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Brazil Today
発行日時: 2002/12/28━━■ P R ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Ana&Log(アナ・ログ翻訳事務所) - ポルトガル語を専門に翻訳・通訳サー
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Brazil Today 2002 / 12 / 30 (83号)
日系企業ビジネスマンのための週刊誌 (毎週月曜日配信。無料購読)
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読者の皆様
当メールマガジンを一年間支えて下さったことを深く感謝いたします。
来年もブラジル・南米情勢を少しでも多くの方々にお伝えできるよう、精一
杯努めさせていただきたく存じます。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
なお、1月6日付のメールマガジンは休刊させていただきます。
(編集)
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目次:
■南米統合と発展に必要な太平洋への道
■ルーラ選出大統領、組閣完了し就任待つのみ
■成長著しいブラジル第二の工業圏カンピーナス
■公式失業率の定義変更、11月は旧7.1%、新10.9%
■次政権への懸案、機能しない電力卸売市場
■ホンダ、オートバイ第二工場設立計画
■バーレ、ツバロン製鉄の最大株主に
■アルゼンチン、国民の枕預金は中銀手持ちの数倍
■ベネズエラのゼネスト4週間、国内は燃料不足
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■南米統合と発展に必要な太平洋への道
南米における大陸横断ルートの必要性
南米諸国には種々の地域差はあるにしても、文化・文明が共通する点も多
く、一つの文明として分類されており、更に有利なのには言語の共通性、スペ
イン語とポルトガル語の差は日本国内の方言の違いと大差なく、国民の気性も
同じ雰囲気を感じることが多い。今後の世界で発展するには地域ブロック内の
交流と統合が重要であるが、ブラジルもアルゼンチンも500年間、大西洋の方
を向いて過ごしてきた。しかし、東アジアの人口は世界の1/3、今後の経済
勃興を考慮した場合、遠いアフリカ回りに頼ることなくアジアとの距離を縮小
する手段を講じなければならない。
これを妨げてきたのはアンデス山脈、チリ以外の南米諸国は大西洋の方を向
いて現在に至った。海による障壁は500年前に乗り越えることができたが、ア
ンデスによる隔離は更に厳しく、現在もなお立ちはだかっている。アンデスに
はおよそ10ヶ所の峠が昔のインカ時代から存在、太平洋と大西洋を繋ぐ街道も
開通していたが、これを穀物運送道路として使用するとなれば、採算の成立如
何が重要であり、そのためには道路の完備が要求される。
太平洋への道完成でブラジル農産50%増
サンパウロ大のLケイロス上級農学校Esalqとバルガス基金FGVが共同して
調査し、ルーラ選出大統領の『飢え追放』プロジェクトの補完計画として提出
された『太平洋への道』プロジェクトによれば、太平洋へ向けて10ルートを開
発すれば、アマゾン流域の既伐採地690万ヘクタールの農牧利用への潜在能力
を発揮させ、ブラジルのみで4,300万トンの穀物増産となり、農村雇用のみで
19万人、10年間で総人口1,020万人の吸収余力を生ずると予想する。プロジェ
クト開発に必要な投資額は90億ドル、ただし、世銀IBRD、米州開発銀行IDBな
どからの融資が期待できるから、政府支出はその20%、18億ドルあれば充分で
ある。なお、これらのルート中で最長なのはサントスからアリカへの3,577キ
ロであるが、この中の大部分は既に設備されており、新規工事または改修工事
を要するのはその何分の一かに過ぎない。
安い陸上運賃実現に鉄道の重要性
現在、ブラジルでは貨物運送の手段の主力はトラック便で60%、鉄道20%、
河運と沿岸航路を合計した水運が20%の割合である。しかし、トラック運賃を
100%とした場合、鉄道便は58%、水運は32%で運送可能。運輸企画公社
Geipotの予想によれば、15年後のブラジル運輸は鉄道が55%、トラック便が
24%、河運11%に沿岸航路10%と予想する。このプロジェクトのマナウスから
ペルー、エクアドル経由の2ルートは半分以上が河運であるが、その他はすべ
て陸運、これだけの距離を運送するには、経済的に鉄道が主力とならならざる
を得ない。
なお、大陸北部でアンデス山脈を通過する場合は赤道に近いために積雪が少
ないが、南下するに従い積雪量が増加、雪崩対策、冬季には交通途絶となる可
能性もある。しかし、経済面からは北部ルートは人口希薄で産物が少なく、こ
の視点から見れば、南部のメンドサからバルパライソへ抜けるルートは拓けた
地帯を通るので経済価値は高い。
アンデス越え太平洋への道は7ルート>『太平洋への道』プロジェクトに記載
されているルートは次に占める通り。全部で10ルートであるが、途中まで重複
しているのもあり、これを整理して7ルートにまとめた。
マナウスからエスメラルダス>マナウスからアマゾン本流を遡り、国境の手
前、約300キロ下流からイカ河に入り、コロンビア/ペルー国境のプツマヨ河
のカルメン港まで河運、以後は陸路、エクアドルの首都キトを通過、アンデス
山脈を下り、エスメラルダス港。
マナウスからパイタ> マナウスからアマゾン本流をペルーのイキトスまで1
万トン級の渡洋船にて直行、陸路にてパイタ港。
ポルトベーリョからジョー> ポルトベーリョからアクレ州東部を通り、ペル
ー東部を南下、ジョーまたはマラタニ港。
ポルトベーリョからアリカとイキケ> ポルトベーリョからグアジャラミリン
を経てボリビアを南下、首都ラパスを通過、チリ北部のアリカ、イキケの両
港。
クヤバまたはサントスからアリカとイキケ> クヤバから西へカセレス、また
はサントスから南マットグロッソのコルンバを通り、ボリビアのコチャバン
バ、以後は上記のルート。
パラナグアまたはリオグランデからアウトフォガスタ> パラナグアからパラ
ナ州を横断、フォス・デ・イグアスーからパラグアイを横断、アルゼンチン最
北部を通過、または南リオグランデのサンボルジェスからアルゼンチン、コリ
エンテスからアルゼンチン北部のチャコを通り、チリのアウトフォガスタ港。
サントスまたはリオグランデからバルパライゾ> サントス港またはリオグラ
ンデ港から発して南リオグランデのウルグアイアナ、パソ・ロス・リブレスを
経由、アルゼンチンを横断、メンドサからバルパライソ港。メンドサとバルパ
ライソとの間には既に鉄道があるが、貨物輸出に使用するには整備にかなりの
投資が必要、また、雪害防止にトンネルなどの工夫を要する。
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■ルーラ選出大統領、組閣完了し就任待つのみ
メイレレス氏を中銀総裁へ指名
ルーラ選出大統領は12月12日、メイレレス氏を中銀総裁に指名すると発表し
た。メイレレス氏は元ボストン銀行社長、ゴヤスのPSDBから出た下院議員であ
る。経歴は45年にゴヤスのアナポリス市生まれ、サンパウロ大USPの工学部卒
業、リオ連邦大UFRJの生産工学、ハーバード大を経て74年には九国ボストン銀
行に入社、84年にはブラジル社長、同年に本社々長という話も出たが、ラテン
アメリカ向けボストンフリートの社長となる。本年7月、銀行を辞任してゴヤ
ス州から下院議員に最高点で当選する。
総裁指名に対して「中銀は通貨の守護を司り、インフレを抑え、経済成長を
実現させるのが使命」と語った。現政権のマラン蔵相、フラガ中銀総裁もこの
指名に賛意を表した。
ルーラ選出大統領、PMDBとの合意を否認
新政権の官房長官に予定されるヂルセウ氏は12月20日「PMDBの参加しない新
政権の閣僚を23日に公表する」と語り、その旨をテメルPMDB党首へ伝えた。ル
ーラ選出大統領は「PMDBからの入閣に関して種々の注文が多く、受諾できな
い」と苛立ち、交渉中止を支持した。ただし、PTのクーニャ下院リーダーによ
れば「上下両院の議長選挙についての合意は継続している」という。
PTとPMDBの連立合意の決裂によって、下落しつつあったドル相場は反転、19
日のR$3.480に対して20日はR$3.490と0.3%上昇した。
ルーラ選出大統領、全閣僚を決定
ルーラ選出大統領は23日、第一級の閣僚クラス人事、29人を発表した。その
中でPT出身者が16人、迫害された軍事政権時代から残った古強者はヂルセウ
(官房長官)、パロッチ(蔵相)、具志堅(政府広報)、ミランダ(人権局
長)、ディルマ・ロウセフ(動力鉱業)、コスタ(保健)の諸氏。また、93年
からルーラ氏の経済顧問を務めたマンテガFGV教授はは企画、『飢え追放』を
立案したグラジアノ・カンピーナス大農業経済教授は特別に新設された同計画
相となる。環境相に就任する上院議員のマリナ・シルバ女史はゴム採集人の家
庭に生まれ、15才で初めて文字を習い、44才でアクレ州連邦大を卒業した経歴
の持ち主、政治活動を手引きしたのは環境保護を称えて殺されたゴム採集人組
合長シッコメンデス氏。
他の政党からの参加は自由党PL(運輸)、民主労働党PDT(通信)、緑の党
PV(文化)、ブラジル社会党PSB(科学技術)、ブラジル共産党PCdoB(スポー
ツ)、大衆社会党PPS(地域統合)、ブラジル労働党PTB(観光)から各1
名、注目の的は大統領選挙で敗退したシーロ・ゴメス氏(PPS)の地域統合相
と歌手ジルベルト・ジル氏の文化相であろう。実業界からはサディア食品のフ
ルラン社長が商工開発相、アグロビジネス協会のロドリーゲス会長が農務相、
教育事業関係のギア氏が観光相に就任する。また、閣僚ではないが中銀総裁に
は国際金融機関フリートボストン社長で現下院議員のメイレレス氏
(PSDB-GO)が指名された。外交畑からはアモリン駐英大使が外相に、ベイガ
ス駐露大使が防衛相へ起用された。
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■成長著しいブラジル第二の工業圏カンピーナス
カンピーナス工業圏はサンパウロ市から北に約100キロ、同名の市とその周
辺19市から構成され、発展は目覚しく、その工業生産はミナス、リオを超え、
大サンパウロ市圏に次ぐブラジル第二の工業圏である。全国の工業生産高は
2,562億レアル、その中でサンパウロ州は1,160億レアルと45.25%、その
内、カンピーナス工業圏は254億レアルと全国の9.90%にて、ミナス州の243
億レアル、リオの241億レアル、南リオグランデの213億レアルを上回る生産
を挙げている。
石油、自動車、ハイテクなどの一流会社
その一つの中心を成すのはパウリニアにあるペトロブラスの精油所Replan、
ブラジル最大にて全国の20%を精油しているが、これを更に拡大、3.7億ドル
を投じて2004年までに日産6万立方米まで高めようとの計画である。ハイテク
の情報・電子・電話関係については98年から2000年に賭けて12億ドルが投資さ
れた。この地に進出しているのはルセント、ノルテル、モトラーラ、マイクロ
ソフト、IBM、ネクステル、コンパック、ヒューレットパッカードなど著名な
会社が並ぶ。自動車では日本資本のトヨタとホンダ、自動車部品ではボッシ
ュ、イートン、ベンテラー、マグネットのマレリにタイヤのグッドイアー。化
学工業ではロディア、デュポン、デグサ、ガスのホワイトマルチンス。公共サ
ービスでは鉄道のブラジルフェロビア、サンパウロ州地方区のパウリスタ電力
CPFLがある。
地区発展の中心は大学と研究所
この地区発展の中心に位置し、人材と技術を提供するのが大学であり、人口
97万の町にカンピーナス大学Unicamp、カトリック大カンピーナスPUC−
Campinas、およびパウリスタ大学Unipの3総合大学とその他に7単科大学があ
り、大学の研究所以外に電話通信研究開発センターCPqD、国立情報技術研究所
ITI、カンピーナス農学研究所IAC、国立光学実験室Sincotron、食品技術研究
所Italなどの13研究所を有している。
技術と実業を結び付けた企業孵化センター
Unicampは教授1800人、学生数2.5万人、その半数の1.27万人は修士博士
課程の大学院。予算は州政府からの6億レアルを含め、保健単一システム
SUS、サンパウロ州研究広汎基金Fapesp、上級人材評価コーディネーター
Capes、科学技術開発審議会CNPqなどからの資金を合わせて10億レアル。しか
も、技術サービス普及センターという企業との交流機関、企業孵化技術センタ
ーIncampなどの育成機関を有している。
例えば、フォトニカ光学技術はファイバーグラス接続子の会社で2001年の
売上1,000万レアル、AsGaは光ファイバーのディジタル通信技術を開発した会
社でテレブラスに採用された。このようなUnicampの学生、卒業生、教授によ
る会社47社が活動中である。
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■公式失業率の定義変更、11月は旧7.1%、新10.9%
地理統計院IBGEから発表される公式失業率は11月7.1%であるが、今後は失
業者の定義を変更,新しい定義に基けば10.9%となる。旧方式で最も問題であ
ったのは1週間の求職活動の有無による失業者と労働市場からの離脱であり、
国際労働機関ILOからの勧告を受け入れ新方式採用に踏み切った。
今までの定義では失業者とは無職で調査時点前の一週間に求職活動を行った
者であったのを、1ヶ月に求職活動に変更。また、旧方式では15才またはそれ
以上を引下げ、10才またはそれ以上を経済人口へ計算する。調査対象は91年の
資料に基き定められた区域とし、農村地帯も含まれていたが、90年代に都市圏
として含められた新市も対象に含め、農村地帯は除く。それ以外に長期にわた
り仕事に従事していなかった者を今ままでは就業者と見做していた。だが、今
後は事情により退役者扱いとする場合もある。
なお、州資料分析システム・労連経済統計局Saede/Dieeseの失業者の定義
は一ヶ月間に求職活動を行ったが職を得られなかった者、この点でIBGEの新方
式と同一であるが、臨時手伝を就業と見做さず、この点で両者の差が生じてい
る。
なお、IBGEによるサンパウロ、サルバドル、レシフェ、ポルトアレグレ、ベ
ロオリゾンテ、リオの6大都市圏の11月就業者数は1,820万人、昨年同期より
1.3%増、失業者数は旧方式では120万人が新方式では220万人と増加、就業
者の給料は平均R$797.82で、前年よりも3.9%低下した。
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■次政権への懸案、機能しない電力卸売市場
小規模発電所の過剰電力の利用
ブラジルには小規模の発電所が多く、例えば砂糖アルコール工場の場合、砂
糖黍の絞り粕を燃料として発電、自家消費以外に余剰電力の販売が可能、サン
パウロ州全体で1700MWh、州内電力の10%まで可能という。小規模発電の生産
能力は少なくとも需要の5%を賄うのに充分である。また、電力消費の大きい
製鉄工場、石油化学工場なども自家発電を行っている企業が多い。
これらの発電所電力の有効利用を目的として98年に導入されたのが、イギリ
スで成功した電力取引市場方式である電力卸売市場MAEであった。その最初の
躓きは開設直後に発生した。フルナス電力はアングラ2核発電の電力の使用権
を有しており、これを予定に発電計画を立てたが、操業が遅れ供給できず、卸
売市場を通じて民間会社から5億レアル相当の電力を買い入れた。しかし、フ
ルナスはアングラ発電の責任して支払わず、民間側はブルナスへ支払うべき債
務を差押え、裁判で争われた。
節電時期の電力料金も支払われず
次に問題となり、未決のままであるのが、2000年9月から2002年9月まで
購入代金115億レアルの支払である。この期間は電力危機の昨年6月から本年
3月を含み、料金はは日時により異なった。購入した電力会社側は監査に基く
正確な代金確定なしでは支払わずとの態度、売却した側は直ちに50%でも良い
から代金を受け取りたいとの状態であった。鉱業動力省、電力庁Aneel、労働
党のインフラ機構担当コーディネーターのロウセフ氏が仲介し「50%を即金払
い、残りを3ヵ月後、ただし、監査終了を条件とすることで、双方の承諾を得
た」と発電大会社協会Abrageのネイバ会長から発表された。50%の支払資金は
イタウ銀行が卸売市場へ融資、17日に契約に調印した。これに加えて卸売市場
執行委員会Asmaeの高給の報酬が問題となり、旧執行委員会は消滅、新委員会
が組織されたが、機能せずに現在に至っている。
権威ある金融機関が必要
卸売市場を活性化するに必要なのは第一に支払を確実に履行させる権威あ
る金融機関が不足している点にあり、中銀または伯銀などの参加が必要である
が、両行とも尻込みして受諾しない。価格形成に関しても問題があり、需要供
給に基いて相場が建てられておらず、委員会が貯水量其の他を勘案して決定す
る人為的なもの、売買が申し込み通りに行われず、常に生産量と売買量との間
に差が生ずるなどの点を解決する必要に迫られる。
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■ホンダ、オートバイ第二工場設立計画
今後、2ヶ月から3ヶ月の間にホンダはオートバイ製造第二工場建設地を決
定しなければならない。アマゾンモトホンダとホンダ自動車の双方の役員であ
るノザワ常務は計画の存在を認め「2003年にはマナウス工場にてオートバイ90
万台組立を予定、これは工場の生産限度100万台に近い。今月は日本のオート
バイ部取締役が来伯、何処に工場を設定するかを調査にきた。国内市場ばかり
でなく、輸出も伸び約7.5万台に達する予定であり、アメリカも購入するとい
う」と語った。
ブラジルのオートバイ市場が急成長に転じたのは93年、再販店と相談し、粗
利益を減少し、5カ年間、価格改正を実行しなかった。加えて、頼母子講によ
る販売が伸び、総売上の48%、直接融資が33%、残りは現金売りである。93年
1月には月に1000台が現在は日に3500台。93年にはブラジルオートバイ市場の
77%のシェアであったのが、現在は86%のシェア、第二のヤマハは12.5%であ
る。
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■バーレ、ツバロン製鉄の最大株主に
バーレ・ド・リオドッセは今まで議決権株20.51%,総資本金の22.85%の株
主であったが、世界最大の製鉄会社であるヨーロッパのアルセロール社と交渉
の結果、同資本系のアセジッタの所有していた株式の一部9%を購入し、総資
本金の32%の筆頭株主、他方のアルセロールは37%から28%の株主となった。
これは2006年に完成予定の第3高炉建設への新規投資5億ドルについて意見の
一致を見なかったためといわれる。なお、ツバロン製鉄第三の株主である川崎
製鉄は議決権株に0.51%,総資本金の7.91%の株主、優先買取権を有するが、行
使しないとの予想である。
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■アルゼンチン、国民の枕預金は中銀手持ちの数倍
アルゼンチン中銀の外貨準備は105億ドルの低水準、これ以上、下がるのを
防ぐために世銀IBRDへの元金返済を遅延させた。他方、統計院Idecの推定によ
れば、国民の枕の下に隠された外国紙幣は10年前の110億ドルが激増し、少な
くとも280億ドルに達し、それ以外に外国の銀行に1,000億ドルが預金されて
いるという。この30年間、特に昨年末からのペソ化と預金封鎖で銀行に対する
信用は全く消え失せ、預金は対岸のウルグアイ、あるいは枕の下との習慣が定
着した。ボックスポプリの調査では65%の国民は「銀行に預金せず」、また
43%は「銀行で借金するのは危険」と回答している。
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■ベネズエラのゼネスト4週間、国内は燃料不足
反チャベス派、カラカス市を占拠と宣言
ベネズエラの反チャベス派は12月20日「反政府デモ集会は首都カラカス市中
央のベネズエラ広場を初めとする重要5ヶ所を占拠、カラカス市はわれわれの
手中となった」と宣言、他方、大統領は「だが、ミラフローレス大統領宮に近
付くことは許さない」と発言、デモは大統領宮から数キロ離れたベネズエラ広
場に集合した。一方、政府派のデモ集会は石油公社PDVSA前、其の他2ヶ所に
集合、反政府派の退陣を求めている。裁判所は公社のスト中止を命令したが、
公社労組は判決効果を無効にすべく、懸命に反論の根拠を探している。
大統領派、タンカー就業再開に成功
チャベス大統領はストで停船中のタンカー『ピリンレオン』号を動かすのに
成功した。同船は周囲を他の船舶に取り巻かれ、封鎖されていたが、接岸し満
載のガソリン1,400万リットルの荷卸しを行った。大統領は「封鎖は終った」
と政府テレビ網を通じて発表した。
大統領は危機に対応するため、『単一司令』設置を提案、これは動力鉱業
相、インフラ機構相、石油公社社長、陸軍司令官、海軍司令官により構成さ
れ、石油問題解決を図る。また、反政府派の放送局を召集し、政府の指令を伝
達させ「石油産業再開に反対する者は留置する」と宣言した。ただし、反政府
派は「命令に従わず」とデモ行進を計画中。
チャベス大統領、ゼネスト側へ休戦申し入れ
ベネズエラのチャベス大統領は23日、ゼネスト側へクリスマス休戦を申し入
れた。この件はランジェル副大統領から米州機構OASを通じて行われたが、今
までのところ、話合にまで至っておらず。政府側は石油公社の操業を一応は再
開させたけれども、輸出は未だほとんど停止状態にある。石油地帯と国の他地
方を繋ぐマラカイボ湖にかかる橋をゼネスト派は封鎖、軍隊が出動し、催涙ガ
スを使用して突破する事件があった。ブラジルのカルドーゾ大統領はペトロブ
ラスのグロー総裁と如何にしてガソリンをベネズエラへ送付するかを話合っ
た。
なお、ニューヨークの石油相場はイラクと米国の関係とベネズエラのゼネス
トの双方事情が絡み、23日の終値はバーレルUS$31.75へ上昇した。
ブラジル、ベネズエラへガソリン送る
カルドーゾ大統領は「ベネズエラの危機に際し、ブラジルは非常に責任のあ
る態度を維持しようとして模索している。我が国は電力問題、企業進出などで
密接な関係を保ち、協力し合って来た。また、ブラジルは常に合法性を説く国
である点を想起して欲しい。ルーラ選出大統領の依頼により、ガルシア特使を
派遣、大統領と話合うことにした。チャベス氏に対し個人的に騒乱を収めるた
めに和解を勧めたい。なお、燃料危機に対し、援助を求められれば協力を惜し
まない」と語った。チャベス氏はガルシア特使へ『ベネズエラ友の会』の結成
を依頼したという。
ベネズエラの反チャベス・ゼネスト支持派は「ブラジル政府のベネズエラに
対する援助は内政干渉である」と非難、スト派のサンブラノ氏はTVグロボビシ
オンを通じて「ルーラ政権はスト破りを試みており、紛争の一方に組する敵対
行為である」と放映した。
ベネズエラ石油公社PDVSAはゼネストによって国内への燃料補給のため、ペ
トロブラスからガソリンを購入、52万バーレルを積み込んだアマゾンエスプロ
ラー号は12月25日、カラカスへ向け出港、到着は27日の予定。反チャベス派か
らの「ブラジルがスト破り、内政干渉」の非難に対し、外相予定のアモリン氏
は「憲法に従い民主的に選ばれた政府との約束を履行するのに問題ある筈がな
い」と一蹴した。
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メールマガジン: Brazil Today
著者(現地ブラジルで執筆): 大岩國男
編集: 大岩幹男
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