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ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)




Brazil Today

発行日: 2004/6/18

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Brazil Today                                         2004 / 06 / 21 (158号)
日系企業駐在員の週刊誌                (毎週月曜日配信。購読無料)
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目次:
■失業増大、給料低下、税負担増で国内市場冷却
■経済の前年同期増は政権交替の最悪時との比較
■第1四半期の経済、停滞なれど回復の兆候
■04/05年農業生産は増加、農産物価格は低下
■都市生計費、東京が最高、サンパウロ128番
■カンポス油田の地下に第二油田
■ビーボ、携帯電話500万個を購入
■電通がDPZと合弁でブラジルへ進出
■パルマラッテ食品、5月に3,900万レアルの売上
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為替(レアル・円)、6月16日現在 R$1=\35.03
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■失業増大、給料低下、税負担増で国内市場冷却
労連の失業率20.7%の最高記録

労連統計局Dieese/州資料分析センターSaedeから発表された大サンパウロ市
圏の4月失業率は20.7%、85年4月以来の記録的な高率となった。3月の失業
者は200万人、雇用は12.4万人が増加したが、新たに労働市場へ参入した16.8
万人に比して少なく、失業者は4.4万人増加し、204.4万人となった。経済人
口は16.8万人が増加し987.5万人、失業率は12月19.1%、1月19.1%、2月か
ら上昇を開始し19.8%、3月20.6%、4月には20.7%となった。労働者の収入
は失業率に反比例し、12月のR$1,001を最高に低下の一途、2月のR$958より
R$943となった。なお、他の大都市でも失業者は多く、失業率はサルバドルで
26.7%、レシフェ24.2%、ベロオリゾンテ21.3%、ポルトアレグレ17.2%であ
る。

IBGEの失業率も01年以来の最高

半失業者を除外した地理統計院IBGEによる6大都市の4月失業率は13.1%、労
連の失業統計と同様に昨年中頃の記録を更新、2001年10月以来の最高記録とな
った。就業者数は1,871.7万人にて前月よりも13.0万人の増加をみたが、経済
人口は2,152.9万人と21.7万人の増加、差し引き失業者は281.2万人と8.7万
人の増加である。昨年4月と比較すれば、就業者数は46万人の増加、しかし、
経済人口は68万人の増加で失業者は22万人増加した。失業者の増加という圧力
によって、給料も抑えられ、労働者の4月平均収入はR$868、前月より0.9%
減、一年前より3.53%下がった。

公共サービス料金、家計を脅かす

家計に占める公共サービス料金支出が増大、20.3%に達し、生活を脅かしてい
る。レアルプラン直後の94年8月から2004年5月の10年間の政府価格監督下に
ある燃料、電力、電話、交通公共サービス料金の値上がりは258.8%、同期間
中の一般生計費物価指数165.8%に比して著しく高い。更に連邦管轄下にない
水道下水は261.7%、鉄道は259.1%、市内バスは239.9%と値上りした。

労連統計局の生計費ICV担当のポルト主任は「政府は中銀基本金利を高水準に
維持し、経済活動のすべてを抑制する政策を採用しておりながら、何故、公共
料金の調整を避ける側に統制を強めないのか理解に苦しむ。公共料金調整の多
くは契約に記載されており、例えば、電話および電力の場合はバルガス財団
FGVの総合物価指数IGPに基づき調整される。だが、この指数の特徴はドル価
格の影響が強く、更に他の特徴は一年前の物価値上がりを将来の一年間に負担
させる点にある。国内需要の増大はインフレを引き起こすとして高金利を保っ
ているが、私の意見として現状において国内需要増加は物価を押し上げるほど
強くなく、インフレに繋がらないと信ずる」と語った。

消費調査、上流は伸びたが庶民は縮小

調査会社Ibopeグループのラチンパネルが人口1万以上の都市に住む2.5万家
族の消費を調査した結果、本年度第1四半期は、10最低給以上のABクラスの消
費は1%の伸びを示したが、4最低給から10最低給のCクラスの消費は横這
い、4最低給に満たないDEクラスは2%の縮小をみた。
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■経済の前年同期増は政権交替の最悪時との比較
パロッシ蔵相、経済4四半期連続成長を誇る

ルーラ大統領と中国訪問中のパロッシ蔵相は上海において「ブラジルの経済は
何時になれば良くなるのかと質問する人が多いが、我が国の経済は4四半期連
続で成長している。しかし、少々気になる点は今後、金融面に支障を来すので
はないかと憂慮する。インフレはコントロールされており、現在は心配ない
が、常に気を付けて再発を防がねばならない」と語った。だが、これらの数字
の意味する4月動向は低水準での横這い状態、昨年同期と比較すれば大幅の増
加であるが、昨年同期は労働党の新政権発足で、国の内外からの信用すくなく
最悪の状態、極めて経済不調であったので上昇は当然といえる。産業開発研究
所Iediのアルメイダ理事は「経済の回復を促進するには調整と持久性が必要」
との意見。

機械設備の売上、昨年同期より19%増

機械設備業界の本年1月から4月の売上は127億レアル、昨年同期の売上に対
し19%増の成績であった。機械設備工業協会Abimaqのレイテ会長は「投資家の
状況も幾らか好転したと思える。業界の雇用者数は9%ほど増加し19.38万
人、操業度は76.0%から79.3%へ上昇した。輸出は前年より32%増の18.6億ド
ル、主要仕向け先はアメリカ、次いでヨーロッパ連合、アルゼンチンの順、輸
入は18.9億ドルから20億ドルへ伸びた」と語った。

4月工業生産、前月より僅少ながら上昇

4月工業部門の実質販売高が3月に比して1.33%上昇、前年同期と比較すれば
17.9%の増加である。これは工業連盟CNAの調査に基づく資料によるもので、
上昇は継続的な経済成長を意味するものと連盟は主張する。資料は季節変動効
果を除外、12州、3,000社を調査した結果であり、最終10ヶ月間の成長は
20%、累計12ヶ月では13.6%の上昇。生産に関して、操業度は3月81.2%、4
月81.3%と0.1%の上昇、前年同期は79.6%であった。また、雇用は前月より
0.05%の増加、労働時間は0.64%増、実質給料は0.02%減。

回復は業種毎に大差、4月は一斉に低落

サンパウロ州工業連盟Fiespから発表されたサンパウロ州工業の94年6月を
100とする実質販売指数は、昨年上半期180から190の間を推移し、6月
184.7から10月230.6まで一直線に上昇したが、その後は低下、2月は200ま
で低下、3月242.7まで盛り返し、4月は227.9と11部門が一斉に低落した。

昨年同期に対し実質販売高の増加率の大きい業種は、化学29.8%、機械
26.8%、運送財25.8%、プラスチック25.5%、電気通信23.0%。低い業種は非
鉄鉱業マイナス1.6%、家具3.7%、繊維5.6%、食品8.8%、金属10.5%、
紙パルプ117%。

蔵相「雇用は政府責任のみでない」

パロッシ蔵相は6月8日「 政府が国民の必要とする雇用を与えて呉れるのを
待っていても無駄である。100万人の直接雇用造成ならそれだけの公務員を契
約すれば可能、投資もできる。政府が全責任を負うのであれば、その代わりに
更に国民から税金を取り立て、経済が止まるが、これは正解ではない。それよ
りも、政府は留意しなければならぬものを注意する、すなわち、マクロ経済政
策を実施し、企業家達を説得して投資させ、雇用を増進させる方式の方がより
効果的である。この方式はすでに効果を挙げ、第1四半期には53.5万人の雇用
を増加させた」と語った。
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■第1四半期の経済、停滞なれど回復の兆候
工業設備余力なし、投資へ発進の気配

工業部門にて大多数の業界は長期間にわたる経済停滞によって投資を差し控え
ていたので、操業度が極めて高くなっている。バルガス財団FGVの調査に基づ
く企業家の予想は、将来は好転が58%、横這い39%、悪くなるが3%と楽観
的。工業界は隘路解消に生産拡張投資に向けて発進しそうな気配である。しか
し、現在の状態は中小企業に留まり、大企業に現われていない。

楽観的に将来をみる消費部門

調査は工業の21業界を対象として行われ、全体の平均操業度は81.9%。平均を
超える操業度の11業界中、消費財に属するのは5業界でその操業率は、洗剤
99.6%、繊維89.4%、衣料85.9%、香水83.5%、靴82.0%。ブラガ調査主任は
「操業度の高いのは中間製品部門ばかりでなく、消費財部門も同様である。4
月の業界は平均以上に生産、しかも、今後の市場に対する見通しも明るい。例
えば、操業度が最高の洗剤業界では将来の経済好転を信ずる経営者が99%を占
め、また、香水業界も同率の楽観的予測。衣料業界と靴業界の双方とも(好転
75%、横這い23%、悪化2%)に過ぎない。将来を疑問視する傾向の強いのは
繊維業界(48%、49%、3%)である。

中間製品部門は将来に対し慎重な態度

中間製品部門の操業度は紙パルプ92.0%、ゴム90.8%、金属89.8%、プラスチ
ック84.9%、機械84.8%、化学84.1%。消費財部門より将来に対し慎重な態
度。比較的楽観的なのは紙パルプ業界で(64%、36%、1%)、ゴム業界は
(64%、35%、2%)と2業界はほとんど同率。プラスチック(62%、32%、
6%)、金属業界は(57%、41%、2%)、機械業界は(53%、44%、3%)
とこれら3業界はやや悲観的。将来への見通しが暗いのは化学業界で(33%、
64%、3%)。

すでに投資を開始した幾つかの会社例

男性靴製造のデモクラッタは600万レアルを投じて東北伯に工場を建設する。
パルデト営業部長は「国内市場、輸出市場の双方に微かな灯火が見えて来た」
と理由を説明する。同社はフランカ(SP)に2工場、セアラのカモシンを合わ
せて3工場、従業員1,300人、日産130万足の会社、すでに90万レアルを投
資、日に100足を増産、下半期には国内向け10%、輸出25%の販売増を見込ん
でいる。

マッシュは男性下着の製造会社で昨年の売上3,000万レアル。2000年以来、投
資を中止していたが、来月からイタインパウリスタ工場(SP)の月産80万枚の
生産能を50%増とする。オリベイラ営業部長は「拡張前はフル操業であったの
で、縫い物ミシンに15万ドルを投資、100人を新規雇用した。第1四半期の販
売は前年同期の18%増、5月は28%増、輸出は売上の12%であるが、2ヶ年間
に25%とする」と述べた。

香水のニアジは本年度売上10%増の予想、輸出は総売上の5%。スタール営業
部長は「この4年間に1,200万レアルを投資、生産の近代化を図り、国内
10%、輸出15%の販売拡大を目標とするのが可能となった」という。香水化粧
品協会Abihpecのバジリオ会長は「業界の第1四半期売上は昨年同期の24.3%
増、輸出は20%増であり、輸出目標を26%増とした」と語る。

中小企業に必需品需要回復の兆候

国内需要回復の兆候がスーパーの生活必需品売上に現われた。米を始め、フェ
イジョン(うずら豆)などを製品に持つ穀物商ジョザパルの第1四半期売上は
昨年同期より4%の上昇をみており、麺工業協会Abimaのキンタニリャ副会長
も「麺類の売上は昨年同期より6%増加」という。売上が増加しているのは食
料品ばかりでなく、便所紙などの個人衛生用品も14%増、化粧品類45%増、香
水24%増と売上が上昇している。サンパウロ商業協会ACSPの小切手問合せに基
づく現金売上指数は前年対比で3月は9.0%増、4月はほとんどゼロであった
が、5月は3.7%増。しかし、月賦信用調査問合せ件数による掛け売り指数は
3月15.6%増を記録したが、その後は下がり、5月は5.7%増に止まった。な
お、これらの指数の比較対照となっている昨年初めは政権交替で景気低調であ
った点も考慮すべきであり、昨年同期に対する増加率が高いといっても安心で
きない。

マクロ経済指標は前期より若干の成長

本年度第1四半期の国内総生産GDPが地理統計院IBGEから前期に対し1.6%
増、前年同期に対し2.7%増、12ヶ月間の対前年同期の比較では0.0%の成長
なしと発表された。昨年同期と比較すれば、農牧6.4%増、工業6.0%増、運
輸7.4%増、商業5.1%増と大幅増であるが、前期との対比では生産面におい
て対前期増が農牧の第一部門3.3%、工業建築の第二部門1.7%、サービスの
第三部門は0.4%の成長で工業、サービスともに低成長。輸出は5.6%増、輸
入は4.0%増、投資は2.3%増と増加を示したが、消費面は家計消費0.3%
増、政府消費0.4%増と振るわず。同院のオリント国民所得部長は「経済は成
長の一端を捕まえているが、過去の停滞を引き摺っており、成長は緩慢であ
る」と述べた。

他の途上国と第1四半期を比較すれば、昨年にゼネストで荒れたベネズエラ経
済は29.8%と挽回、経済再生のアルゼンチンも10.0%の伸び。興隆時代が続く
中国は依然として9.8%の成長を確保し、メキシコは4.6%、チリは4.5%と
妥当な成長を示した。これら諸国と比較して、ブラジルの2.7%、南アの
1.9%は余りにも低率である。
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■04/05年農業生産は増加、農産物価格は低下
米国農業は天候順調、シカゴ相場下がる

本年度のアメリカの天候は順調、大豆植付が進んでおり、加えて、中国政府が
景気過熱を防ぐ目的で金融を引締めたため、大量に穀物を買い付けた商社がが
資金繰りに悩み始めたとの噂にブッシェル当りUS$10を超えていたシカゴの大
豆相場が崩れ、US$8.16まで下がった。

農産物価格、OECDは中期的に下落と予想

経済開発協力機構OECDは「今後の農業生産が需要成長以上に増加、価格は下落
する」と予測した。2003年から2013年の10年間における機構が予測する農産物
消費と生産の年平均成長率は下記の通りであり、13種の農産物中、消費が生産
より増加すると予想されたのは鶏肉、バター、脱脂乳、砂糖の4種、並行して
伸びるのは大豆カス、豚肉、チーズ、牛乳の4種、生産過剰が小麦、米、雑
穀、牛肉、植物油である。

13種の農産物と消費、生産の増加率は年平均にて、小麦(消費1.2%、生産
1.8%)、米(0.8%、1.3%)、雑穀(1.3%、1.6%)、大豆カス
(2.6%、2.6%)、牛肉(1.5%、1.6%)、豚肉(1.5%、1.5%)、鶏
肉(2.0%、1.9%)、バター(2.3%、2.2%)、チーズ(2.0%、
2.0%)、脱脂乳(1.0%、0.7%)、牛乳(2.6%、2.6%)、植物油
(2.9%、3.0%)、砂糖(1.8%、1.7%)。

USDA農産予想、大豆は19%増

米国農務局USDAから6月11日に発表された2004/05年農産予想によれば、大豆
は史上最高の収穫で2.25億トン、前年度より19.0%増。アメリカ8,069万ト
ン、ブラジル6,600万トン、アルゼンチン3,900万トン。需要は前年度1.95億
トンより7.9%増の2.11億トン、国際価格はブッシェル当りUS$5.70/
US$6.10まで戻ると予想する。なお、10日のシカ相場はUS$7.845であった。

03/04年のブラジル大豆に関して、USDAは5,350万トンを見積もったが、テト
ラス仲買商のサヤグ常務は「USDAの見積りより少なく、4,950万トン/5,100
万トンの間」の意見。輸出は前回見積りより8.7%低く2,100万トン。アルゼ
ンチン輸出は9.9%減の878万トン、中国の輸入は2,025万トンから1,900万
トンに低下した。

小麦生産は5.93億トンに戻り、凶作であった03/04年よりも7.89%増、米は
4.00億トン(2.97%増)、雑穀9.32億トン、穀物総計は19.25億トンにて不作
であった03/04年より4.79%増。トウモロコシは6.44億トン(4.53%増)、綿
1.02億トン(10.08%増)。

ブラジル収穫予想、04/05農年は1.4億トン

農務省は2004/05年度の農業融資を本年度の325億レアルから450億レアルへ
増加する計画を6月後半に国会へ提出する。基礎となる農業生産資料は植付面
積(02/03年4,395万ヘクタール、03/04年4,691、04/05年予想5,000)、
穀物生産(1.232億トン、1.201、1.389)、農業融資(278億レアル、
325、450)。

ブラジルの農業関連製品輸出に占める割合は本年1月/5月で41.5%。今後、
農産物の生産および消費の成長は途上国で発生する。協力機構に属する先進30
ヵ国では人口増加率が低く、また、農業生産は成長する余地がない。例えば、
小麦に関してOECD参加国は世界消費の33%、生産の44%を占め、10年後には消
費31%、生産42%と予測され、他の農産物も同傾向、例外は米、先進国の占め
る消費が4%の低さに留まっている。ただし、この予測には気候および農業政
策の変化は考慮されていない。

「昨年度にOECDの農業生産者が受け取った補助金は4,080億ドル、ヨーロッ
パ、アメリカ、日本の農業補助金は減額されるべきであり、これら3地域の農
業政策を改革せねばならない」と報告書に記されている。
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■都市生計費、東京が最高、サンパウロ128番

サンパウロの順位が世界136番目から128番目に上昇。これはマーサー人的資
源コンサルチングが調査した世界の144大都市における生計費の順位で、原因
はレアル高と上半期のインフレ、この番付で上がるのは有り難いことではな
い。世界で最も生計費の高いのは引き続き東京、第2位は7番目から上がった
ロンドン、第3位は2番目から下がったモスクワ、以下は大阪、香港が世界第
5位。ニューヨークは12位、パリ17位。南米ではリオがサンパウロより3位下
の131位、ブエノスアイレスは前回と同じ141位。
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■カンポス油田の地下に第二油田

「リオ沖にあるカンポス油田の地下に他の油田のある兆候が強い」と石油庁
ANPバーロス総務が発表した。現在のカンポス油田は39地区、総面積115平方
キロの地域にわたり埋蔵量97億バーレルと推定されており、海底まで約2,000
メートル、更に海底から2,000メートル掘った地底にあるツルビードと呼ばれ
る含油層から採油しているが、API比重は18度と重く、精製に困難性が加わる
低位の原油である。

今回、存在すると推定される原油層は現在より更に2,000メートル底にあるカ
ルボナット層と呼ばれる石油、今までにBC200という地点で5,000メートルの
地下で掘り当てたカルボナット層の石油は35度という上質のものでほとんどデ
ィーゼルに近い42度であった。
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■ビーボ、携帯電話500万個を購入

携帯電話のビーボが携帯電話500万個の購入入札を行う。電話の仕様は大衆向
けCDMA方式、一個UR$75として3.75億ドルに相当する。ビーボの顧客数は6月
現在で2,300万人、入札の目的は年末大売り出しと2005年の需要、5月に行わ
れた中国資本ZTEの125万個、9990万個を大きく上回る。

ノキア、モトローラ、LG,サンスン、グラディエンテ、エバディン/アイコ、
ビテルコム、ZTEの各社が価格と条件を問い合わせ、ビテルコム、グラディエ
ンテ、エバディン/アイコの3社が最終段階に残り、センターボ単位の差を争
う。ビテルコムはスペイン系、ブラジル市場にはモビスターの商標で進出し
た。グラディエンテはノキアと共にCDMAを発売したことがある。エバディン/
アイコはブラジルでは新顔であるが世界業界では知られた存在。入札の結果、
最終購入者として数社を選ぶ、あるいは納入時期を数度に分ける点については
発表されていない。

2004年4月の携帯電話は5,030万個、2003年末より8.6%増、02年末より
45.4%増と急成長産業、ビーボの狙いは競争相手のクラロ、TIM、Oiと対等の
条件で競争。これらの3社がヨーロッパ方式のGSMに対し、ビーボは原価が割
高CDMAであるが、ZTEがビーボへ販売したのはUS$80を下回り、両社の価格差
はほとんどなくなった。
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■電通がDPZと合弁でブラジルへ進出

日本広告業界の大物、電通がブラジルに上陸する。電通は年商150億ドルの会
社、他方のDPZは国産資本では最大の広告会社であり、電通が51%、残りを
DPZが出資する合弁会社、電通ラテンアメリカを創設する。

電通は78.4万ドルを投資、現在のDPZのビルを借り受け、アジノモト、当地へ
進出している電通の顧客を新会社が引き受ける。両社が共同で応対していた顧
客は最初がトヨタ、続いてソニーで、既に6ヶ月以上になる。DPZ広報担当の
ファリア氏は「新会社は新しい方式で共通の顧客を応対するのが目的、将来は
南米全体を包含する計画である」と語った。
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■パルマラッテ食品、5月に3,900万レアルの売上

パルマラッテ食品は5月3,900万レアルの売上を計上した。これは危機に陥っ
てから最高の記録。同社は和議状態にあり、バストス臨時社長は「未だ5億レ
アルの負債を抱えているにしても、パルマラッテ持ち株の時代よりも随分事情
が好転した。この調子であれば、9月には手持ち資金に幾らかの余裕できる。
今までにパルマラッテの工場を買い取りたいという資本家が現われたが、従業
員、仕入れ先、債権者にとって交渉が長引き、資産が目減りするばかりで役に
立たなかった。しかし、我々は自分達より上手に経営する者が出現する期待を
捨てずにいる」と語った。危機に入る前は従業員4,000人以上であった。だ
が、現在は3,250人、昨年度の牛乳の平均集荷量は日に230万リットルが、6
月には80万リットル、しかし、年末には倍増できる」と語った。
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メールマガジン: Brazil Today
著者(現地ブラジルで執筆): 大岩國男
編集: 大岩幹男
発行: Ana&Log(アナ・ログ翻訳事務所)
住所: 〒468-0034 愛知県名古屋市天白区久方1-149
電話: 052-804-5710
ファックス: 052-804-5743
携帯: 090-8132-0810
メール: mailto:portuguese@ana-log.com
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