| >> 記事トピックス一覧 |
日本経済の最前線で活躍する筆者が、理論ではなかなか学べない日本経済の現状や見通しを分かりやすく説明する無料メールマガジンです(日本経済が分かる!読者数34000名!)。
- 最新号:2008-07-18
- 発行周期:日火
- 読んでる人:2420人
- 創刊日:1999-03-25
- Score!:-点
- コメント数 : 0
- メルマガID:346
- バックナンバー:全て公開
- 発行者サイト:あり
- >> 月間ランキング
■□JEREP 07.09.22□■[マネーは消えず]
発行日: 2007/9/23■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
JAPAN ECONOMIC REPORT
07.09.22
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
日本経済最前線の視点から、理論ではなかなか学べない日本経済の現状や見通し
を分かりやすく説明する無料マガジンです。(読者数約30000名、通巻598号)
周りのお友達・ご同僚にも是非ご紹介下さい!→ http://www.jerep.com/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■■INDEX■■
▲マネーは消えず
▲後記〜ピカピカの1年生
久しぶりの発行となりました。ここ最近「ですます」調で執筆していましたが、
気分転換で98年創刊当初の頃の「である」調に戻してみました(こっちの方が
真面目な文章っぽく見える?)。
もう1つ全く別件のお知らせですが、私の所属するヨットクラブがホストとなり
ホビーキャットの全日本選手権(日本ホビーキャット協会主催)を開催します。
最近のキーワード「企業の社会的責任投資」の波に乗って協賛されたい方がいら
っしゃれば(いないとは思うが…)ご連絡を。http://www.jerep.com/hobie/
せめて当誌にて協賛いただいた企業の紹介程度は行なわせて頂きます。 【編】
====================================
■マネーは消えず
====================================
この夏、金融市場を大きく揺るがしたサブプライムローン問題。決して突如とし
て現れた話ではなく、今年に入って3度目の波であった。1度目は、2月の下旬
に延滞率が上昇していた低信用者向けの住宅ローン(サブプライムローン)の債
務返済不履行が、その貸し出し専業業者を襲い、その殆んどが破綻することとな
ったというもの。これについては、専業会社の買収、整理、合併等のビジネス再
編という一見合理的なプロセスを経て話が収まった。続いて、3月下旬にサブプ
ライムローンの証券化ビジネスで潤ってきた大手金融機関が損失を被るという懸
念による波。これは、その決算発表により影響はさほど大きくないという思惑が
台頭したことで収束した。そして、第3波。6月末大手証券会社の子会社のヘッ
ジファンドがサブプライム担保証券の運用で大きな損失を被ったことが判明し、
各方面への悪影響が懸念されるに至った。
ファンドはレバレッジを利かせて(資産を担保に小資本で証券会社や銀行からの
借入により)投資を行なうことから、ファンドの損失の影響は証券会社や銀行に
も及ぶ懸念が生じ、さらに、ファンド或いはファンドに貸付を行なっている証券
会社や銀行はこの投資を金融商品化し、内外の投資家に切り売りしてリスクを分
散している為に、一体どこの誰がどの程度損失を被っているのかよく分からない
話となってしまったのが実情である。この「もやもや」としたところが、金融市
場における不安感を一層増長したとも言えるだろう。
ファンドの著しい台頭、資金のグローバル化といったあたりが98年に起こった
LTCM破綻ショックによる金融不安当時の環境からは大きく異なっていると考
える向きもいるだろうが、本質なところは10年前と大きく変わっているとは思
えず、詰まるところは「バブル」だったのである。過剰流動性により行き場を失
ったマネーが溢れ、マーケット全体として「リスク」に対する感度が鈍り、その
リスク分析のプロである格付会社も含めて、投資資産に対する適正評価ができて
いなかったところに、一気にその揺り戻しがかかったということである。
特に米国は極端な国である。右に向かい始めると右に一気に流れていくし、それ
が今度は左に向かい始めるとこれまた一気に左に流れていく。米国の買収マーケ
ットも、これまでは投資家から大量の資金を集めたファンド(海外ファンドも含
む)が一大プレーヤーとして台頭し、買収案件のかなりの割合についてファンド
が関与していた状態であったが、この夏、とりわけ8月以降はパタリと動きが止
まってしまった。今回の件を機会にファンドも投資基準等を見直さざるを得なく
なり、また、銀行や証券会社も自身のバランスシートを使っての投資や貸付を行
なうことには極めて慎重となるに違いない。ファンド勢が体制を整えてマーケッ
トに出て来れるにはまだ数ヶ月はかかるだろうし、姿を再び現し始めたとしても
投資基準は厳しいものになっているに違いない。また、買い手(投資家層)が少
なくなっているため、売り手サイドもしばらくは様子見とならざるを得ない。結
果として、これまでフル回転で循環していたマネーの流れの動きは鈍るとともに
そのボリュームも大きく減少するということになろう。
サブプライムローンという問題のみに着目すれば、米国住宅市場の冷え込み、国
内消費の落ち込み、米国経済のファンダメンタルズの悪化というような、ごくあ
りふれた話のみで終わってしまうだろうし、また、先週のFRB(米国連邦準備
制度理事会)がFOMC(連邦公開市場操作委員会)にて0・50%の利下げを
決定した前後より「グローバルな問題」から「米国固有の問題」という方向に話
が回帰してきている感もあるが、どうも上記の資金の流れの停滞というところが
ジワリと経済活動に影響を与えてこないかというところも気になるところである。
そういった一抹の不安はあるものの、楽観的な見方ができる材料も数多く揃って
いる。アジア経済は、10年前のアジア危機の頃とは状況が異なり、アジア各国
ともには高成長を続けている。ユーロ圏も極めて良好で、アメリカ経済等は蚊帳
の外という状況。日本の金融機関も不良債権問題をほぼ一掃して堅固な基盤を築
きつつある。サブプライムローン問題が起こったとはいえ、マネーが消えてなく
なったわけではない。一時的に行き場を失った投資マネーが、ひとまず堅調な商
品マーケットへと流れて、原油にいたっては1バレル80ドルを超えるといった
状況となっているが、今は次なる優良投資先を模索している時期ともいえよう。
次なる優良投資先?そろそろ日本の出番が来てもよいころか・・・? 【編】
====================================
■後記〜ピカピカの1年生
====================================
子供たちは、この9月からいよいよアメリカの小学校(Elementary School)の
1年生。もう小学生か…早いなぁ(実際、日本よりは半年早いのですが)。先週
Back to school nightという、教師と保護者の懇親の場があったので、それに出
席してきました。前半は、担任の先生が各クラス毎に説明を行ない、その後、
多目的ルームに会して校長先生のお話。校長先生のお話と言えば、学校の教育理
念だとか、どちらかといえば少々退屈で哲学的なお話をするものというのが我々
日本人の固定観念でしょうが、この小学校の校長、スピーチの99%が寄付・ボ
ランティア関連の話。どこで文房具を買うとその代金の××%が学校にキックバ
ックされるとか、どこどこの寄付のプログラムに参加して欲しいとか、Costcoで
売っている机を買って学校に寄付して欲しいとか、教室での子供のサポートをし
てもらいたいとか。。良くも悪くもアメリカの学校運営は、保護者からの寄付や
ボランティア活動への参加なくして成り立たないといっても過言ではありません。
また、日本とアメリカとではカリキュラムの中身も大きく異なります。最大の特
徴は、日本の学習指導要領にあたるフレームワークなるものが全米レベルでは存
在しないということでしょう(そもそも、米国には日本の文部科学省に相当する
機関がないですし)。具体的なカリキュラム作りは、州や自治体、或いは、各学
校区に委ねられているわけですが、たしかに、いろいろな人種、文化の違いがあ
る中で、画一的な対応を行なうことは効果的とは言えないでしょう。
こういったカルチャーギャプの違いの体験というのは実に面白いものです。
ところで、今回、我が家の双子ちゃん達は人生で初めてそれぞれ違うクラスに分
かれました。今まで人生の全てを一緒に過ごしてきた彼らにとっては、片時でも
離ればなれになるのは落ち着かないようで、休憩時間ともなると一目散に一方が
もう一方の教室の方へと向かいクラスでの様子を覗きに行っているようです。こ
んな状態で他のクラスメート達とうまくやっていけるのか心配ではありますが、
まぁ子供達はそんな気持ちはつゆ知らず、親の気がつかぬうちに結構馴染んでい
くのでしょうね。
ちなみに、子供達のクラスが分かれたがために、今年は我々親もそれぞれのクラ
スイベントに手分けをして参加しなければならないので、結構大変そうです。。
【編】
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
★当レポートは、皆様のご意見・ご感想・ご質問・ご投稿により成り立っており
ます。どんどんメールして下さい。→<mailto:jerep@jerep.com>
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
★読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なくJEREPに掲載させてい
ただく場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。ま
た、掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された範
囲でのプライバシーの公開から生じる、いかなる事態、また何人に対しても一
切責任を負いませんのでご了承ください
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
★当レポートは、情報の提供のみを目的としており、投資の判断等は御自身の責
任においてお願い致します。
====================================
■編集・発行:「JAPAN ECONOMIC REPORT」編集部
●ご意見・ご感想・ご質問・ご投稿 →<mailto:jerep@jerep.com>
●ホームページ →<http://www.jerep.com>
●解除は各自御登録された配信サイトにてお願いします。
当サイトへのリンクは自由です。又、引用・転用について御希望の方は、当編
集部までお問い合せ下さい。Copyright(C), 1998-2007
====================================
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- 萬晩報-お江戸のデスク日記
- 戦前に日本最大の発行部数を誇った黒岩涙香 の「萬朝報」にあやかり命名、経済を中心に 分野を超えたコラムを発信します。主筆を中 心に内外に65人...
- 経営戦略考
- 第一線のコンサルタントが毎日、日経新聞の記事を題材として経営戦略の原理原則を解説します。経営者はもちろん、キャリアアップを狙うサラリーマン、OLの方...
- [Venture NOW]
- 日本のネットベンチャー企業に特化したビジネスニュースです。立ち上げ間もないシード、アーリーステージのベンチャー企業についてのビジネスニュースを毎日2...
- 知って得する!パソコン知識
- パソコンに関する操作、裏技、知識を一日一配信一解説します。毎日購読すればあなたもパソ通です。
- ◆英字新聞のヘッドラインで学ぶ☆ビジネス英語〜
- 英字新聞をマスターするメルマガ。ビジネス英語の達人になり年収もUP。TOEIC対策にも最適。ウォールストリートジャーナルやニューヨークタイムズで英語...
この記事へのコメント
おすすめキャンペーン
- ■オススメ■銀行系カードローン
- 三菱東京UFJ銀行系 モビットなら急な出費も安心♪
ネットで24時間申込OK⇒ネットで審査結果表示!
【頼れる】限度額300万円
【おトク】年利9.8%〜18.0%
【便 利】全国提携ATM72,000台
三菱東京UFJ銀行系 モビット
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/melma_logo.gif)






