ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)
- 最新号:2008-10-02
- 発行周期:週刊
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- 創刊日:2001-06-11
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Brazil Today
発行日: 2007/6/7━━■ P R ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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BRAZIL TODAY 2007 / 06 / 11(310号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース (毎週月曜日配信。購読無料)
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為替(レアル/円)、06月06日現在 R$1=\61.71
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■国税庁、脱税容疑の60勘定を精査(05月31日)
国税庁は剃刀作戦により留置した48名および関与したと思われる12名の銀行勘
定精査を開始した。検察庁の見通しからは、ガウタマ建設およびその役員勘定
には裏金または脱税の関連した資金の動きが見られる筈と見込み、これら60人
の勘定を調査している。検察庁の見込みでは少なくとも1,800万レアルを超え
る不正金額と睨んでいる。なお、土建会社ガウタマでは裏金の授受には現金を
使用した形跡があり、最高裁STFへ押収された資料では現金授受が65万レアル
もあった。
経済権局SDEでは連邦、州、市役所の公共部門入札へのカルテル参加による損
失を年間400億レアル程度と見積っている。工事実施のために必要な材料購入
費と工事費の総計は約3,000億レアル、しかし、その1/3の1,000億レアル
はカルテルによって価格引き上げの対象となった金額、一般的にこの種は最終
価格の25%から40%は上乗せするのが普通であると云われる。このような諸経
費などを考慮すれば、カルテルによる見積として計上された400億レアルはお
よそ正しいのではないかと予想される。
なお、経済法務局SDEの協力機関としては、連邦総弁護局AGU、連邦会計検査
院TCU、検察局Ministerio Publico、連邦会計監理局、および州と市の外部監査
機関があり、これらの機関の協力が得られることを期待する。
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■反集中主義、サンパウロは工業の36%を失う(05月31日)
過去において、ブラジルの工業といえばサンパウロと云う感じであったのか、
現在はサンパウロ集中主義が薄れ、ブラジル各地で工業が発達して来た。すな
わち、IBGEの資料に基づけば、96年と05年を比較すれば、96年度にはサンパウ
ロが全ブラジル工業に対して、人口の42.0%、生産高の49.4%を占めていたの
に対し、05年には労働人口の36.4%、生産高の40.2%と減少した。
替わって増加したのは南伯を始めとする他地区で、南伯では労働力は22.5%か
ら25.2%、工業生産は17.4%から17.7%に上昇する。同様の現象は東北伯、北
伯、中西伯でも現われ、労働人口は東北伯10.5%が12.4%、北伯2.7%が
3.6%、中西伯3.1%が4.5%、南伯22.5%が25.2%。また、工業生産は東北
伯7.5%が9.3%、北伯4.5%が5.8%、中西伯2.2%が3.7%、南伯17.4%
が17.7%となる。
上記のサンパウロから他地区への工業分散傾向はサンパウロにとって大きな痛
手であり、これが原因となって労連統計局Dieeseの失業率は経済人口PEAの
16.9%、3月の16.6%よりも高率となった。平均収入は0.4%下り、R$,1036
となった。
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■ボリビア、司法干渉に対する抗議運動(05月31日)
ボリビアでは、数百人の人達がスクレ市において、政府の司法部に対する干渉
に抗議運動を展開した。政府が憲政国会委員会の中、4人の判事に対して逮捕
状を発行した件に反対し「司法に対する権限なしに民主主義は有り得ない。こ
こはボリビア、ベネズエラではない」と叫び声を上げた。
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■ベネズエラ、RCTV終焉に政府派が内部分裂(05月31日)
ベネズエラでは、カラカス放送RCTVの中継放送の可否を巡って、チャベス大統
領支持派の中で意見対立があり、賛成派と反対派がカラカス市内の路上にて殴
り合いの大喧嘩となった。乱闘の結果は未成年者を含めて182人が逮捕され
た。
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■自動車販売5月20.8万台の新記録(06月01日)
自動車販売は5月20.8万台、今までの記録は昨年12月の20.4万台であった。累
計では88.0万台、昨年同期と比較して昨年よりも27%増の成績、この調子であ
れば年末までに過去の最高記録、97年の194万台を超過するであろう。自動車
工業協会Anfaveaでは本年5月までに生産から推察して、本年度は260万台、
その中で国内向け193万台、過去10年間の最高記録を目指して頑張っている。
今まで本年度の成績は特販店経由の売上が好調、4月で27%、累計で27.5%の
伸長を示し、特にサンパウロ市の5月売上は30.9%の増加であった。ただし、
部品およびアクセサリー業界では売上は下がり気味であったと云う。
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■ドル相場、00年に逆戻りR$1.925(06月01日)
本年1月にR$2.153まで達していたドル相場は3月に入って本格的に崩れ出
し、5月2日にはR$2.024であったのが、一週間後はR$2.020以下に下がり、
月末には2000年11月の水準、R$1.925で相場を締めることになった。なお、5
月の指数はドルが-5.50%、金BM&Fが-5.48、証券市場Bovespa6.77%であっ
うた。
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■政府、4月までは黒字財政339億レアル(06月01日)
政府は1月以来4月までは毎月、黒字の財政を続け、政府の収入は国民所得の
13.4%、支出12.9%にて0.5%、339億レアルの黒字を残すことが出来た。な
お、政府の人件費支出はPIBの11.8%であった。
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■リオ裁判所、バリグの国際線再建に時間を認める(06月01日)
バリグ航空はリオの裁判所第一企業法廷より、再建に必要な時間は8ヶ月との
余裕を認められていたが、アヨウブ裁判官の意見によれば、これでは余りにも
短期間であり、更に時間が必要であるとの意見が提出され、その延長手続きに
入っている。
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■バーレ、中国需要により不足の可能性あり(06月01日)
バーレ・ド・リオドッセの顧客はアジア、東ヨーロッパ、中近東諸国である
が、中国の需要は予想以上に強く「これでは鉄鉱不足から応じることが出来な
くなる可能性も多分にある」と担当者は語った。鉄鉱石の需要は中国ばかりで
なく、インドも急増しており、価格は05年に71.5%、06年に19%、本年は
9.5%の値上げを行い、バーレの利益は04年に64億レアル、05年に134億レア
ル、本年度は上半期のみで51億レアルを得た。中国による輸入は本年度23.5%
増の4億トン、1月から4月に中国は向け輸出は1.34億トンに達したが、何し
ろ、需要が伸長しており、今後の5年間には年間輸出5億トン、20隻の輸送船
が必要と見積られる。
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■ポルトガルテレコム、テレマルの購入に関心(06月01日)
ポルトガルテレコムはブラジルにおいて固定電話テレマルの購入に関心がある
ことを認めた。ポルトガルテレコムのグラナデイロ社長は「未だ、テレマルと
話し合い中であるが、上手く行けば、この2国間にポルトガル語の橋が架かる
であろう」と語った。
ブラジルにおける電話はサンパウロ州のみがテレフォニカの担当。南伯、およ
び、中西伯、アクレ、ロンドニアからマットグロッソ、トカンチンスにかけて
のブラジル中西部地帯をテレマルが支配する。その支配関係は、ポルツガルテ
レコムはビーボの50%の株主、残る50%はスペインのテレフォニカが所有し、
また、ポルトガルテレコムの9.96%はテレフォニカが所有している。
すなわち、サンパウロはスペイン資本のテレフォニカが支配し、南伯から中西
伯はブラジルテレコム、アマゾンから東北伯、ミナス、リオ2掛けてはテレマ
ルの支配下となるが、上記の状態なので、着工は何時になるのか全く不明であ
る。
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■環境リスク問題で発電所の1/3が遅延(06月01日)
電力開発には常に環境問題が絡んで来る。成長促進計画に含まれる水力発電の
中で1/3は問題が遅れており、現存する水力発電9計画中で、実行に移され
そうな気配はコルンバ第3発電所のみ、09年3月の予定が09年5月に完成予
定。他の8発電所、発電量総計1,131MWは全く予定が立たない状態である。
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■検察庁、工事マフィアの調査促進(06月02日)
検察庁MPFは『カミソリの刃』作戦の処罰を早める目的で、極力、逮捕した者
の調査を終えようとしている。今までに逮捕した容疑者は48人、一応は審問し
た後に釈放されたのは84人、一味が2003年から2006年にかけて横流ししたと推
定される金額は1.7億レアル、これに対し、取り上げた資産の評価額は550万
レアルにしかならない。
逮捕された主要人物は建築会社ガウタマのズレイド・ベラス社主、ジョゼ・
R・タバレス前マラニョン州統領、ロベルト・F・ギマランエス・ブラジリア
地区銀行前頭取、ペドロ・パッソス衆議院議員であった。押収された主要資産
は現金150万レアル、自動車38台(評価額250万レアル)、快速艇1隻(150
万レアル)など。推定される資金の行き先は、鉱物燃料、市民、企画の各省、
アラゴアス、マラニョン、セルジッペ、ピアウイ、連邦首都の各州、および、
カマサリと連邦首都の各市であるが、マットグロッソ、ゴヤス、連邦首都およ
びサンパウロが含まれる。
なお、州統領に対する主な疑惑は、シラス・ロンドウ前鉱山相は10万レアルを
受け取った容疑から辞表を提出した。レナン・カレイロス上院議長およびジャ
クソン・ラーゴ・マラニョン州知事は兄弟を通じてガウタマ社から資金を受け
取った。アラゴアス州のビレラ州知事は入札に関して裏金受取りの疑い、ただ
し、本人は否定した。上級裁判所カルモン裁判長は連邦警察ピメンタル執行部
長、バイア州のヌーネス連邦警察専務の削除を決定した。
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■ブラジル、2,881万人は社会保護の外(06月02日)
ブラジルの16才以上、59才までの労働人口は7,893万人、この中で44%を占め
る3,507万人は社会福祉院INSSの加入者、また849万人は農村労働者など特殊
な社会福祉を受けている者、526万人は公務員年金に加入している者であるの
で問題は少ないが、問題は3,011万に達する年金INSSに加入していない。
INSSに加入していない人達を更に分類すれば、この中で130万人は社会保障制
度の受益者でありながら、再度、労働市場に戻った人達であるので問題はない
が、残る2,880万人については、最低給以下しか収入がなく社会保障費が払え
ない人が1,226万人、最低給以上の収入はあるが、社会保障制度に加入してい
なかった者が1,626万人、その他の例外者が29万人となる。
ここで問題となるのが最後の3種の場合、2,880万人には保健料金が払えず、
赤字が累積することになる。しかし、この程度の赤字で収まれば問題ではない
のだが、それよりも以前の部分で誤魔化しがある場合、赤字支出が予想外に増
大し、これが常に問題となって来る。
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■スーパー簡易税法、申込みは7月末まで(06月02日)
ブラジルの税法中にスーパー簡易税法と云う法人税法がある。この中で『ミク
ロ』とは年間売上24万レアルまででとあり、240万レアルまでの『小型』に分
かれる。含まれる税金は法人税を始め、CSLL、Cofins、PIS/Pesap、IPI、
INSS、これらを総て含めて3%から12.6%の税率が4%から11.6%へと引き下
げ、または上げられるので、場合によっては可成り高額となる。余り大きくな
い会社の経理を預かる責任者は、一応、税務担当者にこのスーパー税法が適用
される可能性を会計士に質問され、いずれの方が有利となるのかを質問される
のが望ましい。
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■5月の輸入は記録的な上昇を示す(06月02日)
5月の輸入実績は34%も増加して97.8億レアル、輸出は136.4億レアルにて差
し引き38.6億レアル。恐らく、来月は100億レアルを突破すると予想され、特
に輸入は高率に達しており、この動向が気に掛かる。なお、市場では公式相場
の切下げ0.5%と噂している。
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■CSNの従業員、スト突入を承認する(06月02日)
ボルタレドンドのCSNでは、6月1日の従業員大会において、3,370票対
2,500票にてストライキに入ると決定した。これは17年振り。昇給要求は公式
の指数INPC3.44%および6%の実質給料昇給、33%の給料押さ込みの解除を要
求している。
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■通貨政策委員会、金利はドル圧力に委ねる(06月03日)
通貨政策委員会は金利を市場の圧力に任せると決定するという。これは金利が
R$2.00以下に下がり、相場引き下げを推し進める現在として妥当な態度であ
り、これによって金利が如何に変化するのを観察することになるというのが政
府側の説明。前月の再割引金利は12.50%、現在の為替相場は1ドルがR$1.93
である
国民経済における家族の消費の04年以降07年までの変化は3.8%、4.8%、
4.3%の後、07年には5.7%に上昇、「何故、このように増加したのか」と経
済学者も首を傾げる程度の伸び。商品別に04年から07年の変化を見れば、自動
車新車に関しては(9.3%、9.6%、12.9%、16.0%)と非常な伸長、家具およ
び電気製品に関しては(26.4%、16.0%、10.2%、26.5%)と一時縮小の後、
07年に回復、衣料・繊維・皮革製品に関しては(4.7%、5.9%、1.9%、
4.6%)、食料品・飲み物・煙草に関しては(7.2%、3.1%、7.5%、
5.3%)と衣料品と反対の動きであり「購入資金増加と金利低下によって景気
は良くなっていると思える」程度の景気回復であろう。
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■インドとの通商を眺めるルーラ大統領(06月03日)
ルーラ大統領は6月3日から5日まで3日間をインドにて過し、世界通商ドー
ハ協定および燃料問題などに関してマンモハン・シン首相と話し合う。両国の
間に確固たる友好を打ち立てることは国家首脳部に課せられた使命であり、ブ
ラジルとインドの通商を盛んにすることは世界経済の拡張のためにも重大な意
義を有するものである。
この両国は国民経済の規模から見れば、05年度は、ブラジル7,941億レアルに
対してインド7,855億レアルとほぼ等しい国である。しかし、面積はブラジル
850万平方キロに対してインドは305万平方キロと約35%しかないが、人口は
ブラジル1.89億人に対してインドは11.2億人と6倍、ブラジルの都市人口は全
人口の85%に対して、インドでは29%と未だ農村経済の占める割合の大きな国
である。
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■自動車使用年齢、ほぼ米国と同じの平均9年3ヶ月(06月03日)
ブラジルにおいて走行している乗用車と小型商用車の台数は00年には2,420万
台にて、その94%は乗用車と小型商用車、残る6%がドラック、バスであり、
平均寿命は約9年と言われる。走行中の自動車は1年間から3年使用の車が
21%、4年から5年が11%、6年から10年が29%、11年から15年が23%、16年
から20年が10%、それ以上の車が6%という分布状態である。
ブラジルで走行中の自動車の平均年齢は9.4年にて、日本の11.0年、トルコの
10.6年よりは短命であるが、アメリカの9.0年を始め、ヨーロッパ諸国のフラ
ンス7.9年、ドイツの7.6年、スペインの7.3年、イギリスの7.1年よりは長
持ちさせているといえる。
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■アルゼンチン、電力不足状態に陥る(06月03日)
アルゼンチンの電力は火力が54.1%、水力41.3%、核力4.2%、その他0.4%
という。総発電量は24,046MWであるが、平均生産量は16,500MW程度。ところが
5月28日には18,200MWと平均を大きく超える電力を消費した。この電力不足状
態はガス輸出を停止することで切り抜けたが、国内の電力需要は7.5%から
8.5%の増加を見ており、これを切り抜ける手段がなく、危機が継続すると予
想される。
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■サンパウロ州議会、ガソリン代補助は月に地球13周分(06月04日)
サンパウロ州議会のカンヂド州議員(PT)は月にガソリン代としてR$22,852を
請求し、これを受け取った。サンパウロ州の議員が使用し、請求するガソリン
代金は地球を13回も周遊する距離を走れるだけの量、このように消費するだけ
自動車に乗っていて、よく仕事する時間が有ると感心せざるを得ない。
兎に角、サンパウロ州の州議員たちは仕事熱心に走り回るためであろうが、ガ
ソリン消費が多く、カルゾ氏(PMDB)はR$20,453、レゼック氏(PMDB)は
R$19,601、モウラッド氏(PSC)はR$19,400、トマス氏(PMDB)はR$19,139と
気前良くガソリン代を使用しており、これ程、ガソリンを消費して仕事する暇
が見出せるのに感心する。なお、州会議員の中で35人は毎月R$15,000以上のガ
ソリン代、逆に14人は4月に一銭も請求していない。
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■製靴業者、市場喪失を避けるために他国へ逃亡(06月04日)
靴はブラジルで製造される商品の中で、輸出の対象に上げられる重要なもので
あったが、現在の市場では押されがちな商品となりつつある。ブラジルの製靴
業者と言えば、アザレイア、パケタ、パラマウント、SPアルパラガッタ、ウエ
ストコスタ、ブルカブラスなどのマークが頭に浮かぶが「これらマークの可成
りの部分は、これ以上の市場喪失を防ぐために外国へ進出している」と製靴協
会のコンサルタントのクレイン教授は語る。
現在、世界で最も靴を生産しているのは中国であり、生産100億足、輸出70億
足、これに対し、インドは生産20億足、輸出2.1億足、ブラジルは生産7.25万
足、輸出1.89万足。
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■健康保険、2000年以来は30%の成長(06月04日)
この6年間に1,020万人のブラジル人が何かの健康保険に加入し、保険契約者
数は3,450万人から4,470万人へ29.6%の増加をみた。この加入者の増加は国
民が徐々に健康保険システムを理解し始めたことを意味すると思われる。総人
口に対する比率は20.8%から23.9%に増加、その人口に対するパーセントは、
東南伯では高く37.5%、南伯では21.2%、中西伯では14.9%、東北伯では
11.2%、北伯で9.0%である。年齢別では若い者ほど加入率が高く、出産以後
2年以内では39.1%の加入率、4年以内では59.4%の加入率である。
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■不明瞭な農業保険に北米の保険会社は撤退(06月04日)
北米の保健会社レイン&ハイル社は世界第一の農業保険会社であるが、ブラジ
ルからは撤退する。ブラジルの農業保険会社により支払われた金額は03年に
4,430万レアル、04年には3,750万レアル、05年に2,810万レアルまで下った
が、06年には8,880万レアルまで上昇した。他方、政府により支払われた助成
金は05年には200万レアルしかなかったが、06年には3,110万レアル、07年に
は9,000万レアルから1億レアル程度に増加する予定。ただし、保険の対象と
なる2006年の農地は06年の穀物植え付け面積4,732万ヘクタールの中の156万
ヘクタールのみという。
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■オランダで171政府が生物保護の論議(06月04日)
オランダにおいて171政府の代表が集まり、消滅を噂される動植物の保護に関
して議論が行なわれている。欧州連合はブラジルからの輸出される杉の一種で
あるセードロなどの伐採に関して制限を加えようとし、他方、ブラジル側は海
老などの商内、あるいは、宝石に付いて何らかの制限を加えようとしている。
しかし、消滅を予期される品種と云われても約3億種の動植物を網羅するのは
大仕事、これらを保護するのは更に大変である。
現存する種別は動物・植物の双方を合わせて約3.5億種、保護となれば如何に
すれば可能であるのか。WWFの予算は930億レアルといわれるが、如何に使用
するのか。ヨーロッパ政府はセードロのようなブラジル特産の材木に制限を加
えようとし、ブラジル側はある種のエビの取得を取り締りたい。さてこの最後
は如何に落ち着くであろうか。
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■コロンビア、ゲリラとの間に捕虜交換(06月04日)
コロンビアにおいて左翼ゲリラの「コロンビアにてゲリラ活動と政府側との捕
虜交換の交渉が進められており、左翼ゲリラ隊Farcは「政府側ウリベ大統領の
ゲリラ隊員200人の釈放はインチキで、56人程度が精一杯であろう」と観測し
ている。なお、前回、2003年に行なわれた捕虜交換では、ウリベ大統領はFarc
の23人を釈放したが、解放軍側は一人も釈放せず、また、大統領候補のイング
リッド・ビッテンコート嬢およびアメリカ人3人は含まれるか否かも不明であ
る。
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■連邦警察、ルーラ氏の弟を含め77人を逮捕(06月05日)
連邦警察の『王手詰め』作戦によって、6月4日、連邦警察はサンベルナルド
市にある大統領ルーラ氏の兄弟ジェニバル・イナシオ・ダ・シルバ氏、通称バ
バーを含め77人を逮捕、住宅を捜索して証拠書類を押収して引き上げたが、バ
バー氏は「おかげさまで、彼らは重要な書類を発見できなかった」と語った。
聞くところによれば、ルーラ大統領の書類を預かるのは5人、裏金の帳簿およ
び出入を管理しているのは3人。機械は電算機部品として輸入され、サントス
から南マットグロッソへ運ばれたもので、動いた金額は連邦警察の見積もりで
は25万レアル程度と云われる。関係者は南マットグロッソにて56人、サンパウ
ロ16人、その他5人にて総数77人という。また、国会の調査委員会のロメオ・
ツーマ会長(DEM)もレナン・カレイロス上院議長(PMDB-AL)関係の調査を先
駆けて行い、結果は上々と云う。
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■連邦公務員10万人がストに突入(06月05日)
連邦政府の主要7機関の公務員10万人が待遇改善とスト法尊重を要求してスト
ライキに入っている。スト実行中の機関を上げれば7機関、1)中銀:既に停止
期間34日、全従業員5,000人中、スト実行4,000人、要求は給料昇給とスト権
確保。2)原子力委員会:既に停止29日間、従業員1,500人、スト参加1,000
人、要求は給料改善。3)再生可能資源環境院Ibama:既に停止23日間、
3,400人中3,060人が参加、機構を定めた暫定令366号の廃止を要求。4)文
化省:既に停止22日間、2,000人中2,000人:キャリア制度の検討と労働条件
の改善。5)植民農地改革院Ingra:既に停止16日間、6,200人中5,000人、
要求は給料改善、キャリア制度実施、休職者を現職者並みに待遇。6)連邦大
学:既に停止9日間、従業員10.5万人中8.4万人、要求は待遇改善および病院
制度の改善。7)電算機部門:既に停止2日間、1,000人中900人、給料改
善。
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■サンフランシスコ河開発、準備に軍隊出動(06月05日)
東北伯地方を流れるサンフランシスコ河の一部の分流計画はいよいよ実施段階
に入る。分流地点、バイア州とペルナンブコ州の境界カブロボにおいては軍隊
が出動、24日から開始される工事現場を反対者に対して守備することになっ
た。現場には土木工事用の土堀り機械などが到着、作業開始を待っている。他
方、反対勢力も到着、ドン・ルイス・カピオ牧師は「分流計画に反対する。政
府は恥ずかしさを感じて、対話を拒否して実行する積りであるが、我々は絶対
に反対である」と声を大にして叫んでいる。
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■ルーラ大統領、インドと協定なしで帰国(06月05日)
ルーラ大統領はインド訪問を終えて帰国するが、燃料問題に関して期待した結
果を得ることが出来なかった。6月4日、ブラジル政府はインド政府に対し
「ブラジルからインドへの技術提供を含む砂糖きび利用の交渉を開始する」と
の約束を交わしたが、具体的な燃料問題に対する回答はなく「今後4年間に
100億ドルの商談を行なう」程度の約束に終った。
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■開発銀行の貸付枠で大口店の売上40%増(06月05日)
小売り商店の売上といえば、最も気になるのはショッピングと大型商店の売上
である。昨年度の1月から4月のショッピング店舗の売上は約40%増の1.319
億レアル、ただし、2,410万レアルは掛売りであった。開発銀行の貸付を担当
するカステロ・ブランコ氏によれば「カレフールの場合、投資に向けられる資
金は6.9万レアル程度。その中で、約1/3はスーパーの拡張、情報システム
の改善などに向けられる」と語った。
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■バリグ、アルゼンチン向け航空増便(06月05日)
復旧途上にあるバリグはアルゼンチン向け航空本数と価格を16日から平均17%
ほど引き上げるが、その代りに航空本数を週49本へ増便する。新料金はサンパ
ウロ/ブエノスアイレス往復US$265がUS$311となる。
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■ルーラ大統領の兄弟が汚職で逮捕される(06月06日)
ルーラ大統領の兄弟、ジェニアル・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ氏、通称、
ババーが汚職容疑にて逮捕された。インドのニューデリーを訪問中のルーラ大
統領はこれを聞き「ババーが逮捕されたが、これは何かの間違いであり、彼は
無罪であると信ずる」と語った。これによる事件の逮捕者は120人、内、既
に、その中の79人が犯罪容疑者として取り扱われている。現在の処、問題とな
っている金額は25万レアル、袖の下としてR$2,000からR$10,000であるが、警
察の話によれば「このような小額ではない」という。
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■工業生産、伸長後に前月より下落(06月06日)
4月の工業生産は前年よりも大幅に進展したが、前月よりも下向きである。す
なわち、資本財は対前年17.4%増、対前月1.2%減、中間財は対前年5.3%
増、対前月0.6%減、耐久消費財は対前年5.3%増、対前月1.4%減、非耐久
消費財は対前年4.3%増、対前月0.8%と前月よりも下がり気味であるが、前
年よりは大幅の上昇を示している。すなわち、前年よりの上昇は工業用資本財
23.2%、農業用39.4%、鉄鉱10.4%、肥料19.9%、耐久消費財は自動車は
6.6%増と伸びているが、電気製品-14.8%、携帯電話-12.9%と需要が減退
しており、非耐久消費財は4.3%の状態、ただし、靴は0.5%、薬品は0.1%
と停滞している。
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■自動車販売、5月は復活し12月を超過(06月06日)
ブラジルの自動車販売は1月2月下方に停滞、3月4月には復活を示し、5月
は本格的な上昇にて20.01万台数は達した。5月の各機種別の販売台数はVWの
ゴールが21,391台で第一位、少差でフィアットのパリオが20,792台と接近戦を
演じる。3位フィアットのウノ11,797台とGMのセルタ11,705台とも接近戦。以
下はGMのコルサ8,615台、フィアットのシエナ7,837台、フォルクスのフォッ
クス7,612台が続く。
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■アングラ3、原子力燃料に投資(06月06日)
レジェンデ科学技術相は「アングラ3は原子力発電の各段階に対して投資す
る」と発表した。サンパウロ海軍技術センターCTMSPの発表に基けば、一部分
の過程を外国に頼るものの、その後は再保存から燃料化、燃焼までは国内の原
子力発電所において実行し、これから電気を得ようという国産化の比較的進ん
だ行程であり、途中に外国からの援助が入るものの、過程の可成りの部分は国
内で行なわれる。
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■ソロス氏、国内アルコール産業へ大幅な参加(06月06日)
世界的に有名な大事業家のジョルジ・ソロス氏はブラジルのアルコール産業に
大幅な参加を目論んでいる。彼はミナスのモンテアレグレ工場を取得したが、
その他に南マットグロッソに3工場を組立てており、現在までに総計9億レア
ルを投資し、来年の収穫は7,000万リットル、5年後には3億リットルを目指
す。彼の話によれば「ブラジルにおけるアルコール産業には非常に興味があ
り、現在の10倍の生産が可能。建設計画は3工場、最初の工場は3億リットル
生産の予想である。ブラジルは砂糖きび生産に適しており、現在のアルコール
生産量の10倍を生産できる能力を有している」と語った。
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■バーレ、インコへ購入代金前払い(06月06日)
バーレ・ド・リオドッセはカナダのインコ社〜ニッケル鉱山を購入、50%を支
払、残り50%を後払いとしたが、最近のニッケル価格の値上り著しく、昨年10
月にトン当りUS$32,700であったのが、4月にはUS$50,200となった。このために
購入代金支払が容易となり、購入代金180億ドルを支払う方が有利となったの
で完済し、他の有利な鉱山の買い物を探すこととなった。
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■ラウ・キン・チョン氏、最高裁判決で出所(06月06日)
有名な貿易商のラウ・キン・チョン氏は密輸の疑いにより警察に逮捕され、4
年間の懲役を宣告されていたが、この程、最高裁STFのカルメン・ルシア長官
は入獄の義務を免除したために、出所できることとなった。ラウ氏は海賊版の
罪で12年の入牢を宣告されていた。彼はサンパウロ市内に2店舗を有し、彼が
輸入し、没収された商品はCD、DVDの1,850万枚、14万箱の美容品、1.14万足
のテニス靴、1.1万枚の衣料品、9,900個の花瓶、90トンの時計など総計1.12
億ドルと云われる。
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発行: 大岩國男
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