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ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)




Brazil Today

発行日: 2004/11/19

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語を公用語とする国は多数ありますが、取扱っているのはブラジルで使用され
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Brazil Today                                         2004 / 11 / 22 (180号)
日系企業駐在員の週刊誌                (毎週月曜日配信。購読無料)
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目次:
■期待される中国からの投資と通商
■化学業界投資、08年までに50億ドル
■ウジミナス社長、CSNと合併の着想を漏らす
■自動車部品業界、来年度投資を増額
■政府の景気抑制政策で9月工業上昇停止
■サンパウロ市物価0.62%増、要因は燃料・水道・電話代
■政府の計画、R$1,200の大衆パソコン
■タイ向けマンジョカからのアルコール技術輸出
■アルゼンチン、債務弁済プランを公表
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為替(レアル・円)、11月17日現在 R$1=\37.57
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■期待される中国からの投資と通商
胡中国主席訪伯、輸入増加を約す

11月11日、中国の胡主席(フジンタオ)がブラジリアへ到着、翌12日、ルーラ
大統領と会談した。大統領は政府経済スタッフの評価と異なり、中国を市場経
済国として認め、他の通商相手国と同様のルールで応対すると宣言。胡主席は
「ブラジルとの関係について、共同して開発を促進する、共通の利害を支持、
諸分野における協力を拡張する、公共サービスの応対を改善するの4原則に基
づき、両国の関係を緊密にし、途上国に有利な国際新秩序の構築を目指す」と
述べ、ルーラ大統領は「一歩一歩、ブラジルと中国は経済統合の相手として協
力し、南南協力の実を挙げよう」と語った。

急激に上昇した中国との通商

通商関係については本年9月までの実績は中国への輸出43.3億ドル、輸入26.0
億ドル、主要輸出品は大豆、鉄鉱、パルプなどの第一次製品、輸入はコーク
ス、モニター、送受信機部品、テレビ部品、ポリエステル繊維などが主な製品
である。今回の取り決めで年間輸出、鶏肉2億ドル、牛肉6億ドルまで増加す
る、その代わりに豚肉を輸入する。また、中国は来年、少なくともエンブラエ
ルから10機を購入、小型航空機の税金を引下げる。

中国向け輸出も急激に上昇したが、輸入もまた急増した。2003年の中国への輸
出は45億ドル、輸入が21億ドル、本年度1月から8月の成績は輸出39億ドル、
前年同期の31.8%増に対し、輸入は22億ドルにて79.4%増。製品別で最も目立
つ輸入品は集積回路9,450万ドル、156%増、第二位はデータ自動処理機
117%増であった。ブラジルからの中国向け輸出は大豆14億ドル、大豆油2.7
億ドル、鉄鉱6.9億ドル、鉄鋼版2.0億ドル、鋼材半製品1.8億ドルが主なも
の。

三峡ダムの発電機・タービンはブラジル製

世界一の発電所、揚子江の三峡ダムが完成すれば、発電能力22.5ギガワット、
イタイプーの12ギガワットの2倍近い能力、現在、12タービンが稼動、出力は
8.4ギガワット、完成を目指して工事は進行中である。この発電所の発電機と
タービンはブラジル製、ドイツ企業のボイトシーメンスの場合、すべてのター
ビン制作はブラジル支社に発注と決定しており、同社グループ中で鋳鉄工場を
有するのはブラジルのみという事情があるにしても、技術面でも認められ、競
争力を有している。発電機、タービンばかりではなく、ブラジルにはイタイプ
ー発電所建設で得た種々の経験.ノーハウを有しており、これを提供、更に一
歩進めるために両社の技術協力協定が結ばれ、その調印式にブラジルからディ
ルマ鉱山動力相も出席した。

東南伯/東北伯の送ガス管に中国が融資

ここで中国側が提供したのは送ガス管敷設に対する融資。現在の送ガス管はボ
リビアガス利用のために設計したもの、東南伯と南伯への提供しか考慮してい
なかった。だが、サントス沖の天然ガスが開発されるならば、東北伯への提供
が必須となる。リオ州のカビウーナスからバイア州まで1,225キロ、日に
1,300万立方米を運ぶ送ガス管敷設投資金額は13億ドル、これだけを送れば東
北伯で1.24ギガワットの発電が可能となる。

交渉される融資の概要は中国輸出銀行がブラジルの開発銀行BNDESへ融資、こ
れをペトロブラスへ再融資する形式を採る。本年末までに融資と投資の詳細を
決定、着工は来年7月、完工は2007年1月の予定である。

リオと東北伯を結ぶ送ガス管敷設に関して、ペトロブラスと開発銀行BNDESは
中国石油化学と中国輸出入銀行との間に協力合意成立の趣意書調印へ向け準備
する。ブラジルにとって重要な取り決めはインフラ機構、フルラン商工開発相
によれば必要な総投資額は100億ドル、この中で中国側は20億ドルを出資して
も良いと発言したが、残念なことにすべては官民共営法PPPの制定後である。
また、中国へのアルコール燃料の技術移転もメモに署名された。

バーレ、中国と大型輸出契約を締結

バーレ・ド・リオドッセは中国最大の製鋼会社ショウガンとの長期輸出契約成
立を発表。契約は2004年から2012年にわたる鉄鉱1,130万トンの売買であり、
ズージミン経営審議会々長も契約署名に来伯した。バーレはショウガンと2004
年から2008年まで440万トンの契約を有しており、双方を合算すれば1,570万
トンに達する。

今回のショウガンとの契約以前にバーレはバオスチールと2010年から年間
1,400万トン、および、マラニョンにてアルセロルも共同出資者といて参加す
る製鉄工場建設のプロジェクトが進められている。その他に中国スチールとは
7年間410万トンのペロタイジング鉄鉱輸出契約がある。

中国で石炭・コークス、ブラジルでアルミ

更に同社は中国へ2,700万ドルを投資し、コークス工場を建設する。生産能力
は200万トン、副産物のメタノールは20万トン、2006年に完成の予定。提携先
は中国のおける石炭製造の大手筋ヤンクアンと日本商社の伊藤忠、コークス製
造のシャンドン・ヤンクアン、バーレは25%を出資する。また、ヨンチェンと
の間に石炭開発への共同出資が交渉されている。

中国の胡主席の訪伯はバーレ・ド・リオドッセの中国企業との交渉を促進する
効果があると予想される。バーレが進めている中国企業との交渉の一つは中国
アルミCalcoとの合弁会社設立、バーレの有するボーキサイト埋蔵量は世界の
11%、これを利用してパラー州のベレン近くのバルカレナに製錬所を建設する
プロジェクトがある。

エンブラエル、中国側は10機予約

中国に進出したエンブラエルは既に2機を納入する成績を挙げたが、これが今
後も継続する可能性は保障されていない。現地会社は中国公社アビック2の
51%、エンブラエル49%の会社、中国側は完全な技術移転を要求しているが、
エンブラエル側は完全な支配権を有する新会社ハルビンエンブラエルなら別で
ある。だが、支配権を有しない現状では 拒否している。理由はアビック2が
国内航空に留まらず、国際市場に進出し、エンブラエルの市場を食い荒らすの
を怖れる。

他の理由は航空運賃である。重慶/成都は300キロ、2002年から四川航空がエ
ンブラエルの50人乗り機を使用、US$40で日に8便を運行してきた。しかし、
政府は最近、中国航空へこのルートを許可、同社は180人乗り機を導入、運賃
は安くなったが、運行回数は半減した。エンブラエルは「西域地方は人口希薄
で面積は広い。このような地方の発展にはエンブラエルの地方旅客機が相応し
い」との意見である。これに反し、中国政府は「大型機による大量輸送で料金
を安く」の考えから脱していなかった。だが、今回の訪伯の結果、少なくとも
10機を発注、また小型機の税を引下げると約束した。

エンブラコは95年進出、ウエグは会社購入

サンタカタリーナの電気モーター製造会社ウエグは中国の同業者ナントン社と
の購入契約を締結した。ナントンの本年度売上は1,200万ドル、ウエグの狙い
はこの購入によって中国ばかりでなく、日本、インド、オーストラリアへ市場
を伸ばす点にある。また、同州のエンブラコは95年に合弁にて北京へ進出、従
業員1,200人、コンプレッサー年間220万個を製造、生産能力は400万個まで
可能であるが、海賊版の製品に悩まされ、苦情を申し立てた。

中国政府、アルゼンチンへの投資を否定

キルチネルアルゼンチン大統領は11月第2週までに中国からの投資200億ドル
契約調印の発表を期待中。決定はフジンタオ中国大統領の16日からのアルゼン
チン訪問によって具体化する。中国資本の投資先は戦略部門、特に石油探索、
物流インフラ部門を始め電話通信、観光業界へ向けられる予定。200億ドルと
いえば、政府のインフレ機構整備本年度予算の20倍、中国の手持ち外貨は
4,000億ドルを突破しており、これを将来の原料資源確保のために途上国への
投資に向けると方針を決定した。アルゼンチンに先立ち訪問するブラジルでも
種々の投資が検討される予定となっている。

中国に投資意欲なく、アルゼンチンはダンピングに苦情

アルゼンチンは中国からの投資200億ドルを期待している模様であるにかかわ
らず、非公式情報によれば、中国はブラジルには投資するが、現在の処、アル
ゼンチンには投資する気はないという。アルゼンチンは冷蔵庫、テレビなどで
ブラジルに対し反ダンピング措置を適用しており、ブラジル側はダンピングで
はない。しかし、相手の苦しい立場を理解して輸入制限措置を受け入れてい
る。同国が最も反ダンピング措置を適用しているのは中国に対してであり、昨
年度のダンピング容疑の25%は中国からの輸入品であった。メルコスールと中
国の自由圏設立となると更に障壁は高い。理由はパラグアイ、この国は南米唯
一の台湾政権承認の国、中国大陸がパラグアイの態度を認める見込みは全くな
い。

中国中銀の金利引上げ、平価貨引上げの前兆か

中国中銀が10月28日、9年振りに基本金利を年5.31%から5.58%へ0.27%引き
上げた。一年物の預金利子は年1.98%から2.25%へ、また、通貨ユワン建て貸
付金利は貸付先による格差を増大した。中国のインフレ、消費者物価指数は過
去12ヶ月で年5.2%、従って中銀金利は実質ゼロといえる。中国経済の成長は
第3四半期9.1%、中銀はマクロ経済の調整を確固たるものにする目的と説明
した。

経済過熱を抑制する目的で、4月には強制積立金を7%から7.5%とし市場か
ら130億ドルを吸収。また、製鉄、セメントなど過熱業界への銀行貸付を禁
止、ゴルフクラブから始まりショッピングに至る建設プロジェクトを中止させ
た。しかし、成長は止まらず、第2四半期9.7%が第3四半期には9.1%へ減
速したのみ。工業生産は前年同期に対し15.9%増、固定資産形成は9ヶ月間に
27.7%増であった。

中銀の基本金利引上げは預金のインフレ目減りによる流出防止であるが、同時
に通貨ユワン切り上げプロセスの開始とも受け取られ、来年渡しのドル建て証
券は3.3%の値下りをみているが、これは中国のみでなく、台湾ドル、インド
のルピーは0.9%上昇、韓国ウォンも1.5%の価値上昇であった。
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■化学業界投資、08年までに50億ドル
中間財、化学製品の重要性

化学製品は中間財が多く、一般の消費者の注意を惹くことが少ない製品である
が、身の回りを見渡せば、種々の製品がある。着ている服には化学繊維が使わ
れており、足元を見れば靴の底、買い物をすればその包装、清掃用品、家庭用
品ではカーペット、食器類など、少し目に付かないが家屋の配管設備。自動車
の部品には意外とポリプロピレン製品が多く、VWのフォックスでは1台当り40
キロに達する。また、ほとんどの消費者は無関心であろうが、日常の食料品生
産に肥料は欠かせない。

業界の設備稼働率94%

ブラジル経済の堅実な成長は化学業界へも酸素を注入、ここ数ヶ月の生産増大
によって8月の設備稼働率は94%に達し、投資計画を促進させる状況をもたら
している。化学協会Abiquimの調査では、2008年までに業界は新工場建設と生
産拡張へ50億ドルの投資、その中の10億ドルは本年末までに実行されるとい
う。しかし、モラエス副会長は「これだけでは投資金額として不充分、国内市
場の回復によって8月までに化学製品の輸入は既に前年度より23%増、本年度
は27%増の140億ドルに達すると予想される」と語った。

化学製品の生産を90年100とした指数で表わせば、90年から92年にかけては停
滞、その後、93年と94年は伸びて127まで成長した。98年は若干の低下、だ
が、翌99年から2000年は順調で141、01年には133と後退、その後の3年間は
成長を続け、本年度は155に達する予想。輸入動向は国内生産とほぼ同様であ
るが、更に伸び率が高く、91年の36億ドルが2003年には110億ドルと3倍、本
年度は経済回復と設備能力の限界到達と2要因が重なって年間140億ドル、前
年より27%増となる予想である。

現設備は6年の遅れ、50億ドルの投資

ブラスケンのアレンカル副社長は「前回の化学業界投資が盛んに行われたのは
94年から98年の第一次FHカルドゾ政権時代、それ故、現設備は6年の遅れを示
している」と述べ、協会のモラエス副会長は「ブラジルは2008年までに現計画
50億ドルの倍額投資が必要とされる。ブラジル人は一人当たり年間20キロのプ
ラスチックを消費しているが、アメリカでは140キロ、ヨーロッパでは180キ
ロを消費する。だが、有頂天は禁物、化学業界は設備が重点の産業であるか
ら、税法と金利の両政策の動向に充分の注意を行うことが重要である」と語っ
た。

ブラスケン、年末までに3億レアル投資

本年度投資はプロピレン生産10万トンおよびPVC生産5万トンへ向けられる。
2005年度は6億レアル、熱処理レジン工場の隘路解決とパウリニアのポリプロ
ピレン工場建設のために6億レアルの投資を準備、この他にボリビアとのコル
ンバ石油化学コンビナートの計画がある。

ウニオン石油化学エチレン増産40%

サンパウロのウニオン石油化学PQUはサンパウロ市に隣接するサントアンドレ
とマウアにある工場の年間生産能力、エチレン50万トンを70万トンへ拡大する
と決定した。プロジェクトに必要な資金は1.6億ドル、およびペトロブラスか
らの天然ガス供給保障とそのための設備、同社の経営審議会はこれらの決定権
を執行部へ与えた。
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■ウジミナス社長、CSNと合併の着想を漏らす

ウジミナス製鉄のソアレス社長の支持するアイデアは「国際巨大資本と競争す
るには合併、吸収によって大規模企業とならねばならぬ。この傾向には逆らえ
ず、種々の選択が考慮できるが、最も実現可能性が強いのはナショナル製鉄
CSNとの合併であるが、如何に交渉を進めるかが問題であり、政府からは開発
銀行BNDESを通じてこの合併を支持する旨の兆候を得たが、現在の処、この話
は全くない。しかし、仮に両社が合併すれば、年間の生産量は鋼材1,400万ト
ン、国際市場で競争力ありと認められる1,000万トン企業の仲間入りが可能と
なる。もっとも、1,000万トンで巨大会社といわれた時代は過ぎ去り、現在の
巨大製鉄とは3,000万トンとなっている」と語った。

ウジミナスが取り組んでいるプロジェクトは投資金額5億ドルの第4高炉建設
で生産能力は480万トンから600万トンへ向上するが、そのためには発電部門
へ6,000万ドルの投資、それ以外にもコークス関係への投資もあり、来年は
種々の採算検討が必要となる。同グループはパウリスタ製鉄Cosipaを上場会社
から外して非上場とした。ウジミナスはパウリスタ製鉄の資本金の93%を所有
し、上場を続ける意義がなくなったのが取止め理由である。だが、2.5億株の
少数株主には、一株R$1.20にて3億レアル、同社は自社資金にて年6%のTR修
正を付けて支払う。
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■自動車部品業界、来年度投資を増額

同社部品業界は、自動車業界の成績とブラジル経済回復の状況を眺めて来年度
投資計画を上方修正。ブレーキとトランスミッションを製造するランドングル
ープのフラスレ社は本年度の売上42%増の2.87億レアルを予想、これに基づ
き、ランドンは国内市場が成長期に入ったと判断して近代化に本年6,000万レ
アル、来年8,000万レアルを投資する。サスペンションとトランスミッション
のダナアルバルスも本年度は13%増の成績、現在は生産ラインを100%活用し
ており、来年度45%増の目標達成に本年1,000万ドル、来年1,500万ドルを投
資する。

自動車製造協会Anfaveaの資料は企業家の楽観的な展望を裏付け、本年度自動
車生産台数は182万台、昨年度より21%増、輸出は17.4%増、特に大型車輸出
はトラック115%増、バス71.5%という驚異的な伸びを示した。取っ手、蝶つ
がい、ハンドブレーキなどを製造するイオシペマキシオンのベッカー常務は
「国際市場における鋼材の価格上昇を売価に転嫁でき、生産性向上によって増
産分の補充可能となった」と満足の意を表わした。
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■政府の景気抑制政策で9月工業上昇停止

6ヶ月間連続で上昇を続けた工業生産が鈍化、9月生産は前月と同水準を保っ
たに過ぎなかった。地理統計院IBGEが示す部門別の前月対比は、非耐久消費財
0.9%増、半耐久消費財1.5%増と両部門の成長は続いている。資本財は
2.5%減、中間財0.2%減、耐久消費財1.9%減と低下し、工業全体としては
ゼロ成長となった。応用経済研究所Ipeaのレビー理事は「幾つかの部門は依然
として伸びているが、中銀の望んでいた通りに全体として成長を停止した」と
語った。

なお、11月10日の経済社会開発諮問会CDESにおいて、パロッシ蔵相は「経済回
復は『雌鶏の飛翔』に終らない」と力説し、メイレレス中銀総裁は議論の焦点
を中銀基本金利から外し「銀行の貸付利子は高リスク、保障などに基づくも
の」と述べた。
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■サンパウロ市物価0.62%増、要因は燃料・水道・電話代

サンパウロ市の消費者物価IPCは経済研究所Fipeの調査によれば10月0.62%の
上昇、本年累計では5.27%。最も上昇したのはレモン24.66%であるが、これ
は端境期の一時的現象。それより、重要な要因は燃料値上げで、アルコール
10.04%、ガソリン1.75%、ディーゼル2.33%、この他に常時のことながら公
共料金の値上げ、水道代が4.73%、固定電話の料金が2.88%。
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■政府の計画、R$1,200の大衆パソコン

政府の計画は来年初めの大衆パソコンの発売、目標は月R$50、24回払にて、3
最低給程度の家庭、あるいは従業員50人以内の小企業でも購入でき、インター
ネットへ接続できる。条件はマイクロプロセッサーにセレロン2.4ギガヘル
ツ、メモリ128メガバイト、CD読み取り可能、15インチのモニターとキーボー
ド付き、OSシステムはパテント不要のプログラム。

現在、この程度のパソコンはR$1,800程度であるが、工夫してR$1,200で販売
できるようにして欲しいと政府は要求する。現在、ブラジルで販売されるパソ
コンは年間350万台、しかし、この2/3は密輸部品の混ざった灰色パソコ
ン。もし、正規輸入の部品のみを使用してR$1,200で販売できる機械ができた
ならば、奨励措置を採用する。措置の内容は月賦販売の資金源としてFATを考
慮しており、融資は銀行または小売店を通じて実行、また、電話会社、プロバ
イダーへ働き掛け、月間アクセス15時間でR$5からR$9程度の経費に収まるよ
うにしたいという。

トレビザンとデジタル変換研究所IBCDの調査による現在のパソコン台数は
1,850万台、更に1,360万家族が購入希望を抱いており、需要は3年間に750
万台と政府は見積もる。ただし、以前にシルビオ・サントスがR$1,900、36ヶ
月払、月額R$91で売り出し、10万台で行詰ったことがある。隘路は信用審査
100万件、しかも、その大部分は不正規労働市場から収入を得ていた。後に同
社はシステムを頼母子講形式のコンソルシオへ変更して切り抜けた。
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■タイ向けマンジョカからのアルコール技術輸出

マンジョカ澱粉生産者協会Abamはマンジョカからのアルコール生産技術のタイ
向け輸出を交渉中である。タイは飼料用マンジョカ細片のヨーロッパ向け輸出
で世界第一の国、しかし、燃料は輸入に頼っており、マンジョカからアルコー
ルを生産、この混入により燃料輸入を減ずるのがタイ政府の狙い。これに対
し、ブラジルの澱粉生産者側は、アルコールを生産すれば、マンジョカのヨー
ロッパ向け輸出量は減少せざるを得ない。従って、ヨーロッパに生じた空隙を
ブラジルからのマンジョカ輸出で埋めることが可能という計算である。
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■アルゼンチン、債務弁済プランを公表

アルゼンチン政府は、2001年12月末以来、モラトリアムとなっている国債の債
務再構築方法を発表。政府の提案書は、5万ドル以下の小額投資家には好条件
の債券との交換を認める、現存する152種の債券を再分類し9種類、関連法規
を8件から4件へ、通貨種類を6種から4種へ減少、債権者へは善意の証明を
与えるという内容の全160ページのもの。政府はこれをアメリカの証券取引委
員会SECへ送付した。未弁済証券の総額は818億ドル、これを30年払いの新国
債と交換する。70%以上の債権者受諾の場合は新国債385億ドル、70%以下で
あれば418億ドルの発行となる。

予定通り行けば、来年々初に処理

アルゼンチン政府の債務処理がキルチネル大統領の予定通りに進行すれば、来
年1月17日にはすべて処理される。現存152種のデフォルト債務は3種の新証
券と交換され、世界中に散在している債権者との間に和解が成立ことになる。
しかし、このためには少なくとも大多数の債権者との同意が必要、アナリスト
達は75%割引にて清算への参加率を49%から53%と見積もる。同国のデフォル
ト債務は818億ドル、これに対し、アルゼンチン政府は385億ドルから418億
ドルを支払、ラバニャ経済相は更に10億ドル程度を新証券との交換後に現金で
支払うと発表した。だが、債権者達は苛立ちを示し、特にイタリアの債権者は
受諾から程遠い姿勢、また、ブエノスアイレスでも事情は同様である。

危機後最初の借款を韓国から

アルゼンチンは11月15日、2001年12月に始まる経済危機、債務デフォルト宣言
後、最初の借款3,000万ドルを韓国のロームーヒュン大統領から受け取った。
アルゼンチンを訪問した韓国大統領はロサダ宮にてキルチネルアルゼンチン大
統領と会見、メルコスールと自由通商圏を形成したい希望を語り、借款を提
供、使途は韓国製品輸入金融である。
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メールマガジン: Brazil Today
著者(現地ブラジルで執筆): 大岩國男
編集: 大岩幹男
発行: Ana&Log(アナ・ログ翻訳事務所)
住所: 〒468-0034 愛知県名古屋市天白区久方1-149
電話: 052-804-5710
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