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彼の声 2007.12.16

発行日: 2007/12/18

架空の瞳には心に空いた空洞から何が見えているのだろう。
またおかしな言葉の組み合わせだ。
誰かの意識は何を評価しているのでもないようだ。
判断がつかずにいるらしい。
感情がそうさせているのかも知れない。
どのような感情なのかわかる必要はない。
何も悟られないようにしているのだろう。
心の隙を突いて何らかの文字列が出現して、
それを誰かがメモ帳に書き留めているつもりになる。
それは誰にとっても些細な出来事につながっている。
言葉を記すことから遠ざかりたいのか。
それに関して君は何も思わない。
またしても当てが外れたようだ。
そこで何を求めていたのでもない。
記されているのはただのでたらめに相違ない。
感情はどこかに流れ去り、
今は足のかゆみに耐えながら何を思っているのでもないらしい。
まったく関係のないことだろう。
何と何が無関係なのか説明するのが面倒くさいようだ。
誰に向かって説明したいのかわからない。
何かわかりすぎるくらいわかるような内容がないだろうか。
それを文章で示せない。
それは誰の話でもなく、
君が何を語っているのでもない。
君は絶えずでたらめの言葉を保持している。
言葉の組み合わせがそうなってしまうのだから、
それ以外には何もありはしない。
本当にそうだろうか。
あり得る組み合わせは
すべて試したつもりになっているようだが、
何か見落としていないか。
心変わりはいつ訪れるのか。
時間が経過し続けている。
沈黙が長すぎるようで、
誰かはそれが気に入らない。
君はそこから飛躍した結論を導き出そうとしている。
論理的な整合性などまったく考慮に入れず、
ただ闇雲に何かいい加減に思考し続け、
それで何も考えていることにならないような
何かをつかんだつもりになる。
まさか涅槃の境地ではあるまい。
意味不明だろうか。
馬鹿げた言葉が不意に出現してしまったようだ。
不在の君はこの世界のどこを旅しているのだろうか。
あり得ないことだが、
話の中に誰を存在させようとしているのか。
そういう前提こそが嘘の徴候を示している。
ついでに誰かによって打ち砕かれた夢を再構築しようとしている。
それこそあり得ない話になる。
架空の話の中では、
君にはふさわしい最後などどこにも用意されていないだろう。
君が求めているのはそんな結末ではない。
そこでは誰と誰が何をやっているのでもなく、
戦いなどあり得ない。
人々は身勝手な幻想に浸りながら、
絶えずどうしようもない現実を忘れようとしている。
話の核心などありはせず、
その中心を占めるのは空疎そのものだ。
空疎の周りに欲望が渦巻き、
何か感情のようなものが意識されているだけだ。
それに付随して誰かの身体が話の中に構成されているようだが、
そこに至っても何を述べていることにもならず、
ただ君とは無関係な言葉が連なっているだけらしい。
いったい誰がそれを記しているのか。
それは何のための説明なのか。
不要な説明ならない方がマシだろう。
あくびが出てくる。
君に心の空洞などありはしない。
ぽっかり空いた穴があるとすれば、
それは誰のために必要なのでもなく、
ただそこに何らかの穴が存在しているだけだ。
誰にとっても必要から見放されている。
そんなものを読み進めてどうするのか。
誰のことを述べているのでもなく、
誰も気にしていないようだ。
君は絶えずそれ以上を求めており、
見果てぬ夢を超える何かをその目に焼き付けようとするが、
それは冗談のたぐいだろう。
またどうでもいいような嘘をついている。
いつものように行き詰まっているようだ。
わざとそうなるようなことを述べている。
具体的に何をどう説明すれば気が済むのか。
誰のための時間が到来しているのだろうか。
何もできずに窓の外に広がる景色を眺める。
心の中で何か適当な風景を想像している。
誰がそのような言葉の連なりを肯定できるだろうか。
君は何を肯定しているのでもない。
目の前の現実は認識を遠ざける。
それは誰の見解でもありはせず、
まともな認識からはほど遠い結論を模索しているだけだ。
実際に見いだされているのはそんなことではない。
何もかもがあり得ないのではなく、
そういう認識に至るのが不可能なのだ。
文章の内容がかなりくだらないと思われる。
無内容に近い。
本気になれないのだから仕方がないだろう。
利いた風なことを述べている誰かがうらやましく思われる。
過去の自分に重ね合わせているのかも知れない。
誰かはそこから遠ざかれない。
しばらく考え込んでいたようだが、
やはり何かを続行するつもりらしく、
そんな結論に強引に至ろうとしている。
失うものは何もない。
そんな思いこみは勘違いも甚だしい。
真面目に考えるべきではない。
どうでもいいような精神状態を
投げ捨てることができないようだ。
未だにそんなことを述べている。
ねじれた言葉の配置を元に戻すには至らず、
延々とわけがわからないままに貴重な時間を浪費する。
それが君に課せられた使命だとは思えないが、
何かよい手だてはないものか。
抜け出すための方策など何も思いつかず、
ひたすらそんな言葉の連なりに心が飲み込まれ続け、
君が君自身とは無関係であることが証明される。

 
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