この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。
- 最新号:2008-10-11
- 発行周期:不定期
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- 創刊日:2001-03-26
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彼の声 2008.6.2
発行日: 2008/6/3もう正気に戻ることはない。
誰に向かってそう告げているのか。
何を勧めているわけでもなさそうだ。
画面上では鳥が飛んでいる。
雨はいつかやむだろう。
今はそうではない。
雨脚が激しくなってきたようだ。
そして夕方にはやんでしまったが、
別にそれがどうしたわけでもないか。
まったくどうしたわけでもない。
君は何を思い描いているのか。
冗談ではないのだろう。
たぶん何でもないことだ。
今は夜になっている。
いつまでも夜なのだろうか。
誰かはそんな内容の物語でも
読んだことがあるわけか。
何を空想しているわけでもないらしい。
少し疲れている。
人は人に対して何をしなければならないのか。
他人を出し抜き、
他人を利用して、
やましい気持ちになって、
それでもそこから適当な利益を得ようとしている。
自己実現とは何なのか。
そういうことではなく、
社会に貢献したいらしい。
他人を助けなければならない。
本気でそう思っているわけではない。
何かのついでに結果的にそうなったら儲け物か。
それこそ冗談に違いないが、
それも本気でそう思っているわけでもないのだろう。
欲望とは何なのか。
感情をどうしようとしているのだろう。
出口などありはしない。
どこかで拘束されている。
何かの束縛から逃れたいのか。
それが無理だと決めつけるわけにはいかないらしい。
やってみなければわからないと思いたいのか。
自由とは何だろう。
今は自由の身ではないのか。
束縛から逃れたかったわけか。
次第にわからなくなってくる。
言葉が邪魔なのかもしれない。
君は自らが記そうとしている言葉に束縛されている。
そんなはずがないと思いたいところだが、
実際はどうなのだろう。
誰かは無駄なことを述べているらしい。
相変わらずどこにも至らない。
どこかに行き着こうとしているわけではない。
ただその辺をさまよっているわけだ。
だから空疎な内容ばかりの文章を記している。
それで何がわかるのか。
わからないからさらにさまよってしまう。
そんなことの繰り返しによって
暇つぶしをしているわけだ。
そう受け取られても
かまわないようなことを述べている。
要するに何もわからないということか。
答えを導き出せない以前に、
答えを必要とする問いに至らない。
そんなことがあり得るだろうか。
作り話の中では
いくらでも嘘をついてもかまないわけか。
たぶんそんなはずではなかったと思っているのだろう。
本当はまともなことを論じてみたかったのではないか。
本気でそんなことを思っているのだろうか。
君に何が思い出せるというのか。
別に記憶喪失というわけでもないだろう。
では何を忘れてしまったのだろうか。
たぶんこの世のどこに
答えが埋もれているわけでもないらしい。
ただこの世界から遠ざかりたい。
本気でそんなことを思っているわけではないが、
とりあえず理由も必然性もなく、
何から遠ざかりたいと述べておかなければ
気が済まないようだ。
それが何を意味するのかわからないが、
何となくそういう心境なのだろう。
それこそあり得ないことか。
そんなことはどうでもいいことなのに、
気がつけばそんなことを記している現状がある。
そして意味不明な笑みを浮かべながら、
車窓から外を眺めている誰かに気づくが、
それが誰でもない誰かであることに、
何の感慨も抱けず、
君が君でないように、
それを記している誰かも、
誰でもない誰かでさえないことに
気づいたふりをしているようだが、
本当のところはそれは何でもないことだ。
驚く以前に呆れを通り越して、
ただの無表情に行き着く。
結果とはそういうものだ。
何事も君の思い通りにはならないようだが、
君はどこかでそれを予想していたらしく、
予想通りに事が運んだつもりになり、
思い通りに行かない現状に、
どこかで一矢報いたような気になっているらしいが、
それこそ負け惜しみの悔しさが
にじみ出ているように思われ、
まったくみっともない言動に終始している自らに
気づくことはなく、
そんな言説的な展開に持っていったことに
少し感動しながらも、
一方で自らに嘘をついているような気になり、
本音を語っていないことに
罪悪感を抱くほどのことでもないが、
それで何か述べているような
気になっていることは確からしい。
それで何が楽しいのだろうか。
それらの冗談の一部始終を把握しきれていないことが
気に入らないわけでもあるまい。
要するに言葉を並べられたら何でもかまわないのか。
さらに何かから遠ざかってしまっているようだ。
それが本望なのではないか。
くだらぬ言説を構成していることについて、
してやったりということでもないだろうが、
虚しい気分になりたいという願望は叶っているはずか。
そんな願望をいつから抱いていたのだろうか。
その場の成り行きから
そんなことを思っているつもりになりたいだけか。
しかしわけがわからないとはいわせない。
誰に対していわせないと宣言している
わけでもないだろうが、
何となく言葉の並びがそうなってしまったのだから、
それは偶然の巡り合わせということにしておいて
かまわないのではないか。
たぶん冗談ならそれでもかまわないのだろう。
どこまで述べても
本気になれない現状は変わらないようだが、
なぜそうなってしまうのか。
本当に語りたいことがないわけではないだろう。
ただそこに至るまでに
延々と無駄なことを述べていないと、
そこに行き着かないように思われる。
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