>> 記事トピックス一覧 
トップ > ニュース&情報 > 国際情勢 > Brazil Today

ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)




Brazil Today

発行日: 2004/2/27

━━■ P R ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Ana&Log(アナ・ログ翻訳事務所) -  ポルトガル語を専門に翻訳・通訳サー
ビスを提供しています。一般ビジネス文書、会社案内、契約書、技術仕様書、
営業報告、調査報告、委任状に至るまで、お客様のビジネス拡大を応援してい
ます。ポルトガル語を公用語とする国は多数ありますが、取扱っているのはブ
ラジルで使用されている言語です。
http://www.ana-log.com
━━■ P R ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      【ブラジルの労働ビザ】のことなら★エンドッキ★にご相談下さい!

ブラジルに『駐在』、『出向』、『長期出張』される際には、【労働ビザ】が必要です。
非日系多国籍企業の信頼を得て、ブラジルトップクラスの認可実績を誇ります。
お気軽にご相談下さい。 (japan@emdoc.com) (www.emdoc.com)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
Brazil Today                                           2004 / 03 / 01 (142号)
日系企業駐在員の週刊誌                 (毎週月曜日配信。無料購読)
-----------------------------------------------------------------------------
読者数700名達成!(2003年10月)
掲示板もどうぞ! http://www5b.biglobe.ne.jp/~bravo/braziltoday/index.html
-----------------------------------------------------------------------------
目次:
■「グローバル化、不平等を促進」と国連が批判
■途上国を苦しめる補助金漬け米国農業
■パルマラッテ、ブラジルの和議中断までの経過
■1月為替経常収支、6.7億ドル黒字
■バーレ、鉄鉱大幅値上げし、欧州と長期契約
■紙パルプ業界、昨年度成績は快調
■5万人が出演する庶民の祭カーニバル
■ベネズエラ、依然として続く政治危機
■アルゼンチン、景気回復と債務割引
-----------------------------------------------------------------------------
■為替(レアル・円)、2月25日現在 R$1=\37.06
-----------------------------------------------------------------------------
■「グローバル化、不平等を促進」と国連が批判

国連は2月24日に発表した報告書『正当なグローバル化』において「グロー
バル化は世界の富裕国と貧困国の格差を増大した」と結論を下した。これは国
際労働機関ILOと共同で政治、企業、組合、社会、学術を代表する26人が主体
となって作成されたもの、メンバー中にはノーベル経済賞のスチグリッツ氏、
社会学者のルッチカルドーゾ前ブラジル大統領夫人などが含まれている。

受益もあったが、途上国に貧困化、汚職進む

報告書は市場開放が物財および知識の交流によって社会と経済へ広大な受益
をもたらせた点は認めている。例えば、中国にはグローバル化発足の初期、90
年代始めから現在までに1.57億人を貧困状態から救い上げた。しかし、同時に
日に1ドル以下で生活する貧困階級は世界各地、特にラテンアメリカ、東欧、
アフリカで増大した点を指摘、世界経済はこの不均衡を隠していると非難し
た。グローバル化の進む所では、富が集中、汚職が進み、テロリストが開放社
会を脅かす存在となり、市場の将来は不確実性を高め、グローバル統治は危機
に陥った。

一人当り所得、富裕国3倍、途上国26%増

これを資料によって説明すれば、世界の失業者数は1.86億人、経済人口の
6.2%という高率、世界貿易の半分以上は世界人口の14%の少数国が支配す
る。他方、途上国は90年代始めから16カ国のみが年平均3%以上の経済成長、
32カ国が2%以下の停滞状態、23カ国が減退する有り様であった。その結果、
60年初めに一人当り所得は貧困国US$212、富裕国US$11,417、これが2002年には
貧困国US$267(26%増)に過ぎなかったが、富裕国US$32,339(183%増)と3
倍近くの成長を遂げ、両者の差は更に拡大。世界の大部分の人々が感じたのは
「グローバル化は子孫へ良き未来をという願いを満たさない」という点であっ
た。

国連委員会、改善措置提案を準備中

国連の報告書作成委員会は通商に対する更に適切と思われる種々の統治改善
措置、労働に関し最低限の保護規定を準備しており、これらは国際通貨基金
IMF、世銀IBRDなど国際機関の参加と連動して役割を果たすことになると予想
される。

  報告書が指摘した他の批判は一時的なものであり、1)世界通商は途上国が
生産する製品進出を妨げる障壁を低下しなければならぬ、2)生産部門に向け
られる外資直接投資は新規制が必要である、3)国際金融システムはグローバ
ルな持続する成長に対し更に決定的な支援を提供すべきである。
-----------------------------------------------------------------------------
■途上国を苦しめる補助金漬け米国農業

ナショナル製鉄CSNのシュタインブルッフ社長が珍しく米国農業補助金に関
しての論評をフォーリャSP紙に発表した。テーマは米国ミネアポリスの非政府
団体、農業通商政策研究所IATPのホームページ記事に関してである。

市価より高い農産物原価を補助金が埋める

研究所は95年から2002年の綿、トウモロコシ、米、大豆、小麦に関する生産
原価と輸出価格を比較し、輸出価格の方が原価より低い事実を突止め、ダンピ
ング輸出であることを証明している。例えば、大豆の場合、2002年の生産原価
はブッシェル当りUS$7.34、輸出価格はUS$5.48にて25%安。時系列でみれ
ば、95年から98年までは9%安、9%高、21%高、3%安と価格安定政策の域
に留まっているが、99年からは29%安、25%安、29%安、25%安と補助金政策
丸出し。米はCWT(45.359キロ)当り原価US$18.26、価格US$11.80にて35%
安。トウモロコシは13%安で補助が比較的少ないが、小麦は43%安、綿に至っ
ては補助金61%に達している。

米国は世界の人へ生活援助と奇妙な論法

研究所の論法は「アメリカは原価の高い農産物を安価に世界中へ提供し、世
界の人々の生活を援助している」と慈善事業大国を唄っているが、他方で、補
助金による過剰生産が農産物価格を押し下げ、農産物しか輸出商品のない途上
国経済を痛め付け、貧困階級増加をもたらせた。アメリカ国内においてさえ、
補助金に無縁の小農家9万家族が97年から2002年に農業を放棄しているといわ
れる。シュタインブルッフ社長は「経済協力開発機構OECDの見積りに基けば
500億ドルに達する巨大な補助金が如何に世界農産物市場を歪め、途上国経済
を損ねているか。ブラジルは米州自由貿易圏FTAAが米国農業生産者の支持する
国内プログラムの悪影響を中和する組織となる方式を提案したが、アメリカは
議論しようとさえしない」と述べた。

綿作への世界の補助金支出58億ドル

世銀の調査に基づけば、綿作農の得る補助金は年間58億ドル、これら補助金
支出がないならば、綿価格は12.7%の上昇をみるという。アメリカの綿補助金
支出は36億ドルと世界の62%を占め、農家は市価より90%増の収入が得られ
る。だが、世界で最も綿価格の高いのはギリシャで補助金は市価の184%、次
いでスペインが144%。ブラジルも補助金支出国に記載されているが、最低の
キロ当りUS$0.02である。

なお、世界の綿輸出市場は2002年の実績はアメリカ220万トン、ウズベキス
タン68万トン、オーストラリア56万トン、ギリシャ24.6万トン、以下はマリ、
シリア、パキスタンで、第8位がブラジル14万トン。2003年のブラジルの成績
は17.5万トン、1.88億ドルであった。

米国、エビ輸入にダンピング提訴準備

アメリカ製鉄業の反ダンピング訴訟記事を読んで感じるアメリカの論調は、
旧式設備を抱え、非能率経営にある現状には目をふさぎ「我が国の生産原価は
世界の標準であり、低価格で輸出できるのは政府補助金支出などの不正行為が
あるため」という奇妙な理論に基いていると思われる。

今度はエビに関して米国国際貿易委員会ITCはブラジル、中国、エクアド
ル、インド、タイ、ベトナムなどの諸国から輸入されるエビに対して懲罰関税
を課す反ダンピング措置採用の報告書を完成した。報告書によれば「輸入エビ
類の不当価格切り下げの兆候は歴然としており、このために地元産業は重大な
損害を受けた」と主張する。なお、アメリカのエビ輸入はタイ6.3億ドル、ベ
トナム4.2億ドルを始めとする東南アジアからの輸入が大きく、ブラジルから
は8,600万ドルである。

米国エビ業者の反ダンピング措置による追徴課税率要請はブラジル40/
230%、タイ57%、ベトナム30/99%、中国119/267%という。エビ養殖協
会ABCCの会長は楽観的「ブラジルはダンピングを実行したことがなく、証明す
るのは容易であるが、早急に準備を開始する必要がある」と語った。
-----------------------------------------------------------------------------
■パルマラッテ、ブラジルの和議中断までの経過
イタリア本部、創業者が逮捕される

昨年12月24日に和議申請したパルマラッテのイタリア本部の状況を説明すれ
ば、支社網は世界30カ国、従業員は3.5万人。貸借対照表に現われた穴は39.5
億ユーロであった。和議申請の3日後、破産法廷は同グループ内の重要会社破
産を宣言、創業者タンジ氏および幹部8人を資金法違犯の容疑で逮捕した。裁
判所任命の新経営幹部が調査した結果、債務総額は140億ユーロ。同社の資金
は政界にも流れている模様であり、現首相、ヨーロッパ連合理事長などの名も
含まれている模様。創業者タンジ家の兄弟、娘も逮捕された。

ブラジル支社、資金操作の舞台の容疑

ブラジルにおいても他国と同様、パルマラッテ支社はイタリア政府の捜査対
象となり、協力を要請される。イタリアのコリエレデラセラ紙の記事によれば
「トンナ資金担当常務は会社活動を円滑に実行するため、税務検査官へ賄賂を
贈与した」という。

ブラジル中銀はパルマラッテ関連の6社における違法為替取引6件を指摘。
その一例は、2002年にブラジルパルマラッテは6,640万レアルの欠損を出しな
がら、10.7億レアルを海外へ送金。また、イタリア側の調査ではボッキ元経理
部長がカリタル社およびウィッショー社を経由して本部から巨額の資金を受け
取ったと述べた。

和議申請したが、プロセス一時停止

ブラジルでは昨年12月、リオ、ゴヤス、ミナスの3州において牛乳仕入先の
酪農組合に対する支払が滞り始め、1月初め、投資家担当常務が辞職した。1
月12日、植物樹脂仕入先、オルランディア社がブラジルパルマラッテの破産を
申請、数社が同様の措置を採った。

1月28日にブラジルパルマラッテは負債18億ドルを抱えて和議を申請した
が、サンパウロの第2民事法廷のテオフィロ判事はパルマラッテ食品およびそ
の支配株主のパルマラッテ持ち株に対する和議申請手続きを2月13日、一時停
止させた。停止は同裁判所の第42民事法廷との間に生じた所管問題が原因、破
産管理または和議監督につて紛糾した裁定の出る恐れはない。プロセスは停止
したままにて裁判所指名の管財人がブラジルパルマラッテに介入、同社の経営
に当たっており、ロドリゲス農相は同社の分散再建方式を主張している。
-----------------------------------------------------------------------------
■1月為替経常収支、6.7億ドル黒字

1月の為替経常収支は6.7億ドルの黒字、92年以来の好成績である。輸出
58.0億ドル(対前年同期20.8%増)、輸入42.1億ドル(15.3%)にて貿易収支
は15.9億ドル(38.2%増)。サービス収支が11.6億ドル赤字(7.2%減)、内
訳は利子10.1億ドル赤字(7.4%増)、利益送金0.9億ドル赤字(22.3%
減)、旅行1.0億ドル黒字(81.8%増)、その他1.6億ドル赤字(35.1%
減)。贈与は2.4億ドル(1.6%減)。経常収支は6.69億ドルの黒字で前年度
の4倍を超える成績、国内総生産GDPの0.91%であった。

資本収支側は直接投資の流入9.93億ドル、中銀のロペス経済部理事は「増加
する見込みであり、昨年の年間101億ドルに対し本年は130億ドル」と予想す
る。民間借入金は1月11.07億ドル。
-----------------------------------------------------------------------------
■バーレ、鉄鉱大幅値上げし、欧州と長期契約

バーレ・ド・リオドッセはヨーロッパのアルセロル製鉄と鉄鉱価格調整
18.68%引上げの協定に調印した。カラジャス鉱山の精製鉄鉱はトン当り
37.90セント、2003年度のヨーロッパ向け輸出は2,000万トンであったが、本
年度は2,200万トンを予定している。パクツアル銀行の鉄鉱.製鉄を専門とす
るビエラ主任は「調整率は市場が期待していた以上」と賞賛。続いて、鉄鉱輸
出長期契約を締結した。契約は2009年末まで毎年2,000万トンの鉄鉱を輸出す
る内容のもの、契約による需要供給の安定は相互にとって重要である。なお、
アルセロルはブラジルにおいてツバロン製鉄CSTおよびアセジッタを支配して
いる。

また、イギリス/オランダのコーラス製鉄は2月16日、バーレ・ド・リオド
ッセとの長期鉄鉱購入契約の成立を発表。契約期限は10年間、ただし、5年間
後は停止する権利が双方に認められている。購入量は現在の500万トンから
1,000万トンと倍増した。

本年度の投資予定は18億ドル

バーレは本年中に18.15億ドルの投資を実行する。この投資額は昨年よりも
22%増、主な資金源として国際市場における11億ドルの調達と5.5億ドルの株
式配当を予定する。投資の大部分、11.4億ドルは生産能力の拡張に使用され
る。同社の設備は3年連続してほとんど限界に達していた上に、更に製鉄業全
体の需要増加が見られるようになった。

同社の鉄鉱生産は2003年が前年度より10.3%増の1.86億トン、この40%に相
当する7,300万トンを増産する計画。カラジャス鉱山北部システムへ2880万ド
ル、南部へ7,640万ドルを投資し、現在の5,600万トンを2004年7,000万トン
へ、2006年には8,500万トンへ増加させる。

非鉄金属部門、アルミ・銅・電力にも投資

非鉄金属のプロジェクトとしてアルミがあり、本年度投資額は2.7億ドル。
アルノルテの生産拡張投資は昨年末から開始され、パラゴミナスにてボーキサ
イト採掘許可を得て450万トン生産し、これをアルミとして180万トンを増産
する。ソセゴ銅鉱山は本年第2四半期から生産を開始、銅濃縮塊45.5万トンを
予定する。

電力については10発電所、総出力4.4GW建設計画に参加、これらの設備が稼
動すれば、必要電力の50%が賄える。物流面では機関車88台、貨車3,200台を
購入した。
-----------------------------------------------------------------------------
■紙パルプ業界、昨年度成績は快調

2003年度の紙パルプ業界の成績は快調、決算の成績はクラビン10億レアル、
アラクルス8.6億レアル、ボトランチン8.5億レアル、スザノ5.8億レアルの
純益を計上した。

クラビンは2002年に欠損2.08億レアルを03年には2.08億レアルの利益へと逆
転した。これは02年末に合弁会社から撤退によって純債務を2002年末28億レア
ルから5.1億レアルと縮小、また、国内需要は冴えず12%減であったが、輸出
を14%、45.7トンと拡大、販売量を119万トンへ高めたことに基く。だが、現
在は生産能力150万トンから200万トンへの拡大を目指し投資を計画中。

スザノは2002年の利益5,508万レアルから03年には5.86億レアルと一桁の増
加。これは購入したバイアスルの利益もあるが、ドル相場下落が大きく貢献し
ている。本年度の投資計画は昨年度の倍額、8億レアルの予定、パルプ生産を
9.9万トンまで上昇させ、4万トンを自社の紙生産4.3トンに使用、残りをパ
ルプとして販売する。ボトランチンVCPの場合は輸出増加110%という驚異的
な成長、価格も高水準に推移。この国際市場の好況は各社に共通した利益上昇
の原因である。
-----------------------------------------------------------------------------
■5万人が出演する庶民の祭カーニバル
カーニバルの由来、欧州の習慣がアフリカ化

2月20日(金)から始まった本年のカーニバルも25日(水)の明け方で終わ
り、『灰色の水曜日』の午後から仕事に戻る。この日付は太陽暦と太陰暦との
混合したもので、キリストの復活を祝う復活祭が春分(3月21日頃)以後の最
初の満月に続く日曜日、その前の40日間は四旬節といって肉食が禁じられ精進
料理を食べなければならない。美味い肉と当分別れる前に腹一杯、食べようと
いうのがカーニバルの起源。肉を食べぬ精進料理の習慣は守られていないが、
馬鹿騒ぎの習慣だけは残り、カーニバルが終わると新学期が開始する。ただ
し、月齢が関係し、年によって早くなったり、遅くなったりと一定しない。

欧州から伝来、アフリカとの結合

カーニバルをブラジルに伝えたのはポルトガル人、この習慣がアフリカ文化
と結び付き、黒人の多いバイア・リオに普及、現在も東北伯に残る無秩序な踊
りから、リオに最初の『サンバ学校』が生れたのは1930年代である。リオに存
在する『学校』は数知れないが、最後に残る優秀校は14校、二晩にわたり優勝
を争う。

サンバ学校の構成

 本年度14学校の学生総数は約5.5万人、一校当り平均4,000人。各学校は
それぞれテーマを選ぶ。発表する踊りの行列構成は決っており、最初に踊るの
は10人から15人のコミッショナー、次に第一の山車が出る。山車の上には衣装
を凝らした半裸体の有名女優、あるいは男性が踊る。続くのは100人程度の踊
り連、校旗を掲げて踊る釣り鐘スカートの女性と介添えの男性、再び、踊り連
が入り、バッテリアと呼ばれる打楽器隊が『楽隊の女王様』に率いられて登場
する。次に第二の山車と続く。連の中には『昔の乙女』、すなわち、現在はお
年を召した人達の踊り連のあるのが喜ばしい。ただし、ビキニスタイルではな
く、足の見えない釣り鐘スカート、最低限60才の60人以上の構成でなければ減
点される。また、子供ばかりの連もある。

テーマの表現方法の実例

昨夜、見ていた中で印象に残ったサルゲイロ校のテーマは『アルコール燃
料』、アルコール工場Jペソアグループが200万レアルを学校へ投資した。砂
糖黍はインドが原産というので最初はインドから始まる。コミッショナーの踊
りはインド風の踊り、布の中に人が入った扇子の耳の象も登場する。次はポル
トガル風の衣装の連。ポルトガル人がブラジルへ砂糖黍を伝来したのを表わ
し、受け取ったのはインディオ連。

第二の山車はブラジル最初の工業である砂糖工場、木製の絞り機と発酵桶、
再び、連が踊り、楽隊が入る。第三の山車はアルコール燃料の自動車、第四の
山車は電力などの他のエネルギー。1時間10分で持ち時間が終わり、次の学校
となる。遅刻したら減点、持ち時間を超えても減点と『サンバ学校』の評価は
厳しく、悪ければ次年度には一級下に落第する。

サンバ学校の厳しい勉強と努力

優勝するために、あるいは落第せぬためには一にアイデア、二に勉強、三に
努力が必要であり、一夜漬けでは駄目である。来年のカーニバルは本年の3月
から開始される。最初の会議は次回のテーマ選び、5月にはテーマに合った衣
装のデザイン。6月には音楽の選定、本来ならば、毎年、新曲を作曲すべきで
あるが、昔の曲で間に合わせることも多い。年の半ばに入れば、縫い子は数千
枚の衣装を縫い上げに大格闘せねばならず、並行してクラブの格納庫では山車
造りに造形芸術家達は大忙しである。子供の頃からリズムに乗って練習してい
るものの、12月は少なくとも週2回の授業は真面目に出席し、練習しなければ
ならない。

衣装は自前が原則であるが、全体の構想を立てる専門家、作曲家を始め、山
車の作成職人、材料費など100万レアル単位の資金が必要。入場料収入はクラ
ブの格に応じて分配せれる。だが、それ以上に資金を集め、スポンサーを探す
のはクラブ理事の腕にかかり、入賞すれば、引き合うだけの賞金が得られると
いう。
-----------------------------------------------------------------------------
■ベネズエラ、依然として続く政治危機
国民投票決定を延期、視察団は撤退考慮中

ベネズエラ選挙審議会CNEは大統領任期に対する国民投票を要請する署名簿
を検査中であるが、不正行為が多数あり、最終結果が発表されるのが遅れる見
込み。しかし、2月末までに終了するように出来る限りの努力を尽くすとい
う。

カラカス駐在の一外交官は「ベネズエラに駐在する国際視察団は、大統領任
期の国民投票に関して、チャベス大統領による種々の障害に困り果て撤退を考
慮中である」とイギリスのフィナンシアルタイムス紙に語った。ベネズエラ野
党は12月に国民投票実施要請する340万人の署名を得、選挙審議会CNEが署名
収集に不正があったか否かを検査中。審議会は2月29日までの期間が必要と発
表。

低落続く経済、昨年は9.2%減

政治不安定、経済への政府介入などで、昨年度のベネズエラ経済は一昨年の
8.9%よりも悪い9.2%の低落であった。金融当局は2ヶ月にわたるゼネスト
が不振の主因とみており、2月にスト終了したにもかかわらず、政府は未だに
価格統制を続けている。同国最大の企業であるベネズエラ石油公社は職員の約
半分を解雇した後、石油生産を再組織することに成功した模様である。
-----------------------------------------------------------------------------
■アルゼンチン、景気回復と債務割引
昨年度経済は8.4%の成長

未確認の数字であるが、統計院Indecによる昨年度アルゼンチン経済成長率
は8.4%と見積もられ、2002年の低落10.9%の大部分を回復したことになる。
内訳は建築業界29.5%、工業12.6%、農業11.9%。

回復にもかかわらず、常に反対派は存在する。最初のキルチネル反対の示威
運動が発生した。ピケ組織がブエノスアイレスに通じる主要街道、国内24県の
22道路を閉鎖した。首都では国会前に集合して威勢を挙げ、その他の都市、コ
ルドバ、ロサリオ、サルト、コリエンテスなどでも多数が参加した。通信社の
報によれば全国で2,000人程度、ピケ組織側では5万人の参加者と見積もる。

大統領「債権者への提案は変えず」

アルゼンチンのキルチネル大統領は2月20日「アルゼンチン政府の債務810
億ドルに関する額面の25%返済は変えない」と再確認した。これは前日に発表
したのと同一の内容、G7の会長、ドイツのアイケル財務相が「条件を改善して
欲しい」と要請したことに対する回答である。

アルゼンチン経済相のラバニャ氏は債務の75%割引を求めてヨーロッパ諸国
を行脚中である。彼は「国内総生産GDP成長が本年度5.5%に達すれば、債権
者の50%は政府提案を受け入れる」と期待しているが、現在の公式予想は最高
4%であり、不足している。なお、再交渉を要する国債の金額は880億ドル、
38.4%はアルゼンチン国内、海外にあるのはイタリア15.6%、スイス9.1%、
ドイツ5.1%、日本3.1%。
-----------------------------------------------------------------------------
メールマガジン: Brazil Today
著者(現地ブラジルで執筆): 大岩國男
編集: 大岩幹男
発行: Ana&Log(アナ・ログ翻訳事務所)
住所: 〒468-0034 愛知県名古屋市天白区久方1-149
電話: 052-804-5710
ファックス: 052-804-5743
携帯: 090-8132-0810
メール: mailto:portuguese@ana-log.com
サイト: http://www.ana-log.com

 
このメルマガの読者になる
規約 
>> メルマ!の会報誌もお届けします

ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to GoogleRSS

このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます

Japan on the Globe 国際派日本人養成講座
日本に元気と良識を。歴史・文化・政治・外交など、多方面の教養を毎週一話完結型でお届けします。3万4千部突破!
JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル
政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。
週刊アカシックレコード
02年W杯サッカー韓国戦の「誤審」を世界で唯一「前日」に誌上予測し、誤審報道を「常識化」した推理作家(金正日の「遺書」で始まる「中朝戦争」後の北朝鮮...
宮崎正弘の国際ニュース・早読み
 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析
BRASIL NEWS
ブラジルのサンパウロにある日本語新聞「ニッケイ新聞」が毎週一回、無料で配信する。ブラジルをより正確に理解してもらうために、現地新聞雑誌の翻訳記事とと...


この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

おすすめキャンペーン

■オススメ■銀行系カードローン
三菱東京UFJ銀行系 モビットなら急な出費も安心♪
ネットで24時間申込OK⇒ネットで審査結果表示!
【頼れる】限度額300万円
【おトク】年利9.8%〜18.0%
【便 利】全国提携ATM72,000台
三菱東京UFJ銀行系 モビット

はじめようメルマガ生活
メルマガを読むには
メルマガを出すには
約64000誌から検索

発行者プロフィール

ペンネーム :


このメルマガの読者になる

規約に同意する



このメルマガの最近の記事


このメルマガの最近のコメント


新着記事トピックス