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ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)




Brazil Today

発行日: 2007/3/15

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BRAZIL TODAY                                         2007 / 03 / 19 (298号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース           (毎週月曜日配信。購読無料)
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為替(レアル/円)、03月14日現在 R$1=\55.6
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■Wブッシュ米国大統領の来伯(03月08日)

Wブッシュ米国大統領は3月8日午前中にワシントンを出発、午後、サンパウ
ロに到着、ホテルヒルトンに宿泊する。9日12時40分にグアルーリョスのトラ
ンスペトロを訪問、13時15分にルーラ大統領と会見、燃料問題に関して話し合
い、15時30分に両大統領は昼食。16時45分に記者会見、夜間にウルグアイのモ
ンテビデオへ向けて出発する。この期間中、ブッシュ大統領の通過場所は総て
厳重警戒され、軍隊1,200人、その他4,000人が護衛として参加する。

ブラジル出発後の米国大統領の日程は、モンテビデオにては、9日に到着、10
日に各所を訪問、11日(日)にコロンビアに向けて出発。コロンビアではボゴ
タにてウリベ大統領と会談、ボゴタにて宿泊。12日はグアテマラからメキシコ
へ。メキシコでは12日夜から13日を過し、14日にワシントンに戻る。

Wブッシュ米国大統領側は今回の旅行に関してアルコール問題とドーハ・ラウ
ンドによる通商問題の進展を期待していると思われる。しかし、南米行脚に関
しては種々の反対提案も多く、例えば、南米国家の中では、ベネズエラのチャ
ベス大統領のように全く反対の立場にいる者もあり、ブラジル国内、与党PTの
中で『Wブッシュを歓迎せず』のプラカードを作成している者もいるように歓
迎の一点張りではない。この中でWブッシュ/ルーラの線が如何ほどの実績を
挙げるが関心の的になるであろう。
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■アラクルス騒動一周年、誰も罰せられず(03月08日)

アラクルス製紙は年間セルローズ45万トンを製造、そのために13億ドルを投
資、ユーカリを3万へタール植林している会社である。丁度一年前、同社の南
リオグランデ植林地、バーラ・デ・リベイロのカンペジーニャにおいて、『土
地なし』のステヂレ氏に率いられた連中、女性1,500人ほどが植林事業に反対
して、ユーカリ苗3万本、温床3万ヘクタールを台無しにし、損害2億ドルを
与えた事件があり、37人が起訴されたが、統領のステヂレ氏を始め16人は所在
不明である。
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■中銀金利、0.25%下り年12.75%(03月08日)

ブラジルの中銀は再割引金利を0.25%引き下げ、12.75%とした。この金利は
何時も本欄にて説明するように、インフレ差し引き後は8.6%という世界第一
の高利率である。すなわち、第二位はトルコ6.7%、第三位はイスラエル
4.6%、第四位は中国3.8%、第5位はアメリカとカナダの3.1%。再割引金
利以外の現行金利は銀行CDC45.93%、銀行商業貸付102%、特別小切手148%
など。
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■昨年度利益、ペトロブラス・バーレ・伯銀の順(03月08日)

昨年の企業利益最大はペトロブラスの259億レアル、一昨年より9.3%増であ
った。第2位がバーレ・ド・リオドッセの134億レアル、第3位が伯銀の60億
レアル。第4位から第6位も銀行でブラデスコが51億レアル、イタウザ総合が
45億レアル、イタウが43億レアル。第7位は製鉄のジェルダウ29億レアル、以
下は電話のテレスピ29億レアル、ビールのAMBEVが28億レアル、製鉄のウジミ
ナスが第10位の25億レアルとなる。以下はアルセロール製鉄、ウニバンコ銀
行、CEMIG発電、CPFL発電、ジェルダウ金属が第15位にて利益13億レアル。以
下はアラクルス製紙、ネオエネルギー電力、ウニバンコ持ち株、ゴール航空が
第20位。
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■バーレ、06年の利益134億レアルに達す(03月08日)

バーレ・ド・リオドッセの昨年度利益は134.3億レアルに達した。同社の売上
は467億レアル、前年度より32.2%増の成績、鉄鉱のみでも7,780万トンの売
上、この中の28.7%は中国向けの販売である。
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■サンパウロ、世界で13番目に豊かな都市に(03月08日)

サンパウロと云う都市は、現在、世界で19位番目に豊かな町であるが、2020年
には世界で13番目に豊かな町と云われる。これはコンサルタント業のプライス
ウオーターハウスの調査に基くもの。第1位は東京、第二位がニューヨーク、
第三位がロサンゼルス。以下はロンドン、シカゴ、パリ、メキシコ、フィラデ
ルフィア、大阪・神戸、ワシントンが10番目、11番目にブエノスアイレス、12
番ボストンで、13番目にサンパウロ、14番目が香港、15番目がダラスであっ
た。
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■ルーラ大統領、米国の保護主義を攻撃(03月09日)

3月8日、20時04分にWブッシュ米国大統領はサンパウロに到着した。一行は
クンビッカ空港から34台の自動車に分乗し、市内中央部の5月23日通り、ワシ
ントン・ルイス大通りを通過、ピネイロスのホテルヒルトンに着いた。他方、
市内のアベニーダ・パウリスタにはデモ側は約2万人、警察側の見積りでは約
1万人のデモ隊と軍警と衝突。なお、反米デモはサンパウロのみでなく、サル
バドル(BA)の3,500人を始めとして全国的に繰り広げられ、総数2.75万人が
参加した。

IPSOSの世論調査によれば、ブラジルにおけるルーラ大統領の支持率は36%で
あるが、Wブッシュ米国大統領に対してはマイナス55%、ベネズエラのチャベ
ス大統領はマイナス21%、ボリビアのモラレス大統領にもマイナス12%の評
価。ペルーにおいてはルーラ大統領37%の支持率であるが、Wブッシュ大統領
はマイナス3%、モラレス大統領にはマイナス21%、チャベス大統領にはマイ
ナス51の支持率。また、ボリビアにおいては自国のエボ大統領には64%、ルー
ラ大統領には39%、チャベス大統領には18%の支持率であるが、アメリカのW
ブッシュ米国大統領に対しては43%の反対票であった。
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■米国企業、ブラジルにて好調が過半数以上(03月09日)

ブラジルにおけるアメリカ企業193社の成績は9%が非常に良い、48%が良
い、41%が普通、2%が良くないという成績であり、本年度は良好な成績を期
待が57%、ブラジルへの投資増強を期待するが50%であった。会社の発展に対
する主な障害は、高税金が40%、規制問題15%、インフラ機構11%、労働問題
9%、利子率6%、組織硬直6%であり、63%の会社が税制改革はブラジルに
とって最も重要な問題を指摘した。

なお、ブラジルにおいて最も投資されたのはサンカエターノ(SP)5億ドルと
グラバタイ(RS)2.4億ドルであった。
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■低原価が中国に工業を誘致させる(03月09日)

国内工業連盟CNIの調査に基くと、兎に角、中国では労務費が安く上がる。衣
料工業では国内産業の66%は競争不能と述べ、また、31%は海外顧客を盗られ
たと回答、これが繊維業界となれば、更に程度が進み、75%は競争できず、
67%は盗られたと泣く状態である。これは他の業界でも同様の現象で、例え
ば、皮革業界では30%が輸出取り止めを検討中、40%は既に中国に顧客を奪わ
れたと嘆く状態、非金属工業では64%は国内市場を外国企業に奪われ、56%は
海外市場を奪われている。
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■牛肉輸出、上半期に42.8%の増加(03月09日)

ブラジルの牛肉輸出は快調であり、1月13.7万トンと2月14.0万トン、合計
27.7万トンと昨年度より42.8%増の成績を挙げた。ノゲイラ牧畜連盟会長は
「肉類の輸出においては、1月2月は非常な好成績であったが、年間としては
昨年より15%から20%増を狙っている」と語った。
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■SDE、セメントのカルテル疑惑を調査中(03月09日)

法務省の経済権局SDEはセメント会社に関して独占禁止法のカルテル形成の容
疑で調査中である。対象となる会社はボトランチン、カマルゴ・コレイア、ラ
ファルゲ、CCB、オルシム、イタビラ、ソエイコム、イタンベなど、約90%の
会社が関係したと経済圏局は推定している。
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■サンパウロのフェイラ、時間変更、呼び声禁止(03月09日)

サンパウロ市内のフェイラ(市内市場)は886ヶ所にて開かれているが、開設
場所の開閉時間、騒がしさ、道路へのゴミ、悪臭、無届店の跋扈などで苦情が
耐えない。規定に従えば、準備開始は6時から7時半まで、営業時間は7時半
から13時半、後片付けは13時半から15時まで。屋台の大きさは10メートル、味
付け材料売りは2メートル、間隔は40センチ、呼び声は禁止されている。
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■10年後にフラフィーラ8.5キロの開通(03月09日)

走ると約束してから10年の期間を得て、聖市内の新交通手段のフラフィーラが
開通した。今回、発足するのは市内中央部のドンペドロ広場からイピランガ南
部のサコマンまでの8キロ半、価格はR$2.30。将来は途中から支線が東へ延び
てサンマテウス、シダーデ・チラデンテスまで伸びる予定である。
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■Wブッシュ氏訪伯、ルーラ氏と協力の堅い握手(03月10日)

Wブッシュ米国大統領は3月8日20時14分にサンパウロに到着し、22時間25分
の滞在の後、9日18時39分にブラジルを後にした。米国大統領一行のために使
用した自動車は34台、警備人は武装警官1200人およびアメリカからの秘密警察
300人、なお、アベニーダ・パウリスタにおいて17人が反対の気勢を挙げて逮
捕された。

なお、両大統領の議題として、アルコール、アフリカ、OMCの問題があり、第
一のアルコール問題に関して米伯2国は共同して新技術を開発すると決定した
が、追徴金に関する話し合いは勧められず、追徴税率も同様であった。第2の
アフリカに関する問題は民主化を進める点で意見の一致を見たが、実際問題と
して署名するのは3月末のルーラ氏の訪米の時点、焦点となる南々関係の強化
はこの時の議題となる。第3の世界貿易機関OMCに関しては、アメリカ側の業
農補助金低下処置、ドーハラウンドでの進展を双方とも期待されたが、採択さ
れなかった。

これらの問題に関しては、アメリカのライス国務長官からブラジルのアモリン
外相の手元に「議論は後ほどにしょう」との伝言が廻されたために、ルーラ大
統領は「近日中に先進国と農業補助金に関して話し合いしたい」との意向を語
ったのみで終った。エスタード紙の論説記者デニーゼ・クリスピンさんは「豊
富な親密さに比して少ない決定、ルーラ大統領は民主主義について語ったが、
石油に関してチャベス大統領には扉を閉ざした」と意見を語った。
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■経済加速計画、政府が保護したい部分にも進出(03月10日)

政府の経済加速計画PACに含まれる開発計画の中には政府が保持したいと考え
る場所までもが含まれている。例えば、パラー州の場合、国道の舗装化に関し
て、国道230号のトランスアマゾニア道路設置による密林開発と生物保存の問
題が採り上げられている。これは同州の国道163号イタイツーバ地区、BR230
号トランスアマゾーナス横断道路、アマパ州の国道156号アプレーマ地区、ト
カンチンス州とパラー州のくちばし地区、トカンチンスのサンサルバドル地
区、アクレ州の国道364号のカンピナラナ地区、ロライマ州のトレイス・イル
モンス、マットグロッソ州のBR163号ジャヌアリアに関しても同様であり、こ
れら各地を政府が開発するのか否かを早期に決定する必要に迫られる。
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■ホンダ、モーターとギアの国産化(03月10日)

ブラジルでオートバイといえば、ホンダが80%以上を占めている。但し、今ま
では、モーターと変速機以外は国産という線で生産を行なってきたが、今後は
モーターも変速機もすべて国産で賄うという純国産化路線を打ち出した。投資
金額は1億ドルによって、昨年2,000人の職員を擁していたが、これで一杯に
なったという。昨年度の同社の成績は17%増の6.7万台、その中で4,000台は
輸出。05年は12億レアルの売上が昨年度は17億レアルに達した。
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■ピンガ・イピオカ、50カ国へ輸出(03月10日)

Yで始まるイピオカという商標のセアラ産のピンガがある。このマークは古
く、籠に包まれた様な特殊な包装のもの、昔かあった商標と記憶している。こ
のマークが輸出されたのは1968年ドイツ向けが最初、現在ではピンガ輸出の
11%、1,182万ドルを輸出した。行き先はデンマーク、日本、ドイツ、アメリ
カ、メキシコなど。最近、開いた市場はチェッコ、ハンガリー、アルゼンチ
ン。女支配人のアリネ女史の話によれば「レモン割りのカイピリーニャ方式で
飲む人が多い」と語る。
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■ブッシュ大統領、ウルグアイへ(03月11日)

2月10日、ブラジルを出発したWブッシュ米国大統領はウルグアイ首都から
177キロのコロニア市の空港に到着、同地のバスケス大統領と堅い抱擁を交わ
した。ウルグアイは面積17.6万平方米と日本の四国大の面積、人口は3,400万
人、国民所得は昨年度7%成長し143億ドル、メルコスールの開始時以来のメ
ンバーである。この国とアメリカとの通商は輸出20.6%、輸入が7.2。Wブッ
シュ大統領の狙いはメルコスールとの関係であろうと思われる。
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■発展する聖州とパラナの奥地産業(03月11日)

ブラジルの中南部、サンパウロ州の中心部では4.15億トンの砂糖きびの収穫が
開始される。予想に基けば、07/08年度の中南伯の砂糖キビの植え付けは約
12%増の650万ヘクタール、収穫量は11.3%増の4.15億トン、収穫予想は
9.1%増の405億レアル、アルコール生産量は15.5%増の186.7億リットルと
見積もられる。

この地にあるリンス製糖では、以前にトマト栽培をしていた農園主のトレード
氏は923人を雇い入れ、砂糖キビ栽培に転向、やがて始まる砂糖キビの収穫期
の作業に備えている。予定によれば、1,200万トンの砂糖キビを生産、1.2万
リットルのアルコールを生産、約2億レアルの収入を得る計算である。

例えば、味の素は砂糖以外に砂糖キビを利用した先駆者、同社のミヤモト取締
役はサンパウロ奥地のバルパライゾおよびペデルネイラに1.5億ドルを投じて
工場を建設して、アミノアシッド、リジンを生産している。他の企業としては
アルテック。この会社は牧畜飼料会社として有名な会社、パラナの奥地にサン
ペドロ・ド・イバイに500万ドルを投じて飼料会社を設立し、栄養剤を生産、
アメリカ、カナダ、アイルランドなどに輸出している。
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■定義不完全だが、伸びる遺伝子操作作物(03月11日)

遺伝子操作作物を如何に取り扱うかに関して、未だ世界的に共通した取り扱い
が定義されていないが、ブラジルのみでも236億レアルに達する規模の生産が
見込まれ、早期の取り扱い規則の設定が望まれる。現在、ブラジルで承認を待
っている遺伝子操作作物は綿3種目、とうもろこし7種、米1種目の11種目で
ある。

現在、世界に置いて遺伝子操作作物として承認され、植え付けされているのは
アメリカが最大で大豆、とうもろこし、綿、かぼちゃ、パパイア、アルファフ
ァなどで合計5,500万ヘクタール、第二がアルゼンチンの大豆、とうもろこ
し、綿の1,800万ヘクタール、第三位がブラジルの綿および大豆の1,150万ヘ
クタール、第4位がカナダの牧草、とうもろこし、大豆の610万ヘクタール、
第4位が中国の綿350万ヘクタールとなっている。
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■世界の7不思議、ピラミッド以外はいずれに(03月11日)

世界の7不思議に何を選ぶか。その第一としてエジプトのカイロにあるピラミ
ッドに関しては肯定するとしても、その他に選ぶかと議論が百出し、決定しな
い。現在、候補に挙っているのは21ヶ所、貴方なら何処を選ばれるか。世界の
候補地は次の通り。

京都の清水寺、中国の万里の長城、カンボチャのアンコールワット、インドの
タジマハール、トルコのサンタソフィア博物館、エジプトのピラミッド、マリ
ーのチンブクツー、トルコのイスタンブルの博物館。ヨーロッパではアテネの
アクロポリス、ローマの闘技場、スペインのグラナダ城、パリのエッフェル
塔、イギリスのストンヘッジ、ドイツの古城、ブラジルのリオのクリスト、ペ
ルーのマチュピチュとパスコア島、メキシコのユカタンのピラミッド、ニュー
ヨークの自由の女神が候補に挙っている。
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■Wブッシュ大統領とコロンビアの麻薬(03月12日)

Wブッシュ米国大統領はウルグアイの旅を終えてコロンビアに到着した。コロ
ンビアは面積が日本本州の約半分の113万平方キロに人口4,350万人であり、
国民所得は1,055億ドル。国内は左翼、右翼、政府軍とが入り乱れて戦い、
300万人程度の非難民が右往左往している。産業としては麻薬が有名、アメリ
カの需要の90%を賄っており、アメリカは麻薬対策に本年のみで7億ドル程度
を支出する予定。貿易は輸入の28.5%、輸出の41.8%がアメリカ相手である。

今度のWブッシュ大統領訪問の影響として考慮されるのは、汚職の噂の高い自
由通商の改正点であり、国民の39%は米国の麻薬政策を支持しているが、Wブ
ッシュ米国大統領による修正の効果は左程でないと云う。この訪問に対して、
最も反応を示したのはベネズエラのチャベス大統領、ボリビアのラパスにおい
てモラレス大統領と共に民衆に挨拶し、反米主義を強調した。
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■州統領達、計画承認するが中銀の勇気を要請(03月12日)

ラジリアに集合した州統領達の意見の大体を纏めてみると、経済加速計画PAC
は支持するが、同時に、現在12.75%に留まっている中銀金利を引き下げて欲
しいと云う意見が強かった。すなわち、PAC計画支持は64%、反対36%、中立
0%であるが、中銀の通貨政策に関しては金利引下げの意見を取り入れろ
68%、現状賛成23%、反対9%。また、税制改革が結論に達すると思うが
86%、思わない14%。ICMS、IPI、PIS/COFINSを一本化するのに賛成68%、
反対5%、回答なし27%。流通税取立ては源泉地賛成73%、新種の税金徴収禁
止賛成68%であった。
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■ペトロブラス、ボリビアとの契約で大損害(03月12日)

ペトロブラスとボリビア石油YPFBとの契約締結が遅れており、これがペトロブ
ラスに多額の損害を与えようとしている。最初の損害は本日に期限が到着する
3,200万ドル。これはサンアルベルトおよびサンアントニオのガス田の11月の
税金分で5月1日に発表された国産化法令に基づくもの。50%から82%に引き
上げられた採掘契約に署名を要求されている。
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■銀行の収益性は記録的な22.9%(03月12日)

銀行の収益性はFHC時代の99年に18.9%、02年には正味資産に対し21.7%の利
益を計上したものの、00年には11.5%、97年には6.7%の利益率、98年には
0.3%、01年には1.5%、96年には8.6%と赤字に苦しめられた。これと比較
すれば、ルーラ政府は03年に17.0%の利益に始まり、04年18.7%、05年
22.6%、06年22.9%の利益と「銀行の味方、労働党」の名に恥じない金融政
策。06年には銀行の利益334億レアル、正味資産の22.9%の利益を挙げるのに
成功、労働党内閣に感謝している。
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■輸入が工業雇用を足止めさせる(03月12日)

この3年間、工業界の雇用は殆ど増加せず、2001年の雇用を100とすれば06年
には101.2と殆ど変化していない。しかし、工業製品の輸入に関しては02年、
03年の80程度の水準が増加を開始、現在は152.68と非常な伸びを示し、工業製
品の労働需要は高く、これを輸入品増大によって補っている状態。すなわち、
衣料品業界では労働需要は2002年を100とすれば06年には79.2と下っている
が、輸入品に関しては237.7と需要増。情報機器を含む機械器具は113とやや
増加であるが、輸入品は86程度の労働需要が143と倍近くを示している。
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■中低所得階級が不動産会社の狙いの的(03月12日)

不動産会社の狙いの的は中低所得階級が狙いの的である。06年に売り出された
寝室2部屋、広間と台所の9,080アパート30年払いの価格は1平方メートル
R$1,771が平均価格であり、販売されるアパートの約17%はこの程度の大きさ
であると云われる。
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■Wブッシュ氏の行脚、グアテマラに到着(03月13日)

Wブッシュ米国大統領の南米行脚も終りに近付き、グアテマラに到着した。こ
の国の輸出の半分50.1%はアメリカ向けの国、また60%、約150万人の国民が
アメリカで生活していると思われるが、詳細は不明である。米国製品の輸入に
対し31億ドルが支払われ、36億ドル受け取られているというが、実際は42億ド
ル、国民所得の14%程度ではないかといわれる。

この国は1954年に国内のバナナ産業を守ろうとする民族主義者アルベンスによ
る政府がアメリカによる干渉を受けて壊滅した事件があり、死者20万人、30年
に亙る内戦の後に現路線の政が成立した。なお、国民の10%はアメリカへの移
民を希望しているが、米国政府は禁止措置を続けている。
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■チャベス大統領、米国大統領と並行して行脚(03月13日)

アメリカのWブッシュ大統領と並行して、ベネズエラのチャベス大統領はアル
ゼンチンに始まり、ボリビアを訪問、洪水に悩む同国に1,500万ドルを寄付、
ニカラグアでは石油精製所建設に25億ドルの投資を約束し、隣国ジャマイカに
ては天然ガス産業拡張の委員会の設置を決定した。
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■工業生産、昨年12月より1%の経済縮小(03月13日)

ブラジルの1月工業発展は前月よりも1.0%程度の低下であるが、全体として
は前年度より3.1%の増大を見ている。昨年12月よりの増加率が高いのはバイ
ア10.8%、アマゾーナス9.4%、ゴヤス5.8%の3州であった。
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■ポリプロピレンの10億ドルプラント(03月13日)

2008年から2012年にかけて、ブラジルの石油化学業界の各社は、ブラジルと云
うよりも世界のプラスチック工業の材料ポリプロピレンの新工業の開所式を行
なう予定である。このポリプロピレンは食料品包装材を始めとして、DVDその
他の電子製品に不可欠の材料である。現在、計画されている新投資計画はスザ
ノが3.71億ドル、ブラスケン/ペトロブラスが3.00億ドル、イピランガ2.00億
ドル、リオ石油1.50億ドルといわれる。
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■伯銀、農業融資に10億レアルを開放(03月13日)

伯銀は07/08年の農業融資に10億レアルを農業原価融資として前貸しのために
解放した。一般的にこの融資は農家にとって喜ばれるものであり、作物によっ
ては価格が50%近くも上昇したケースもある。これによって南部の農業地帯に
ある程度の資金が出回るものと予想される。なお、本年度収穫予想は1,276万
トン、昨年よりも5.71%増の予想であった。
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■不動産購入は居住のためか、投資の目的か(03月13日)

個人の財産として住宅は人生における最大の投資であるといえ、この点から考
察すると、家屋購入は国家経済が安定している時代に購入するのが望ましいと
いえる。だが、家屋購入は一生にとってほぼ一度しかないチャンスであり、結
局、買える時に買うことにならざるを得ない。

経済新聞のガゼッタ・メルカンチル紙によれば、住宅金融の話が出ており、例
として家族収入R$3,900からR$4,900の場合、連邦貯蓄金庫は8万レアルから
10万レアルを180回から204回の月賦払で融資することが記されている。ま
た、バネスパの融資として、不動産価格12万レアルから35万レアル、融資金額
2万レアルから25万レアル、最初の10年10.95%と貨幣価値修正などの融資例
が新聞記事に出ている。
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■サンフランシスコ河分流、内国請負のみが参加可能(03月14日)

サンフランシスコ河から水を取り入れ、乾燥に悩まされる東北伯に灌漑すると
いう計画は第二次ルーラ政権の目玉商品になると思われる。何しろ、投資金額
は33億レアル、700キロに渉る用水路の建設である。

工事はバイア、ペルナンブコ、パライーバ、北リオグランデの4州に渉る巨大
な計画であり、14区域に細分化される。河水の取り入れはカブロボ湖の上部と
下部から行なわれ、上部から取り入れられた河水は上部よりサルガード河、ペ
イェ河、ジャグアリーバ河、アポデイ河、ペイシェ河に分流、北リオグランデ
州に灌漑用水を提供し、下流からの採水はパライーバ河に流れ込み、パライー
バ州を潤す。この工事予算が総額65億レアルと云われる。
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■イタイプーの借金天引きで電力料金上昇(03月14日)

イタイプー発電所はパラグアイとの国境にあり、能力は12,600メガワット、75
年に工事、84年には操業を開始した。これはブラジルとパラグアイの両国に電
力を提供するのが目的であり、ブラジル側は94%の電力を消費している。この
発電所建設に要した経費は約190億ドル、支払期限は2023年である。

この借金の支払は当然ながらブラジルとパラグアイの2国民が支払わねばなら
ず、ブラジルは同発電所の電力消費94%であるから、ブラジル側の19地区にて
支払うべきである。だだし、債務はドル建てであり、借金の金利年7.5%にこ
れらの調整を加えた金額を支払わねばならないとの議論が成立する。

発電所の借金は金利として年7.5%、更に通貨価値修正が加えられ、更にアメ
リカの工業製品消費者のインフレ指数を付け加えた数字となる。これらの付加
される金融費はすべてブラジル側の負担とならざるを得ない。更にドル建てに
より負荷される分が付け加えられると云う具合に増加し、これがブラジル側へ
の電力費として加味される。このようにしてブラジル側の支払額は本年度の国
庫の勘定、来年度からは東南伯、南伯、中西伯の勘定として、すべて電力消費
料金に含まれ、上昇する。総額は190億ドル、支払には2023年までの歳月を要
する。
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■株式市場、米国不動産市場の影響で下落(03月14日)

株式市場が崩れ始めた。3月13日、サンパウロ市場にてボベスパは44,249が
42,749と3.39%安で証券市場を締、めた。その後、時差による若干の遅れで、
ダウジョーンズは13日12,318が終り値12,076と1.96%安、ナスダックは2,402
が2,350と2.16%安となった。ブエノスアイレスは3.76%安、ロンドン1.16%
安。この株価の動きを示した原因として、アメリカにおける不動産抵当貸付の
不良率の上昇が原因といわれ、不動産抵当の貸付返済遅滞率が上昇したためと
云う。
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■ブッシュ大統領、メキシコにて苦情を聞く(03月14日)

南米行脚のWブッシュ米国大統領の最終日はメキシコ。カルデロン大統領とア
メリカ大陸における反米の気運とアメリカ・メキシコの連帯について語った。
ブッシュ氏はカルデロン大統領に「味方になって欲しい」と依頼したが、氏の
意見によれば「移民問題は存在し、解決は容易なものではないが、それ程、心
配しなければならないものでもない」と語った。

メキシコの面積は日本の約5倍の197万平方キロ、人口は1.07億人、国民所得
は235億ドル、貿易は85.7%がアメリカ。アメリカとの国境は1,126キロ、密
入国防止のために鉄条網を張り巡らしてある。Wブッシュ大統領はカルデロン
大統領の案内によりマヤ文明の遺跡、メキシコのピラミッドを訪問し、南米訪
問の旅を終えた。
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■ホンダと日産、新機種発売を準備中(03月14日)

ホンダはブラジルにて新型車を発売する。新機種はニューシビックSI、モータ
ーは192馬力、8,000回転、4段変速、最高速度227キロにて価格はR$99,500
の予定。他方、日産はセントラ2008を準備、これはトヨタのカローラ、ホンダ
のシビックと対抗する機種にてCVT2.0SL、価格はR$81,700。
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メールマガジン: BRAZIL TODAY
発行: 大岩國男
サイト: HTTP://WWW.ANA-LOG.COM

 
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