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ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)




Brazil Today

発行日: 2007/12/6

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BRAZIL TODAY                                             2007/12/10(336号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース           (毎週月曜日配信。購読無料)
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為替(レアル/円)、12月5日現在 R$1=\61.48
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■貿易収支は赤字、直接投資は最高記録(11月29日)

10月の外国よりの直接投資は363.65億ドルと最高記録に達したが、為替収支残
はマイナス0.42億ドルの赤字を示した。10月の輸出は157.69億ドル、輸入
123.30億ドルにて貿易収支は黒字34.39億ドル。貿易外収支は総てマイナス勘
定にて、金利3.31億ドル、旅行4.79億ドル、利益送金22.01億ドル、その他
7.74億ドルにて小計37.85億ドル。これに振替取引3.04億ドルは加わり、為替
取引は合計マイナス0.42億ドル(PIBの0.60%)となる。

為替取引は7月に続き本年2度目のマイナス取引。外国投資よりの投資勘定
IEDは10月に31.88億ドル、12ヶ月間に363.5億ドルであった。外資受け入れ
投資累計受入額をパーセントにて業界別に示せば、金属業界15.8%、金融業界
13.8%、鉱業10.9%、商業7.8%、コンサルタント5.7%と一部業界に集中し
て投資されているといえる。なお、旅行ドル収支率はブラジル人の外国での使
用9.15億ドル、外国人の国内での使用4.36億ドルにて差引きマイナス4.79億ド
ルと今まで登録された最高記録に達している。
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■ペトロブラス、石油化学業界を再編成(11月29日)

ペトロブラスはブラジルにおける石油化学を再確定する地図を作成中、いうま
でもなく、諸所から種々の改正案が提出されるのは当然である。計画によれば、
ブラスケンは現在、年間売り上げ182億レアルに売上を有する中核会社、オデ
ブレヒトにより支配されるが、非支配株主でもペトロブラスはカマサリ(BA)
とトリウンフォ(RS)の両地区の石油化学団地を支配し、大きな力を有してい
る。

東南伯石油化学CPSは東南伯にあるブラスケンの鏡といえる会社、マウア(SP)
にあるウニオン石油化学PQUとペトロブラスにより取得されたウニパルの資産
を基に、リオのポリメロを合併して作られる計画。これはレジン関係のみでも
600万トン、売上総額100億ドル、その内で輸出6億ドル、従業員は31万人と
いう世界第9位の石油化学プロジェクト。生産は06年467万トン、07年403万
トン、輸入は06年に56万トン、07年58万トン、輸出は06年112万トン、07年98
万トン、国内販売06年339万トン、07年293万トンとの予想。
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■第一次収支は上昇し100億レアル(11月29日)

中央政府、即ち、国庫・社会保障・中銀の10月第一次収支総計は100.11億レア
ル、累計では616.52億レアル、国民所得PIBに対して2.96%の成績、昨年度の
550.18億レアル、2.89%より若干の上昇を見ている。投資は142.45億レアル、
昨年の111.71億レアルにて投資パイロット率PPIは昨年の2.0%より上昇して
3.2%に上った。
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■聖市の失業率、14.4%に下る(11月29日)

サンパウロ市の失業率は昨年度11月の14.1%より4月の16.9%に上昇を見たが、
その後は低下し、10月には14.4%と殆ど昨年11月の最低率14.1%に近付いた。
平均給料は前月のR$1,140からR$1,207へと5.9%の上昇。
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■ミタル製鉄、投資18億ドルの完成式(11月29日)

以前のツバロン製鉄CST、現在のアルセロール・ミタル・ツバロン製鉄が総計
18億ドルを費し、生産能力を50%増と拡大、年間750万トンとした拡張工事が
終わり、29日、ルーラ大統領およびラクシュミ・ミタル本社社長を向かえて完
成式を祝う。
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■弾丸列車、リオ/SPをカンピーナスまで延長(11月29日)

ブラジルの民営鉄道のプロジェクトにサンパウロ/リオ弾丸列車がある。この
2大都市間の距離は403キロ、途中にボルタ・レドンド、レゼンデおよびサン
ジョゼ・ドス・カンポスの停車場を予定、これを2時間半で走らせる計画であ
ったが、これにカンピーナスまで延長し、更に92キロ50分を付け加え、495キ
ロ、3時間30分で走羅世帯というのが、関係者の意向である。                                 
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■レナン、PTとPMDBの無支持で3票対17票(11月29日)

レナン氏は依然として頑張っているが、憲法法務委員会の投票に17票対3票に
て敗退した。所属していたPMDBの党員でさえ、賛成2票反対4票では如何とも
し難しという感じ。労働党のメルカダンテ氏も追放賛成の演説を行なった。
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■ベネズエラ、コロンビアと国交断絶(11月29日)

ベネズエラのチャベス大統領は隣国コロンビアとの国交を断絶した。これは双
方の政府の最近の動きから容易に推察される事態であった。これで相互に国交
断絶となるが、04年の状況の繰り返しとなると予想される。
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■ルーラ大統領「小切手税反対は脱税者」(11月30日)

ルーラ大統領は「小切手税延長に反対する者は脱税者である」と決め付けた。
07年に徴収した小切手税CPMFは400億レアル、これが実行された94年以来に徴
収された金額は価値修正済みにて2,580億レアルという膨大な金額、この中で
保健関係に向けられたのは837億レアルであった。この税が12月31日までに延
期を承認されなかった場合は2月に再投票され、承認された場合は税取立てが
再開されるが、政府にとっては約150億レアルの損害となる。
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■科学知識試験、ブラジルは世界で52番目(11月30日)

一国の科学進歩は国民の生活向上に繋がる。ということは、逆に「進歩の遅れ
た国は何時までも低所得に甘んじなければならない」ことになる。経済開発協
力機構OECDは加入の57カ国を発展段階に応じて階級別に分類した結果を発表し
た。

その分類中、最も優れて分類されたのは800万点中の563点を獲得したフィン
ランド、第2位が542点の香港、第3位が534点のカナダであった。以下は第
4位が台湾532点、第5位にエストニア、第6位に日本531点であった。

この後はニュージーランド、オーストラリア、オランダ、リヒテンシュタイン
が第10位。以下は韓国、エスロベニア、ドイツ、イギリス、チェッコが第15位、
以下はスイス、マカオ、オーストリア、ベルギー、アイルランドが第20位にて
以上の国々が平均以上の成績にて、アメリカ、カナダにヨーロッパ諸国、アジ
アでは極東の香港、台湾、日本、韓国、マカオが20番以内の国に入る。その次
ぎの中程度に5カ国があり、25番がフランスにて、平均を下るアメリカが29番、
スペイン31番、ロシアは35番、イタリア36番、ポルトガル37番。40番目に初め
て南米のチリ、43番にウルグアイ、49番メキシコ、50番インドネシア、51番ア
ルゼンチンに続いて52番ブラジル、53番コロンビア。
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■政府、支出増加とドル値上りで赤字増大(11月30日)

政府の財政赤字は増加の一途を辿っている。第一次財政赤字は10月158.75億レ
アル、累計1.35兆レアル、国民所得の6.49%に達した。部門別に示せば、連邦
政府および中銀の黒字は127.12億レアル、これより社会福祉院INSSの26.94億
レアルを差し引いて100.18億レアル。地方公共団体は州政府22.47億レアルと
市役所7.97億レアルにて小計30.43億レアル。公社は連邦30.21億レアルに州
営公社-7.65億レアル、市営0.31億レアルにて小計22.87億レアル。以上を総
て加算すれば、10月の赤字153.47億レアル、1月より10月の累積収支は1,057
億レアル。これだけの赤字を負担した連邦政府の債務は1,132億レアルに達す
る。
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■ミタル製鉄、対伯投資5年間に50億ドル(11月30日)

アルセロール・ミタル製鉄のラクスミ・ミタル社長は「ブラジルにおける我が
グループの投資は今後5年間に50億ドル。その中で大きいのはミナス州モンレ
バデ工場の新高炉建設およびベイガ・ド・スール(SC)およびツバロン(ES)
の両工場の整備。最近のブラジル工業の発展は目覚しいものがある」と語った。
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■クリスチーナ大統領、超権力を発揮(11月30日)

アルゼンチンのクリスチーナ・キルチネル大統領は超権力振りを発揮、夫のネ
ストール・キルチネル氏の助力を得て、国会に相談することなく、諸種の条令
を実行しており、さて、何時までこの調子で走るのかと国民は眺めている。
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■ギャング団、2単発機を奪って逃亡(11月30日)

マットグロッソ州のクヤバ市から34キロのサントアントニオに置いて、20時30
分頃に8人の武装ギャングが飛行場に現われ、護衛官を捕まえ、飛行場にあっ
た航空機PT180、PT210に分乗して、午前3時30分に逃走した。
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■チャベス、米国への石油輸出停止で脅す(12月01日)

ベネズエラのチャベス大統領はアメリカ向け石油輸出を切断すると驚かしてい
る。現在、南米大陸の諸国家中で最も左翼なのはベネズエラであり、チャベス
大統領の支持率は、98年56.2%、00年59.7%、04年59.3%、06年62.9%と高率
を締めている。現在、ベネズエラはアメリカに向けて石油を輸出しているが、
これを切断する。
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■石油化学業界の新企業地図(12月01日)

ペトロブラス、ブラスケン、ウニパルの3社が合同し、資本金100億レアルの
新石油化学工業を設置する。現在、バイア州のカマサリ石油化学センターは石
油化学8社を有するオデブレヒトが主役を占める。他方、南リオグランデのト
リウンホ・センターではコペスール、イピランガ、トリウンホによるブラスケ
ンの支配するところ。これに対し、リオのヅッケ・デ・カシアスに位置するリ
オセンターは原料にて天然ガスを使用、イピランガが40%にウニパルとペトロ
ブラスが各37.3%を有するペトロキザが出資した会社。また、聖市郊外のABC
地区ではウニパルおよびペトロブラスが8月に購入したスザノと合同し、新し
い会社、東南伯石油化学工業の成立が発表された。
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■アマゾンよりアンデス越えて太平洋(12月01日)

ブラジルの西端近く、アクレ州のアシス・ブラジルにて国境を越えるとボリビ
アとペルーの国境の町アシス・ブラジルに出る。これから700キロほど南方へ
行けばクスコとイロとの分岐点イナンバリの町、西方へ行けば古都クスコを経
て海抜6,000メートルのアンデス山脈を越え、約700キロにて太平洋岸サンフ
アン・デ・マルコナ港に到達する。また、高原地帯を南に走り、ペルーの南方
アザンガロへ行けば800キロ程でイロ港に到着、この通路がアマゾン平原から
アンデス山脈を越える北方横断道路。これがこの地のコモリ知事の推薦する道
路である。この道路のペルー側の基点、クスコに近いオコンガテに置いて工事
を請け負うオデブレヒトを始め、関係者一同による太平洋向け道路の工事開始
の式典が行なわれた。
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■サジア、最初の海外工場の開所式(12月01日)

サジアは12月1日、ロシアのカリニングラードにおいて最初の海外生肉工場の
開所式を挙行する。同社がこの地に投資した金額は1.5億レアル、ロシア側の
ミラトルグ社が40%を受け持った。工場の脳流奥は年間5.3万トン、職員数は
400人の工場である。
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■リオ貧民窟を連邦と市が共同開発(12月01日)

ルーラ大統領はリオの貧民窟開発という大風呂敷を広げた。この存在は頭痛の
種であるばかりか、リオに到着する観光客の最初に目に付く存在である。対象
となった貧民窟と予算総額は連邦と州を総計して89.7万レアル、人口は69万人
となり、各区別ではアレマン49.51万レアル(人口18万)、マンゲイラ23.51
万レアル(6.5万人)、ロシーニャ11.00万レアル(人口12万)、カンタガ−
ロ3.52万レアル(14万人)、プレベントリオ2.2万レアル(18.5万人)。その
問題点は、土地の不正規使用、死亡率の高率、初等教育欠如、環境問題、基本
衛生の不足など。 
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■石油が造船業を浮かび上がらせる(12月01日)

造船業に助けの船が現われた。長期間の不調に泣いたが、石油の方から運が向
いて来た。造船業界への開発銀行融資は05年1,400万レアル、06年1,900万レ
アルと霞んだ状態を続けて来た。だが、本年度は4,000万と生気を取り戻した
感じである。
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■ルーラ再選支持31%、7州統領は失職の可能性(12月02日)

フォーリャ紙による世論調査からは、現在、2期目にあるルーラ大統領の3期
連続大統領を支持する者は31%、3期連続に大統領に反対の者が65%、不明
4%という結果であった。賛否を学歴別に見れば、初等教育卒は反対58%、賛
成36%、不明6%であるが、中等教育卒は反対70%、賛成28%、不明2%、高
等教育卒は反対78%、賛成20%、不明2%。

これを所得別に分類すれば、2最低給までは反対58%、賛成37%、不明5%で
あるが、2以上5最低給までは反対69%、賛成29%、不明2%、5以上10最低
給までは反対72%、賛成27%、不明1%、10最低以上では反対76%、賛成22%、
不明2%。地域別では東南伯が反対67%、賛成29%、不明4%、東北伯が反対
58%、賛成38%、不明4%、中西伯/北伯が反対65%、賛成32%、不明3%。

また、州別の大統領第3次就任反対率は南リオグランデ72%、サンタカタリー
ナ72%、パラナ73%、次に東南伯はサンパウロ70%、ミナス65%、リオ64%と
南部ほど反対者が多く、東北伯はセアラ56%、バイア55%、ペルナンブコ46%
と北に行く程、反対者が減少する。なお、ルーラ氏の跡継ぎとしてはジョゼ・
セーラ氏(PSDB)37%、シーロ・ゴメス氏(PSB)が18%、エロイザ・エレナ
女史(PSOL)15%の順。

選挙裁判所TSEは「7州の州統領は選挙投票の購入などの選挙違反によって、
役席を決定的に失う可能性がある。名前を挙げれば、マラニョン州のラーゴ候
補(PDT)、パライーバ州のリーマ候補(PSDB)、ロンドニア州のカソル候補
(PPS)、ロライマ州のピント候補(PSDB)、セルジッペ州のデダ候補(PT)、
トカンチンス州のミランダ候補(PMDB)、サンタカタリーナ州のエンリッケ候
補(PMDB)の各氏」と発表した。
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■マデイラ河発電にて、ポルトベーリョに投資家(12月02日)

マデイラ河、ポルトベーリョ近くのサントアントニオとジラウ両発電所を建設
する話が進められているが、それに先駆けて、河には種々の企業進出が見られ
る気配である。この地に進出を企画しているのは、ボトランチン以外に、小売
商のC&A、リアッシュエロ、ポン・デ・アスーカル、カレフール、卸売りの
アタッカドンなど数多くの商店。同地の住民達は開発に大賛成、発電所と共に
開発の光が差し込んで来たという感じである。
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■最上の教育設備フィンランドとブラジルの比較(12月02日)

北欧にフィンランドがある。この国は経済開発協力機構OECDの指示に基き
2003年に世界各国にて同一の質問を行い、国語理解力および科学知識に関して
世界第一、算術にて世界第二、問題解決力で第三位の成績を得た国である。こ
の国とブラジルの文化面の状態を比較する。最初は国土は850万平方キロに39
万平方キロと約5%の国であるが、人口はブラジル1億8,300万人、フィンラ
ンドは530万人と29%。国民所得はブラジル2.4兆レアル、一人当り1.3万レ
アルに対し、フィンランド0.42兆ドル、一人当り7.8万レアルとブラジル人の
6倍の収入を有する。

ブラジルの義務教育は6才から17才までの12年間、フィンランドでは7才から
19まで13年間と殆ど変わらない。しかし、ブラジルの学生数3,328万人に教師
166万にて教師一人に対し20人、フィンランドでは58.6万人に4.1万人にて一
人当り14人と差はそれ程ではないが、給料の方はブラジルのペルナンブコで
R$252、フィンランドでは2,500ユーロ(R$6,300)と20倍。学校数はブラジ
ル15.9万校に対しフィンランドは3,579校しかない。授業料はブラジルでは官
立は無料であるが、私立は有料、フィンランドではすべてが無料である。

なお、2003年に同一問題による41カ国の学生試験の結果ではフィンランドは国
語第1位、科学第1位、数学2位、問題解決力3位。ブラジルは国語第38位、
科学50位、数学41位、問題解決力39位であった。
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■TVデジタル、政府が変換に融資(12月03日)

数年の遅延、約束した資金源の不足という事情があったが、デジタル式のテレ
ビが漸くブラジルでも実現することになった。開発銀行はこの方式のテレビに
対して10億レアルの資金を準備し、システム提供先に融資する。ただし、変換
装置は安い物ではなくR$500からR$1,100程度にて市場に出される。高価では
あるが、走査線が増加し、見易くなるというのが自慢であり、2日には大聖市
向けに試験的に放送され、肌理が細かくなる、画面安定性が向上するなどの面
で好評であったと政府側は主張する。

テレビ方式の変化は次の諸点に現われる。1)新方式テレビはデジタル方式付
きでなければ受像できない。2)高密度送信は段階的に実行され、最初、大部
分は現在方式の送信が続けられる。3)デジタルTVは乗り物の中での受信が可
能である。4)同一プログラムを各種の角度から見た映像に修正できる。以上
のような特質があるが、欠点は現在方式と比較して若干、高価な点があり、こ
の点を如何に解決するかが、将来への課題となる。
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■仏国、伯国原子力へ融資可能(12月03日)

フランスの巨大企業アレバ社はブラジル政府の原子力エネルギーを如何にする
かという決定を待っている。ブラジルは原子力工業アングラ3を計画中であり、
環境再生院IBAMAの許可を待っている。しかし、環境院は未だ提出された建設
案を受諾しておらず、08年廻しとなると予想される。なお、このプロジェクト
を担当しているAREBA社は、各設備の能力は1,600メガであり、発電量に比し
て、ゴミの出方が少ないのが特徴であるという。
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■ボリビア、与党野党間に緊張高まる(12月03日)

ボリビアでは憲法改正に関して「14日に各条を個別に審査するか、それとも、
一括して投票するか」に付いて揉めており、エボ・モラエス大統領と野党の間
に緊張が高まっている。政府は軍隊をサンタクルスに召集し、その力で現在の
難局を乗り切ろうと望みを掛けている様子である。
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■アマゾン伐採と管理の差2570億ドル(12月03日)

「アマゾン地方における今後10年間の伐採と20年間の管理された森林計画の差
は2,570億ドルに値する」という。これは伐採に関係する損益計算の総て対象
に入れて予想したアマゾン環境研究所IPAMのモウチーニョ氏の意見、アメリカ
の材木研究のネプスタッド氏もこの意見に同意する。この金額は京都議定書に
基く炭酸ガス発生基準により計算されたもの、アマゾンの炭酸ガス発生量は
470億トン、トン当りUS$5.50にて計算した結果である。
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■ブラジル、鋼鉄は生産の60%を輸出(12月03日)

開発銀行は「ブラジルの鋼鉄生産は今後数年間に様相を一変すると思われる。
現在は国内向け60%、国外向け40%の割合であるが、今後8年間にはこの比率
は逆転し、外国需要が60%に達するであろう。この変化に応じて8年後の
2,015年の融資は77億ドルにて、ほぼ恒久的に390億ドルに達す。云うまでも
なく、この需要は恒久的なものであり、生産した鋼鉄の60%は外国への輸出で
ある」と予測した。

新規に参入する企業はバーレとチセンクルップスが開発するチセンクルップス、
リオのセペチーバにて投資80億トン、生産は09年より500万トン。セアラ製鉄
はバーレ都韓国のドンクの出資20億ドル、生産は250万トン。ビトリア市では
中国のバオ製鉄がバーレと組んでビトリア製鉄CSV、投資55億ドルで生産500
万トンの予定である。
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■ベネズエラ、チャベス氏に権力限界を示す(12月04日)

ベネズエラのチャベス大統領が9年間で最初の敗北を記録した。憲法改正の国
民投票において、90%を開票した時点において、チャベス大統領による改正を
認めない者が50.71%、認める者が49.29%、その差12.5万票と僅かながら不
足した。チャベス大統領は投票における敗北を認めたが、これで諦めた訳でな
く、何とかする道を模索している。
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■貿易収支、更に縮小、3年間最低の20億ドル(12月04日)

11月の貿易収支は輸出140.52億ドル、輸入120.25億ドルにて差し引き額は
20.27億ドルにて本年度の最低記録、累計では輸出1,464.19億ドル、輸入
1,100.19億ドル、差し引き364.00億ドル、前年の11月累計実績414.00億ドルよ
りも差額が減少しており、11月の成績は過去3年で最低の残高となった。

何しろ輸出は16.6%しか伸びていないのに対し、輸入の伸長は著しく30.8%と
盛大な伸長を示した。輸出はヨーロッパ連合に対しては29.3%、中国には
28.2%、メルコスールには23.4%と大きな伸長を示したものの、全体としての
輸入の伸びは極めて大きく、消費財33.5%、資本財31.8%、材料30.1%と伸び、
差し引きの貿易収支は20.27億ドルへ下った。
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■自動車販売は好調、11月30%増(12月04日)

11月の自動車販売実績は23.7万台、11月までに鑑札を得た自動車台数は220万
台という好調な記録、昨年よりも49.7万台増加したという。自動車協会
ANFAVEAによる今までの売上で最高記録は97年の194万台であったが、本年度
売上は240万台から245万台の見込み、しかし、販売店側では250万台程度が
売れるのではないかと予想している。
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■砂糖きびへ開発銀行が197億レアルの融資枠(12月04日)

開発銀行BNDESの砂糖アルコール業界に対する貸付枠は197.5億レアルという
巨大な金額、この中で106.5億レアルは既に貸付承認済み、残る新規貸付枠は
として91.1億レアルを審査中。特に中心となっているのは三角ミナス、ゴヤス、
南マットグロッソの地帯、および、発電所の建設が予定されているマデイラ河
のサントアントニオ付近。この付近は銀行内で新たに創設された重点融資地帯
で投資120.8億レアルの融資が見積られる。
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■Jメンデス鉱山の売却に高名会社が並ぶ(12月04日)

鉄鉱山J・メンデスの売却に関して、買い手として有名な鉱山、製鉄所が名を
連ねている。この鉄鉱山はミナス州のマテウス・レーメにあり、売り手のJメ
ンデス側では少なくとも25億ドルとして評価しているというが、買い手として
バーレ・ド・リオドッセを始めとして、CSN、ジェルダウ、ウジミナスの国産
資本に、ミタル、BHPなどの外国資本が狙っている状態。如何ほどの価格で入
札が行なわれるのか注目される。
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■エンブラエル、ミニジェット100機を売却(12月04日)

エンブラエルは12月4日「小型ジェットのフェノン300型100機をアメリカの
フライト・オプシオン社へ販売した。航空機の価格は7.5億ドル程度、これに
諸種のオプションが付加されて、価格が11.2億ドルとなる。さらに、この契約
には諸種の契約、総額2億ドル程度が付けられ、この他に維持費として2億ド
ルなどを合算すれば、全契約17.2億ドルの契約となる」と発表した。なお、同
社は中型機の世界需要の約半分48%の市場を確保、2018年までに2,010億ドル
の売上を確保している企業である。
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■京都議定書、豪州も参加、残るは米国のみ(12月04日)

機構に関する国連会議がインドネシアのバリ島で開催されている。この会議に
おいて、オーストラリアが駒を動かし、97年に採択された京都議定書に賛意を
表して環境論者の側に回ったので、「気象を壊乱しても差し支え無し」と主張
する国は僅かにアメリカの一国のみという状態に陥った。アメリカは世界で最
も科学を優先させている国、また、自動車文明を認めているにも拘らず、空中
の炭酸ガス制限措置を放置し、空気汚染に非協力な態度を続けているのは納得
できない。
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■レナン旧上院議長、2度目の首繋り(12月05日)

レナン旧上院議長(PMDB-AL)は上院会議において、またしても追放適用を逃
れることが出来たが、議長の席は辞任せざるを得くなり、追放処分に関する投
票は48票対29票にて再度の追放処置の不適用となった。ルーラ大統領はレナン
氏の後任としてガリバルヂ氏(PMDB)を準備するまでを行なったが、これは不
要となる。
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■工業11月成績は10月以下の成績(12月05日)

工業連盟CNIの工業関係の生産販売資料に関し、公表され資料は06年の1月を
100と指数の基にした統計であり、10月生産指数126.5は昨年116.3に本年
113.3の成績を意味すると同様に、生産時間117.7時間は昨年109.2時間に本
年107.8時間となり、何れの場合も、本年度は昨年度より悪化している。なお、
設備利用率は82.8%という高率、来年は可成りの投資が必要と思われる。

自動車に関しても自動車販売連盟FENABRAVEによる11月の自動車販売台数は
40.22万台にて前月42.33万台を下回る成績であったが、年間台数では384.9
万台と昨年295.3万台に対して30.4%の上昇であった。
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■鋼鉄売上、国内市場は18%の値上げ(12月05日)

自動車工業の好調に加え、建築業界も上向き、これを反映してブラジル製鉄院
の本年度の売上見通しは昨年より18%増と予想する。07年度は3,395.8万トン
の予定が08年度は3,763.7万トン。
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■建築業界、隘路はあるが、記録的な伸びを期待(12月05日)

建築業界は175万人の労働者を抱え、隘路はあるにしても70年以来の最高の成
績をが、達成することを期待していた。セメント消費8.4%増などから見て、
建築材料工業の伸び7.4%、建築業界雇用7.4%増などの数字から、経済の進
展によって本年度の建築成長率が7.9%から9.3%程度に達し、来年は成長率
が10.2%から14%に達するであろうというのがサンパウロの建築業組合の期待
である。
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■悪い学校成績、伯国は世界で国語49位、算術54位(12月05日)

世界中の学校生徒に対して、同一の問題を提示し、その得点を相互に比較した
結果が経済開発協力機構OCDEから発表された。試験は国語と算術の2科目の質
問であるが、ブラジルの成績は如何になったのであろうか。

国語では韓国が556点を獲得して世界第一位を獲得した。第二位フィンランド
547点、第三位香港536点、次いでカナダ、ニュージーランド、アイルランド、
オーストラリア、リヒテンシュタイン、ポーランド、スエーデンが10位。日本
は15位、台湾16位。算術の点数は台湾が第一位549点、第二位フィンランド
548点、第三位香港547点、次いで韓国、オランダ、スイス、カナダ、マカオ、
リヒテンシュタイン、日本が第10位。

ところで中南米諸国は、国語はチリが38位、ウルグアイ42位、メキシコ43位、
ブラジル49位、コロンビア51位、アルゼンチン53位。算術の方はウルグアイ42
位、チリ47位、メキシコ48位、アルゼンチン52位、コロンビア53位、ブラジル
54位という嘆かわしい順位であった。
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