この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。
- 最新号:2008-09-05
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彼の声 2008.5.28
発行日: 2008/5/30また雨が降っている。
気がつけば朝になっていた。
それは昨日のことか。
もう二日が経過しているのかもしれない。
魔が差してしまったのだろうか。
何も述べることがないのだから、
何も記さなくてもいいのではないか。
君には関係のないことだろう。
何をそんなに笑っているのか。
誰かの独り言がそんなにおかしいか。
何も思いつかないのに笑っている。
笑っているからどうだというのか。
なぜ昨日の夕方から今朝までの記憶がないのだろうか。
それほど眠らないと体調が戻らなかったわけか。
誰かはそろそろ死ぬんじゃないのか。
死ぬ人は他にいくらでもいるだろう。
人間などいくら死んでもかまわないか。
生きている必然性もないし、
死んでしまうことも選択肢のひとつか。
君は人間ではない。
面倒なのだ。
人間でなくてもかまわないのだろうか。
そこに何かの呪縛でもあるわけか。
ひたすら無駄な言葉が連なっているようだが、
ここであきらめるわけにはいかないのか。
いったい何について語っているのか。
誰がどこで何をやっているというのか。
誰かは他人より何十年か長生きしたいのかもしれない。
それでも平均寿命より五十年も長生きした者はいない。
大したことはないが、
人はなぜそこに存在しているのか。
歴史とは何だろう。
何を信じれば納得がいくのか。
文章になっていないような気がする。
どうも誰かの頭の中はすかすかになっているようだ。
人は自らが生きている時間の中で何をやりたいのだろう。
何か目的でもあるのだろうか。
別に目的があるから生きているわけでもないか。
君に向かって何を問いかけても無駄だ。
ただ雨が降り続いていて、
執拗な天候に嫌気がさす。
風邪でもひいてしまったのだろうか。
雨空を鳥が横切り、
何の感慨にも至らない心を和ませるでもなく、
架空の意識は何を考えているわけでもない。
言葉には限界がありそうだ。
何も思いつかないのも
その限界の存在を証明しているのかもしれない。
あと五分で現実の世界に戻らなければならない。
あり得ないことだろうか。
何かようなものを探して、
誰かの影はどこまで飛んでいってしまったのか。
意味をなしようがない。
何を面倒くさがってもどうなるものでもなく、
ただとっかかりがつかないままに時が過ぎ去ってゆく。
それで言葉が何を見出しているわけでもない。
君はそこからどうしようとしているのか。
何もできはしない。
打つ手がないようだ。
たぶん何をどうすることもできないのだろう。
君はそこで途方に暮れているのだろうか。
呆然とするような光景を
目の前にしているわけではないはずか。
ただの画面だ。
さてどうしたものか。
もう笑うことはできないだろう。
真剣に討論するようなことは何もない。
誰もいないのだから討論も何もないか。
架空の討論なら作り話の中であり得るか。
では誰と誰が何を討論しようとしているのか。
君は人間のどんな性質を否定しようとしているのか。
何を肯定できるはずもないか。
たぶん予定調和だ。
虚無に向かって何を問いかけても無駄だ。
何の答えも返ってこない。
それが楽しい状況をもたらしているのではないか。
いい加減に言葉を並べて意味不明を装いたいか。
無理な要求が受け入れられるはずもない。
よく見れば影の首が曲がっていないか。
それで何を醸し出しているわけではない。
受け入れられない要求とは何か。
君をどうして欲しいのか。
どこかへおびき出してその正体を暴きたてたいか。
正体も何もないだろう。
それこそ君は影でしかないのではないか。
誰の影でもなく自身の影が自らの実体をなしている。
だから何だというのか。
単なる苦し紛れの嘘か。
君は語る相手を間違えているのではないか。
それも違うと思う。
間違えているのは語っている対象だ。
そこには誰もない。
そんなことはわかりきったことだろう。
ただ強引に言葉を並べているだけか。
そうであったらどうだというのか。
何を開き直っているのだろう。
誰かの目が血走っている。
架空の表情をねつ造しようとしているのか。
影に顔があるとは思えない。
その顔は仮面か。
無表情だからといって何を表しているわけではない。
ただ疲れているだけか。
疲れているのでどんな表情も作れない。
それも苦し紛れの嘘か。
できないものはできないだろう。
何もできないからそんなことを述べている。
誰も虚無からの作用を止められない。
だから虚無に導かれるまま、
開き直っていい加減に語っているわけか。
そして何を悩んでいるわけでもない。
君には何も見えていないようだ。
架空の世界では大きな災いが降り注ぐが、
それで何がどうしたわけでもなく、
君はわけもわからず見とれるばかりだ。
災禍に巻き込まれてもそれは作り話なのだから、
痛くも痒くもない。
では何に感動しているのだろうか。
空疎なことをいつまでも語っている誰かに
わけもなく感動してしまう。
そこまで語る必要があるのだろうか。
必要もなくそこまで語って何を期待しているのか。
もたらされるのは誰かの無表情だけか。
何も言わぬ沈黙の仮面が画面に映っている。
そこからどんなメッセージが発せられるはずもなく、
何を問いかけても沈黙のただ中に吸い込まれてしまい、
どんな問いかけも跳ね返され、
そこには誰の影も映っていないことがバレて、
誰かの意識は自身の外部へと放り出されてしまう。
そんなことがあり得るだろうか。
あり得ないならそれも嘘に違いない。
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