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この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。




彼の声 2007.12.30

発行日: 2007/12/30

見渡す限り何かがあるらしい。
情報操作が行われているとは思えない。
だがなぜかそれらの光景の中に何かが抜け落ちているようだ。
今朝方誰かの策略にはまっている夢を見た。
被害妄想のたぐいだ。
誰にどのような仕打ちを受けたわけではない。
だがなめてかかっているわけではない。
何かくだらぬことを思っているようだが、
それはどんな妄想なのだろう。
何を思ってみてもまったく言葉にならない。
ならば恐ろしい結末とはどんな結末だったのだろう。
いつの記憶でもありはしない。
何を脅迫されているわけでもない。
今日という日付に何が足りないかはわかっているつもりだが、
それについて何をどう述べたらいいのかわからない。
それの何が真実なのだろう。
とりあえず君は神ではない。
やがて誰かが嵐を引っぱってくる。
まったく懲りない性格のようだ。
君はまだ何か述べられると思っている。
考えていることとは違って、
記している言葉は何の意味も示さず、
ただぎくしゃくしている。
何も話にならない。
くどいと思うようになる。
それがどうしたのか。
調和を感じられないようだ。
たぶん誰のための言葉でもないのだろう。
強引にその日を迎えて拍子抜けして待っただけだ。
この地にはありふれた樹木が生えている。
いつまで経っても何がもたらされることもない。
君はそこで何を望んでいたのか。
目的がはっきりしないのはわかっている。
まるで過去の風景のようだ。
その日の記憶がまったくない。
君はそこで何をやっていたのか。
何と何を結びつけようとしてもうまくいかず、
腑に落ちない結果が待ち受けている。
それはいつもの支離滅裂に違いない。
昨日のひらめきから遠ざかり、
過去の言説を言葉でなぞることも叶わない。
未だに仕事に追われているわけだ。
それは昼のことだろう。
優雅な生活を送りたいわけではなさそうだが、
人として無為に一生を過ごすわけにはいかないのだろう。
誰からも見向きもされていないと思っているわけでもない。
誰が君をどうしようとしているのか。
そういう話ではないらしい。
君は君自身の心身を痛めつけているだけのように思われる。
それで本望だとは到底思えない。
もっと違ったやり方があったはずだが、
成り行きまかせにならざるを得ず、
結果的にわけのわからない不具合に悩まされる。
いつもそうなのだからいつまで経ってもそれが改まらない。
そして気がつけばこんな時間だ。
結局そこで何を躊躇しているのでもなかったようで、
ひたすら言葉を記して
その程度ことを述べている現状にたどり着く。
それで何を卑下しているつもりになれるだろう。
見上げれば崖の上に枯れた松がある。
赤く変色していて、
今にも倒れそうだ。
何を連想しているわけでもないが、
誰かがひたすら見上げている。
また何かを買う気になっているのかも知れない。
誰かが買いたい商品は無数にある。
それがわけのわからない展開だとは思わないか。
君に何がわかるだろう。
君に訊いているわけではない。
それは誰でもない誰かであり、
架空の誰かでさえない。
ただそう記しているだけだ。
それが無駄な回り道に入ったことを示しているわけか。
そうならないための迂回路などいくらでもありそうだが、
誰かはそんなこと述べなければ気が済まないようだが、
それは作り話の中だけのことだ。
実際の世界では何も起こりはしない。
事件でさえない。
回り道で何に躓いて転んだのか。
誰かの死体ではあるまいか。
取り越し苦労とはそういうことではないはずだ。
君にはそれを感知できそうもない。
力不足だとは思わないが、
それを知るのに力など必要としていないのかも知れない。
それを知ることは誰の仕事でもありはしない。
知り得ないことを知ろうとするのが娯楽だとも思えない。
心が砕け、
意識が方々へ飛び散っていても、
文章の中に何らかの断片を確認できそうだ。
しかしそこに何が記されているというのか。
原稿用紙などどこにもありはせず、
筆記用具すら確認できない。
昭和の時代などあるか昔に終わっている。
今は時代の中にいるとは思えない。
誰もがそこから立ち去ろうとするのを恐れている。
いったい誰が立ち去っているのか。
時代にしがみつこうとしているのはテレビ番組のたぐいか。
今日も誰かの自己確認につきあわされているらしい。
自分とは何か。
世界とは何か。
世界の中で自分はどのように位置づけられるのか。
誰のことを述べているのでもないらしいが、
はたして君にその先を知ることができるだろうか。
たわいのない話ならいくらでもありそうだが、
それで満足してもかまわないのだろうか。
かまわないと思う。
話とはそういうものだ。
そう述べておけば程度がわかるというものだ。
そこで何が述べられているとも思えず、
話が脳裏を横切り、
目の前を人が通り過ぎる。
ただそれだけのことだ。
そのついでに時も過ぎ去ってしまい、
人は老いて、
やがて死を迎えることとなる。
そんな風にして何かが確実に移り変わっているのだろう。
その道を辿れば、
いつかそれが回り道ではないことに気づくかも知れない。
そこでどんな幻想を抱く羽目になるのか。
別に期待に胸をふくらませているわけでもない。

 
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