彼の声 2008.5.1
発行日時: 2008/5/3何をそんなに慌てているのか。
どう考えても無理のようだ。
相変わらず無駄に言葉を並べている。
とりあえず翌朝は曇っていたようだが、
それがどうしたわけではない。
たぶん何も考えられないだろう。
どうやら自ら記した文章を
理解できなくなってしまったらしい。
それはあり得ないことか。
冗談でそんなことを述べているようだが、
誰の意識がそこに介在しているのだろう。
介在とは何か。
この世界には
何が介在してこうなっているのだろうか。
たぶんすべてが介在しているはずだ。
それはわかりきったことで、
現状ではそうやってくだらない問答を
繰り返していることになる。
だがすべて以外に何があるというのか。
誰かはそれがすべてではないと思いたいのだろう。
だがそこに記された言葉がすべてに違いない。
そこにはこの世のすべてが記されている。
嘘だろう。
誰かが冗談でそんなことを述べているようだが、
それがどうしたのか。
それは何かの間違いだろう。
空いている時間を見つけては、
ひたすら言葉を並べ、
それで何かを述べているつもりになっている。
君はそれについてどう思っているのか。
どうも思っていないようで、
何も思いつかないらしいが、
それでも君はどこまでも君であり続け、
君以外の何者にもなれはしない。
それでかまわないのだろうか。
人がこの世界に暮らしていることに
意味など求めない方が賢明かもしれない。
意味とは何だろう。
確実な存在というものが
意味によって規定できるだろうか。
そこから何が求まるとも思えない。
それは誰かの能力を超えた答えを求めている。
要するに答えるのは無理ということか。
そこで行き詰まってまた遅れてしまう。
何ももたらせず、
やはり何者にもなれはしない。
意味がわからないのか。
ならばそこで終わりだろうか。
君はそこで何を終わらせようとしているのだろう。
たぶん負担が重すぎるのだ。
重荷に耐えきれずに何かがきしみ、
悲鳴を上げているのかもしれない。
君には理解できないことだ。
馬鹿げているのかもしれない。
雨はやんだのか。
今は二日後だろうか。
依然として何を求めているとも思えない。
ただわからないのか。
誰かは東へ向かっているようだが、
それは日の出の方向なのか。
空が白んできたようだ。
心はありふれたことを考えたいが
何も思いつかない。
他に何があるのでもないが、
夜明け前で鳥の鳴き声がうるさいぐらいで、
誰の手にも負えないような問題に
直面していると思い込んでいるのか。
わけがわからず、
そんな風にして人は老いていくのかもしれないが、
なぜそんな風に感じられてしまうのだろう。
老いとそれは無関係なのではないか。
ならば何かの追憶に浸っている暇はない。
やめる前に
君にはまだやらなければならないことがありそうだが、
それ以前に
そこから抜け出る必要があるのかもしれない。
不具合の連鎖を断ち切ることなど不可能だ。
制度的にも仕組み的にも複雑になりすぎていて、
収拾がつかなくなってきているのだろう。
わけがわからないのは当たり前のことだ。
わかろうとする気力さえ削がれていて、
どうにも逃げ出したい気分になってくるが、
それでもまだ画面に前に
憔悴しきった顔が映っているようだ。
何かの冗談に違いない。
冗談で済むような問題ではないが、
いくら深刻になっているつもりでも、
それが冗談だと思われる。
そう述べて何を否定しているのか。
君は無理を承知で
さらなる遠ざかりを体験しているつもりなのか。
ますます述べていることがわからなくなり、
理解し難い作り話の展開を見せているようにも思われ、
何のことやらさっぱりわからなくなっているらしい。
それがどうしたわけでもないが、
言葉が思考の働きを阻害しているような気になる。
さらに無理な状況に直面しているような気になる。
できるわけがない。あり得ないことだ。
そんな言葉が繰り返され、
虚しさが募ってくる。
君の思うつぼだろう。
誰がそれを信じているとも思えない。
この世界が終わるなんて信じ難いか。
唐突に終わってしまえば気分も爽快になるだろう。
しかしなぜそんな風に思ってしまうのか。
誰がそれほど爽快な気分を求めているとも思えない。
何となく言葉に行き詰まり、
文章を構成できなくなり、
継続をあきらめかけているというのに、
まだ何か気になることでもあるのか。
それの何が本心から生じているのかわからない。
そういう記述がおかしいのかもしれない。
だがそんなことしか述べられないのだから、
それを記してみるしかないだろう。
もうあれからどれくらい時が経ってしまったのか
定かではなくなったが、
あれという言葉が指す出来事を思いつかない。
やはり何を述べても
何について述べているのでもないようだ。
ただ言葉を当てもなく並べているだけか。
しかしそれが自己批判にはならない。
自己がどこにも見当たらない。
そんなのはあり得ないだろうが、
作り話的にはそういうことにしておこう。
そんな逃げ方がいつまで通用するのか。
君は何から逃げているのだろうか。
自らに問いかけてみても、
自己がないから何ともいえない。
それも冗談のたぐいだろうか。
君は真剣になるような出来事に
遭遇していないようだが、
現実はどこまでも追ってくる。
今まさに虚無が襲いかかろうとしているところか。
それも作り話のたぐいであってほしいが、
相変わらず何を忘れているのか思い出せないようだ。
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