レアルを合計して10,176億レアルが連邦・州・市の総予算。
税務は国民所得の36%に達する。
-----------------------------------------------------------------------------
■株式市場、最高はCSNの157%(12月31日)

サンパウロ株式市場は既に一年の市場を閉めており、07年の株式平均上昇は27
日までに43.65%であった。年間の株式上昇率の最も高率であったのはナショ
ナル製鋼ONの157.66%、第二がペトロブラスONの95.75%、以下はブラデスパ
ルPN、バーレPNA、バーレON、アセジッタPN、ペトロブラスPN、CESPPNB、ブ
ラジルテレコムPN、ジェルダウPNが66.73%となる。悪い方では食品飲料のコ
ザンが-53%、化粧品ナツラが-39%、航空のTAMが-34%、電話のTIMの普
通株が-30%、航空のゴールが-27%。
-----------------------------------------------------------------------------
■増大するアメリカ経済不況に対する恐怖(1月1日)

アメリカにおける不動産市場は低迷し、不動産金融利が非常に高率であるため
に、借受人の過去の実績、現在の収入に関係なく貸付けられる傾向を示し、ま
た、不動産市場の低迷によって、不動産価格が貸付金額の保証に不足する場合
が多くなった。最近のアメリカ経済に対する見方がこのように強くなってきて
いる。

不動産市場の停滞に基き、不況に突入する可能性を主張する経済学者も多く存
在し、例えば、アメリカのスタンフォード大のジョン・テイラー博士は「現在
の状況においては、未だ、不動産金融危機から遠く、08年に世界経済が不況に
陥る可能性は50%よりも小さい」と楽観的観測を述べているが、ハバード大経
済研究所所長のフェルヅシュタイン博士は「不況に陥れば、それは経済の底辺
から揺るがすものとなり、世界経済を巻き込むであろう」と警告を発している。

現在のブラジルにおける経済政策は、アメリカ経済の危機的傾向に加え、小切
手税の終焉とこれに基く政府収支の赤字増大、不動産価格の低下と悪材料に不
足しない。これが新興工業国の中で最も弱いと思われるブラジルに襲い掛かっ
た場合、如何になるか。すでに小切手税CPMFは解消し、インフレが再開しそう
な形勢。例えば、物価指数IPCA15は06年に3.96%であったのが、07年には
4.36%に戻り、失業率も最低線から8.2%へ上昇しており、明らかに、景気状
態はインフレ再発の状態にある。だが、政府は何らかの手段も講じていない。

このような点から、経済研究家の中には「ブラジルに対して赤信号」を主張す
る者も多い。アメリカ経済の影響、小切手税380億レアルの喪失、しかも経済
はインフレ傾向が続いているのでは悲観的な経済見通しが現われるのは当然。
これに対し、政府が如何なる対策を準備しているは発表されていない。
-----------------------------------------------------------------------------
■マットグロッソ州、大豆生産者が牧場経営にも進出(1月1日)

マットグロッソ州においては、大豆生産者が同時に牧場管理にも進出している。
例えば、フェルスト氏はこの方法を採用した生産者の一人である。彼はマット
グロッソの新ムツン所という場所で6,000ヘクタールの土地を有しており、こ
こで40万リットルのアルコールを生産している。この地で得るアルコールの一
部をトラクター部門へ廻し、これで大豆を生産し販売する。
-----------------------------------------------------------------------------
■アルゼンチン、インフレ気味の年初経済(1月1日)

アルゼンチン人にとって年初のニュースは値上りの話、07年には大統領選挙が
あったので一般物価の値上りは出来うる限り、差し控えていたが、選挙も終わ
り、交通費は13%から29%、牛肉の価格は約8%の値上りと庶民の懐を直撃す
る。交通関係の原価は早くも120%の値上りを示し、一度には無理であっても
期間を経て、実行に移す必要に迫られている。
-----------------------------------------------------------------------------
■コロンビアのFARC、捕虜釈放を中止(1月1日)

コロンビアにおいて、革命軍FARCのレイエス報道官は「現情勢においては、ウ
リベ政府との間における状態は平和締結の条件はなく、従って、捕虜交換に応
ずることも出来ない。ウリベは交換の用意をしておらず、力による開放を狙っ
ている」と語った。
-----------------------------------------------------------------------------
■年末マラソン、男女共にケニアが優勝(1月1日)

サンパウロの年末行事、第83回サンシルベストレのロードレースは気温30度の
酷暑の中で行なわれ、ケニアの男性ロバート・チェルイヨッチ氏が3度目の優
勝、女子も同じケニアのアリッセ・チンビリリ嬢が優勝した。
-----------------------------------------------------------------------------
■ルーラ大統領、憲法改正案提出を諦める(1月2日)

ルーラ大統領は憲法を改正し、自党に有利な投票制度を設けようと計画してい
たが、現在の上院の状況から判断して、変更するのは無理であることが判明、
政治工作を中止した。即ち、上院において野党陣営は民主党DEMが14人、社会
民主党PSDBが13人、太陽党PSOLが1人にて合計28人、これに対し完全な与党は、
労働党PT12人を始めとしてブラジル労働党PTB6人、民主労働党PDT5人、その他
10人にて合計33人、これに中立的な民主連合PMDBが20人という構成。民主連合
を完全な与党に変えるのは現在の情勢では憲法改正案を提出するのは諦めざる
を得ない。
-----------------------------------------------------------------------------
■未だに赤字が継続する石油生産(1月2日)

昨年、石油生産の自給が達成したとの政府の宣伝を確かめなかったのが悪かっ
たと思うが、石油勘定は06年に21.4億ドルの赤字に引き続き、07年10月も輸入
28.2億ドル、輸出23.7億ドルと4.4億ドルと赤字が増加し、少しも自給自足の
状態に達していない。ペトロブラス側の説明では「これは一時的な赤字に過ぎ
ず、程なく黒字に転換する故、心配するに及ばない」と弁解した。
-----------------------------------------------------------------------------
■エンブラエルの小型ジェット、離陸を開始(1月2日)

サンパウロの奥地、ガビオン・ペイショットではミニジェットのフェノン100
と300が量産体制に入った。フェノン100は298万ドルにて販売される予定、
競争する他社製品はホンダジェットの300万ドル、エクリプス500の150万ド
ル、アダム700の220万ドルなどである。
-----------------------------------------------------------------------------
■米国自動車生産、売上10年間で最悪の予想(1月2日)

本年度のアメリカ自動車業界は意気喪失の状態、生産予想は155万台から159
万台にて98年以来の最低生産台数、しかし、大多数の外国からの進出企業、例
えば、トヨタ、ホンダなどの日本勢はアメリカ国内における売上増を狙う故、
デトロイトのアメリカ勢は売上減少にも係わらず、利益増大を要請されるとい
う厳しい立場に追い込まれる。経営分析家達の意見によれば「デトロイトの原
価引き下げ運動は日本勢と比較して不徹底であり、更に徹底した原価引き下げ
を必要とする」との意見が出ている。

これらが株価に影響を及ぼし、GM株は昨年10月12日の株価よりも42%、年間で
は17.85%の値下がり、フォードは昨年よりもシェア11%の下げであるが、ホ
ンダは米国内における売上増2.5%、トヨタは1%増を目標としている。
-----------------------------------------------------------------------------
■顧客よりの苦情件数、固定電話が首位(1月2日)

物品販売またはサービス提供に対する9月までの苦情件数は第一位が固定電話
の4,280件がトップ、第二位が電話器に対するもので2,562件、第三位が月賦
販売カードに関する2,503件、第4位に銀行1,616件、第5位に携帯電話
1,281件との順位であり、電話と銀行・信用提供に関する苦情件数が多い。第
5位以下は、家具、信用会社、自動車、電算機、保健プランの順であった。な
お、電話に対する苦情はテレフォニカ2,262件がトップ、以下はビーボ1,076
件、エンブラテル916件、クラロ534件、TIM275件の順。
-----------------------------------------------------------------------------
■サンパウロ海岸地帯、水不足に泣く(1月2日)

正月休暇の聖州海岸地帯は天候に恵まれたのは良いが、水不足に泣かされる。
海岸での気温は平均35度、真水の価格はガロンR$5.50に跳ね上がる。午後から
深夜までの街道はサンパウロ都内へ帰る人達のために渋滞し、交通は悪化する。
-----------------------------------------------------------------------------
メールマガジン: BRAZIL TODAY(※ボランティア活動ですので、至らない点に
つきましてはご了承下さい。)
発行者: 大岩國男
サイト: HTTP://WWW.ANA-LOG.COM


 
このメルマガの読者になる
規約 
>> メルマ!の会報誌もお届けします
ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to GoogleRSS

このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます

Japan on the Globe 国際派日本人養成講座
日本に元気と良識を。歴史・文化・政治・外交など、多方面の教養を毎週一話完結型でお届けします。3万4千部突破!
JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル
政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。
週刊アカシックレコード
02年W杯サッカー韓国戦の「誤審」を世界で唯一「前日」に誌上予測し、誤審報道を「常識化」した推理作家(金正日の「遺書」で始まる「中朝戦争」後の北朝鮮...
宮崎正弘の国際ニュース・早読み
 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
新華タイムズ(中国新華社日本語情報)
中国政治経済情報の出所は新華社新華網にあります。新華網情報を配信できるのは、当社だけです。得難い中国情報を最高のブランドでお読み頂けます。


この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

おすすめキャンペーン

おすすめカードローン!
オリックスVIPローンカードなら

<<年率5.9%〜15.0%、利用可能枠最高500万円>>
ゆとりのカードローンです。
お申込みはこちら⇒

はじめようメルマガ生活
メルマガを読むには
メルマガを出すには
約64000誌から検索

メルマガデータ

  • メルマガID : 40007
  • 創刊日 : 2001-06-11
  • 最新号 : 2008-07-24
  • 発行周期 : 週刊
  • バックナンバー: 全て公開
  • 発行者サイト: あり
  • 読んでる人 : 344人
  • コメント数 : 2
  • Score! : 96点
  • >> 月間ランキング

発行者プロフィール

ペンネーム :


このメルマガの読者になる

規約に同意する



このメルマガの最近の記事


このメルマガの最近のコメント


このメルマガのバックナンバー


注目情報


新着記事トピックス