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この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。
- 最新号:2008-08-29
- 発行周期:不定期
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- 創刊日:2001-03-26
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彼の声 2008.6.17
発行日: 2008/6/17何をそんなに焦っているのか。
そんな決まり文句に動じるはずがない。
では何がどうなってそうなってしまうのか。
その場の話題とは何なのか。
なぜ共通の話題を共有しなければならないのか。
世間話ができなくなってしまう。
君には必要のないことだろう。
それだけではないと思いたいが、
他に何も思いつけない。
嘘をつくのもいい加減にしてほしいか。
今回はまんざら嘘でもないのかもしれず、
実際に何を語ろうとしても上の空だ。
それこそいつもの笑えない冗談に違いない。
今のところは今日は今日であり、
明日にずれ込む心配はなさそうだ。
油断していると明日になってしまう。
何も思いつかないのにその余裕はおかしいか。
たぶん頭の中で何かがずれているのだろう。
そしてそれでもかまわないと思っている。
それは何でもないことか。
そんな強がりに意味はない。
今さら何を述べようというのか。
夜の闇に風景が溶け込んでいるようで、
興味を引く対象を見つけられずにいるらしいが、
君はそこで虚無以外の何を見つけようとしているのか。
なぜそこから遠ざかれないのか。
何となく居心地が良すぎるのかもしれない。
さっきから何かが遅延状態だ。
何となく遅れているらしいが、
そこから目指すべきものとは何だろうか。
目的地がどこにあるというのか。
君に何ができるというのか。
またいつもの決まり文句に導かれてしまい、
結果的に落胆の色を隠せないようだが、
どこから回り道に入ってしまったのだろうか。
いったい彼らは何を伝えたいのか。
浅はかなセンセーショナリズムに乗っかって、
どのように言葉を繰り出しているつもりになれるのか。
別にそんなことはどうでもいいと思うなら、
わざわざそこに記されている文字列を読む必要はない。
意識がそこから遠ざかり、
視線は自然と夜の闇へと向かうらしい。
そういう成り行きなのだから仕方がない。
要するに言葉に詰まっているわけだ。
何をけしかけられているわけでもない。
ただ何らかの存在の喪失によって心が動揺する。
そんな風に語るべきではないのかもしれない。
まだ驚愕すべき出来事を知らないのだろう。
何に感動したいわけでもない。
何もなければ感動するはずもなく、
逆に行けども行けども何もないことに感動したいのなら、
もう少し現状に対する認識を深めるべきか。
要するに無感動の元凶は単純化思考にあるのか。
誰もがそれだけではないことを知ろうとしないから
感動できなくなる。
人間のある側面だけを強調しすぎると、
それだけで価値判断ができると錯覚してしまい、
物事の優劣や白黒を
はっきりつけられるかのように思われ、
肯定も否定もできない曖昧な部分を
感知できなくなってしまうわけか。
だがそれくらいのことに驚いてどうするのか。
考えるのが面倒ならそれでもかまわないのではないか。
思い込みの激しい人ならもってこいの状況か。
何かを否定せずにはいられない衝動を
甘く見てはいけないような気がする。
いったんそれに身を委ねると、
否定することこそが
自らの思い通りに行くこととなってしまい、
とりあえず世の中のありとあらゆる事象を
否定しまくっている間は
平静を保っていられるようになる。
でもそれが遊戯の一種だと悟った瞬間から
そうもいかなくなり、
今度は否定しまくる態度そのものを
否定したいと思うようになり、
否定とは逆の肯定作用に惹かれ、
否定するしかないような事象を無理矢理肯定するために、
ごまかしやレトリックを導入しようとして、
そういう言語的な技術によって
無理を克服する試みに魅入られ、
次第にわけのわからない回り道に
足を踏み入れるようになってしまうわけだ。
だがそれで何を語っていることになるのか。
途中からおかしな方向へ
ずれて行ってしまっているだけではないのか。
今はそういう語り方を肯定したい。
たぶん誰も現状を正確に表現することはできないだろう。
正確さに欠けるから魅力的に思われ、
幻想を抱く隙が生じてしまう。
何かとてつもない偉業を成し遂げられると妄想してしまい、
それに向かって努力している姿が滑稽であることが
忘れられるわけだ。
端から見れば
なんと馬鹿げたことを述べていることだろう。
そういう認識を抱いている必要がありそうだが、
それだけでは何もできなくなってしまうだろう。
正気の沙汰でないことをやっている瞬間に
立ち会い続けなければ、
現状を打破することはできない。
今ある現状こそが君を日常に縛りつけているのだから、
そこから離れるためには論理的な飛躍が必要となる。
非日常の光景こそが
この世界の真実を物語っているわけか。
同時に冗談に過ぎないだろう。
何も尊ぶべきものではない。
冗談に過ぎないからこそ非日常の光景なのであり、
くだらぬ妄想だからこそ、
それがこの世界の真実なのか。
そんな妄想をひたすら膨らまし続けると、
ある時点ではねて、
わけのわからない犯罪行為に行き着くわけだ。
だから適当な時期を見計らって、
真実をかいま見ようとする行為を
あきらめなければならない。
そうしないと二度と退屈な日常に
戻れなくなってしまい、
悲惨な現実に遭遇してしまうわけか。
運が良ければさすらい人となって、
世界を経巡るはめになるか。
そんな放浪者は物語の中でしか
生きられないような輩だが、
やはりそれは魅力的な生き方に思われてしまうのだろう。
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