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Brazil Today
発行日: 2007/12/13━━■ P R ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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BRAZIL TODAY 2007/12/17(337号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース (毎週配信。購読無料)
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為替(レアル/円)、12月12日現在 R$1=\63.61
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■政府、敗北を怖れて小切手税の投票延期(12月06日)
小切手税CPMFの期限を2011年まで延長する法案に対する投票は未だ実施されて
いないが、政府側の見積りでは上院総数81人中、47票はあるという計算、しか
し、敗北の可能性も考えられると慎重な態度。何しろ、小切手税400億レアル
という財源の可否は非常に大きく、政権の将来に大きく影響する。政府側の予
定としては充分に工作して、12月11日に最初の投票、18日に第二投票を予定し
ている。
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■中銀、インフレを警戒し、金利を下げず(12月06日)
中銀はインフレを恐れて、金利を引き下げず、貸付金総額を積み増しする行動
を採り、再割金利年11.25%を維持し、中銀布告に「通貨価値の修正過程を休
止させ」との文章を挿入するという変化を示した。現在の年金利は営業向け、
運転資金融資58.3%、手形割引48.8%、個人向けでは特別小切手141.9%、消
費者金融42.2%、特別個人貸付84.6%。
なお、この金利11.25%はインフレを除去して7.0%、これはトルコの8.2%
に次いで世界第二位にあり、第三位のオーストラリア4.6%との間に大差があ
る。なお、如何にはメキシコ4.6%、フィリッピン3.9%、イギリス3.6%、
コロンビア3.3%、韓国3.2%、香港3.0%が続く。
銀行の収入中、貸付金利以外のサービス料金も高く、本年度1月から9月まで
のサービス収入は伯銀73億レアルを始め、イタウ66億レアル、ブラデスコ52億
レアル、貯蓄金庫51億レアルなど総額408億レアルに達しており、市場からは
引き下げを要求する声が高いが、銀行側は知らぬ顔を続けている。
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■工業生産、4年で最高の10月2.8%増(12月06日)
政府の工業回復政策が効果を発揮して10月は前月に対し2.8%、前年同月より
10.3%の成長を差し遂げた。ただし、工業界の対前月動向は6月+1.2%、7月
-0.2%、8月+1.3%、9月-0.6%、10月2.8%と上下に振れているので、将来
に対する不安が残る。加工度合による分類では、中間財2.7%増、資本財
1.8%増、耐久財1.4%増、半耐久財1.4%増。前月に対し成長の大きかった
部門は9月実績に対し、情報機器16.4%、紙パルプ8.8%、自動車7.0%、電
気材料5.9%、化学製品4.8%、機械設備3.3%。マンテガ蔵相は「工業は年
間6%の成長を見る必要がある」と述べた。
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■競争力ある会社、伯国13社が世界100社中に(12月06日)
ボストン銀行グループ中のボストン・コンサルタントは競争力にある世界企業
100社として挙げた100社の中にブラジルの会社が13社も含まれている。その
名前を挙げれば、石油化学のブラスケン、繊維工業のコテミナス、航空機のエ
ンブラエル、鋼材のジェルダウ、食品のJBS/フライボイ、自動車のマルコポ
ーロ、化粧品のナツラ、食品のペルジゴン、石油のペトロブラス、食品のサヂ
ア、鉱山のバーレ・ド・リオドッセ、化学のボトランチン、機械のウェッギで
ある。
なお、コンサルタントのインテルブランド社が選考し、商標を評価した会社は、
第一がイタウ銀行の81億レアル、第二がブラデスコ銀行の79億レアル、第三が
伯銀の78億レアルと銀行が並び、第4位にペトロブラス57億レアル。再び、ウ
ニバンコ43億レアルと銀行が現われる。第六位は化粧品のナツラが33億レアル、
第7位がバーレ・ド・リオドッセ鉱山が29億レアル、第8位にTAM航空8.8億
レアル、第9位と10位は鉄のジェルダウ製鉄6.8億レアルとウジミナス製鉄
6.3億レアル。
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■銀行サービス、政府は料金削減を規定(12月07日)
国家通貨審議会CMNは銀行サービスに関する手数料引き下げに同意した。但し、
この指令の大部分が実行されるのは来年4月30日以降であり、現在からという
のではない。銀行サービスの大部分、例えば預金引出し、小切手交換などは引
き続き無償であるが、以下に記載する勘定に関して手数料金を取り立てる。
当座勘定に関し、無料なのは、カードによる借記、月10枚までの小切手、月4
回の引き出し、月2回の振替、残高照合など。ポウパンサ預金に関しても、カ
ードによる振出しおよび振替え月2回までなどの取引に関する照合は無料であ
るが、月数度に渉る場合は手数料を要する。また、数多くの振替サービスが有
料の中に含まれている。1月以降9月までに銀行が取り立てたサービス料金の
総額は408億レアル、昨年よりも17%増の成績であった。
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■経済開発協力機構「本年度は昨年より成長」(12月07日)
経済開発協力機構の見積りによれば、ブラジルの経済発展は昨年4.8%、本年
4.5%、来年年4.5%と予想する。08年4.5%、09年4.5%と予想する。先進
国に関してはアメリカが昨年2.2%、本年2.0%、来年2.2%、イギリス
3.1%、2.0%、2.4%、フランス1.9%、1.8%。2.0%、ドイツは2.6%、
1.8%、1.6%、日本は1.9%、1.6%、1.8%という停滞気味の予想。また、
発展途上国に対しては中国の11.4%、10.7%、10.1%、インドは8.8%、
8.6%、8.4%、ロシアは7.3%、6.5%という好予想。しかし、発展途上国
でありながら、メキシコは3.0%、3.6%、4.3%と左程でない国、また、ブ
ラジルは前述のように、4.8%、4.5%、4.5%と中程度しか伸びない国もあ
る。
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■自動車業界、来年の目標は8.9%増(12月07日)
ブラジル自動車業界の本年度販売目標は297.5万台にて前年度より14%増、来
年度は更に8.9%増の324万台が目標である。また、輸出に関して来年度は本
年度同様の130億ドルを目標としたが、今までの実績11.96万台が訂正され
133億ドルとなった。11月末までの各社の主力機種の販売台数はゴール21.9万
台、パリオ20.2万台、ミーレ11.6万台、セルタ11.5万台、フォックス11.4万台。
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■物価水準、年間3.69%の値上り(12月07日)
11月のブラジルの物価水準IPCAは0.38%の値上り、主なのはフェイジョン
23.13%、じゃが芋18.43%、黒豆10.87%、他の価格上昇は10%以内で、肉
類5.71%、アルコール5.23%、野菜類4.93%、タバコ1.08、ガソリン0.64%な
ど。本年になってからの値上りでは、黒豆76%、粉ミルク47%、練乳19%、肉
類13%が主な値上がり品。11月の大きな値上りでは赤豆23%、じゃが芋18%、
黒豆11%であった。
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■カレフールの投資は年間10億ドル(12月07日)
スーパーのカレフールへの来年から3年間の投資は年10億レアルを予定してお
り、店舗数は自店150店に加え、卸売り店40支店、協定店300店となる。総売
上は06年には129億レアルであったのを、07年は55%増しの200億レアルとし、
開店以来最上の年とするべく頑張っている。ジャン・プエヨ社長は「来年はデ
ジタルテレビの年、この方の需要も伸びる物と期待している」と語った。
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■ブラスカン、10億レアルでショッピング購入商談中(12月07日)
ブラスカンは聖市内のショッピング・パウリスタ、ウエスト・プラザ、パチ
オ・イジェエノポリス、および、リオのボタフォーゴなどショッピングの主で
あるプラザ網の購入を商談中という。プラザ網はマルゾニグループに属し、10
億レアルと評価されるもの、他方のブラスカンはカナダの投資グループに属し、
ブラジルに進出して105年の歴史を有する者。世界中で900億ドルの資産を有
し、ブラジルでは主として不動産業、鉱山、農業などに投資していた。
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■精肉のフリボイ、ヨーロッパ市場へ進出(12月07日)
牛肉業者として首位にあるJBSフリボイ屠殺場はイタリア市場で首位にある牛
肉業者INALCAの株式の50%を取得し、世界一の牛肉業者となった。価格は2.25
億ユーロ、53年にゴヤスのアナポリスで生まれたこの会社が14億ドルでスイフ
ト社を購入、世界第一の牛肉業者となり、更にアルゼンチンのコルドバにある
コルカル精肉を2,000万ドルで買い進むなどして成長する。
INAICA社は6億ユーロの資本金を有し、カンポグランデ(MS)にあるSWIFTか
ら屠殺工場を今回6億ユーロにて購入した。昨年の売上は9.3億ユーロ。この
工場は日に3,500頭の牛を処理できる大工場、ここで年間5万頭の牛、肉26万
トンを処理する。他にイタリアに6工場、その他にヨーロッパとアフリカの9
ヶ所に製肉工場を持っており、この他にイタリアにモンタナ食品、資本金
7,000万ユーロ、売り上げ1.7億ユーロの食品会社を有する。
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■貯蓄性預金、242億レアルと最高記録(12月08日)
ブラジルの価値修正付き貯蓄性預金ポウパンサへの新規預け入れが11月には
27.2億レアルと上昇し、残高は242.4億レアル、レアル通貨が開始されて以来
の最高記録に達した。この預金は金利に毎月の通貨価値修正率が計算され、加
算される預金、本年は11月までに119億レアルの通貨価値修正が行なわれた。
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■ブラジルの第三部門は東南伯に過半数が集中(12月08日)
ブラジルには社会扶助16,089団体が存在しているが、その過半数51.8%は東南
伯、特にサンパウロ州には4761団体と30.0%が集中し、他地区は南伯22.6%、
東北伯14.8%、中西伯7.4%、北伯3.4%と少ない。これら団体の資金は公共
部門から32.6%が支出されている。
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■リオの貧民窟救済、住民は立ち退きを怖れる(12月08日)
リオという町は世界三大美港の一つ、ナポリ、シドニーと並ぶ風光明媚として
有名であるが、同時に名高いのが貧民窟。しかも外国から来る観光客に良く見
えるように、リオの小高い丘の上に密集している。その主なのは北部のアレモ
ン、マンギーニョ、南部のパボンとロッシーニョの4ヶ所。公式の見積りでは
この4地区で15万人であるが、市役所では、北部のアレモン8万人、マンギー
ニョス4.5万人、南部のロッシーニャ11万人、パボン1.6万人にて合計25.2万
人程度の人口と推定する。
これらの貧民窟に対する公共サービスとして、水道および下水の提供、公共照
明、託児所・保健所、学校、その他の社会福祉が支払われており、連邦75%、
州20.5%、市4.5%の拠出による143共同コミュニティーを通じての10.75億
レアルの投資が行なわれ、その他に保育所・学校・保健所など貧民窟の都市化
計画に21億レアル、衛生計画に19億レアル野資金が注ぎ込まれている。
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■伯国新聞に記載された日本農村の空洞化(12月08日)
これは12月8日付けのエスタード紙の話、ニューヨークタイムスのファックラ
ー氏のの要約である。秋田県北部、日本海に面した小都市、能代市の商店街の
約半分は閉鎖、その壁には政府政策に抗議する赤札が風に揺れている。この町
に東京近くの市に本店を有するショッピングが進出というので、町の商店は立
ち行かずと言う感じ。能代市の商工会議所の職員、柳原氏は「ショッピング進
出には大反対であり、東京の連中は我々に何も残しておいて呉れない」と嘆く。
現在の日本経済はこの5年間に4.7兆ドルに達した巨大さ。東京あるいは名古
屋などの大都市では摩天楼の建築ブームに沸いているが、能代の田舎町では若
者は東京へ就職を求め、商店は門戸を閉ざす一方となる。このような状態が日
本の地方都市では一般化し、若者達は老人を後に職を探さざるを得ない。日本
に不況が忍びよったのが世紀末、アメリカ式の経済開放が通用しなくなり始め
た気配が漂う。
日本の経済は10年間に僅か6.9%しか成長しておらず。人口の41%は東京付近
に集中しており、平均所得は4万ドル程度へ上昇したが、秋田県では2万ドル
程度。経済の立ち直りが遅れており、野党はこの点を攻撃する。秋田県では公
共事業が停滞し、建築関係の雇用が失われた。この県の所得は東京の半分でも
生活できないことはないが、生活水準を切り下げるのは辛いことである。能代
市の商店の売上は著しく低下し、「このままなら町は廃墟と化す」と町の人は
語る。
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■次期州統領選挙、アルクミンとマルタが互角(12月09日)
次期の州統領選挙に関しての予想はアルクミン前州統領(PSDB)が30%から
26%へ低落、替ってマルタ全観光相(PT)が24%から25%と得票予想を伸ばし
ている。これ以外では10%から13%へ躍進したカサビ聖市市長(DEM)が第三
位、マルフ氏が11%で第四位。決戦投票ならアルクミン氏53%、マルタ夫人
39%。
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■給料並び保健と教育両部門は調整小額で辛抱(12月09日)
来年からの給料調整が議論される時期になった。労働党政権として現労働党政
権の方針として、今までに連邦労働関係収入検査官給料03年8月R$6,550を07
年8月R$10,155へ55%増、連邦弁護士給料R$6,133をR$10,497へ71%引き上げ
るなどの調整を行なったものの、刑法関係刑事R$9,825をR$10,862と11%
博士号の大学教授03年R$3,109をR$3,661と18%、社会福祉関係医師40時間03
年R$2,466をR$2,582と5%としか調整されていない。
これ等の給料調整を実行する必要に迫られているので、行政関係は昨年平均
R$5,256をR$6,369と21.2%の引き上げであるが、教育関係は平均R$7,121を
R$7,502に5.4%昇給に留め、衛生関係は殆ど前年並みの平均R$3,443を
R$3,487の予定という。しかし、何となく不明な調整であるように思われる。
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■サンパウロ市内のボリビア人の不正就職(12月09日)
サンパウロ州内に住むボリビア人は約16万人と推定されるが、この中で不正規
就労と思われる者が州内に約10万人。サンパウロ市内ではバラフンダから東へ、
鉄道セントラル線に沿ったボンレチロ、ブラス、ビラ・マリア、カンガイバ、
エメリリノ・マタラゾ、ポンタラザ、イタケラに到るセントラル鉄道沿いが主
要な居住区域。従事する職業として縫合職人が多い。
この地における縫合職人の殆どが労働手帳を有せず、一枚当りR$0.30程度にて
毎日14時間から16時間、月に1,000枚から1,500枚のシャツその他を縫い上げ
る。業界の組合が決定した給料は最低給料R$380を大きく上回るR$659である
が、実際にボリビア人達に支払われるのは更に安く、月にR$400からR$500程
度の縫い賃である。事業体の主は韓国人またはボリビア人が多く、契約時は労
働手帳を有しない不正規労働者が多い。
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■アマゾン河水力発電、08年までに10ヶ所(12月09日)
この間から本欄でアマゾン支流マデイラ河のジラウ3,300MWとサントアントニ
オ3,150MWの発電を記載したが、この他に08年に予定されたパラ州のトロンべ
ッタス河3,000MW、入札予定2010年パラ州を舞台とするトカンチンス河のマラ
バ発電所2,160MW、シングー河のベロモンテ発電所11,000MW、タパジョス河の
サンルイス発電所9,000MWが2010年までの開発計画に挙げられている。この他
にパラ州のトロンベッタス河3,000MW、アマゾーナスのスクンヅリ河650MW、
ロランジアのアリプアナン河3,000MW、ロライマのブランコ河2,000MW、マッ
トグロッソのジュルエナ河5,000MWの発電計画がある。
なお、これら計画はいずれも環境論者からの強烈な反対運動に遭遇、例えば、
バイオアマゾニアのケメネス氏は数度に渉り警鐘を発しているが、科学技術省
のケメネス氏は「我が国には電力が必要、発電には水力の方が公害が少ない」
として水力発電の方に賭けている。
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■世界における女性の首班国(12月09日)
アルゼンチンでは74年から76年にイザベリッタ・ペロン夫人が大統領になった
ことがあり、今回のクリスチーナ・キルチネル夫人の任期は07年から2011年ま
である。南米ではこの他にチリのミシェレ・バチェレット大統領が任期06年か
ら10年まで。ヨーロッパでは女性元首はドイツのアンジェラ・メルケル総理
(05年〜09年)にアイルランドのマリ・マカレエゼ大統領(97年〜11年)、フ
ィンランドのタルジャ・ハロネン女史(00年〜12年)、アフリカではエレン・
シルレアフ女史(05年〜11年)、東洋ではインドのプラチブハ・パチル女史
(07年〜12年)とフィリッピンのグロリア・アロヨ女史(01年〜10年)、ニュ
ージーランドのヘレン・クラーク女史(99年〜08年)。
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■クリスチーナ大統領、支持多くご満足(12月09日)
隣国アルゼンチンのクリスチーナ大統領は御満足、今のところ、インフレ派
9.0%、貧民係数は23.4%と下位に下がり、国民所得は2,300億ドルと若干の
上昇で、失業率も更に下り8.1%となった。下院では257席中161席、上院で
は議席72席中47席、州統領は24州中19州が与党、市長は1,385市中741市が与
党である。
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■マデイラ河、下流の発電所を最初に競売(12月10日)
マデイラ河の上流ジラウ発電所の入札は来年回しとして、最初は下流のサント
アントニオ3,150MWの競売を行ない、電力料金の最高をMWH当りR$122とする。
競売参加者は第一がサンフランシスコ河電力CHESF、CPFLエネルギー、ENDESA、
カマルゴ・コレア。第二はCESBグループにてスエズおよびエレトロスール、第
三はマデイラ電力グループにて構成員はオデブレヒト、アンドラーデ・グッチ
エリにミナス電力CEMIGなど。なお、発電所設計の条件は魚が上流に遡れるよ
うに魚道を付ける、水平に水車を配して水平式回転による発電、貯水池を最小
にして水流を利用する。
このサントアントニオ発電所に来年入札予定のジラウ発電所が加わり、双方で
6,450メガワットの電力が得られることになるが、2012年から2016年に必要な
電力を得るには合計11地区において毎年4.9%の成長を必要とし、この計画で
は大幅に電力は不足を来たすと予想されている。
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■携帯第三世代の電話入札、申し込み11日までに(12月10日)
電話庁ANATELは携帯電話第三世代の入札を行う。申込期日は11日、入札は18日
の予定。なお、現在、携帯電話市場における電話会社は、ビーボが27.6%、
TIMが25.9%、クラロが24.9%、OIが13.3%、テレミグ/アマゾンセルラール
4.4%、BRT3.6%、その他0.3%という分配。
全国を11地区、即ち、第一地区バイアに始まり、第二が中西伯、第三がサンパ
ウロ首都圏、第四区がアマゾーナス、パラー、マラニョン、アマパ、ロライマ、
アマパのアマゾン区、第5区はサンパウロ州奥地、第6地区は東北伯北部、第
7地区は三角ミナス、第8地区は聖州のリベイロン、プレットおよびフランカ
地方、第9区は南マットグロッソおよびゴヤスの現CTBC地区、第10地区はミナ
ス州の大部分、第11区はパラナ州のロンドリーナおよびタマラナ地方の現セル
コンテル地域。全国で44地区、最低価格総計28億レアル。
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■南米諸国、地域の南部銀行を設立(12月10日)
12月9日、ブエノスアイレスにおいて、ブラジルの開発銀行をモデルにした南
米開発銀行がブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、パラグアイ、ボリビア、
エクアドル、ウルグアイによって設立された。但し、設立されたものの、銀行
の資本金を始めとして、殆どの事項が未決定、今から種々の定義が行なわれる
筈という。
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■ミナス州に地震、震度4.9度、死者1名(12月10日)
12月9日、ミナス州北部、州都ベロオリゾンテの北660キロのイタカランビ市
において、0時5分に約15秒間、震度4.9の地震が起り、家屋が倒壊、死亡者
1名、他に負傷者6名が発生した。約5キロ地下で大地が圧迫されたのが原因。
ブラジルの地盤は固く、地震の率は少ないが、1922年以降に10件の発生があり、
今までにブラジルで測定された最大のものは55年のマットグロッソのガウショ
ス港の震度6.2であった。なお、地震による死者は今回が初めてである。
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■マデイラ河発電所、35%引きで入札(12月11日)
マデイラ河のサント・アントニオ発電所、出力3,150KWの工事請負の入札が12
月10日に行われ、オデブレヒトが主催するマデイラ・エネルギー事業団が
R$78.90MWH競売入札で勝利を占めた。下流のポルト・ベーリョ近くのサント・
アントニオとその上流のジラウの2ヶ所にダムを建設する予定であり、今回は
下流の方サント・アントニオの競売、上流のジラウダムは来年度に競売を行な
う。
発電所の総工事完成予定は2016年であるが、08年10月に第一次工事完成し、送
電可能となる。完全に終了するのは2016年6月であり、44タービンが活躍する。
この発電所の電力はアマゾン他地区を除くブラジル全国電力システムと結合さ
れており、送電はロンドニアのポルト・ベーリョに建設される送電所を通じて
行なわれ、送電経費はMW当りR$24程度と見積られる。
今回の競売では将来の電力を如何ほどで販売するかという目的であり、電力庁
ANEELの定めた電力代金、MWH当りR$122に対し、落札されたのは前述のよう
に35.3%割引のMWH当りR$78.90であった。発電所の出力は3,150キロワット、
契約は30年間である故、工事費は約100億レアルに相当する。なお、落札した
マデイラ河電力の資本構成はフルナス中央電力39%、バニッフ&サンタンデル
基金20%、オデブレヒト投資17.6%、アンドラーデ信託12.4%、セミグ発送電
10%、オデブレヒト建築1%が出資者である。
ただし、このマデイラ河の発電の開始されるのは2012年からである故、それ以
前に発生する電力不足の可能性については、いうまでもなく、責任の持ちよう
がない。現在07年のブラジルの電力供給の93.1%は水力、原子力2.8%、ガス
2.4%、残り1.7%が木炭・ディーゼルなどに頼っており、この数年間、殆ど
工事せずに過してきた不足電力を如何に補うかの問題が残る。
なお、ブラジルの発電計画はこのマデイラ河の3,150MW以外に、北伯マットグ
ロッソ州のトレス・ピレス河のサン・マヌエル(746MW)とトレス・ピレス
(1,820MW)、トカンチンス河のマラバ(2,160MW:PA)、およびセーラケブ
ラーダ(1,328MW:TO)、南伯ではウルグアイ河(SC/RS)のイタピランガ
(SC/RS)の建設計画がある。
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■地域工業発展率、最高はアマゾーナス15%(12月11日)
ブラジルの本年10月までの州別の所得成長を比較すれば、最高はアマゾーナス
州の15.4%、次いで南のパラナ14.4%、南リオグランデ11.3%、サンパウロ
11.1%、サンタカタリーナ10.5%とアマゾン以外は南部諸州ばかりが平均以上
を占め、東北伯は振るわずという感じがする。
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■ブラスカン、プラザ網を11億ドルにて購入(12月11日)
カナダにショッピングを有するマルゾニの一族はブラスカンにより経営される
プラザショッピング網を11億ドルにて購入するのに成功した。このショッピン
グ網に属するのはサンパウロのショッピング・パウリスタ、ウェスト・プラザ、
パチオ・イジェエノポリスにリオのボタフォーゴなどの一流ショッピングであ
る。
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■エアバスA380、初めてブラジルへ(12月11日)
エアバスA380は世界の旅客機中で最大で520人乗り、TAM航空が借り受けたこ
の航空機が10日の15時にサンパウロ到着予定が若干おくれて。16時40分にグア
ルーリョス空港に到着した。
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■クリスチーナ夫人、夫より大統領章を受取る(12月11日)
ブエノスアイレスでは、アルゼンチンの選挙により就任したクリスチーナ・キ
ルチネリ夫人が夫のネストール・キルチネリ元大統領より大統領就任の肩掛け
を送られた。新大統領は「メルコスールは我々の活躍する舞台であり、近い将
来にベネズエラとの間にエネルギーに関する取り決めが成立するであろう」と
述べた。
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■サンフランシスコ河、工事差し止め命令(12月12日)
東北伯を流れる大河サンフランシスコ河を塞き止め、その北部を灌漑する。こ
の計画は古くはブラジル独立以前に始まり、現在に至るまで、常に「計画」と
して存在し続けて来た。そして、現在の大統領は東北伯出身、この計画を促進
したいと考えるのは当然である。しかし、ドンペドロ2世の時代から現在に至
るまで実現しなかったのは、それだけの理由が存在するのは確実であるものの、
ルーラ大統領はサンフランシスコ河流域開発計画を巡って、その可否の議論が
再び高まって来た。
この地方、バーラのカッピオ牧師は発電所反対の狼煙を挙げて、断食を実行し
始めて以来2週間目になる。裁判所側では計画中止の申請を提出している。だ
が、未だに回答を得ていない。連邦地区裁判所のソウザ・プルデンテ判事は
「水利全国委員会CNRHは発電所設置計画を承認すべきでない」との意見である
が、最高裁STFの意見が待たれている。
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■携帯第三世代の競売、11地区で18組(12月12日)
携帯電話の第3世代の競売が11地区にて8組の参加により行なわれる。最低価
格の総計は28億レアル。参加する会社はブラジルテレコン、CTBC、OI、ビーボ、
ネクステル、TIM、クラロ、テレミグセルラルの8社、争う11地区は第1地区
がリオ・エスピリットサント・バイア・セルジッペ、第2地区は中西伯および
南伯にアクレ、トカンチンスを加えた各州、第3地区はサンパウロ州首都圏。
第4地区はアクレを除きマラニョンを加えた北伯地方。
第5地区は首都圏および第8地区を除いたサンパウロ州、第6地区は東北伯北
部、即ちピアウイ、セアラ、北リオグランデ、パライーバ、ペルナンブコ、ア
ラゴアス。第7地区は三角ミナスの現CTBC地域、第8地区はリベイロン・プレ
ットおよびフランカの現CTBC地域、第9地区は南マットグロッソおよびゴヤス
州の現CTBC地域、第10地区は三角ミナスを除くミナス州、第11地区は南3州。
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■米国連邦準備局、利子0.25%の引き下げ(12月12日)
アメリカの連邦準備局は12月11日17時、金利を0.25%引き下げ、4.25%とした。
この報を受けたサンパウロでは1.43%の下げ、64,512にて証券市場を閉め、ま
た、ダウジョーンズ指数は13,744に始まり、2.14%の引き下げ、13,432にて相
場を締めた。
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■ペルーのフジモリ氏に懲役6年の求刑(12月12日)
12月11日、ペルーの最高裁判所はフジモリ元大統領宛に「モンテシノス情報局
長官に対し権力乱用を認めた件に関して有罪である」と、6年の懲役および
13.5万ドルの罰金支払を命じた。同氏のケイコ・フジモリ嬢は「父は自己の責
任を充分に認識しているが、今回の判決には納得できない」賭して提訴する方
針であると語る。
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■開発銀行、貸付566億レアルの新記録(12月12日)
11月までの開発銀行の1月より11月までの貸付実績は566億レアルに達し、こ
れは昨年同期に対して34.2%増の成績、云うまでもなく、市場最大の成績。内
訳は12ヶ月間で農業49億レアル、工業300億レアル、インフラ機構257億レア
ル、商業およびサービス業59億レアル、その他2億レアルにて合計667億レア
ル。本年度の目標額は769億レアルにて、昨年よりも23.6%増を目指すという。
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■米車の退潮で欧州車もアメリカ進出を図る(12月12日)
ドルの価値が下落しつつある。これが最も現われるのが自動車業界、フィアッ
トはアメリカに、また、アルファロメオも13年振りにアメリカへ工場を建築す
ると計画中。フォルクスは西部海岸に土地を探しており、フィアットBMW、メ
ルセーデスベンツも同様といわれる。
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