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彼の声 2008.6.7

発行日: 2008/6/8

勝手に眠って起きて何をするわけでもなく、
そんな生活を送りたいか。
誰に何を語りかけているのでもない。
何を実現させたいわけでもなく、
ひたすら生きようとする。
意味のないやり方で暇つぶしの最中か。
何を求めているわけでもないらしい。
抱いているのはどんな幻想なのか。
誰がその中身を知りたがっているわけでもないだろう。
ただそんな風に述べている。
君が述べているのではない。
それらの沈黙の中に誰がいるわけでもない。
ならばそのとき君は何を語りたかったのか。
実際に語っていたそれを
どこで再現しなければならないのだろうか。
何を覚えているわけでもないが、
少なくともその時の雰囲気が
文章の中に残っているはずか。
嘘をついているのだろう。
架空の語りを構成しようとしているらしい。
あり得ないことを述べ続けていたいのだろう。
いつか冗談では済まなくなってしまうのかもしれないが、
それでも意味不明を装えるだろうか。
意味のない話だ。
実質的には何を語りかけているのでもない。
それで遠回りの最中なのだろうか。
目的地を見出せず、
どこへ行きたいのかわからない。
それでもどこかへ行ってしまうのだろう。
時間が勝手に経過して、
場所も適当に変遷を遂げようとしている。
だが行き着いた先が目的地だとは思えない。
見渡す限りの荒れ野とはならず、
ただの街中のありふれた景色の中に、
誰かの意識が漂っているはずだ。
人が社会の中で機能しているとしたら、
それはどういうことなのか。
絵でも描いていればそれでもかまわないのだろうか。
ただ仕事をしているようだ。
誰もが人生の黄昏を迎えようとしている。
ならばそれで終わりなのだろうか。
終わってしまう人も中にはいるらしい。
悲惨な老人の素顔が画面に映し出される。
君たちは老いぼれてしまったのだろうか。
そうだとしたらどうなのか。
相変わらずどうもせず、
淡々と言葉を並べてゆくだけか。
悲惨なのは君の方ではないか。
別に不幸自慢をしたいわけでもないだろう。
いったん終わってしまったら後は始まるしかない。
そううまく事が運ぶと思っているのか。
誰かは過剰な水分に満たされている。
そこから抜け出そうとしてもがいているわけでもあるまい。
過去の話はなかったことにしたいらしい。
その辺で飽きているわけか。
それ自体が暇つぶしではないのか。
どこまでも道が続いている。
君は歩いているのだろうか。
自動車で移動しているのかもしれない。
絶え間ない何かに押され気味だ。
何かの圧力を感じているらしい。
わかっているのはそれだけか。
影が疑念を抱いている。
この世界の実態を知りたい。
どこからやってきたのでもない。
今ここに生きているはずか。
またわけのわからないことを述べているのだろうか。
今回は十分に理解可能だろう。
戦いは漫画の中にある。
現実の世界でも
中東やアフリカ辺りで行われているのだろう。
まだ見ぬ人影を想像してどうするのか。
やはりおかしな言葉が連なっている。
幻覚に襲われているわけでもあるまい。
聴こえているのはありふれた音楽だ。
君はそこからどうするのか。
その先を語るつもりか。
話になっていない。
心が揺れ動いていると思っているらしい。
何をそんなに迷っているのだろう。
そうではないと思いたいだけか。
ただ内容をもたらせない。
なぜ雨が降るのか。
水は流れ海に注ぎ込み、
塩辛い液体となる。
誰が何を求めているのか。
何に同情したいわけでもない。
人は人でしかないようだ。
何に期待してもそれだけのことであり、
どれほどの能力が君に備わっているわけでもない。
影は何を期待していたのだろう。
そこで何がどうなってほしかったのか。
近頃は膝の痛みが少し緩和されたようだ。
何かの弾き語りだろうか。
そんな記憶をどこから引き出してきたのか。
発想が闇の中で錯綜している。
平べったい絵の中に
誰の思いが隠されているとも思えない。
君は何を眺めているのだろうか。
その場の即興なら使い果たしているはずだ。
現実に戦争の最中に巻き込まれている人々も
幻想を抱いているのだろう。
たぶん道具の使い方に誤りがあるのだろうが、
わかりきっているのはそんなことでしかない。
一方でその誤った使い方に魅力があり、
それが快楽の源泉となっているわけだ。
快楽を得るためには
凶器を振り回して他人を殺める必要があるのか。
中にはそんな人もいるのだろう。
少なくとも君の言葉は凶器ではない。
気がつけば
画面が色とりどりの花々で埋め尽くされている。
そんな幻想を抱きながら、
君はまるで関係のないことを述べている。
たぶんそこに善意の押しつけがましさが感じられ、
いたたまれなくなって、
君はどこかへ消え去ろうとしている。
それ以上は何を語っても無駄だ。
意識はどこへでも抜け落ちてしまいそうだが、
そこへ踏みとどまる必然性を感じられず、
まるで幽体離脱しているかのように、
実体がどこかへ退き始める。
説明になっていないのではないか。
だから先を急ぐべきではない。
まだそこにとどまって
言葉を適当に組み合わせて
文章を構成する必要に迫られている。
君は忙しいのではなかったか。
何に忙殺されているわけでもないだろう。
少なくとも呼吸はしているはずだが、
他に何をやるべきだったのか。
今さらそれはない。
終わりの一歩手前で悪あがきしても遅すぎるか。
君なら他にできることがあるはずか。
例えばそれは何だろう。

 
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