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この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。




彼の声 2008.6.14

発行日: 2008/6/14

それが不愉快だとは思わない。
明るい部屋の中で、
気がつけば目の焦点が合っていないようだ。
誰がどこを見ているのだろうか。
耳を澄ませば何かの音がするようだ。
架空の登場人物がどこかに見出され、
誰かがどこかでさまよっているようだ。
それが中身のない話の始まりだ。
始めから話になっていないようだが、
何がそうさせるのか。
戯れにそうしているだけだろう。
暇つぶしに音楽を聴いているのだとしたら、
歌の中で心がさまよっているのだろう。
宮本武蔵は物語の中では放浪者だ。
関係のないことを語りながらさまようのは楽しいか。
さまよっているのではなく、
迷っているのではないか。
語るのが面倒なので、
そうではないと思いたいのかも知れない。
だが否定する対象がわからない。
君が否定するのではない。
君に何ができるというのか。
何かが気分を害しているように思われ、
またどうしようもなく落ち込む瞬間がやってきたようだ。
格好を付けることもできない精神状態を装いながらも、
誰に向かって何をこびているのでもなさそうだが、
横目でテレビを見ている余裕があるとは思えない。
じっとしていると、
すぐに病のような気がしてくる。
気まぐれに嘘をつくのもいい加減にしてほしいか。
言葉をこねくり回して何を気にしているのだろう。
どこまでも続いている道などない。
それは何かの視覚的な効果でそうなっているのだろう。
しかし一方で誰が迷路で迷っているとも思えない。
路地を抜けるとそこには信号があった。
いつまでたっても青に変わらない。
虚無がそこで立ち止まる理由を探しているらしいが、
勝手に述べているそれが何を意味するというのか。
それとは何なのか。
君に向かって誰かが何かを叫んでいる。
突然の出来事のように思われるが、
それは気のせいだろう。
ではなぜ後ろを振り返っているのか。
何に関心を示しているのだろう。
たぶんちょっとした拍子に
そういう成り行きに巻き込まれているのだ。
そこに何らかの動作が差し挟まれる可能性も出てくるが、
とりあえず何に対しても無反応であるわけがない。
たぶん君はそこで何か適当なことを思っているはずだ。
できるならその場所の位置を知りたい。
画面を見つめながら何をやっているのか。
さまよっているだけではいずれ飽きがくる。
自らがさまよっている理由を知りたくなる。
君は本当にさまよっているのか。
いったいどこでさまよっているつもりなのだろう。
そういういいわけは聞き飽きた。
何をそんなにはぐらかしているのか。
そのギターの即興演奏に聞き覚えがないか。
聞いているのは言葉ではない。
言葉でなければ何だと思われるのか。
技術的な裏付けを求めたいのか。
それほど技巧を凝らしているとも思えない。
では何の話をしているのだろうか。
いつものように意味がわからないと思っている。
そしてありふれた話の展開に呆れている。
何がありふれた話なのか。
呆れているというのは嘘だ。
何を語ろうとしているのでもなく、
実際に何かを語っているつもりのようだが、
相変わらずその内容を理解できない。
虚無に浸食されているようだ。
見当違いも甚だしい。
何を否定しているつもりになれるのか。
そういうことではない。
事件が起こらないと話が始まらない。
話が君に向かうはずがない。
何かに蝕まれていることは確かだ。
それは事実なのだろうか。
話にならない何かについて語っている事実が
そんな妄想を抱かせる。
何かの迷宮の中にいるのは君ではない。
もう少しつじつまの合うことを述べてみないか。
物語になり得ない原因がその辺にあるらしい。
だから君ではないと述べていたはずだ。
虚無に魅入られているわけではないが、
それの何が魅力的に感じられるのか。
何もしていないとは思えない。
誰かが君のことを述べているのではないらしい。
何か突拍子もない成り行きに巻き込まれるのは
映画の中での話か。
そんな映画を
誰かが遠くからさめたまなざしで眺めている。
言葉が余分のようだ。
空き缶がたまってゆく。
バケツの中に水がたまっている。
それがたまらない光景であるはずがない。
それらのどこに良くなるきっかけを求めているのか。
時間切れの気配が漂う。
そんなことを述べているうちに
夜になってしまったようだ。
今は誰と対峙しているとも思わない。
言葉は言葉で、
君は君で、
虚無は虚無だ。
虚無が何を語ろうとしているのではない。
虚無と君とは
お互いに関係のないところまで遠ざからなければならない。
言葉は何をしているのか。
ただ記されるがままにいるはずがない。
今こそ戯れに立ち上がる必要でもあるわけか。
性根がねじ曲がってる。
奇をてらうことばかり考えているようで、
物事の本質を見極める能力が欠如している。
たぶんその場で生じたヒステリーを利用して
言葉を連ねているのだ。
何か他に良い方法がないものか。
言葉を弄することによって
何を打ち破ろうとしているのでもない。
たどり着こうとしている先に何を期待するわけにもいかず、
困り果てているだけを装うこともできない。
蚊に刺されたらしい。
それからどうしたのだろう。
漫画を読んでいたのは数日前のことだ。
そこからどのような着想を得たわけでもない。
終わろうとしている物語内での引き延ばし工作を
応援しているわけもないだろう。
わざと関係のない枝葉末節な出来事にこだわっているのか。
意味がわからない。

 
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