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ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)




Brazil Today

発行日: 2005/11/25


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Brazil Today                                         2005 / 11 / 28 (232号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース           (毎週月曜日配信。購読無料)
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目次:
■経済発展派、勢力を拡張し予算解禁
■ブラジルの税金は高率、複雑、朝令暮改
■大統領、最小の否認で『好意の暫定令』裁可
■京セラ、ブラジルにてプリンター製造
■ワルマート、ソナエを16億レアルで購入商談
■ジェルダウ、スペインのシデノルを購入
■ペトロブラス、ウルグアイ進出を拡大
■ルーラ政府から『土地なし』へ資金提供は2,600万レアル
■銀行ギャングから強奪するギャング達
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為替(レアル・円)、11月23日現在 R$1=\53.10
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■経済発展派、勢力を拡張し予算解禁
ジルマ長官、閣僚達の不満を集め方向変換

ジルマ官房長官は、蔵相による予算枠封鎖に高まる閣僚達の意見を聴取、これ
を直接、ルーラ大統領へ伝達した。特に不満の高いのはフルラン商工開発相、
ロセット農地改革相、ナッシメント運輸相。閣僚達の不満は10月末、中銀が政
府は第3四半期の終りに年間の第一次収支黒字目標を達成したと報告した時点
で最高に達した。

11月8日までに解禁された一般経費および投資勘定は予算881.23億レアルに対
し、解禁額は743.59億レアルと84%に達したが、9月末の投資勘定の解禁率は
50%に満たず。

運輸省、解禁が遅過ぎ、使用可能は40%

本年も残り2ヶ月足らずとなってから、運輸省の予算が解除されたが、急いで
工事を進めたとしても精一杯で40%しか使用できず、政府と国際通貨基金IMF
との協定による金額の1/3以下の支出に終る。これは当然の話、予算という
ものは毎月、ほぼ一定の金額を使用するのが、資源活用の上でも最も合理的、
上下の変動が大きければ、資源は最高の状態に合わせて準備する必要があり、
無駄が増大する。

運輸省の予算47億レアル中、24億レアルは通貨基金が投資として認めた金額、
今までに解除を承認されたのは僅かに27%の6.5億レアルに過ぎない。これを
『お役所仕事』で辻褄を合わせようとすれば、手抜き工事にならざるを得な
い。なお、ガソリン税Cideは道路布設整備用に使用する用途指定税であった
が、現在はその24%しか運輸省で向けられず、残りは第一次収支黒字増強へ向
けられる。

中銀の機能、対照的な伯亜の相違

ブラジルとアルゼンチンは隣り合わせの国、南米の大国としてメルコスールを
組織、指導的地位にあるが、経済組織には非常な相違があり、経済の中核をな
す中銀を例として採り上げれば下記の通り。

通貨政策の使命は、亜国では為替相場維持、伯国はインフレ制御、その結果と
してアルゼンチンではインフレは本年11%、ブラジルでは5.1%、為替相場は
亜国3ペソ程度で維持され、ブラジルではドルの切下げとなり、殆どR$2.00に
近い。亜国の公共債務はデフォルトによって残高は低下したが、政府は歳入以
上に支出しており、今後は再度の増加へ向かっている。伯国では第一次収支は
GDPの6%程度の黒字。

経済指標を比較すれば、実質中銀金利は(伯14%、亜マイナス5%)、経済成
長(3.5%、8.5%)、インフレ(5.1%、11%)ドル相場(R$2.20、2.95
ペソ)、税負担率(37.5%、23%)、投資、対GDP比率(20%、18%)。
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■ブラジルの税金は高率、複雑、朝令暮改
世界一高い電力料金、更に19%値上げ予想

ブラジルは生活費の安い国の一つ、世界の131都市の生活費を比較したなら、
リオは110番目、サンパウロは112番目、しかし、収入も他の大都市と比較し
て低いから生活は楽でない。だが、生活費の中でも先進国以上のものもある。
ずば抜けて高いのは利子、銀行の総元締めである中銀金利は年19%、インフレ
を差し引き実質金利13.67%にて二位の中国の3倍、銀行の個人貸付が月
11.70%という高利貸の利率。他に世界一を誇るのが電力である。

ブラジルでは約80%が水力発電、石油価格は殆ど無関係、かつ、追加経費は最
低で充分、従って低料金と想像される人も多いが、税金が高く、料金の44%は
税金である。なお、電力投資者会議所CBIEEの依頼で報告書を作成したプ
ライスウォーターハウス監査会社は「来年からは新たに流通税が追加されるた
め、更に19%値上りするであろう。税あるいは強制義務の負担が上昇、しか
も、税率の基準が不確実であるならば、電力へ投資する会社はなくなるであろ
う」と報告している。

ルーラ政府、純増税117億レアル

政府は2004年以来、20件の法律を公布して、納税者の懐から117億レアルの税
金徴収増加に成功した。ルーラ大統領が政権を取得した03年には改正税制を実
施できず、19.5億レアルの自然増収に過ぎなかった。しかし、増税はなしと確
約しながら、着々とCofinsなどの『税もどき』の引き上げを準備。翌04年には
一挙に217億レアルの増収、余りの上昇に苦情続発、あるいは最も圧力の強い
一部業界に対しては40.3億レアルを減税または免税せざるを得なかった。

05年もこの延長線上にあり、新税による増税は33.5億レアルに対し、免税と減
税は112.8億レアルに達する見込み。合計すれば、増税270億レアル、免税と
減税が153.1億レアルで差し引き116.9億レアルの増税。その上、増税分は免
税と減税の恩恵を受けなかった業界または企業のみが負担する。好意の暫定令
は13.8億レアルの減税、10日に投票予定である。

税高負担で脱税も増加し1,600億レアル

国税庁が見積もったGDPに対する租税負担率は35.91%、税制企画院IBP
Tが同じ国税庁資料に基づき計算した率は37.5%。政府の理不尽というべき税
務攻勢に対抗して民間側では税務計画サービスが盛ん、例えば、所得税支払は
法人、個人のいずれが有利か、法人ならば純利益方式、推定利益方式、簡易税
方式などの何れを選択するかなど。税務コンサルタント協会ABCTのネベス
氏は「前世紀の連邦債を市場において安値で購入し税支払に当てる」というよ
うな支払方法の変更を提案している。

ここまでは合法的な節税の範囲、しかし、競争倫理研究院Etcoの見積りによれ
ば、脱税、詐取などで税務の目を逃れ、政府が徴収できなかった税務は年間
1,600億レアルに達するという。国税庁が2004年に挙げた脱税摘発の戦果は04
年5,900万件(789億レアル)、本年度上半期は2,678万件(1,444億レア
ル)。国税庁は社会保障院INSSを合併して権力拡大したが、現体制では人
員不足、更に1,000人の税務検査官、1,400人の税務検査技師を公募、増員し
て厳重に検査する。

88年憲法以来の法規.規定、1分間に1件

本年度の税収、GDPの37.5%を納税者から搾り取るために政府側も大奮闘、
毎日36件の税務規定、8時間労働として時間当り4.5件の税務規定を作成、公
布している。税制企画院IBPTより発表された資料に基づけば、88年憲法が
実施されてから17年、連邦、州、市から公布された法規と規定は343.48万件。
この中で税務規定は22.56万件という膨大なもの、時間当りの規定生産高は68
件、1分に1件の速度で生産された。

税務のみに限れば、一件当り15.6分。税務規定は平均11.2条であるから、生産
された税務規定は252万条。この規定生産高に応じて国民所得の中に占める政
府の取り分、国民にとって租税負担率はGDPに対し88年20.01%が毎年向上
し、2005年には37.50%、17年間の徴税金額は2.66兆レアルとなった。

事務所人件費の30%は税金処理

ブラジルの税金は高いばかりでなく、種類も多く、しかも、政府は可能な限
り、早期に使用したいために小刻み納入を要求する。このために税務手続きに
必要な人件費は増加せざるを得ない。DOCS会計事務所では通常の会社では
税務は事務所人件費の30%を占めると見積もる。これだけの経費を支払って数
多い税金を納めるのであるが、余りにも種々の税金が多く、また、常に変更さ
れるので、最深の注意を払っても抜ける場合もある。

政府との取引のある会社であると更に税務手続きの重要性は高まる。この会計
事務所の顧客は政府購入50万レアルの競売に落札したが、R$100の支払1件の
納入が脱落していたので、無効になった。その会社では月に200枚から300枚
の国税納入書を発行しなければならず、発行、照合、支払に要する経費は大き
く、更に納税者から受け取った銀行が間違いなく国税庁へ振り替えたか否かを
確かめ、無滞納証明書を請求する必要に迫られる。

ブラジルでは売上10億ドル当りに29人の事務員が必要と見積もるが、アメリカ
の場合ならば1人の事務員で処理できる。また、税務納入は週に3回、職員を
銀行または税務署へ派遣し行列しなければならない。更に税務を常に正常に維
持するには、遅滞なく支払うだけでは不充分、銀行または税務署において脱落
がある可能性もあり「年に数十回、税務無滞納証明書を取り寄せ照合する必要
がある」とはDOCS事務所の意見である。

スーパー国税庁暫定令、国会で否認

社会保障院INSSの保健料金徴収を国税庁へ移管するスーパー国税庁創設の
暫定令は上院81議席に対し必要な定足数は41人、だが、出席者29人のみで投票
が成立せず、「120日間以内に国会の承認を必要とする暫定令は自動的に否認
と見做される」規定に従い、不成立に終理、野党議員は高らかに国歌を歌っ
た。

この移管案は徴税システムの簡素化を図った提案、大蔵省の話では、経費削
減、脱税摘発強化を目的とした暫定令であった。しかし、社会保障院の収入を
飲み込んだ国税庁の権力増加は著しく、奇妙なことに人員整理案は示されず、
租税検査官は1,200人の増加を見る。しかも、組織変更に必要な法手続きを無
視し、最初に移管を実施、その後に国会にて暫定令を法律に変換させ「すでに
変更した組織を元に戻すのは困難を伴うから、国会は暫定令を承認しなければ
ならない」という逆立ちした論理であった。国税庁ではすでに1,800人の租税
検査官の研修を行っており、不成立は国庫へ300万レアルの損害をもたらせ
た。

8月15日の移管実施時においてはパロッシ蔵相の権力は絶対的に強く、この逆
立ち論理も通用しそうな状況にあったが、現在は蔵相の立場も揺らいでいる状
態、国会の否認は当然といえる。その結果、国税庁と社会保障院とは以前のよ
うに分離、審議されず庫入りした暫定令第258号は公布年度に再上程できな
い。しかし、政府は45日の間隔を置けば再上程可能と解釈し、本年中に再度、
暫定令でないスーパー国税庁法案を上程、実施を試みるという。
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■大統領、最小の否認で『好意の暫定令』裁可
 
『スーパー国税庁』法案の上院否認に対する報復として、与党側は『好意の暫
定令』への否認権の大幅適用を期待していたが、ルーラ大統領は予期したより
少ない否認権の発動で法案を11月21日に裁可した。なお、この法律は非常に多
岐に渉っているが、これは機会を利用して今までに懸案となっていた種々の要
望を詰め込んだためである。

裁可された『好意の法』の主な内容は次の通り。

不動産関係の資本利得:1)住宅売買による利益は180日以内に他の不動産を
購入した場合は免税とする。その他の不動産売買益に関しては、利益査定の価
値修正に月0.35%の減率適用を認める。96年から暫定令が法律に変わる期間中
は減率を0.6%とする。不動産融資の担保として社会保障プログラムと連動す
る投資基金を創設する。2)会社株式を除く、小額資産売却の資本利得の限度
を2万レアルから3.5万レアルまで引き上げる。3)不動産賃貸しの担保とし
て賃貸し基金として金融機関による投資基金設定を認める。

知的サービス、近代化:4)知的サービス提供の法人に関し、個人会社と同様
の規定を適用する。個人会社とは弁護士、会計士、ジャーナリスト、技師など
の専門自由業者により構成される会社ある。5)販売価格R$2,500までのパソ
コンはPIS/Cofinsを免税とし、これにラップトップ、ノートブック、液晶
モニターを含める。6)少なくとも製品の80パーセントを輸出する会社が機械
設備を購入した場合はPIS/Cofinsを免除、これはコンピュータープログラ
ム輸出の会社に対しても適用される。7)マナウス自由港規定はソフトウェア
会社にも適用。8)研究開発費控除を調査員契約の50%まで補助金と認める。

徴税期間の延長:9)源泉所得税IRRF徴収を週から月へ、金融取引税IO
F、小切手税CPMFを週から10日毎へ変更。10)社会保障院INSSに対す
る市役所の債務は総額180億レアル、分割支払60ヶ月程度であるのを240ヶ月
までの延長を認める。

その他の減税措置:11)粉乳およびチーズはPIS/Cofinsを免除。12)輸出
向け果実包装への課税を引き下げる。13)宝石、貴金属に対する州税について
も連邦税と同様の減税を予定する。14)自動車部品および冷蔵庫部品業界の源
泉課税留置を引き下げ、ガソリン製造に関する溶解液に対する課税を引き上げ
る。15)発電会社に機械設備の短期償却を認める。16)アパートを判別する装
飾資産への課税を30%から7%へ減ずる。推定利益計算による法人税に金融費
を加味するのを認める。17)破産法の一部に、航空会社の義務軽減としてリー
スによる航空機の再取得を含める。18)連邦税に対する節税企画の余地を減少
させる。

否認された条項:大統領による否認条項は12項目、その主なものは「投資の結
果、相殺される税務債権の相殺期間を24ヶ月から18ヶ月へ短縮する」、「育牛
に対する農村基金課税を引き下げる」であった。
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■京セラ、ブラジルにてプリンター製造

日本にてプリンターおよび複写機などの大手筋の京セラは米国のマイアミにラ
テンアメリカ本部が設置されているが、その本部長のトヨフク氏は「ラテンア
メリカ部はマイアミでなくブラジルかメキシコに設置すべきである。ブラジル
のクリチーバでは以前にサッカーのアトレチコのスポンサーとなった縁もあ
り、技術水準も高く、適当であろう。販売はゼロックス、HPなどの機械に対
する我が社の製品の相違を強調することで成長できる可能性が高い」と語っ
た。
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■ワルマート、ソナエを16億レアルで購入商談

北米資本のワルマートはポルトガル資本のソナエ南部網を16億レアルで購入す
る商談を進めており、細部の協定が未完であるが、価格は16億レアル、約7億
ドルといわれる。ワルマートは14州に152店で昨年の売上61億レアル、ソナエ
は南3州とサンパウロの141店で43億レアル、合計すれば293店、104億レア
ルとなり、ポン・デ・アスーカル・グループの154億レアルには及ばないが、
カレフールの121億レアルとの差は16%と縮小する。なお、これらポン・デ・
アスーカル、カレフール、新ワルマート以下のスーパーは第4位がザファリ13
億レアルと開きが大きく、今回の購入が締結されれば、3強時代の開幕とな
る。
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■ジェルダウ、スペインのシデノルを購入

南リオグランデの鋼鉄線棒材の製鉄会社ジェルダウはスペインのシデノル製鉄
の株式40%を4.4億ユーロにて購入した。シデノルは特殊鋼、鍛造ではスペイ
ン最大の製鉄工場、年間70万トンの鋼線棒材、2.5万トンの鍛造および鋳造部
品を製造する。残る株式の40%はサンタンデル、20%は同社の執行部役員が所
有する。なお、この会社はブラジルでモジ・ダス・クルーゼス、およびピンダ
モニャガーバ、ソロカバに工場を有するビラーレス製鋼、年商11億ユーロの
58%の株を所有している。
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■ペトロブラス、ウルグアイ進出を拡大

ペトロブラスはウルグアイにおいて、人口140万人のモンテビデオ県を営業圏
とする天然ガス配給会社Gasebaの株式51%を購入、承認された。また、同社は
モンテビデオ首都圏で配給会社コネクタを経営するフランスのガス公社と共同
にてベネズエラにおける鉱区開発権を取得した。初期投資額は2,000万ドルと
見積もられる。

また、ペトロブラスは日本の帝国石油と50%づつの共同出資で、ベネズエラの
鉱区開発権を得た。これ以外にペトロブラスが開発中の外国鉱区はベネズエラ
ではサンカルロスとチナコの天然ガス、メキシコのクエルビトとフロンテリ
ソ、エクアドルの18号と31号鉱区がある。

なお、11月16日、同社はバイア州北部海岸エスプラナーダ沖170キロのレコン
カボ海盆のパルメイラ鉱区、水深420メートルにて日産2,400バーレルの良質
の石油層が発見されたと公表。
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■ルーラ政府から『土地なし』へ資金提供は2,600万レアル

ルーラ政権となってからの3年間に政府が『土地なし』MSTへ提供した資金
は2,600万レアル、FHカルドーゾ前政権の8年間1,500万レアルと比較して
同一期間当り4.6倍の支出であった。MST自体は合法的な存在でないので、
資金の流れは農務省、農地改革省、文化省、教育省、環境省、科学技術省,保
健省、労働省、殖民農地改革院Incra、全国保健院基金、全国教育開発基金、
漁業養殖局、人権局、女性公共政策局などの諸機関を通じて、農業組合全国協
会Anca、農地改革組合連盟Concrab、技術増進研究院Interraなど尤もらしい
名称の団体へ適当な名目で放出され、これが『土地なし』の資金源となる。国
会調査委員会CPIでは『土地なし』相手に1,800万レアルの返還を要求すべ
きとの声が挙っている。
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■銀行ギャングから強奪するギャング達
80mのトンネル堀り、3トン半の札束盗む

以前に報道したが、8月5日、東北伯のフォルタレーザで80メートルのトンネ
ルを掘り、1.1メートルのコンクリートと鋼鉄に穴を開け、総計1.65億レアル
のR$50レアルの札束3トン半を盗み出した野郎どもは総勢18人。脱走の途中
で、自動車運送トラック3台と乗用車10台500万レアルで購入、ミナス州南部
のセッテ.ラゴアスで2台と300万レアルを残して立ち去った。12日、サンパ
ウロ市東部でミツビシのピックアップと110万レアル、別場所でシトロエンと
140万レアルを見付け、回収した札束は497万レアルとなった。

逃走途上で札束の一部を放棄

9月29日、一味の5人を逮捕、自動車3台と床下から1,200万レアルが発見さ
れた。一味は総勢23人、8月5日(金曜)の金庫破りの仕事は17時に開始、6
日の早暁4時まで費やした。逃走は4組/5組に分散、逮捕された連中は空港
のカメラを気にしながら、空路にてサンパウロへ逃走したという。主犯はアレ
モン、未逮捕であり、以前にフォルタレーザで保安会社を襲撃、690万を強奪
した事件にも関係している。

一味の一人、誘拐され殺される

10月7日、一味の一人と見做されるリベイロが友人2人とサンパウロ市内西部
のピニェイロスでキャバレーに入りかけた時、2人の男が拳銃を手にリベイロ
を連行していった。翌8日、誘拐した連中は身代金200万レアルを要求、金の
受け渡し場所は9日(日曜)の午前1時、弁護士は要求通りの現金を渡した
が、フェルナンジアス街道、サンパウロから約100キロ、ミナス州境にてリベ
イロは死体となって発見された。

第二の事件、200万を掘り出し逃亡

11月18日、フォルタレーザ周辺に住む、デウジマルの妻、マルリ・ケイロスさ
んが自宅にて2人の子供といる所に10人ほどの拳銃を手にした男達が侵入、子
供を捕まえてから「金を出せ」と要求した。マルリさんの夫は中銀の守衛、金
庫室の情報を一味に漏らしたという。マルリさんは148キロ離れた義姉妹の住
むイラウスーバまで連れて行かれ、庭に埋めた金庫破りの分け前200万レアル
を掘り出して立ち去った。
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メールマガジン: Brazil Today
著者(現地ブラジルで執筆): 大岩國男
編集: 大岩幹男
発行: Ana&Log(アナ・ログ翻訳事務所)
住所: 〒468-0034 愛知県名古屋市天白区久方1-149
電話: 052-804-5710
ファックス: 052-804-5743
携帯: 090-8132-0810
メール: mailto:portuguese@ana-log.com
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