彼の声 2008.4.15
発行日時: 2008/4/16言葉のつながりを欠いたまま、
紆余曲折という言葉に心がとらわれている。
わけがわからないだろうか。
たぶんそういうことなのであり、
どんなわけでもなく、
そんなわけでまた適当な状況に陥っているようだ。
それは心理的にはどういうことだろう。
この時期にしては珍しく二日連続で空は晴れ渡り、
空疎な思いにとらわれた心を、
さらにとりとめのない状態にとどめおいている。
何となくそんな気がしているだけで、
他に何をどう感じているわけでもなく、
冗長気味にいい加減なことを述べている現状に
変わりはないようだ。
本当に他に何も思わないのだろうか。
人は人に幻想を抱いている。
単なるはったり男でしかない小泉氏に
再登板してもらって、
日本の未来を切り開いてほしい
と思っている人もいるらしいが、
相変わらずの雑誌の中刷り広告が
そんな雰囲気を漂わせ、
毎度おなじみの論客が
何か適当な主張でも闘わせているのだろう。
そういう人たちはまず織田信長に幻想を抱き、
ついで幕末の志士たちにも幻想を抱くのだろう。
大河ドラマ的な文脈に心をとらわれているわけだ。
彼らの未来は過去にあるらしい。
では君の未来はどこにあるのか。
未来に幻想を抱けなければ希望を持てないか。
そうだとしたらどうなのだろう。
それは心理的に鬱状態へ移行する危険性でも
はらんでいるわけか。
そうなったらなったでどうにかなるのだろうが、
どうにもならなくても結果的には
どうにかなったことになるのだろう。
たぶん未来を託されているのは小泉氏ではなく、
誰でもない誰かだ。
誰であってもかまわない。
その辺に歩いている猫や犬であってもかまわない。
何がどうなってもかまわないのだろうが、
中には自殺するのは痛いから
他人を何人か殺して
死刑になろうと努力してしまった人もいるらしく、
彼は希望通りに死刑になるのかもしれないが、
やはりそれで何がどうなるわけでもないようだ。
しかし彼の追従者が何人も出てきたらヤバいか。
絞首刑も痛そうだ。
君はそこからどんな感想を導きだそうとしているのか。
要するに面倒くさいことを進んでやろうとするのは
奇特なことかもしれない。
たぶんそれでもこの世界には未来がある。
どんな未来かわからないが、
そこから何を予想するつもりもなく、
今の時間帯を適当に過ごしている。
それは過ごし方としては適当でないかもしれない。
君も人殺しの彼のように
何かしら努力すべきなのだろうか。
冗談でそんなことを述べてしまうと、
彼に殺傷された人やその近親者に
お詫びしなければならなくなってしまいそうだが、
例えばよくなるきっかけは
どういうところから出てくるわけか。
絶望的なことならいくらでも述べられるかもしれない。
この世界の何がよくなってほしいのだろう。
問題の解決が無理なところからあげるとすれば、
まずは貧困の解消か。
飢餓に苦しむ人々が現代文明を底辺から支えている。
どん底から這い上がってきた人々の成功話を
みんなで共有して盛り上がるわけだ。
どうすれば他人より豊かな暮らしができるか、
そのためのヒントが成功話のどこかに隠されていて、
それを多くの人々が参考にしたいわけか。
冗談でそんなことを述べるのは
倫理的に許し難いことか。
そんな風に語れば語るほど
論理的な飛躍を行使したい誘惑に駆られ、
ヘビメタ的に爆発的な笑いへと誰かの心を導きたいが、
いったいこの世界では何がどうなっているのだろうか。
平穏に暮らすには多くを望まないことが求められている。
狂気に走れば
一瞬の快楽を享受することができるかもしれないが、
そのぶん心も生活も荒んでしまうだろう。
どんな未来を選び取ろうと、
ただそれはそういうことだ。
選び取った結果としてもたらされたそれが
現状を構成するだけだ。
何もなければないなりに
それが現状なのだから仕方がない。
君は現状を見つめ直して、
そこから言葉を組み合わせて
文章を構成しなければならない。
それはどんな気分なのだろう。
冗談に逃げるわけにはいかないのだろうか。
何をどう思い直してみても無駄か。
何も必要とされていない。
そう思い込んでいるだけで、
実際にはやはり紆余曲折の最中でもがいている。
何をつかみ取ろうとしているわけでもないが、
なんとかしようと努力していることに変わりはない。
気分が優れない時も、
それをそのまま受け止めて、
なんとか改善のための努力をおしまないようだ。
それが何に結びつくとも思えないが、
とりあえずなんとかしようとしている。
それだけのことなのだ。
それだけのために誰かは生きている。
結果的になんとかできたからといって、
それで何がどうなるわけでもなく、
さらに何かをどうにかしようとしている未来の誰かに
遭遇するだけだ。
そんなことの繰り返しが
この先延々と続いてゆくのかもしれず、
そこであきらめてしまったらおしまいになるだけか。
それでもかまわないのだろうが、
あきらめるまでは努力し続けなければならず、
それはそういうことでしかない。
あまり幻想を抱く気にはなれない。
未来に何か適当な期待を抱いていれば、
それで気休め程度の効用が得られるのかもしれない。
君はそれで満足すべきか。
満足していれば幸せになれるだろう。
しかし幸せとはどんな状態なのかといえば、
あきらめてしまった後に到来する
癒しの時なのかもしれない。
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