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彼の声 2008.4.25

発行日時: 2008/4/26

何をそんなに心配しているのか。
昔そういう歌詞の曲を聴いたことがあった。
今の心境からそんな過去の出来事が思い出され、
一難去ってまた一難状態の誰かは
憂鬱な気分になっているようだ。
まったく何をやるにも手順のややこしさに煩わされ、
一度くじけると何もやる気がしなくなるが、
それで何がどうなったというのか。
そんな些細でくだらぬ心配事が杞憂に終わる前に、
気がつけば言葉が方々へ散らばっている。
そんな幻想を抱いている誰かの頭はおかしいか。
おかしければどうしたというのか。
とりあえず大胆不敵で
わけのわからぬ行動に出ているわけではないようだ。
そんな述べる必要のないことを述べている一方で、
どこかで誰かの心身症を空想している。
それは誰かではなく自らなのではないか。
ならばさらに気が狂ってほしいわけか。
それは嘘だろう。
現状では狂っているのではなく、
単に気が散っているだけかもしれない。
至って正気であるようで、
何がどうなろうと、
どういうことでもなさそうだ。
実際の心理状態はそういうことではないはずだ。
だが君がそれを否定する意味がない。
意味がなければどうすればいいのか。
言葉を用いて誰を攻撃したいのか。
それも違うと思われる。
たぶん君自身が心の病ではないのだろうが、
そんなことを述べているうちに、
文章はまた昨日の時間帯で足踏み状態だ。
そうなってしまうことと
誰かの心理状態との間には、
何の関連性もないのかもしれないが、
嘘でもかまわないから、
何か関連性を見つけたつもりになれば、
そこにどんな状況が生まれるというのか。
目にしている文字列は
まるでパズルのような言葉の組み合わせだ。
現世での心理状態が、
作り話の中での出来事に影響を及ぼしているようで、
それを読み進むうちに、
他人事とは思えなくなってしまうらしい。
それらの何を他人事と認識すればいいのだろう。
何もないのに馬鹿げている。
しかしそれらの文章は何を語っているのか。
無駄に言葉を並べて悦に入っているとも思えず、
何かしら主張したいこともあるのかもしれないが、
文章の中で何を主張するにしても、
結果的にはまったく要領を得ていないように思われ、
ただひたすらその時の心境を、
延々と述べているだけのような気がして、
そういうやり方を
架空の誰かが
批判しているつもりになりたいらしいが、
それでも何を述べているわけでもないといえるだろうか。
とりあえずそこから言葉を記そうとするが、
何も思い浮かばない。
翌日は曇っていて寒い。
午後からは雨が降り出している。
それからどれほどの時間が経過したというのか。
昼の暗い空を見上げているのは誰でもなく、
虚無は心の隙を見つけたらしいが、
誰かがどこかで笑っている現状を
どうすることもできず、
冗談を述べているわけではない、
と自らに言い聞かせているつもりで、
そのくせ言葉に行き詰まったら、
今度はなりふり構わず冗談に逃げようとしている。
いったいそれの何がおかしいのか。
別に開き直っているわけでもない。
そんな風に思っているつもりの誰かには、
何を批判しても馬耳東風なのだ。
それに対する君の言い草がどれほど滑稽であろうと、
まったく気にしているふうも見せず、
それどころか誰の考えも及ばないところで
何かをやるつもりでいるらしく、
誰かはいつも自らの誇大妄想を
実現させようと必死なのだ。
まったくご苦労なことだ。
ただ冗談でそんなことを述べていること自体が
馬鹿げているのかもしれない。
文章の中では
何か適当なことを述べているようでいて、
実際は誰も何も述べていないらしい。
そしてその代わりに
ありふれた言葉がどこかに記されていて、
それを読んでいるありふれた誰かが
どこかにいるわけか。
それは毎度おなじみの空疎な作り話だが、
たぶん現実においてもそうなのかもしれない。
誰かはそういう言い草が気に食わないのだろうが、
では何をそんなに焦っているのか。
明日にでも死んでしまうような兆候は感じられない。
そして誰がいつ死のうと、
君には関係のない事情によって、
それらの文章には
度重なる変更が加えられてしまうのだろう。
それとこれとが関係ないわけがない。
それは何かの逃げ口上か。
実際に言葉を記している誰かは、
君という言葉を安易に使いすぎている。
君が関係しているのは、
それらの文章の内容そのものであり、
それはそうなのだが、
文章の中での君の位置づけが
今ひとつはっきりしない。
作り話的に
君が何をしようとしているのかわからない。
いつもそこで
話がはぐらかされているような気がするのだが、
そんな風にして横道に逸れることに
どんな事情があるとも思えず、
ただ何もないでは済まされないのだろうが、
何もないから何も述べられない、
という理由で正解のような気もするのだが、
だからどうだというのだろう。
そんなことはもとから承知で、
何もないことにかこつけて、
わざとそういういい加減なことを
述べているに過ぎないか。
ならば誰かは
まるで空疎な文章を提示していることになる。
正確に述べるなら、
提示しようとしているのではなく、
ひねり出そうとして
それが果たせずに終わっているのかもしれず、
それが気に入らないことの主な原因なのであり、
それ以外は無視してもかまわないような、
その場その場での感情の変遷が記されているのだろう。

 
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