ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)
- 最新号:2008-10-09
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Brazil Today
発行日: 2005/5/6━━■ P R ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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Brazil Today 2005 / 05 / 09 (203号)
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目次:
■三高経済政策の一角、金利高是正の見込み
■行詰りを見せたブラジル経済
■エンブラエルの大衆ジェット
■ホンダ、モトボーイでなくモト貴族用も発売
■銀行、不動産金融へ更に資金を
■欧州宇宙航空、ブラジルにて航空機部品
■スーパー、集中を示す昨年度成績
■収入が多過ぎるのが悩みの石油の町
■アメリカのライス国務長官の南米訪問
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為替(レアル・円)、05月03日現在 R$1=\42.00
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■三高経済政策の一角、金利高是正の見込み
大統領、経済政策の誤りを認める
ルーラ大統領は4月29日、就任以来最初の集団記者会見を行い、3日前の「国
民は低金利の融資を探そうとしない」の発言と全く逆の「政府はインフレ対策
として高金利に替わる他の手段を見出さなかったのは誤りであった。だが、パ
ロッシ蔵相とメイレレス中銀総裁は経済の引率者として良く尽力した」と意見
を述べた。高金利は記者会見の主題目であったが、同時に「ジュカー社会保障
相に関する種々の話は就任前のことであり、証拠がなく、裁判所の判決がある
まで当方の態度を変えない。政府の犯した他の誤りは道路整備に対する投資が
低額過ぎ、また、下院議長選挙でセベリノ氏(PP)に敗れた点である」と語
った。
誤り指摘は03年下半期から
高金利政策の誤りを糾弾する声が民間で高まったのは2003年下半期からであ
り、閣内でも当事からアレンカル副大統領、ディルセウ官房長官、フルラン商
工開発相が主張していた。だが、パロッシ蔵相、メイレレス中銀総裁などの経
済スタッフは耳を貸そうとせず、緘口令によって反対論を封じてきた。
しかし、昨年下半期の景気回復が『雌鶏の羽ばたき』に終り、金利を引き上げ
てもインフレは変わりなく上昇した点から、誤りに気付いたと思われる。転換
時期が1年半ほど遅れ、昨年下半期の景気回復を潰したのは国民経済にとって
大きな痛手であったが、1年半早く気付いたのは幸いであった。これで超正統
経済政策の三高主義、金利高、税金高、レアル高の一つの柱がなくなると予想
され、次は残る二高を如何に解決するかにブラジル経済の将来が係っている。
高金利、他方では消費者金融促進
他の今までの政策の誤りは、金利を引き上げれば需要は低下、景気は下向くの
が通常であるが、金利を引き上げながら、消費者市場へ資金を投入したなら如
何になるか。全く矛盾した措置、これが実行されていた金融政策、インフレは
低下せず、景気も左程上昇しないのは当然である。
03年12月と05年3月の銀行貸付残を国内総生産GDPに対する比率で表わした
中銀資料を示せば、工業(7.32%、6.69%、8.6%減)、住宅(1.57%、
1.38%、12.1%減)、農村(2.81%、2.95%、5.0%増)にて小計(11.7%、
11.0%、6.0%減)とこれらの貸付は増加していない。これに対し、商業
(2.71%、3.01%、11.1%増)、個人貸付(5.91%、7.24%、22.5%増)と商
品販売に関係ありと思われる貸付は大きく増加した。
大蔵経済政策局長へ元国庫長官
ルーラ大統領の高金利への政策転換に先立つ4月28日、パロッシ蔵相は大蔵省
内の人事異動を発表、リスボア経済政策局長を解任、その後にアピー事務局長
を据え、事務局長の後任には国際通貨基金IMFにおけるブラジル代表のポルト
ガル氏を任命した。基金への代表は中銀のロボ特別問題理事、その後任には中
銀行員のトンビニ氏、今までは基金代表の補佐官として活躍していた。
この人事異動の中で重要なのは、ポルトガル氏の復活、同氏はFHカルドーゾ
政権時代、マラン蔵相のメンバーの一員として92年から99年に国庫長官として
活躍した人物、メイレレス中銀総裁が2006年のゴヤス州知事選挙に立候補する
との話もあり、その場合にはポルトガル氏を中銀総裁へと考慮されていたとい
う。彼を大蔵省の要職に据えることによって、ルーラ政権の経済政策に新風を
吹き込むことが可能となるかが注目される。
財政第一次収支は記録的な節約
3月の公共第一次収支は連邦政府と中銀が黒字95.42億レアル、社会保障院I
NSSが赤字23.37億レアル、州政府は黒字16.08億レアル、市役所は黒字
1.34億レアル、連邦公社は黒字35.22億レアル、州と市の公社が赤字2.12億レ
アル。財政第一次収支合計は3月122.58億レアル、累計276.77億レアルの黒字
にて国内総生産GDPの6.16%と記録的な節約額。
節約した経費はすべて高金利が消費
しかし、これは高金利政策により吊り上げられた金融費を考慮しない金額で、
金利支払は3月139.17億レアル、累計379.05億レアルという膨大な金額。これ
を差し引いた名目収支は3月16.34億レアル、累計102.28億レアル、GDPの
6.71%の大赤字。いうまでもなく、これは中銀高金利政策の賜物であり、最終
的には納税者の懐に重く課せられる金額。特に増税により歳入は増加、第一次
収支黒字はしたが、高金利により第1四半期の名目収支赤字は04年108.27億レ
アル、05年102.28億レアルと殆ど変化しなかった。公共部門の債務はGDPの
50.8%、中銀予想の51.4%を下回っており、高金利による利子支払増よりも、
ドル下落によるドル建て債務の評価減が上回ったのが原因と思われる。
連邦の金融費、本年は1141億レアル
本年度の連邦政府および公社の支払う金融費は当初の688億レアル、国内総生
産GDPの3.79%の予定から453億レアルも大きく超過して1,141億レアル、
GDPの5.78%に達する見込みである。これは2006年予算基準法の数字を元に
PSDBの経済スタッフが計算して得た数字、PSDB側の意見は「政府の経
済スタッフは金利が如何ほどに膨れ上がるかを計算したことがなかったと思わ
れる。計算すれば、誰であっても直ちにこの膨大な赤字に驚き、今までに金利
引き下げを視野に入れていた筈」と批判する。
公共債務、下落は鈍化と予想
公共部門債務は一年間にGDPの55.1%から50.8%へと低下した。その内訳を
みれば、内債は昨年3月44.7%から45.0%と殆ど変化無し、外債は10.4%から
4.6%下がり、残りは5.8%。この減少は返済と同時にドル安による評価減が
含まれている。しかし、今後は残高が減少したため、ドル安が続いた、あるい
は消却があるにしても金額は少なくなる。他方、内債は例え中銀基本金利が下
がっても、支払金利は今までの繰越分があり、急激には下がらず、公共部門債
務は当分の間、下落は鈍化すると予想される。
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■行詰りを見せたブラジル経済
正規雇用は増加、だが、工業は縮小
就業失業台帳Cagedによれば、3月の正規雇用造成は10.3万人、92年以来で二
番目に高い雇用者あったが、累計では29.2万人にて前年度の34.7万人の15.9%
減。その部門別累計を見れば、増加したのはサービス部門15.9万人(30.5%
増)、低下したのは工業の5.1万人(58.7%減)である。ベルゾニ労働相は
「第1四半期の正規雇用増加は喜ばしい限り、本年度は120万人の雇用造成を
目標とする」と語った。なお、昨年に立てた目標は30万人多い150万人であっ
た。
大聖市圏、2月3月は失業率上昇
労連統計局Dieese/州資料分析システムSeadeによる大聖市圏における失業者
は171.5万人、失業率は1月の16.7%を底として2月17.1%、3月17.3%と2
ヶ月連続で上昇した。システムにて調査を担当するフェレイラ理事は「2月は
失業の増加する月であり、憂慮していたが、失業者が200万人を超えた昨年3
月に対し激減して安心した。幾つかの指標は工業活動の低下を示すが、労働市
場に左程の影響を及ぼしていない」と説明した。
だが、政府経済スタッフの数ヶ月前までの説明では「経済は回復期に入った」
との説明であったのが、2ヶ月連続の失業率上昇では憂慮する必要ありと判断
した方が正鵠ではないかと思われる。部門別、第1四半期の雇用増減は、工業
7千人増加、商業2.2万人減、サービス業8.8万人減、建築3千人減、家事手
伝い2.0万人減。平均給料は1月R$1,009が2月R$1,011と僅かながら増加し
た。
六大都市でも同様、失業率は3ヶ月連続増加
地理統計院IBGEによる3月の6大都市失業率は10.8%、労連の大聖市圏労
働市場調査と同様に増大をみた。失業率は12月の9.6%が最低、1月10.2%、
2月10.6%、3月10.8%と3ヶ月連続の上昇である。労連調査ではサンパウロ
の失業率が上昇しているのに対し、統計院は11.5%の横這いである点が異な
る。しかし、他は同傾向を示している。
雇用の質は向上した模様で、平均給料は2月よりも0.5%、昨年同期よりも
1.5%上昇しR$945であった。6大都市の就業者1,960万人中の330万人は最
低給料R$260以下で働いており、全就業者に対する割合は02年3月には
11.1%、03年には14.4%、04年16.2%、05年16.7%と増加している。しかし、
最上級に属する10最低給以上の所得者も02年3月8.4%から、6.3%、
6.5%、6.1%と毎年減少。勤労所得は相対的に低下していると結論せざるを
得ない。
バルガス財団の調査、工業成長鈍化を示す
バルガス財団FGVが4月に総販売高3740億レアルの工業990社を対象として
調査した結果によれば、1月には92%が業績良好または普通と回答、8%のみ
が悪化であったが、今回は81%が良好または普通、19%が悪化との回答を得
た。需要水準低下との回答は1月13%に対し今回は15%。在庫水準は10%が過
剰、不足は僅かに2%、3ヶ月前の5%の差より開いた。今後の数ヶ月間に生
産を拡大する見込みは28%、前回は58%。
経済減速を示す多数の経済指標
数ヶ月前には経済減速を示す指標は極めて少なかったが、現在は至る所に退潮
の兆候が現れている。MCMコンサルタントのトレド氏は「経済指標は経済減
速を確認した。原因の一つは昨年後半からの景気上昇に対する自然な反動、最
近の中銀金利引き上げの効果は未だ現れない。だが、年末から年初にかけての
景気抑制が現在の指標となって現れた」と語り、元中銀総裁のパストーレ氏も
「本年度の工業生産は政府の予想する程は伸びず、3.5%以下に留まる」と述
べた。
現在、現れている経済減速の兆候を挙げれば、1)地理統計院IBGEによる
2月工業生産指数は1月より1.2%低下し、12月水準に止まる。2)2月の商
業活動は03年以降で最悪、前年同期より1.32%増に過ぎず、1月より6.24%低
い。3)地理統計院IBGEの失業率は2月10.6%、3月10.8%と上昇。4)
CNIによる工業家による経済政策信用率は3月9.1%の低下、これは今後数
ヶ月の生産速度に影響する。5)バルガス財団FGVによる工業調査は鈍化を
表わす。6)原料および中間製品の輸入が停滞し始めた。
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■エンブラエルの大衆ジェット
エンブラエルが新型機エクリプス500を発表した。今度は小型ジェット、4人
から6人乗り、速度は700キロ/時、航続距離2,500キロ。同社のレガシー、
13人から16人乗り、速度850、航続距離6,000キロに比べて小型、その代わ
り、値段も安く、レガシー2,200万ドルに対して150万ドルと一桁を下回る価
格である。
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■ホンダ、モトボーイでなくモト貴族用も発売
モトホンダといえば、CG150などのモトボーイが使用するオートバイを連想
させるが、今度はモト貴族向けの高級オートバイCBRシリーズを輸入、販売
する。機種はCBR600RR、1000RRファイアブレイド、1100XXスーパー
ブラックバード。価格はファイアブレイドがUS$27,333程度。
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■銀行、不動産金融へ更に資金を
通貨審議会CMNは4月28日「民間銀行は少なくとも前年同期より45%増の資
金を住宅金融へ融資しなければならない」と決定した。なお、民間銀行の住宅
金融融資条件は、最長期限15年、不動産価格35万レアル、融資金額24.5万レア
ル、金利は年12%プラス価値修正には参考金利TR適用。
連邦貯蓄CEFの大衆向け住宅金融には12億レアルが振り向けられる。例え
ば、月収R$300の場合、融資金額は最高1.4万レアルまで、この中で1.17万レ
アルは補助金、支払は月R$50x72回払。
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■欧州宇宙航空、ブラジルにて航空機部品
ヨーロッパ宇宙航空会社EADSはエアバス、ユーロコプターと共にブラジル
にてヘリコプターを製造するヘリブラスの株主、今度はブラジルを輸出基地と
して利用する目的で、航空機およびヘリコプターの部品製造工場を建設する。
同社のグラス副社長は「ブラジルにはエンブラエル、イムベル、アビブラスな
どの航空および兵器産業があり、南米で唯一の航空機産業が存在する地域であ
る」と語った。
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■スーパー、集中を示す昨年度成績
昨年度のスーパー網の成績が業界誌『近代スーパー』から発表された。上位5
社のスーパーの売上はポン・デ・アスーカル150億レアル(対前年20%増)、
カレフール121億レアル(10%増)、ワルマート61億レアル(3.2倍)、ソナ
エ44億レアル(19%増)、ザファリ13億レアル(8%増)、全スーパーの売上
1,026億レアルの37.9%を占め、03年と比較して1.6%高くなった。大きな変
動は東北伯のボンプレッソをワルマートが購入、シェアを1.9%から一挙に
6.1%と高めたことである。
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■収入が多過ぎるのが悩みの石油の町
石油産業の効果は著しく、2002年の市民一人当たり所得が27.3万レアルという
常識外の豊かな市がある。市の名前はサンフランシスコ・ド・コンデ、バイア
州サルバドルのトードス・オス・サントス湾の一番奥にあり、製油所が存在す
る。二番目に一人当たり所得の大きいのは南リオグランデのトリウンフォ、こ
れは石油コンビナートの町。次に2001年と2002年とを比較して、最も所得が増
加した町は48.2%増のリオ州のマカエ、昨年よりも48.2%増、この町はペトロ
ブラスのプラットフォームとの中継基地である。
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■アメリカのライス国務長官の南米訪問
4月26日、アメリカのライス国務長官が来伯した。長官は「ブラジルおよび世
界の民主国家が挑戦すべき目標は数億人に及ぶ人達を貧困の淵から助け上げる
点にある。しかし、数億ドルを注ぎ込んでも、汚職行為に消え去ることのない
保証がなければ、無駄に終る」と語った。長官の南米訪問の課題で最も重要な
のは先鋭化するベネズエラとアメリカの関係、その双方との対話が可能で、及
ぼす影響も大きいブラジルのルーラ大統領の説得と介入である。ディルセウ官
房長官はベネズエラおよびキューバとアメリカの関係を少しでも修復しようと
ハバナ、カラカスを訪問したが、思うように成果は上がらず、ライス長官は
「民主主義は壊れやすいもの、選挙で選ばれたというだけでは民主主義とはい
えない」とチャベス大統領を批評した。
ブラジルとアメリカの間にある観点の相違、解決すべき課題は下記の通りであ
る。
ベネズエラ接近:ルーラ政府は、アメリカ政府が南米で最も嫌うチャベス大統
領支持している。チャベス大統領は選挙で当選し、更にその後、国民投票で国
民からの支持を再確認されたその合法性に疑問はなく、ベネズエラ国民以外は
これに介入する資格はない。しかし、アメリカ側の意見は、選挙で選ばれるば
かりが民主主義でなく、米州機構OSAの約定を元に民主的に議論が交わさ
れ、国政が運営される必要があるという。
米州自由貿易圏:共同声明として採択されていないが、ライス長官もアモリン
外相も非常に関心を示している。ブラジル側はアメリカ現政権の制限の多いの
に愛想を尽かし、ルーラ大統領自身が日程外とした。だが、アメリカはブラジ
ルを中南米最強の同盟国として認め、同国を除外して自由圏は成立しないと考
えている。
ハイチ国連平和軍:ブラジルは途上国のリーダーの一国としてハイチ国連派遣
軍の指揮国となり、役割を履行中であるが、アメリカを含む富裕国は多額の指
揮を約束したのみで、拠出せずと非難、アメリカ側は約束したわけでないが、
資金は送付しているという。
キューバ経済封鎖:カストロ大統領の率いるキューバは依然として経済封鎖が
継続し、米州機構OSAの外にある。ディルセウ官房長官は亡命したこともあ
り、キューバ孤立の解決を望んでいるが、アメリカはキューバを反民主主義と
して糾弾している。
アラブ諸国と南米:ブラジルのアモリン外相はアラブ諸国と南米諸国との34カ
国会議の構想を進めており、アメリカ/イスラエルは反米宣伝に利用されると
反対しているが、ブラジル側はこれを否定、アメリカがオブサーバーとして参
加するのを望んでいる。
リーダーシップ:ブラジルは南半球の大国としての役割を果たそうとし、アメ
リカはブラジルが大国である点は認めるが、他国を誘ってアメリカと交渉する
態度が気に入らない。
国連常任委員会:ブラジルは国連常任委員会の一国となりたい希望があるが、
現在の処、可能性は少ない。
コロンビアへライス長官が援助約束
コロンビアのウリベ大統領は同国を訪問したライス米国国務長官へ、麻薬対策
と不法ゲリラ集団との闘争に関する一層の援助、特に太平洋岸における麻薬対
策用の航空基地建設および右翼自衛団との平和交渉に必要な資金を要請。ライ
ス長官は「麻薬問題解決は長い困難な道であるが、コロンビアは正しい道を歩
んでいる」と述べ、援助増額を約束した。
アメリカは2000年以来、コロンビアプランとして33億ドルを支出し、50万ヘク
タールのコカ畑を壊滅したと両国の官憲は報告している。しかし、ワシントン
の他の情報は「5年前と同様、コロンビアは米国で使用されるコカインの
90%、ヘロインの50%を供給しており、国内における麻薬の需要供給、価格は
変化なく、純度は向上している」と伝える。コロンビアの駐米大使は「コカは
枯葉剤を撒くのを停止し、伐根しなければならない」との意見、また、コロン
ビア警察のカストロ将軍は「麻薬栽培者の方は航空機が来なくなってから植え
直す」と語った。
チャベスとカストロ両大統領、米国除外協定を締結
ベネズエラのチャベス大統領はキューバを訪問、カストロ大統領との間に経
済、文化協力のハバナ/ベネズエラ協定Albaを締結した。米州自由貿易圏
(FTAA、ラテン系ではAlca)に対抗するものと両大統領は自慢する。
現在は2国のみであるが、他の米州諸国の参加も認める方針。ただし、アメリ
カのみは除外され、加入できない。この協定に基づき、ベネズエラはキューバ
へ燃料倉庫を建設する。
ベネズエラ、大統領支持が増加し70%
ベネズエラの経済は石油の値上りで国内総生産GDPの成長は第4四半期に
11.2%と非常に高率であるが、昨年11月の失業率15.4%と経済が好調とは云い
難い点がある。しかし、調査会社ダタナリゼが2月19日から3月2日にかけて
1,300人を対象に調査した結果、チャベス大統領を拒否する者が27%に対し、
支持する者が70.5%と高率の支持を得ている。キューバのカストロ大統領とは
仲が良いが、国民の77%はキューバ式の社会主義を拒絶、また、59.6%は大統
領にはキューバ式導入の意図はないと見ている。
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メールマガジン: Brazil Today
著者(現地ブラジルで執筆): 大岩國男
編集: 大岩幹男
発行: Ana&Log(アナ・ログ翻訳事務所)
住所: 〒468-0034 愛知県名古屋市天白区久方1-149
電話: 052-804-5710
ファックス: 052-804-5743
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