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この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。




彼の声 2008.6.9

発行日: 2008/6/9

話に終わりも始まりもないらしい。
いつも途中から語り出すが、
それの何が気に入らないのだろうか。
始まることに慣れていないのかもしれない。
わけのわからない理由を想像している。
また抽象的な問答を構成したいのか。
まったく出口が見えてこないようだ。
たぶんどこへ向かっているわけでもなく、
向かう先を探しているわけでもない。
君に何がわかるというのか。
唐突に以前の台詞を使ってみるが、
それは誰の思いつきでもないだろう。
何が託されているとも思えない。
言葉は言葉であり、
誰の言葉でもないようだ。
誰がそれを使っているわけでもなく、
何を記している気もしてこない。
要するにその気もないのに
でたらめなことを述べているだけか。
誰かはそれらの出来事について
何を語っているつもりになれるのか。
君には関係のないことか。
語っている内容がわからない。
ならばいくら語っても無駄だろう。
無駄な言葉がひたすら連なろうとしている。
しかし事件とは何だろう。
ニュースによって
それを多くの人が共有したつもりになることが
肝心なのか。
何が肝心なのだろう。
その肝心な何かについて語らなければ、
何を語っていることにもならないわけか。
人それぞれで接し方や感じ方が違っていれば
それに越したことはないが、
なぜそう思うのか。
ならば何を思っていれば安心できるのか。
何よりも凶悪な事件が頻発する現状を
憂うことが必要であり、
そこから想像力を働かせ、
何らかの結論に達しなければならないのだろうか。
思い通りに行かないのは当たり前のことだが、
そこから感情的に暴走してもかまわないのだろうか。
実際にそうした暴走が凶悪な事件に結びつくわけか。
だとすれば暴走を未然に防ぐ何らかの歯止めが
社会に備わっていなければならない。
またいつもの冗談が始まる気配を感じるが、
ではどのような歯止めを想定すればいいのか。
想定される装置は人々の絶望をどうやって吸収できるのか。
まやかしやごまかしなら
これまでにいやというほど仕掛けられてきたはずだ。
それらの催し物で盛り上がっている間は、
絶望を忘れられるかも知れないが、
中にはそこに参加する気がしない人もいるはずだ。
君は見聞型の娯楽には興味がなく、
体験型の娯楽にも参加するのが億劫になっているはずだ。
そもそも娯楽で絶望を忘れることができるだろうか。
そういう話ではないか。
共通の話題そのものがないのではないか。
他人と何を共有することもできなくなってしまったら
どうなるだろうか。
絶望するだけか。
世の中から相手にされていない、
と被害妄想を膨らませてどうするのだろうか。
サバイバルナイフを振り回して暴れたら、
世間の注目を浴びることになるらしいが、
そんな自暴自棄的な快楽に身を委ねるほど純真ではない者は
どうすればいいのだろうか。
君は今までに何を見聞きして、
どんな体験をしてきたつもりなのか。
いったい自らの思い通りになるとは、
どのような状況になることなのか。
想像がつかず、
仮にそのような状況が到来したとしても、
それに気づかないのではないか。
たぶんあきらめなければならないのだろう。
妥協が肝心か。
妥協しなければ生きてゆけないらしい。
いついかなる時も過ちにつきまとわれ、
つまずきの石はそこら中に転がっている。
しかしそれがどうしたのだろうか。
たぶん馬鹿げていると思われる。
君は何でもないことについて述べているのか。
何を語ってもかまわないとすれば、
そんなやり方でも許されるのだろうか。
何をどうしろというのでもないらしい。
ただそんなことをやってしまう人もいるらしく、
そういう人が多くなれば、
それが話題になり、
その方面の機関が対策を施さなければならない成り行きに
なってくるのだろう。
そうしなければ世間が納得しないか。
偶然その場に居合わせただけで
殺されてしまったらたまらないか。
まあそれも運が悪かったとあきらめるしかないだろうが、
冗談を述べるような状況にはないらしい。
ならば死んでしまった見ず知らずの他人に
同情しなければならないだろうか。
差し障りのないやり方を好むなら
そういうのもありだろう。
ひねくれ者の君なら
凶行に及んでしまった人に同情するところか。
話題を共有するとは
善くも悪くもそういう反応を強要されることだ。
それで終わりとなってしまう。
後は月日が絶ったら自然に忘れてしまうだろう。
過去を思い出すのがいやなのか。
たぶん何をどうしたらいいというレベルで
語ることはできないのだろう。
そんな風に語っても、
軽薄な心情論に終始するだけだ。
要するにメディアが提供する餌に食いつき、
罠にはまってしまうわけだ。
だがそこからどうやって先回りができるだろうか。
どんな目的を仮想しながら語っているのか。
ゴールがあるとは思えず、
そこへ向かって言葉を投げかける行為そのものが
間違っているような気がしてならない。
いったい知恵というのはどこから出てくるものなのか。
何をどう語れば納得できるのか。
単純化された思考作用に屈するつもりはないが、
たぶん何をどう語っても
軽薄な印象を免れることはできない。
事件については何をどう述べても違っているのだ。
要するに他人事ということか。
それで済むのなら済ませておけばいいのだろう。
今日もそんなことを述べながら
虚しさがこみ上げてくるようだが、
結果的にはすべてが冗談なのだろう。
人殺しも冗談の延長上から派生した出来事に違いない。
そうやってわざと間違ってことを述べている。

 
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