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ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)




Brazil Today

発行日: 2007/5/24

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BRAZIL TODAY                                         2007 / 05 / 28(308号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース           (毎週月曜日配信。購読無料)
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為替(レアル/円)、05月23日現在 R$1=\62.43
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■中銀為替介入、効果なくドルR$1.95(05月17日)

中銀は懸命にドル値下りを食い止めようとし、為替市場に介入、ドル買入れ金
額は約20億ドルに達したが、値下りは止まず。1.46%低下し、R$1.954にて相
場を締めた。為替相場は買いR$1.952、リスクは148に下がり、サンパウロ証
券市場は51,737を記録。Fitchによるブラジル債務の格付けはコロンビアと同
水準のBB+となった。

中銀のドル買入れに伴う逆スワップ取引は1月16億ドル、2月8億ドル、3月
5億ドルと一時は低下したが、4月は41億ドル、5月は昨日までに54億ドルと
急上昇。ルーラ大統領は為替変動に対する心配を見せたがらず「一方に悪けれ
ば、他方に良いのは当然の話。しかし、この場合、サラリーで生活している者
には好都合であると思う」と涼しい顔付き。
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■政府、核発電所8ヶ所を計画中(05月17日)

政府は2030年までに原子力発電所を8ヶ所に建設する予定であり、総量
1,000MWの発電所に20億ドルを費やして建設、法人を含む20万人の消費者に電
力を提供する。現在の電力は水力発電が16.75万MW、ガス2.06万MW、木炭0.59
万MW、バイオ0.65万MW、原子力0.73万MW、風力0.91万MW、その他0.37万MWにて
合計22.06万MW。現在の火力発電の原価はMW当りR$175と云われるが、原子力
発電の場合はR$151にて火力より低原価にて電力が得られるというので8原子
力発電所の建設を計画している。
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■ポン・デ・アスーカル、トップを奪われる(05月17日)

ポン・デ・アスーカルといえば、売上げ165億レアルのブラジル第一のスーパ
ーと君臨していたのが、悪いニュースが次々に発生した。第一四半期の利益が
昨年同期と比較して40.3%の減少、本年度最初の3ヶ月に従業員数が1,237人
減少し、コンプレベン販売網の3店が閉鎖、センダス販売網に3,850万レアル
の欠損を記録した。ポン・デ・アスーカルの売上げ165億レアルにてスーパー
業界のトップであったが、カレフールは22億レアルレアルにてアタッカドンを
購入、ポン・デ・アスーカルのトップの座を奪った。これに対し、ポン・デ・
アスーカルのヂニス社長は「1四半期は首位を譲ったが、これは直ちに取り戻
して見せる」と闘志満々である。
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■CTNBio、遺伝子操作とうもろこしを承認(05月17日)

生科学研究所CTNBioは遺伝子操作とうもろこしを賛成17票対反対4票にて承認
した。これはバイエル社の開発に基くもの、除草薬に強い種類である云われ、
委員会ではグリンピースは反対であったが、委員18人中の14人が賛成して、承
認された。
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■ボトランチン、鋼鉄に10億ドルの投資(05月17日)

ボトランチングループはリオ政府からの依頼に基き、リオ州に10億レアルを投
資して、新製鉄工場を建設する。能力は100万トン、但し、これに達するのは
2009年の予定。第一次計画はこの半分の50万トンにて投資計画は面積430万平
方メートルに1.5億レアルを費消する。
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■ドル安の効果は直接響かず、将来の楽しみ(05月17日)

ドル価格は安くなっているが、これが庶民の懐に影響を及ぼすのは現在ではな
く、近い将来においてである。例えば、小麦粉製品などは安くなる筈である
が、これには時間を要する。しかし、少なくとも値上りはしないと云えるであ
ろう。
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■PTへの主要寄付者は請負業者と銀行(05月17日)

現政府に対する公式寄付金は総額4,323万レアルに達している。その内訳を見
れば、土建業者1,247万レアル、金融関係880万レアル、製鉄/機械が430万
レアルの3業種からの寄付が半分以上を占め、残りは技術サービス299万レア
ル、石油/ガス271万レアル、鉱山業269万レアル、アルコール工業202万レ
アル、その他787万レアル。これ以外にルーラ大統領個人への1,620万レア
ル、その他の候補者1,900万レアル、選挙運動費として9,440万レアルが受け
取られている。
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■マラニョン州汚職事件、9州の46人を逮捕(05月18日)

連邦警察は5月17日の朝、農村電化、排水工事、道路保全などに関する公共事
業から資金を詐取した大型疑獄団のメンバーとおぼしき一団46人を逮捕した。
メンバー中には現マラニョン州統領のジャクソン・ラゴ氏(PDT)、その補佐
官ジョセ・タバーレス氏(PSB)、鉱山燃料相の補佐官など、マラニョン州で8
人、バイア州で5人、セルジッペ州で3人、マットグロッソ州で2人、ピアウ
イ州1人、アラゴアス州4人、連邦首都6人、および、会社側17人が含まれ
る。犯罪容疑は現在進行中の成長加速プログラム中に含まれる農村電化促進計
画に関与して、04年1月から07年3月にかけて公共資金4520万レアルを詐取し
た疑い。

問題となる資金は連邦道路網の維持資金、バイア州およびアマゾーナス州道路
改修費、国立犯罪捜査院の拡張、連邦警察建築物工事費などに含まれるもので
あり、これは、04年1月から07年3月までに連邦.州において公共事業のため
に資金保障、入札勝利、過剰売上清算の3段階に分かれて支出されていた。但
し、ラゴ州統領の逮捕に関しては憲法によって禁止されているとの上級裁判所
の見解である。
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■メイレレス中銀総裁「金利は0.05%減」(05月18日)

昨日のドル相場は一昨日の$2.024からR$1.953へと遂にR$2以下の価格を表示
するようになり、メイレレス中銀総裁はルーラ大統領に「金利は更に0.5%ほ
ど下ると予想する」と語った。これは、外国からの投資家は現在の12.5%の再
割金利でも儲けがあるとの観点に立つものであり、年末までドル相場はR$2の
相場を主張する者が多い。
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■1月/4月は日に国税15.7億レアル(05月18日)

連邦政府は1月から4月にかけて毎日15.7億レアルの割合で徴税を行なってお
り、4月までに1,879億レアルの収入、主要税金に関して昨年よりも10%を超
える成績であった。すなわち、4月の税収に関して、所得税は151億レアル
(昨年よりも13.6%増)、Cofinsが82億レアル(11.8%増)、CSLLが32億レア
ル(12.9%増)、工業税IPIが26億レアル(12.8%増)、小切手税CPMFが26億
レアル(11.5%増)、社会保障料金116億レアル(13.6%増)といずれも10%
を超える収入増にて、国税庁としては笑いが止まらない状態である。
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■月間正式雇用、30万人を超える(05月18日)

4月の正式新規雇用者数は30.2万人と雇用失業統計Cagedは報告、この数字は
92年に労働局が統計を開始して以来の最高、05年の26.6万人を超える数字であ
った。1月から4月の雇用者数は70.2万人、過去12ヶ月の新規雇用者数は
136.1万人、本年中の雇用者増加予想は165.0万人と統計局は予想する。4月
の造成された職場は工業10.38万人、サービス業8.28万人、農業4.12万人、商
業3.69万人、建築3.09万人、その他0.64万人の30.2万人であった。
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■サンパウロ大の学生、ストに入り危機進行(05月18日)

サンパウロ大学USPのストと云うのは、しばしば行なわれ、新聞記事で大きく
取り扱われることもあるが、今回はいつもと比較して新聞紙面でも大きく取り
上げられている、サンパウロ市西部にあるサンパウロ大学は学生数8万人、教
授数5.222人、職員数15.300人の大所帯の大学である。

州政府は高等教育部を設置、サンパウロ州内の公立大学であるサンパウロ大
学、サンパウロ州立大学、カンピーナス大学の3大学において州政府の三権、
すなわち、立法、行政、司法の会計処理を行なうと決定、同時に大学の予算分
配に関しても、秘密主義を廃して公開姿勢を採用すべしと要請した。次に生じ
たのは「そちらが要求するのであればこちらも要請する」と要求事項を持ち出
し、賑やかな事態に陥った。すなわち、各自の主な要求事項は次の通り。

学生側の事項は、セーラ州統領は大学の自治権を剥奪し、契約を凍結した。現
在、学生住居771軒の建設と3大学の改造が問題となっているが、如何にする
のか。また、職員達からの要請はセーラ時代の措置の取消しを要求、職員全員
に対するR$200の給料調整、大学の教員・職員への3.15%の給料引き上げの件
は如何になったか。大学役員に関してはセーラ州統領の開始時に問題となった
自治権の問題は如何になったのか。州政府に対しては自治権を尊重し、縮小を
決して計画しないこと、上級教育の向上は教育制度の価値を上昇させる。
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■リスクと証券市場は新記録(05月19日)

証券市場リスクを表わすブラジルのEmbi+は本年始め1月3日には302を示し
たが、昨日の5月18日には141と半減した。参考までに南米他国のEmbiを記載
すればエクアドル612、アルゼンチン269、ベネズエラ233、ブラジル141、
ペルー104、メキシコ76であり、ブラジルは最上ではないが、良い方に入る。
証券市場Bovespaは5月14日50,510が18日には52,077と上昇気味、ドル相場は
14日R$2.009が18日にはR$1.962とR$2の線を切った。本年に入ってからのレ
アルはドルに対して8.28%、対ユーロ6.81%、対円10.19%の評価高である。
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■裁判所が不正工事にて1.7億レアルを摘発(05月19日)

裁判所は諸州における不正工事として1.7億レアルを摘発、関係した州政府は
6州、合計47人が逮捕された。マットグロッソ州ではシノップ市の下水工事不
正20万レアル、市長はPSDB。マラニョン州では06年のグアツマ市の未着工工事
160万レアルの資金受取り、州統領の自動車使用、BR402工事1.53億レアルの
不正。ピアウイ州では06年の農村電化1.6万家族に関する不正。連邦首都では
プレット河灌漑に関する350万レアルの提供、容疑者はパッソス氏(PMDB)。セ
ルジッペ州サンフランシスコ河開発の二重水道設置にて責任者は州統領ジョア
ン・アルベス氏の息子。アラゴアス州ではパラタギ・ダム建設、工事費用
6,000万レアルが使われたが、不完全工事であった。
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■投資の進まない原因「税金が高過ぎる」(05月19日)

経済成長には投資が不可欠である。それならば、投資を渋る原因を調べて、こ
れを削除する、あるいは圧縮すれば投資が向上する筈である。この考え方に立
脚して、バルガス財団が工業において投資を阻害する原因を調査した結果は次
の通りであった。すなわち、投資により期待される効果として生産規模の拡大
が47%、生産効率の上昇が31%。投資を阻害する要因としては、租税が高過ぎ
るが49%、需要傾向が不確実32%、資金原価が高い18%、企業資金の限界
18%、利益回収率が低い18%、他の原因15%、資金限界4%。
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■ブラジルの会社利益、銀行が24%を占める(05月19日)

ブラジルの法人第1四半期の成績がほぼ出揃った。これら法人264社の第1四
半期の利益総額は293億レアルにて昨年度の257億レアルより14.1%の増加で
あった。単独の純利益にて最高を占める会社は鉱物会社バーレ・ド・リオドッ
セにて利益は17.3%、第二位がペトロブラスの14.1%、業界別で第一位の銀行
は20行にて24%の利益を挙げている。銀行、鉱山、石油に次ぐ業界第4位は電
力会社で36社12.4%、第5位が製鉄・金属で10.2%。以下は電話通信23社で
10.2%、電話通信11社で4.5%、食品飲み物14社で3.1%、紙パルプ7社で
2.4%、化学14社で1.9%、その他137社で10.1%。
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■6ヵ月後、インディオは未だに私設通過料金徴収(05月19日)

アマゾーナス州の南部を通過する国道230号の西部、ウマイタ市から30キロ、
インディオの生息地を通る地点におき、無許可の料金徴収所を設定して、料金
を勝手に徴収し始めた。料金はトラックR$60、自動車R$20、オートバイR$10。
これは規則違反の行為であるが、非常に未開の地なので禁止する手段に困り、
黙認せざるを得ないと云う。
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■各地で発生する汚職官吏の逮捕(05月20日)

大サンパウロ市圏マウア市にあるガウタマ社は16億レアルの公金詐取の容疑で
州検察局より取り調べられている。これは下水工事の会社、ペトロブラスを始
め、ブラジル各地の約20ヶ所以上の都市下水関係の工事を請け負う会社である
が、PTのヂアス市長の経営するマウア市では30年間の下水計画が問題となって
いる。

これと全く別の話であるが、ロンデオウ鉱山動力相を連邦警察が調査し始め
た。これは昨年、ピアウイで実施された『皆に光を』運動に関して、連邦警察
は大臣の逮捕を要請しており、その帰趨が注目されている。また、バイアの石
油団地カマサリ市のカエターノ市長(PT)、マットグロッソのシノプス市のレイ
トン市長(PSDB)、ブラジリアのパッソス州議員(PMDB)、マラニョン州のタバ
ーレス前州統領などが連邦警察に逮捕された。なお、労働党が政権を獲得した
2003年以来に発生した汚職事件は335件、逮捕されたのは5,682人、この中で
公務員は928人、連邦警察73人という。

2003年以降に発覚した主要汚職事件を記せば、2003年には『アナコンダ』事
件、大蛇と名付けたこの事件は裁判官を対象とする判決売買事件にて、サンパ
ウロ州に端を発し、パラー、アラゴアス、マットグロッソ、南リオグランデの
各州に波及した事件にて、連邦警察3人、連邦判事1人、企業家4人が有罪と
なった。

04年には『バンピーロ』事件、この吸血鬼という事件は血液銀行からの血液の
転売、ウンベルト・コスタ厚生相を始めとする関係者17人が12年間で約20億レ
アルの資金が動かした。同年8月 には『丘の灯し火』事件、8月に発見され
たこの事件は資金法違反、資金洗浄などで8州の連邦警察官215名、一時的な
逮捕123名を含むもの。翌5年に発生したのは6月に明るみに出た『クルピー
ラ』、足先が後ろ向きに付いている化け物の名を採ったこの事件は材木業者、
搬出人、マットグロッソ州の環境局Femaから構成される伐採業違反事件。06年
5月には吸血ヒル事件、救急車入札を巡る大規模な脱税行為があり、アクレ、
アマパ、マットグロッソ、ミナス、パラナ、リオ、連邦首都において48人が投
獄された。

07年4月に連邦警察はリオおよびバイアにてビッショ賭博に関係した宝くじ売
り、警察官に始まり、上級裁判所長官の兄弟に到る連中をニッケル賭博機と同
時に逮捕した。これは『ハリケーン事件』と警察で呼ばれ、連中が有する規模
は今までの中で最大のもの。5月に入ってから連邦政府は入札に関して資金の
横流しを行なっている連中を発見、48人を逮捕、84人を仮拘束とした。以上に
述べた事件を含め、連邦警察の取り調べの対象となった者は5,682人、この内
928人は公務員、73人は連邦警察官であった。
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■サンパウロの政治献金はPSDBに偏る(05月20日)

珍しくサンパウロ地区おける政治献金表がフォーリャ紙に記載された。サンパ
ウロ地方区にての社会民主党PSDの8月以降の寄付金総額はカマルゴ・コレア
255万レアル、サンタデル.バネスパ財団211万レアル、インテラビア・航空
タクシー80万レアル、BGN銀行(ケイロス・ガルボン・グルップ)70万レア
ル、カエミ鉱山65万レアル、セルベング40万レアルなど。

これに対し、労働党PTへの寄付金はサンタンデル銀行76万レアル、BGN銀行70
万レアル、メルカンチル銀行65万レアル、シンカリオル・ビール40万レアル、
カーボ環境36万レアル、ウニオン石油化学25万レアル、ウニパル石油化学25万
レアルなど。サンパウロ州だけの特別事情か否かは判らないが、寄附金受取額
はPSDBの方がPTよりも数倍多い。
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■連邦警察、鉱山動力相とマフィアの関連を調査中(05月20日)

ロンドウ鉱山動力相と公共工事マフィアとの関係を捜査中の連邦警察は『剃刀
作戦』を展開させ、ガウタマ社のズレイド・ソアレス代表、レイナルド・タバ
レス前マラニョン州統領を始め47人の逮捕へ踏み切った。これはグアタマ社の
03年から06年の支払1.7億レアルの支払に関する件であったが、この中でタバ
レス氏を始め6人は既に釈放された。なおこの調査にはPSDBとDEMの議員が多
く、PSDBのアラゴアス知事のビエイラ・フィリョ氏(PSDB)、セルジッペの前知
事ジョアン・アルベス・フィーリョ氏(DEM)などの名が現われる。
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■サンパウロ州の土地、5年間で100%値上り(05月20日)

サンパウロ州の土地は値上りし、この5年間に倍増以上となった。これは農業
経済研究院IEAの報告に基くもの、2001年から06年の間にサンパウロ州の平均
地価はヘクタール当りR$4740からR$10,128と倍以上、113%の値上り、これが
フランカでは170%、リベイロン・プレットでは160%の値上りである。土地
専門家の話によれば、サンパウロ州の土地価格派エタノール生産に基く効果が
大きく、特に砂糖きび植え付け地帯の値上りが大きいと云われる。
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■タバチンガ、布人形製造で中国に反撃(05月21日)

サンパウロ州の中央部、アララクアラ市から40キロ足らずの地点に存在するタ
バチンガは中国との戦に懸命である。この町はビロードの布人形の産地、およ
そ2,000人が人形を作成し輸出していたが、最近は大敵が現われた。中国がこ
れを見て製造を開始、サンパウロの3月25日通りへ到着した。価格が35%程度
安く入荷するので大恐慌、これでは材料費も出ないと云い、努力の結果、差が
縮小し、何とか対抗できるようになったが、税その他の負担に関して考慮して
欲しいと訴えた。
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■キルチネルアルゼンチン大統領、超大統領主義に走る(05月21日)

隣国アルゼンチンのキルチネル大統領はハイパー大統領主義を創設、就任して
からの1,445日間に、国民所得は02年の800億ドルから06年には2,124億ドル
へ、インフレは年40%以上を13.0%、失業率は03年17%以上であったのを
10.2%、貧困率を38%を超えていたのを23.1%にまで縮小した。

キルチネル氏の支持者達は「彼は2001年から02年にアルゼンチンに襲い掛かっ
た危機を克服、03年には経済を立ち直らせた。すなわち、経済は03年までの5
年間に累積した不況を退け、現実的なしかも人権を尊重する政策を採用、国際
的な金融組織を導入し、通貨基金に対する債務も全額を支払った」と賛美す
る。

これに対し、反対派の意見は「彼の採用した政策は架空の結果をもたらす政策
に過ぎず、進歩派のよう語るが、実際はその反対である。このために国際金融
組織との間に種々の不必要な障害を引き起こす。更に注目を必要とするのは毎
月、生活補助金を受け取る120万人の就業者の存在であろう」と政府を批判す
る。
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■ショッピング、手持ち資金で拡大を狙う(05月21日)

ショッピングは未だ有望投資先とショッピング・タンボレの持ち主は考える。
また、他のショッピングの持ち主もこのように考える者が多い。例えば、サン
パウロのイグアテミ、レッデ・プラザ、シレラ、リオのBRマルス、ブラスカ
ン、アンカレ、アリアンセなどの会社は過去に全くショッピングに縁のなかっ
た会社であるにも係わらず、最近では関心を示すように変ってきた。

現在、ブラジルのショッピングを狙うのは次の通り。1)BRマリス、主要出資
者はGP投資、サム・ゼイル氏、リチャード・パウロ・マテソン氏、16ショッピ
ングを有し、近年中の投資増加は5.5億レアルの予定。2)イグアテミ、出資者
はジェレイサッチ氏、13ショッピング、4.5億レアル投資。3)ムルチプラン、
イザック・ペレスおよびキャデラック・フェアビウ氏、12ショッピング、4)ソ
ナエ・シエラ(ポルトガル)およびDDレアルテイ、10ショッピング、5)アリ
アンサ、レナト・リッケ、ガベア投資、ジェネラル・グロウ・パートナー、8
ショッピング、6)プラザ網、マルゾニ、5ショッピング。
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■パラグアイにてルーラ氏、地元紙で叩かれる(05月21日)

ルーラ大統領はパラグアイを訪問、同地のヅアルテ大統領と会談したが、アス
ンソンの地元新聞社から「ブラジルは帝国主義者で、背後から襲うものであ
り、イタイプ条約を改正しない」と攻撃された。
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■また一人の大物、鉱山燃料相が汚職にて辞職(05月22日)

PMDB出身のシラス・ロンデオウ鉱山燃料相は辞職に抵抗を示したが、スキャン
ダルのニュースによって辞表提出の止むなきに到った。告発された要点は連邦
警察の指摘するように、ガウタマ請負から袖の下10万レアルを公共事業インチ
キ見逃し料金として受け取った『剃刀の刃』事件が発覚したためである。連邦
警察はピアウイにおける工事費200万レアルの過剰支出を追及、鉱山燃料相は
21日23時45分に辞表を提出した。但し、ピアウイ州政府側は連邦政府の過剰支
出を否定している。

これでPT側は市民相、企画相、全国統合相を失った上、鉱山燃料相の席を失
い、警視庁の『剃刀の刃』作戦に更に花を追加することになった。なお、ピア
ウイにおけるこの工事は農村1.6万家族に仕事を与える者として開始され、予
算は7,000万レアル、仕事の進捗状況は10%に過ぎずであり、警察側の挙げる
疑惑の対象はホンデオウ鉱山燃料相に10万レアル、残りは他の同省のメンバー
と見ている。

現在において検察庁の『剃刀の刃』作戦において汚職関係の疑惑者として現わ
れたのは上記の他に、PTとしてはヂアス・ピアウイ州知事、アマラル上院議員
(MS)、カエターノ・カマサリ市長(BA)、DEMのアルベス前セルジッペ州統
領、マガリャンエス下院議員、PMDBのパッソス下院議員、PSBのタバレス前マ
ラニョン州氏、PDTのラーゴ州統領、PSDBのビエラ現アラゴアス州統領、レイ
トン・シノプス市長などである。
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■中銀の買い控えで、ドル上昇しR$1.93(05月22日)

5月21日、中銀がドルを買い控えたために上昇し、ドルはR$1.93に達した。も
っとも買い控えと云うものの、これだけで追い付かず、更に不足し、如何とも
為し難しと云う感じである。なお、5月の14日から18日にかけて外貨残高は13
億ドル、本年に入ってからでは最も高額であった。
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■国際市場がTAMとGolの闘争の場(05月22日)

航空業界はGolによるVarig購入によって一転し、TAMとGolがブラジルの空
を争うことになった。Varigは今まで国外線の70%を押さえていたが、この独
占が失われた際に、その多くは外国航空に奪われてしまった。TAMは漸く失地
挽回に乗り出したばかり、Golは手持ちの26路線を利用して勝負に望む予定。
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■政府、アルコール飲料の分類に強腰(05月22日)

政府はアルコール性飲料の統制を厳密にする。その目的は「暴力と犯罪に結び
付くアルコール性飲料水の管理を厳しくし、これによりアルコール分摂取に起
因する事件を減少させるのが目的の取締り法」と云う。

酒類を分類すれば、最高の濃度が53.5度のアブシント・ペーレ、43度はジン、
40度はラム、ウオッカ、ブランデイ、ウイスキー、リコール。これより少し弱
いのがピンガでイピオカ39度、スガチバ38度。リコールのデルアマレットが28
度。東山酒造の日本酒である東麒麟が15.5度、ブドウ酒13.3度。ビールはアン
タルチカ4.9度、ブラマ4.8度、スコール4.7度である。
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■カミソリ作戦の効果、燃料鉱山相が辞職(05月23日)

検察庁の汚職対策のカミソリ作戦、シラス・ロンデオウ鉱山電力相に対する攻
撃は成功し、第二次内閣で最初の大臣辞職を招いた。5月22日夜、カミソリ作
戦により追及されていたロンデオウ鉱山電力相は遂に辞表提出に追い込まれ、
後任は差し当たりネルソン・ウビネル執行理事が代行する。PT出身の州知事、
ピアウイ州のヂアス氏、バイア州のワグネル氏、セルジッペ州のデダ氏と共に
4人組を形成していたが、鉱山電力相の失脚によって一角が崩されたことにな
る。なお、PMDBは後任の大臣氏名を提出したと語る。

なお、現在までに種々の疑惑で捜査の対象になっているのは、州統領としてラ
ーゴ(PDT-MA)、テオトニオ・ビエイラ(PSDB-AL)、デーダ(PT-SE)、ヂアス
(PT-PI)、ワグネル(PT-BA)、市長としてレイトン(PSDB-MT)、カエターノ
(PT-BA)、上院議員としてアマラル(PT-MS)、下院議員としてパッソス
(PMDB-首都)、マガリャンエス(DEM-BA)、その他としてジョン・アルベス
(DEM-SE)、タバレス(PSB)がいる。
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■政府、94億レアルを債務償却へ廻す(05月23日)

政府は94億レアルを節約し、債券の早期償却に廻した。これで政府の債権残高
は11.52億ドル、平均期間は32.7ヶ月、種類別では利子前決め36.2%、価格指
数39.6%、Selic23.3%、その他0.9%となった。
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■サンタカタリーナ、口蹄病なし(05月23日)

国際家畜保健組織OIEはサンタカタリーナ州を家畜無口蹄病地帯にて予防注射
の必要なしと承認した。これでブラジルのアマゾン地帯を除く南部においては
アクレ、ロンドニア、南リオグランデの3州のみが要注意の地域、サンタカタ
リーナは口蹄病なし、他州において口蹄病はないが、定期的に予防注射が必要
である。
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■ペルジゴンをプラスフッドが購入(05月23日)

鶏肉業者として有名なペルジゴンはオランダのセベコグループのプラスフッド
を3,000万ユーロにて購入した。これによって同社はヨーロッパにおける最初
のブラジル製の食料品会社となる。プラスフッドの販売する製品は鶏肉および
牛肉を基に加工されたもの、同社の年間処理能力は2万トン、年間売上げは
7,000フラン程度である。
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■ブラデスコ市場価格、1,000億レアルを突破(05月23日)

ブラデスコ銀行を株価から評価すれば、1,000億レアルを突破する。株数に株
式価格を乗じた金額がこの会社の価値を表わすとは云えないにしても、ある程
度、その価値を表わしていると云って差し支えない。この株価による市場価値
から会社を評価すれば、ペトロブラスがブラジル企業の第一で2,210億レア
ル、第二がバーレで1,984億レアル、第三がブラデスコ銀行で1,004億レア
ル、第四がイタウ銀行の994億レアル、第五位がビールのAmBev。以下は伯
銀、ウニバンコ、イタウザ、アルセロール、テレスピの順である。
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■日曜日は顧客73%にとって買い物の日(05月23日)

日曜日は73%の消費者にとって買い物日であると云う。これはIbope調査社が
調査した結果、2003年には59%であったのが、07年には73%へ上昇した。「何
故、日曜日なのか」との質問に対し、「他の日には時間がない」との回答が
52%、「この日が最も落ち着いて買い物が出来る」が21%、「応対の態度が良
い」が続く。この日にも働いている者にとっても買い物をする日で69%、この
ような関係から日曜日を重要視する者は76%に及ぶ。
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発行: 大岩國男
サイト: HTTP://WWW.ANA-LOG.COM

 
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