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ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)




Brazil Today

発行日: 2002/10/11

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Ana&Log(アナ・ログ翻訳事務所) -  ポルトガル語を専門に翻訳・通訳サー
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る国は多数ありますが、取り扱っているのはブラジルで使用されている言語で
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Brazil Today                                              2002 / 10 / 14 (72号)
日系企業ビジネスマンのための週刊誌           (毎週月曜日配信。無料購読)
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目次:
■ブラジル総選挙、労働党の大勝利に終る
■中南米における左翼台頭、ネオリベラルの行詰りから
■自動車工業、新規進出組が15%のシェアを確保
■エンブラエル子会社、アルコール機発売を発表
■丸紅/三菱重工、CSTの火力発電製造を開始
■石油輸出国ブラジル、初めて輸出が輸入を超過
■アルゼンチンの優良銀行、イタウブエノアイレ
■通貨基金、アルゼンチンに為替介入停止を要請
■コロンビアにて政府汚職に泥棒が抗議スト
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■ブラジル総選挙、労働党の大勝利に終る
労働党の勝利と伝統的政治家の没落

 10月6日に行われた大統領、県知事、上院、下院、州議会の総選挙は野党、
特に労働党PTの勝利で終った。だが、大統領選挙において労働党のルーラ候補
は46.44%、過半数には3.56%不足となり、第二位のPSDBのセーラ候補、得票
率23.20%と10月27日に第二次選挙を行い、大統領を決定する。

野党は大部分の州で圧倒的な優勢を発揮、当選した12州知事中、7知事が
野党。上院・下院でも野党は大幅の進出を果たした。他の特徴は伝統的な大物
政治家の没落、サンパウロ州のマルフ元州知事、クエルシア元州知事、PDT党
首のブリゾラ氏、コロル元大統領などが排除された。

なお、党名およびその間の連合はルーラ氏支持が労働党PT、自由党PL,ブ
ラジル共産党PCdoB、ガロチーニョ氏支持がブラジル社会党PSB、シーロ氏を
支持した労働者戦線は大衆社会党PPS、民主労働党PDT、ブラジル労働党PTB
で以上が左翼の野党勢力。与党はセーラ氏を支持したブラジル社会民主党
PSDB、ブラジル民主運動党PMDB、自由戦線党PFL、ブラジル進歩党PPBであ
る。

伝統的政治家中の例外、ACマガリャンエス氏

伝統的な政治家中、例外的に躍進したのはACマガリャンエス氏一派であ
る。同氏は電子投票盤事件で議員辞職を余儀なくされたが、今回の選挙では自
分自身を始め、上院2位にもボルジェス前知事(PFL)、州知事にソウト氏
(PFL)、孫のACネット氏(PFL)を下院最高点で当選させている。また、猿
犬の仲のジャデル・バルバーリョ元上院議長も下院から出馬、当選確実であ
る。野党側ではサンパウロ州からの上院議員にPTの経済通であるメルカダンテ
氏が1,040万票の最高得票。下院ではサンパウロ州のエネアス氏が156万票の
最高得票を得た。

電子投票により選挙当日に開票ほぼ終了

 選挙は全国すべて電子投票にて実行され、選挙当日には67.70%の結果が判
明、翌7日夜には99.86%が開票された。8日夜になっても終了しなかったの
はブラジリアとサンパウロで開票率99.96%。9日午前8時になって全開票が
終了、6日投票締切17時から62時間後に終了した。今回の選挙は大統領、上院
2名、下院、州知事、州議会の6人への投票のため、要する時間が多く、投票
所の前は今までにない長い行列ができた。しかし、棄権率は前回94年の
17.76%、98年の21.49%に対し94年並みの17.80%、無効投票率も著しく改
善され、94年の18.77%、98年18.70%から半減し、10.39%に留まった。

大統領選挙、第二次投票はルーラ対セーラ

 大統領選挙の得票は労働党PTのルーラ氏41.62%(有効投票の46.44%)、
社会民主党PSDBのセーラ氏20.78%(23.19%)、社会党PSBのガロチーニョ
氏16.01%(17.87%)、大衆社会党PPSのシーロ氏10.73%(11.97%)、
ゼ・マリア氏0.47%、ルイ・ピメンタ氏0.05%、白票3.03%、無効票7.36%に
て、ルーラ氏とセーラ氏が27日の第二次投票にて勝負を決める。ルーラ氏はセ
アラ(シーロ氏)、アラゴアス(セーラ氏)、リオ(ガロチーニョ氏)の3州
を除く24州にて第一位、サンタカタリーナ、パラナ、ミナス、バイアの4州で
は有効得票の過半数を得た。

州知事選挙、中央部12州の知事が当選

 ブラジルの中央部、アマゾン西部から東北伯南部にかけて、ロンドニア、セ
ルジッペ、連邦首都を除く12州の州知事が過半数の票を得て当選した。この中
で再選はアクレのビアナ氏(PT)、アラゴアスのレサ氏(PSB)、ペルナンブ
コのジャルバス・バスコンセロス氏(PMDB)、ゴヤスのペリロ氏(PSDB)の4
人。リオではガロチーニョ大統領候補の夫人、ロジーニャ女史(PSB)はベネ
ジッタ現県知事(PT)を抑えて当選。ミナスではアエシオネーベス前下院議長
(PSDB)、バイアではACマガリャンエス氏の支持するソウト氏(PFL)が勝利
を得た。第二次投票で注目すべき対決はサンパウロのアルクミン現知事
(PSDB)とジェノイノ氏(PT)、南リオグランデのリゴト氏(PMDB)とジェン
ロ(PT)である。落選した大物はアラゴアスのコロル元大統領(PRTB)40.2%
で第二位、サンパウロのマルフ元州知事21.4%で第三位に終った。

上院選挙、注目の的はACマガリャンエス氏

 上院81議席中54議席が改選された。注目に値するのはバイア州のACマガリャ
ンエス元上院議長(PFL)の復活とPTサンパウロのメルカダンテ氏1,040万票
の得票である。その他の著名な当選者はセアラのジェレイサッチ氏(PSDB)、
マラニョンのロゼアナ・サルネイ女史(PFL)、ペルナンブコのマルコ・マシ
エル氏(PFL)。落選した有名人はリオのブリゾラ元州知事など。

党別の当選者数はPFL14人、PT10人、PMDB9人、PSDB8人、PDT4人、PSB3
人、PTB2人、PL2人、PPS1人、PSD1人。議席の配分は与党側がPMDB19人(選挙
前23)、PFL19人(18)、PSDB11人(14)、PPB2人(1)にて与党合計50人で
7人減少、野党はPT14人(8)、PTB5人(3)、PDT5人(5)、PSB3人
(3)、PL3人(1)、PPS2人(1)、PSD1人(無)にて野党合計30人で6人
増加。ただし、与党PFL内のACマガリャンエス派は第二次投票でルーラ氏支持
に回る。

下院選挙、野党躍進、だが過半数に満たず

最高点はサンパウロ州のエネアス氏(国家再建築党Prona)の156万票。
ブラジルの下院選挙は比例代表制にて各党得票数で議席数を決定、次に党内得
票順位で当選を決める方式、これだけの得票で6人の議席が確保されるため、
第二がガスペス氏1.8万票および第三位以下の1,000票に足りない候補者に議
席が配分され、最低得票当選者はバンデレイ・アシス氏275票となる模様。パ
ラー州銀とアマゾン開発庁Sudamの不正融資容疑で名を売ったパラ州のジャデ
ル・バルバーリョ元上院議長(PMDB)は当選したが、ピッタ前サンパウロ市長
(PSL)は8.4万票を得たにもかかわらず、落選した。

下院513議席の党別割り振りはルーラ氏支持のPT91人(選挙前58人)、
PL26人(22人)、PCdoB12人(10人)、ガロチーニョ氏のPSB22人(16人)、
シーロ氏の労働者戦線のPPS15人(12人)、PDT21人(16人)、PTB26人(33
人)にて野党合計213人(167人)、与党側はPSDB71人(94人)、PFL84人
(98人)、PPB49人(53人)にて278人(332人)。小政党から22人(14
人)。

なお、日系人で下院に当選したのはパラナ州のタカヤマ氏(PTB)
110,850票のみ。サンパウロ州のパウロ・コバヤシ氏は109,434票を集め、
PSDB党内12位で惜しくも次点、空席が出来れば議員へ昇格できる。

選挙余話

 リオを始めとする幾つかの都市では軍隊が出動、選挙当日の治安を保証し
た。特にリオには5万人が派遣され、麻薬業者が勢力を有するリオのアレモン
貧民窟内の投票所などを警備した。「ベイラマル(麻薬の親分)を大統領に」
と叫ぶ住民もいたが、別に事件もなく、選挙を終った。

 イボペ調査会社は選挙前の最終予想でルーラ氏の当選を予想した。しかし、
得票は有効投票の46.44%と3.56%の不足。イボぺでは「有権者が電子投票に
不慣れのため、打ち間違いが多かったに違いなく、このため調査誤差が生じ
た」と言い訳をした。

 アクレ州のクルゼイロ・ド・スール市では警察前に約300人の有権者が集ま
り、警察に代金取立ての援助を依頼した。ロニボン下院議員候補(PPB)が一
票R$100にて票を買い集め、第三位で当選したが、その代金を全く支払ってお
らず、売り手は腹を立てて警察に訴え、警察側は調書を作成、選挙裁判所へ提
出した。
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■中南米における左翼台頭、ネオリベラルの行詰りから
ルーラ氏は中南米の新しい息吹

 中南米の左翼リーダー達は「ブラジルにおけるルーラ氏の勝利は中南米の政
治の流れに新しい息吹を与える」と語り、指導者の中にはブラジルを牽引車と
して左翼政権による『中南米連帯』を提案する者も多い。

 しかし、左翼化といっても、キューバのカストロ大統領のような古強者か
ら、チリのラゴス大統領のような自由経済主義者に至るまであり、ブラジルの
ルーラ氏にしても、以前にABC地区金属労連で自動車工場ストライキを指導し
た当時と比較すれば、別人の感がある。チリのラチンバロメトロ社にてコーデ
ィネーターを務めるマルタ女史は「現在の中南米で選出されるのはここ5年
間、中道右派に属する者が多く、例えば、ルーラ氏の演説を聞いて左派と感ず
る人は少ない」と批評、また、チリのラゴス大統領は社会党出身であるが、経
済政策はピノチェト元大統領当事から開始された経済自由化路線を引き継いで
実行している。

中南米、左翼政権の3カ国

 キューバはラテンアメリカで存在する最も古い左翼政権、カストロ大統領の
統治が続いている国である。56年に米国の支持するバチスタ政権を倒して以
来、43年間に渉り政権を掌握、その間にはミサイル事件、経済封鎖などの事件
が米国との間に発生した。

ベネズエラではチャベス大統領、92年にペレス政権打倒のクーデターを計
画したが失敗、98年選挙に立候補し圧倒的な国民の支持を得て当選。しかし、
高圧的な政治手法からエリート階級から反感を受け、本年4月に右翼クーデタ
ーの遭遇したが、反乱軍の天下は一日で終った。しかし、このクーデター後、
国論が二分され、騒々しい状態が続いている。

チリも左翼政権、チリのラゴス大統領は社会党出身であるが、中道政党と
連立内閣を組織、経済政策はピノチェト独裁政権(73年/90年)の敷いた経済
自由化のネオリベラリズムを継承している。

メルコスールの有力大統領候補

 アルゼンチンでは来年3月に選挙が予定されている。次から次の汚職、政治
危機の発生から経済危機への進展に国民の政治家に対する信頼は地に落ちた。
その中で汚職の噂のない元F1パイロット、サンタフェの与党正義党のホイット
マン州知事、および市民急進党脱退が結成した左翼政党の平等党ARIのエリサ
クリオ女史が最有力候補。なお、ホイットマン氏は立候補辞退を宣言した。ま
た、トロツキストのザモラ下院議員も反IMF、反グローバル化を称えて有力候
補の一人となっている。

 ウルグアイでは99年10月選挙で左翼の広汎戦線のバスケス氏が第一位を占め
たが、第二次投票では中道右派のコロラド党のバトレ氏が大統領に当選、ブラ
ンコ党と連立内閣を組織した。バスケス氏は野党のリーダーとして穏健社会主
義者でモンテビデオ市長の経験があり、2004年の大統領選挙では最有力視され
ている。

アンデス共同体の左翼政治家達

 ボリビアでは「コカに清き一票」を標語に栽培者の支持を受け、本年6月の
大統領選挙で決戦投票にまで進出したモラレス追放議員が有名。インジオ
55%、混血30%の国でありながら、政治家の大部分は白人の国であり、左翼と
いうより、白人支配の国を改革しようとするインジオ民族主義者というべきで
あろう。また、決選投票で第一位のロサダ氏との連立に回った革命左翼運動
MIRザモラ元大統領(89年/93年)も党名の示すように左翼政党である。

 エクアドルは大統領選挙戦の最中、20日が投票日である。セダトス/ギャロ
ップの調査では第一位が大資産家のナボア現大統領、第二位が穏健派の社会民
主党のボルハ氏。その後に社会主義のロルドス氏、および、クーデターの前歴
のあるグチエレス氏が12%づつ、両人とも反IMFを称えている。

 ペルーではガルシア元大統領(85年/90年)はフジモリ氏に敗れ、それから
10年後、2001年にトレード氏と戦い、再び破れたが、依然として政界に重要な
地位を占めている。

 コロンビアの共産党系の革命軍Farc、チェゲバラ系の解放軍ELNを別とし
て、内乱に関係ない左翼として労組のリーダーであったガルゾン氏がおり、自
由党と保守党の枢軸外の政治勢力として、本年5月の大統領選挙で第三位とな
った。

米国批評「我等の挑戦者の友人となった」

 アメリカのライヒ中南米局次官は中南米における左翼の台頭を憂慮し「中南
米は我々の挑戦者の友人となった。アメリカは中南米を捨てないが、汚職行為
はラテンアメリカの文化の一部を成すものであり、今後の援助には無汚職との
条件を付ける」とマイアミにて開催された『ラテンアメリカ正直企業者会議』
にて発言した。だが、正直でないのは中南米ばかりでなく、他地域にも多数、
例えば、アメリカでは決算を粉飾する企業家が多く、これはアメリカ文化の一
部であるといえる。

 通常、政治経済が順調に進展していれば、選挙で与党が勝利を得る。従っ
て、左翼が台頭するのは順調でない証拠である。中南米諸国のほとんどはこの
十数年間に政治は民主体制、グローバル化によって市場を開放してきた。だ
が、多くの国では貧富の差が激しくなり、中産階級の没落を招いた。これが最
も激しいのがアルゼンチン、しかし、通貨基金の要求を比較的忠実に実行して
きた優等生クラスのブラジルでも同様の傾向にあるのは、その不満が今回の選
挙の結果を招いたといえるのではないか。
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■自動車工業、新規進出組が15%のシェアを確保

 97年以降に進出した自動車工業の新規進出組は6年を経過し、市場の15%の
シェアを得た。既進出組4社は94%のシェアを有していたのが83.7%へ交替、
シェアを増加させたのは34.5億ドルを投したGMのみである。

首位を争う既進出組

フォルクスは21.9億ドルとGMに次ぐ投資、パラナに新工場を建設、サンパ
ウロ市郊外アンシェッタ街道横の旧工場を改造、新たにゴール・ポロの2機種
を発売したが、シェアの低下を止めることができず、31.3%から25.0%へ縮小
を見た。フィアットは18億ドルの投資、シェアは26.6%から25.4%へ低下した
ものの、乗用車・小型実用車部門ではフォルクスから首位を奪い、その後も確
保し続けている。新機種の発売はドブロとスチロの2機種。

 GMは業界中、最大の投資34.5億ドルを行い、南リオグランデのグラバタイに
工場を建設し、セルタを製造、他にコルサ新型・ザフィラ・メリバを発売して
シェアを拡大、また、中型車に強いために工業税IPI引き下げの恩恵を最も享
受した。フォードは19.3億ドルを投資、バイアに新工場を建設。シェアは
14.4%から8.9%へ落ちたが、新フィエスタ発売後は回復の兆候を示してお
り、来年初頭から成長が期待できるという。

新規進出のフランスと日本

 新規進出組ではルノーが日産を含めて13.5億ドルを投資、一時は4位となっ
たこともあったが、現在は第5位の4.7%を確保している。機種はスセニック
とクリオ。98年に進出以来、最初の業界危機に遭遇し、昨年度は欠損4億レア
ルを計上、最近、サンジョゼ・ドス・ピニャイス工場の2部交替制を停止し
た。

 他のフランス資本のプジョー/シエトロンは4.5%のシェア、中型車工業税
引き下げ、25%から16%の効果はドル値上りで相殺された。同社のピカソは部
品の半分が輸入品、また、2003年始めに発売予定のC3も国産化率は55%、ドル
がR$3以下にならなければ採算点に達しないといわれる。フランス資本に続
くのはトヨタとホンダの日本勢、トヨタは投資4.5億ドルにてシェア1.6%、
ホンダは投資2.5億ドル、シェア1.4%である。

9月自動車生産販売、若干上向く

 9月の自動車生産は15.04万台(対前月9.3%増)、小売店販売は13.57万
台(0.7%増)とわずかながら回復を示した。販売増加は工業税IPIの引下げ
と共にルーチン化した促進運動によってもたらされたもの、自動車製造協会
Anfaveaのカルバーリョ会長は「回復はわずかに過ぎないが、この騒然とした
時期に常に増加を示している。ドル高は国内市場にとって悩みの種、原価高を
価格へ転嫁する必要がある」と語った。

ドル高が幸いしているのは輸出であり、8月から9月にかけて15.8%増、
3.89億ドル、しかし、累計では昨年度よりも9.1%低く、メキシコとの協定の
結果を業界は期待している。なお、チリとの協定は今週中に発表される予定。
他の新傾向としてはアルコール車の販売が増加し5,839台、94年11月の6,138
台に後少しで追付く。また、一般車の工業税IPI引下げ25%から16%の結果、
大衆車のシェアが前月の67.2%から58.6%へ低下した。在庫は工場と再販店と
総計して8月13.98万台から12.47万台へ下がったが、未だ1ヶ月分と高率で
ある。
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■エンブラエル子会社、アルコール機発売を発表

 エンブラエルの子会社ネイバは10月10日からアルコール機ネイバを発売す
る。80年代、航空宇宙技術センターCTAで作られたアルコールエンジンを元に
開発されたものを農業用航空機イパネマに装備した航空機である。

イパネマが現在使用している燃料は場所によって異なるがリットルR$3.00
からR$3.80程度。これに対してアルコールならばR$0.65からR$1.00と安上がり
であると同時に出力も優れている。欠点は凝固温度の高い点であるが、農業用
航空機は15メートル程度の高度で作業するので、問題はない。イパネマはここ
30年間に850機が販売され、農業航空機では85%のシェアを占める。エンジン
は300馬力、農薬950リットルの搭載能力を有する。
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■丸紅/三菱重工、CSTの火力発電製造を開始

 丸紅/三菱重工の協同体はツバロン製鉄CSTから火力発電を受注、製造を開
始すると発表した。発電能力は75MWにて現在の能力300MWに追加される。増設
総予算は5,600万レアル、建設開始は本年10月、操業は2004年1月からの予
定。
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■石油輸出国ブラジル、初めて輸出が輸入を超過

 7月、ブラジルは2112.5万バーレルを輸入、2121.7万バーレルを輸出、差し
引き9.2万バーレルが純輸出となった。石油が月間純輸出を記録したのは今回
が最初、上半期には純輸入1,000万バーレルが続き、12ヶ月間に35億ドルの外
貨を必要としたが、一年前の純輸入57億ドルと比較すれば、大幅の減少であ
る。
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■アルゼンチンの優良銀行、イタウブエノアイレ

 アルゼンチンにおける大部分の銀行が苦難の道を歩んでいる中で悠々と堅実
な営業を行い、ムディーズのAA−からAAへ格上げされた銀行がある。この銀行
はブラジルからアルゼンチンへ進出したイタウの現地法人イタウブエノアイレ
銀行、他行が昨年12月以来、デフォルト状態にあるのに対し、支払準備も充
分、中銀の再割引も不要。他の外国新本のサンタンデル、BBVAがアルゼンチン
の経済状態に愛想を尽かし、撤退を唱えて金融当局を脅かすのと対象的、銀行
の売り物があれば買う気満々である。

 イタウブエノアイレの陣容は78支店、預金高は2.5億ペソ、口座数27万にて
上位20行に位置する。支店は主としてブエノスアイレス市とその付近に集中し
ているため、機会さえあれば、他行購入による他県への進出を狙っている。イ
タウが進出したのは94年、当時は細々と営業していたが、4年後に中型銀行デ
ルブエノアイレを購入、環境に適合するよう徹底的に再編成、採算点に達しな
い10支店を閉鎖、行員1,400人を1,070人までに絞込んだ。

 これら緊縮改革が効を奏して、昨年末からの預金流出、ペソ切り下げに際し
ても新たなる経費削減を必要とせず、政府の要求する1対1.4の『非対称ペソ
化』によって逆に預金を受け取る利益を享受でき、貸付内容に関しても優秀と
の評価を得た。
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■通貨基金、アルゼンチンに為替介入停止を要請

 国際通貨基金IMFはアルゼンチン政府に対し新しい要請を追加した。新条件
は為替市場に対する中銀介入停止、だが、介入を停止すれば、ドルは更に高
騰、インフレを増進させ、社会不安が高まるとしてアルゼンチン政府はこの要
請に反対である。要請はシン西半球部長補佐のドルスワース氏より発表された
もの、ラビーニャアルゼンチン経済相は基金の意向を思い止まらせるために急
遽、ワシントンへ向った。基金がアルゼンチンとの合意をためらう動機の一つ
は大統領選挙の時期に疑問があるため、3月に予定されているが、早期実施を
要求する政治社会圧力が強い。

 アルゼンチンにはペソ、ドル以外に、パタコン、レコップなど14種類の『通
貨もどき』が流通しており、これを如何に処理するかが経済スタッフの悩みと
なっている。『通貨もどき』は赤字財政に悩む県政府が将来の税収を担保に売
り出した借金証書、全国24県中、14県が発行していたが、今回は更にサンルイ
ス県が加わり、15種へ増加した。『新通貨もどき』サンルイスはドル・ペソ・
ユーロ・チリペソの『通貨バスケット』が通貨価値基準、外国銀行に或るド
ル・ユーロの基金が担保で、6,000万ペソ相当額の発行を予定している。
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■コロンビアにて政府汚職に泥棒が抗議スト

コロンビアの非公式団体、カリ地方泥棒連盟は「10月6日に政府内部の汚
職と公金泥棒に抗議してストライキを決行する。当日、強盗などのスト破りを
行う者は厳重に罰する」と宣言、これを実行した。指導者の『ドロボウ詩人』
と呼ばれるニエット氏は「或る期間の間は黙認していたが、これ以上、盗むの
を見逃すことはできない。泥棒ストで改めないならば、全国ゼネストを決行す
る」と語った。
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メールマガジン: Brazil Today
著者(現地ブラジルで執筆): 大岩國男
編集: 大岩幹男
発行: Ana&Log(アナ・ログ翻訳事務所)
住所: 〒468-0034 愛知県名古屋市天白区久方1丁目149
電話・ファックス: 052-804-5710
携帯: 090-8132-0810
メール: mailto:portuguese@ana-log.com
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