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この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。




彼の声 2008.6.27

発行日: 2008/6/28

作りかけの街中で君は何かを見つめている。
画面が点滅しているようだ。
何ができるとも思えないが、
誰かはそれからどうなってしまったのか。
まさか死んでしまったわけでもあるまい。
次第にそこから遠ざかれなくなる。
それは未来でのことだろう。
今はどうなのか。
そこにとどまりながらも、
何をつかみ取ろうとしているのでもない。
そこでどのような法則を発見したのでもない。
では何に追いつめられているのだろうか。
言葉が君を追いつめている。
気のせいか。
何がどうなっているのでもない。
ただ要件を満たさない。
理由を導き出せない。
そこには精神が存在し得ないのだ。
何がどうなっているのだろう。
何も必要ないのかもしれない。
心があるわけではない。
まぶたが次第に重くなる。
思い通りにいかないのはいつもの通りであり、
何も出てこないのも今に始まったことではない。
何をどう考えてもどこへも至らないわけだ。
そんなわけがない。
何も思いつかず、
結局それが文章となる。
それは最悪の展開だろうか。
その時点ですでに何かの瀬戸際か。
その先に道はない。
誰かはその後の話を聞いていないようだ。
それらのどこに需要があるのだろうか。
虚無こそがすべてだ。
虚構がこの世界を作り上げている。
それがどうしたのだろう。
虚無がやむことはない。
終わりはどこにあるのか。
終わらないうちから何かが始まってしまいそうだ。
言葉が君を避けている。
何かの幻影におびえているようだが、
君たちはどのような視点を獲得したのか。
この世界の有り様をどう見ているのか。
どう考えても君たちの世界ではない。
何も解決できそうにない。
何をどう思うまでもなく、
そこまで至らない。
至り得ないのかもしれない。
いったいどこへ至りようがないのだろう。
深く考えると何も語れなくなり、
語ろうとすると意味不明になる。
だから無理なのではないか。
君は次第に何も語れなくなってきているわけだ。
いつものことだろう。
そしてそこで何を見ているわけでもなく、
どこへ立ち尽くしているわけでもない。
それはやはり何でもないことか。
そう述べながらも、
一気に終わりへと近づいているわけか。
いったい何の終わりに近づいているのか。
蒸し暑い。
かなり室温が高くなっていたようだ。
冷房で一気に下げて正気を取り戻す。
そしてまた気分が悪くなり、
つけたばかりのエアコンを切る。
君はさっきまで何を考えていたのだろう。
このままでは約束を守れなくなる。
こだわっていた過去を取り戻せなくなる。
現世に何を期待していたのか。
いくら努力を重ねても、
そこへ至れなかったのかもしれない。
そういう物語ではなかったのか。
そこは終着点ではなかったらしい。
終の住処などあるわけがない。
老後の生活が保障されること自体に無理がある。
だが落胆する必要はない。
物語に終わりなどあり得ないからだ。
そこで語りつつあるのは、
誰の物語でもないのだろう。
君に託されている言葉の連なりがそれを否定している。
まったく具体性に乏しい。
もはや空疎を通り越して、
何もない状況になりつつあり、
君は本当に何もできないのだろう。
虚無すらあり得ないようで、
どこにそれが出現することもないが、
それとは何だろう。
虚無ではないのか。
それはただの言葉だ。
ただの言葉を見失い、
さっきから目の焦点が合っていないようだ。
何について語っているのかわからないのだが、
目が見えないわけでもないだろう。
言葉が出てこない。
それだけのことだ。
それだけのことに苦しんでいる。
ではどこから抜け出そうとしているのだろう。
君が抜け出そうとしているのではない。
ならば何を誤っているのか。
君はどうやってここまでやってきたのか。
常に問いかけてきたようだ。
答えの返ってこない問いかけの連続だ。
たぶんそれだけではあきらめきれないのだろう。
だからさらに言葉を連ねて、
新たな疑問を繰り出そうとしている。
しかしどこかがおかしい。
いくら語っても終わりが見えてこない。
どのように語ってもそうなってしまうわけだ。
それだけのことにひたすらこだわり続け、
何にこだわっているのかわからなくなるまで
言葉を連ねようとしている。
わざと矛盾したことを述べているのも
いつもの通りだ。
なんとかしたいらしいが、
何ともやりようがない現状にあきれ果て、
そこで継続を放棄したくなるが、
それでも執拗に言葉が連なってしまい、
何が何だかわからなくなりながらも、
何かを語り続けているようだ。
かたくなな意識に頭を支配されているのだろう。
誰かが画面を見ながら笑っているようだ。
何もそこまでやる必要はないのに、
いつまでもそれを続けようとしているらしい。
聴いている音楽は馬耳東風気味に響き、
その意味もわからぬままに、
何かの空洞を形成しているらしく、
そこで意識が完結しようとしている。
何かを作り上げたつもりになりたいらしいが、
それは今記されつつある文章ではなく、
残念ながらの思い違いであることを
示しているのだろう。
語っているのはそんなところで、
それ以上の意味や意義を見出すことはできず、
ただの無駄であるような気さえしてくるのだが、
それでも気づくのが遅すぎるのだろうか。
何を気づいても仕方のないことで、
後の祭りというわけか。
しかし今さらながら何を痛感しなければならないのか。
冗談では済まないようなことなのだろう。

 
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