トップ > ニュース&情報 > 国際情勢 > Brazil Today

ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)




Brazil Today

発行日: 2007/8/9

━━■ P R ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ANA&LOG(アナ・ログ翻訳事務所) -  ポルトガルの翻訳・通訳サービスを専
門にしています。取扱っているのはブラジルで使用されている言語です。
HTTP://WWW.ANA-LOG.COM
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
BRAZIL TODAY                                         2007 / 08 / 13(319号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース           (毎週月曜日配信。購読無料)
-----------------------------------------------------------------------------
為替(レアル/円)、08月08日現在 R$1=\63.32
-----------------------------------------------------------------------------
■市役所の仕事、サンパウロ市は官僚主義でブラジル第2位(08月02日)

経済活動を行うには先ず会社を開設し、営業許可を得なければならない。これ
に必要な日数は短い順ではクリチーバ(PR)、ビットリア(ES)、サルバドル
(BA)、仕事が遅れ、長時間を必要とする順番はマナウス(AM)、サンパウロ
(SP)、ベレン(PA)。また、建設に関する許可が早急に出るのはクリチーバ
(PR)、ビトリア(ES)、フロリアノポリス(SC)の順、時間を要するのはテ
レジーナ(PI)、サンパウロ(SP)、べレン(PA)であった。

サンパウロにおける諸手続きに要する平均日数および回数をペルーのリーマ、
ボリビアのラパスと比較すれば、市役所の許可を得るのは、リーマが6日2
回、ラパスが7日2回に対しサンパウロは61日3回、建築許可を日数はサンパ
ウロ92日、リーマ378日、ラパス11日分を必要とする。世銀の統計に基くと、
サンパウロの営業許可の手続き速度は世界65都市中の59番目、しかし、建築許
可では29番目と種別によって、非常に凹凸があるといわれる。
-----------------------------------------------------------------------------
■輸出目標を1,550億ドルへ引き上げる(08月02日)

本年7月の輸出は141.2億ドル、輸入は107.7億ドルにて貿易収支は33.5億ド
ル。輸出累積実績は873.3億ドルにて前年より16.9%増と上昇したのは良い
が、輸入累積実績は633.5億ドルと27.9%増と輸出を遙かに超える成績で、貿
易累計収支は昨年同期に差額251.9億ドルから239.9億ドルと減少を示してい
る。

これを見た政府は更に輸出を上昇すべしと、本年度輸出目標1,550億ドルを提
唱した。しかし、掛け声のみで輸出が上るのであれば話は簡単、提唱するばか
りでなく、なるような手段を講じなければならず、現在の処、7月の貿易収支
は昨年よりも41%減の状態にある。
-----------------------------------------------------------------------------
■電話網、民間委譲開始時からの問題が未解決(08月02日)

ブラジルの固定電話はTIMがリオ、ミナスから東北伯と北伯の第一地区、南リ
オグランデから中西伯にアクレとトカンチンス両州を加えた第二地区、サンパ
ウロ州を第三地区と三分する。携帯電話に関してはTIMのみが全国網を有し、
占有率は25.78%。ビーボはミナス州および東北伯の北部を除く残り全部にて
占有率は28.35%。クラロは南伯、東南伯、東北伯にトカンチンス、アクレ、
ロンドニアを加えた地域を押さえたブラジル南部派にて占有率は24.61%。

これに対し、オイはアマゾーナス、パラーに北部のリオブランコ、アマパを付
け加え、東北伯からミナス、エスピリットサントまでが領域で占有率は
12.78%。ブラジルテレコムは南伯、サンパウロ、中西伯にトカンチンス、ロ
ランジア、アクレを含めて3.53%。テレミグセルラールはミナス州のみ。アマ
ゾニアセルラールはアマゾーナス、パラー、マラニョンにリオブランコ、アマ
パを加えたもので4.53%のシェアを有する。

電話網の分布は以上に述べた通りであるが、民営化を開始して以来、9年を経
過しているが、未だに問題が絶えず、落ち着いていない。
-----------------------------------------------------------------------------
■自動車販売、記録的な7月、21.3万台(08月02日)

ブラジルの自動車業界は7月に21.3万台の自動車を販売、ブラジル自動車組立
の院記録を樹立した。今までの記録は本年5月の21.11万台、これで1月より
の本年度自動車販売台数は乗用車からトラック、バスまでを加え129.5万台、
昨年よりも26.1%増の成績となる。機種別の売上は、ゴール2.38万台、パリオ
1.98万台、ウノ1.21万台、セルタ1.20万台、フォックス1.07万台。
-----------------------------------------------------------------------------
■大統領、電力競売の遅延を指摘する08月02日)

ルーラ大統領は電力公売の遅延を指摘し「エネルギー計画の水力発電計画が少
しも進んでおらず、このままでは、公害のない電力提供が行き詰まってしま
う。先日、決定した発電は総て火力発電によるもの、それよりも公害のない水
力発電の計画は如何になっているのか」と発言、電力調査会社epeのルマスキ
ン社長は「電力面に関する開発遅延が気になっている」と督促した。

なお、現在における電力供給は水力が75.9%、バイオ利用が4.2%、天然ガス
4.0%、原子力3.0%、石油関係2.5%、石炭1.6%、風力0.05%、輸入
8.75%である。なお、現在は主力である水力発電が総計7.4万MW、全体の76%
を生産しているが、環境問題その他から割合が減少し、2023年には71%まで比
率が減退するであろうと識者は述べている。
-----------------------------------------------------------------------------
■電話ビーボ、テレミグとアマゾン携帯を購入(08月03日)

ブラジル最大の携帯電話会社ビーボがテレミグ・セルラールおよびアマゾニ
ア・セルラールの両社を購入した。価格は12億レアル、これによって、今まで
のビーボ3,024万人にテレミグ355万人およびアマゾニア129万人を加えて使
用者は3,508万、占有率は28.35%に4.53%を加え32.88%、職員数はビーボ
5,494人にテレミグ2,743人、アマゾニア359が加わり、総数8,596人へ増加
した。なお、ビーボのリーマ社長は「組織上はテレミグ、アマゾン携帯を合併
したが、実務関係は今までと同様である故、心配するに及ばない」との談話。

なお、固定電話の営業区域に関しては、サンパウロ州を版図とするテレフォニ
カ、および、南伯、中西伯にアクレ、トカンチンスを領域とするテレコム、お
よび、ロライマ、アマパを含むアマゾンに、東北伯およびミナス、リオ、エス
ペリット・サントを入れたOiの三地区の現システムの支持者が多い。また、国
際通話のエンブラテルは今まで通り、全国いずれの地区でも問題がない。
-----------------------------------------------------------------------------
■株式市場から外資逃亡、2ヶ月で53億ドル(08月03日)

サンパウロ株式市場Bovespaに参加しているのは外国資本34.6%、国内資本
28.6%、個人23.0%、金融機関11.1%、企業2.4%、その他0.3%という。株
価の動向は7月中旬の58,124を最高として、現在は54,690とやや低下してお
り、海外からの資金は2月から5月に掛けて32.0億ドルの流入が有ったが、
6,7月には52.9億ドルの流出をみた。
-----------------------------------------------------------------------------
■連邦警察、郵便局入札詐欺で5人を逮捕(08月03日)

以前にあった入札詐欺に似た大掛かりの詐欺事件が郵便局に発生した。インチ
キ詐欺団が連邦警察と結託して詐欺を行なったもの、容疑者は連邦警察の120
人が調べられ、その中で5人は勾留された。手口は最初に種々の名義で口座を
開設、職員と共謀し、受取っていない金銭を受取ったとして支払う方法。最も
古いこの事件の足跡は94年というから、随分、昔からの事件である。
-----------------------------------------------------------------------------
■マテル玩具、中国製150万個をリコール(08月03日)

人形のバルビエなどを製造している玩具会社マテルはアメリカにて97万個、他
国にて54万個、合計151万個の玩具を回収する。これは鉛を含んだ塗料を使用
していたためであり、中国産アメリカ玩具の80%が該当し、3,000万ドルの損
害となる模様。ブラジルでも中国玩具の輸入は06年には輸入玩具の約6%、ヤ
ミ輸入を入れれば、このパーセントは更に増大、40%近くになるであろうと予
測されている。 
-----------------------------------------------------------------------------
■TAM「航空機は正常であった」と発表(08月04日)

TAMのブラックボックスから得た情報に基くと、航空機は正常に機動してお
り、何らの故障も発見できなかったというのが、機から得たブラックボックス
に関する報告であった。これから判断されるのは、航空機運転に基く誤りであ
る可能性が強いが、何故、エンジンの一方だけが停止、他方が稼動していたの
かという疑点が残る。
-----------------------------------------------------------------------------
■東北伯の農民運動、CPTとMSTの対立(08月04日)

現在の農民運動には、一方にカトリック教の影響が強い土地牧師委員会CPTと
他方に更に左翼的な「土地なし運動」MSTとがある。土地なし運動MSTは、ブ
ラジルが政治開放された85年に発生したもの、主な指導者はCPT出身であった
が、パラナにおける第一回全国大会において分裂した。彼等は02年と06年のル
ーラ大統領選出に協力したが、その後、まもなく、土地占拠の波を起し、闘争
の先端に立つようになった。

他方、牧師委員会CPTの運動は軍事政権がブラジルを支配した64年から85年の
期間中、その中間の75年にカトリック教会に関係がある軍事政権に反対する牧
師達により結成された運動、ルーラ大統領の選挙運動を行なったが、その政策
に対しては可成り批判的な立場にある。即ち、牧師達は「土地なし」、家族
農、賃働き農を支持するが、主となる闘争方式は各地においてそれぞれ適切方
法が存在すると考え、土地なし運動MSTの闘争方式を認めず、ルーラ政権には
働きかけている。
-----------------------------------------------------------------------------
■ペトロブラス、スザノを27億レアルで取得(08月04日)

ペトロブラスがスザノ石油化学を購入した。価格は26.88億レアル、この中で
21億レアルがペトロブラス、残りは少数株主、ペトロブラスの買値はONを
R$13.40、PNをR$10.70、これで90年代に私立となったスザノ石油化学は再
び、公立の会社となった。これらを総合して総売上は23.9億レアル、純利益
3.18億レアル。

スザノは今までフェッフェル家の会社であり、スザノ紙パルプを中心として、
東北伯のペルナンブコ州カーボにてエラストメロのペトロフレックス、バイア
州カマサリおよび、リオ州ヅッケ・デ・カシアスにてポリプロピレン製造のス
ザノ石油化学、エラストメロ製造のペトロフレックス、ポレチレン製造のリオ
ポル。更にサンパウロのマウアにあるプロリプロピレン工場、南リオグランデ
のトリウンホにある弾力メーロのペトロフレックス工場がある。

また、スザノが出資している会社として3社あり、その中のリオポルへは
33.3%の出資、ペトロフレックスはスザノ、ブラスケン、ウニパルの出資でス
ザノは20.1%、ペトロキミカへは6.8%、ペトロブラスへは17.4%の出資であ
った。
-----------------------------------------------------------------------------
■資本財部門16.7%、だが消費財は2.9%(08月04日)

本年上半期は、工業面生産において著しい成長が見られるのは資本財部門で
16.7%の成長であるが、消費財部門では耐久財4.4%、中間財4.1%と普通程
度、消費および非耐久財では2.9%と低位に留まっている。
-----------------------------------------------------------------------------
■SPメトロのスト、裁判所は処罰する(08月04日)

サンパウロ市の地下鉄ストは8月2日0時に開始したが、労働地方裁判所TRT
は違法ストと判定、労働組合に対し「悪意の行為により与えた損害170万レア
ルを支払うべし」との判決を下した。また、セーラ州統領は「地下鉄職員の馘
首を実施する、だが、最初に地下鉄を平常通りに運行することであり、この結
果を見て、次ぎの段階に移る」と語った。なお、年間客数は一昨年51.3億人で
あり、現在、地下鉄職員は総数が7,394人、現場で車両を動かす者52%、営繕
28%、経営12%、拡張企画5%、資金3%の割合。平均人件費は給料として役
席者約500人に対しR$8,000、残余の職員には平均給料はR$2,500という。
-----------------------------------------------------------------------------
■ルーラ政府、失策あれども優勢保持(08月05日)

ルーラ政権に対する国民の支持は、最善および良好とする者が48%、普通が
36%、悪いから最悪が15%と国民から支持されているといえる。なお、国民を
学歴別に分類すれば、基礎教育のみが48.5%、中等教育40.3%、高等教育
11.2%。

政府政策の支持率を学歴別に見れば、人口の48.5%を占める庶民層については
政府支持55%、普通32%、反対11%、無意見2%。40.3%を占める中間層では
支持43%、普通41%、反対16%、無意見0%。11.2%を占める上級層について
は支持36%、普通b34%、反対29%、無意見1%という結果であった。

また、収入と政府支持の割合に関しては、5最低給までの階級では現政府支持
が52%、普通35%、反対12%、不明1%。5最低給から10最低給では、支持
39%、普通42%、反対19%、不明0%。10最低給以上では支持32%、普通
36%、反対32%、不明なし、という状態が見られる。

この結果から判断すると、TAMの航空事故、死者199名を出し、多くの政治家
の汚職があっても、政府支持率への影響はほとんどなかったといえる。という
よりも、国民の所得分布は5最低給までが77.2%、5最低給から10最低給まで
が10.9%、10最低給以上が7.5%という状態。国民の59.5%は3最低給
R$1,050にて生活しており、国土が巨大であるにも係わらず、航空機で旅行す
るような生活とは無縁であり、それらの人々は国民の8%に過ぎない。
-----------------------------------------------------------------------------
■民営道路に年間220億ドルの投資(08月05日)

ブラジルにおいては2,580キロ、7ヶ所の道路が民間管理によって運営されて
おり、今後25年間の見通しは、200億レアルの資金が道路改善のために注ぎ込
まれると予想される。ブラジルのような大陸国家では道路の発達が経済の根本
となる。

なお、南米大陸における国民一人当りの舗装道路キロ数は、ウルグアイおよび
パラグアイでは2.13キロ、2.10キロ、アルゼンチン・ベネズエラ・スリナメで
は1.48キロから1.41キロ、ブラジルは1.06キロ、チリはほとんどブラジルと同
様で0.99キロ、最低はボリビアの0.33キロ。即ち、ブラジルでは総道路キロ数
の11%のみが舗装されているに過ぎない。

ブラジルにおける連邦管理の国道、合計84,382キロの保全状況は、非常に良好
10.8%、良好14.2%、良くないが38.4%、悪いが24.4%、最悪が12.2%という
状態、この道路において生ずる自動車事故の件数はこの10年間で最高は97年の
12.4万件、最低は2001年の10.2万件、年間に約11万件であり、事故に基く損害
は年間平均220億レアルに達した。

7月におけるブラジルの国道における自動車事故による死者は7月に686人、
昨年よりも15.5%増。なお、世界における自動車事故による死者は7月88万
人、この中で先進国では18.2%、残り81.8%は途上国であるという。
-----------------------------------------------------------------------------
■ペトロブラス、独占終って10年、更に強力(08月05日)

ペトロブラスがブラジルにおける石油独占を中止して以来、10年が経過した。
しかし、現在、97年に設定された独占廃棄法第9478号以前の採油はわずかに過
ぎず、その生産のほとんど大部分は独占時代以後の生産、昨年の石油生産は日
産17.77億バーレルであり、ペトロブラスの優位は不動である。

石油生産から販売までの方法が変更されたので、ここに示せば、探索および生
産に関しては、ペトロブラジル独占であったのが、外部の30社に52%までの開
発が認められたので、30社が石油開発を開始した。また、石油運輸に関して
も、ペトロブラスが管理する以外の会社に営業が認められた。精製に関して
は、ペトロブラスはブラスケン、ウルトラの合弁会社としてイピランガ精油所
購入に参加し、領域を拡大した。燃料販売に関してはエッソ、シェル、テクサ
スなどが今までも参加しており、問題はない。
-----------------------------------------------------------------------------
■アルゼンチン、大統領選挙は女性が優勢(08月05日)

アルゼンチンは大統領選挙で沸き返っている。候補にキルチネリ・クリスチー
ナ大統領夫人が立候補、アルゼンチンは人口の51.3%は女性、しかも、以前の
エバ・ペロン夫人の影響もあって有力である。
-----------------------------------------------------------------------------
■航空のインフラエル組織の管理体制(08月06日)

TAMの航空事故によって空港を管理する空港下部組織会社Infraeroのジョゼ・
カーロス・ペレイラ社長は馘首されたが、その後に誰がなるかは未定である。
空港インフラ機構会社は1972年12月に設立された公共会社であり、防衛省に帰
属し、全国67空港、81航空支援団体、32貨物ターミナルを管轄する。2006年の
収入は20.3億レアル、従業員は10,600名、人件費は年間7億レアルと収入の約
1/3。ただし、この中で採用試験を得ずに200人程の補佐官が任命されてお
り、138人が人件費の約3%、177万レアルを得ており、給料水準はR$1,396
からR$11,700までという。

8月5日、サンパウロ空港への航空機の発着を一時中止させていたTAMのビル
は、15時30分、サンパウロの市民防衛局のサイレンと共に仕掛けられた火薬を
爆破させて、3秒間で消失し、18時にはワシントン・ルイス通りには交通可能
となった。なお、ルーラ大統領は「TAMの事件は労働党の人気にさほどのマイ
ナスをもたらせず、経済は安定している」との市場調査に一安心したと語る。
-----------------------------------------------------------------------------
■税金徴収、昨年度より13%増(08月06日)

税徴収が昨年の17.35億レアルから19.74億レアルへと13.77%も増加し、大
蔵省関係は笑いが止まらない。業界別の前期税金納入が減少したのは燃料販売
166.43億レアル、対前期4.69%減のみにて、化学製品部門が51.99億レアル、
1.11%増と前年並み。他の業種はすべて増大を見ている。

金融関係が業界別第一位にて466.57億レアル13.77%増と大幅の上昇を示し
た。これ以外にも、卸売業118.20億レアル18.51%増、自動車製造業96.86億
レアル26.91%増、電気の89.08億ドル、10.88%増、公共事業体76.36億レ
アル、19.28%増、小売業73.50億レアル、11.51%増。金属工業61.43億レ
アル、35.83%増と著しい増大となった。
-----------------------------------------------------------------------------
■野党議員、カレイロ議員の調査を望む(08月06日)

レナン・カレイロ上院議員(PMDB-AL)を辞職の淵に追い詰めた野党側は同議
員に対する検査を狙って活動中。彼が実権を握っていると推定されるアラゴア
ス・ラジオの価格は約250万レアル程度、ラジオを売却せざるを得ないように
DEMの上院議員アグリピノ氏は懸命に狙っている。
-----------------------------------------------------------------------------
■米国議会、農業補助金の増加を決定(08月06日)

アメリカでは史上最高の反動的な農業法が成立したという。今までは農業補助
金の受け取り可能な農家は年間200万ドル以内の農家であるのが条件であった
のが、今回、発表された法に基づけば20万ドル以内、これを国会では100万ド
ル以内として承認した。
-----------------------------------------------------------------------------
■ヨーロッパに口蹄病、ブラジル肉の欧州進出を期待(08月06日)

南リオグランデのラウシェン食肉工業組合長の話に基くと「南イギリスに口蹄
病が発見され、発生地から10キロ以内の地域から、アメリカおよびヨーロッパ
への牛肉販売が病気のために禁止された」と伝えられる。イギリスはブラジル
肉消費に関して世界第3の市場、ブラジル肉の消費増大を期待する。
-----------------------------------------------------------------------------
■アルゼンチン、15年振りにロケットのテスト(08月06日)

アルゼンチンではコンドル計画が挫折してから15年振りにロケット発射をテス
トする。発射されるのはトロナドールII、長さ4メートル、射程距離400キロ
のロケット。
-----------------------------------------------------------------------------
■検察庁、レナン氏に対する審問が可能(08月06日)

連邦政府のソウザ検事総長は最高裁STFに対して、レナン・カレイロス上院議
長(PMDB-AL)への尋問を請求した。これは国会の綱紀粛正委員会が調査を開
始した2ヶ月以前から準備されて来たもの、代議士として得ていた種々の防御
手段が使用できず、調査が前進すると予想される。

レナン・カレイロス上院議長に対する疑惑は公金横領その他に関する疑惑で有
り、1)アラゴアス州における2ラジオ会社250万レアル出資の出所、2)同
州における土地の不法所有、3)ビール会社シンカリオルにおけるINSS納付滞
納、4)モニカ・ベローゾ嬢に対するR$12,000支払の出所、5)飼育牛の売却益へ
の所得税その他の税不払い、6)不動産会社ガウタナから受領したと推定される
40万レアルの出所。例えば、彼のアパートは少なくとも80万レアルと見積られ
るが、申告されているのは、その半分に満たない金額であった。
-----------------------------------------------------------------------------
■キルチネル、チャベス両大統領、エネルギー協定に達す(08月07日)

アルゼンチンのキルチネル大統領とベネズラのチャベス大統領は、エネルギー
に関して合意に達し、アルゼンチンはベネズエラよりGLPガスを輸入する。チ
ャベス政府は42億ドルを費やし、アルゼンチン国債を購入する。この中で10億
ドルは本年度に購入予定。これ以外に、ベネズエラはアルゼンチンの酪業会社
サンコルに対し13.5万ドル、また、アルゼンチン農業に関連した工業プロジェ
クト52件のベネズエラ進出に対してベネズエラ側から融資する。また、チャベ
ス大統領のアルゼンチン訪問時には、天然ガス再生産工場に対し40億ドルの投
資を行なうと正式に発表する予定である。
-----------------------------------------------------------------------------
■自動車生産7月26.8万台へ伸びる(08月07日)

7月の自動車生産台数は26.82万台、国内販売21.74万台、輸出11.6万ドル、
累計では生産165.1万台、販売129.9万台、輸出71億ドルにて、昨年同月に対
して、生産8.4%増、販売26.6%増、輸出3.1%増の成績を挙げた。自動車連
盟のシュナイダー会長は「サンパウロにおける環状航路の拡張と大衆交通への
投資が業界発展の原動力となり、生産制限、雇用低下の気運を吹き飛ばし、歴
史的な好調を示した」と説明した。また、農業機械の売上も好調で7月は前月
に対し3.7%増、前年同月に対し61.8%増、累計では38%増。
-----------------------------------------------------------------------------
■ブラジルの飛行場、クンビッカのみが安全合格(08月07日)

ブラジルには総計738飛行場が航空管理局Anacに登録されている。しかし、こ
の中で比較的、知られた17飛行場に関して調査した報告によると、航空機の位
置を正確に示すVHF、着地のために航空機の位置を示す着地システムILSは飛
行場から指示されているが、滑走路の排水が容易になるように、発着陸に対す
る排水溝が滑走路の進行方向と直角に切られているのは7飛行場のみ。種々の
面で大丈夫と言えるのはクンビッカのみといえ、これ以外の空港での装置とな
れば、更に手抜きされているのが現状である。

なお、ジルマ・ロウセッフ官房長官はルーラ大統領政権の終了までに3.5億ド
ルの資金を防衛省の予算から引き出して空港整備のために投入すると宣言。緊
急に対策の必要なのは、サンパウロのコンゴニアス、クンビッカ、リオのサン
トス・ヅモン、ビトリア、ブラジリア、マカパ、サルバドルの空港である。
-----------------------------------------------------------------------------
■サンパウロ市地下鉄、スト参加の61名を馘首(08月07日)

サンパウロ市の地下鉄は8月の1日、2日のスト期間中に欠席した61職員を馘
首するといい渡した。「これは既に以前から発表されていた通りを実行するに
過ぎない」と会社側の説明であり、地下鉄はこの補充を含めて100名を新規採
用した。
-----------------------------------------------------------------------------
■ブラデスコ、上半期利益40億レアル(08月07日)

ブラデスコの上半期利益は40.07億レアル、一年前の31.32億レアルに対し
27.9%増の成績。ほとんど、伯銀の利益40.32億レアルに接近した数字であ
る。貸付は1,064億レアルが1,308億レアルと22.9%の増加、伸び率は12ヶ月
に21.9%の伸び率にて残高は498億レアル、この中で大企業向けは339億レア
ル、また、不良貸付は3.4%が3.6%と伸びた。
-----------------------------------------------------------------------------
■財産18億ドルのコロンビア麻薬親分を逮捕(08月08日)

連邦警察は世界で最も知られた麻薬販売親分の一人、密輸約18億ドルと見積ら
れるコロンビア人のフアン・カルロス・ラミレス・アバヂア、44才、仇名『シ
ュッペタ』はサンパウロ郊外のバルエリの自宅にて逮捕した。

彼はアメリカの麻薬警察も懸命に捜していた麻薬業者12親分の一人、20年間、
売買に従事し、コロンビアのメデリン市に居た親分パブロ・エスコバルが射殺
された93年から組織を引継いだもの。少なくとも3回は人相を変え、直属の子
分をアメリカに15人、コロンビアに300人を有していると予想され、殺人疑惑
は約300人、94年に米国麻薬警察が逮捕者に懸賞金500万ドル支払を約束した
人物。なお、アバヂアは不動産以外に価値100万レアルと評価されるヨットを
所有している。組織のルートとしてはコロンビアから北米、メキシコ、ウルグ
アイを経てサンパウロ。また、コロンビア、スペイン、サンパウロの両ルート
が有ると推定される。
-----------------------------------------------------------------------------
■強盗、カンブシにて980万レアルを奪う(08月08日)

少なくとも10人から構成される機関銃・小銃で武装した強盗団が7日午前0時
半、サンパウロ市カンブシ区のプロセグイル現金輸送会社の壁をダイナマイト
で破壊し、980万レアルの現金を持ち去ろうとしたのを発見した。判明したの
は54.4万ドル、25万ユーロの現金などであり、本年として最高額の強盗事件で
あった。
-----------------------------------------------------------------------------
■イタウ、純益でブラデスコを超過す(08月08日)

昨日のブラデスコ銀行に次いで、イタウ銀行が上半期決算を発表した。イタウ
の上半期利益は40.16億レアルにて、ブラデスコの40.07億レアルをわずかな
がらも突破し、伯銀の利益40.32億レアルに次ぐ成績である。イタウの貸付は
748億レアルが1,048億レアルと40.2%の増加であるが、ブラデスコの1,308
億レアルよりも20%少ない。60日以上遅延の不良資産率はブラデスコ3.6%に
対し、イタウは5.1%とやや上回っている。
-----------------------------------------------------------------------------
■回復の兆候を示す、ブラジル南部の経済(08月08日)

サンパウロの工業はブラジルの約40%を占める重要拠点であるが、本年度にな
ってから4.1%、5ヶ月連続すれば6.7%の成長。本年度最高の伸び率を示し
たのは南リオグランデに8.5%、続いてミナスの7.9%、パラナの7.0%、ペ
ルナンブコの6.4%。ブラジル経済の中で重要な南部一帯へ経済活動が波及す
るのを期待している。
-----------------------------------------------------------------------------
■センプトーシバ、冷蔵庫製造に進出(08月08日)

ブラジル会社センプと日本の東芝との共同出資によるセンプトーシバ社は今回
から洗濯機、エアコン、冷蔵庫の製造分野へ進出する。これは日本から東芝の
西田社長訪伯に際して特に依頼したもの、同社はセンプ60%、東芝40%の出資
比率を保つ。
-----------------------------------------------------------------------------
■ボトランチン、セメント製造に10億レアル投資(08月08日)

ボトランチンはセメント工業に10億レアルを投資する。ブラジルにおけるセメ
ント業界の生産能力は80年までに延びて2,720万トン、その後、85年に派
2,060万トンにまで低下し、再び増大して2000年には3,950万トン、これが翌
03年には3,400万トンに下がり、その後、再び上昇し、年には再び3,950万ト
ンに復帰した。
-----------------------------------------------------------------------------
■エンブラッパ/バスフ、遺伝子操作大豆を開発(08月08日)

農牧研究所EmbrapaおよびBasfは共同開発による遺伝子操作ブラジル大豆を提
示するのに成功した。この大豆はモンサントの操作大豆レデイアップと競争可
能な変種、これが普及すれば、モンサントよりも格段の安値で栽培可能とな
る。
-----------------------------------------------------------------------------
メールマガジン: BRAZIL TODAY
発行者: 大岩國男
サイト: HTTP://WWW.ANA-LOG.COM

 
このメルマガの読者になる
規約 
>> メルマ!の会報誌もお届けします

ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to GoogleRSS

このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます

Japan on the Globe 国際派日本人養成講座
日本に元気と良識を。歴史・文化・政治・外交など、多方面の教養を毎週一話完結型でお届けします。3万4千部突破!
JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル
政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。
週刊アカシックレコード
02年W杯サッカー韓国戦の「誤審」を世界で唯一「前日」に誌上予測し、誤審報道を「常識化」した推理作家(金正日の「遺書」で始まる「中朝戦争」後の北朝鮮...
宮崎正弘の国際ニュース・早読み
 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
BRASIL NEWS
ブラジルのサンパウロにある日本語新聞「ニッケイ新聞」が毎週一回、無料で配信する。ブラジルをより正確に理解してもらうために、現地新聞雑誌の翻訳記事とと...


この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

おすすめキャンペーン

三井住友銀行カードローン
金利 年6.0%〜12.0%。最高500万円までお借入可能。
最短30分審査、即日カード発行可能。
お申込はこちら⇒

発行者プロフィール

ペンネーム :


このメルマガの読者になる

規約に同意する



このメルマガの最近の記事


このメルマガの最近のコメント


注目情報


新着記事トピックス