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この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。




彼の声 2007.12.15

発行日: 2007/12/17

わからないがそれは愚かな行為だろうか。
君はその愚かな行為を説明できない。
それとは無関係に、
何となくではなく、
何かを確信したいらしい。
確信したい何かを特定することができないでいるらしい。
まったくわけがわからない。
だがそれは誰にとっても何でもないことだ。
そこから遠ざかれば何も思い出せなくなる。
遠ざかるだけの力を持ち合わせていないらしく、
気力を補充している最中のようだ。
それで何をわかったことになるのか。
知りたいのはそんなことではないらしい。
不意に出現した虚無に勝てそうもない。
それで技巧を凝らしているつもりにはなれない。
認識の甘さが命取りというわけでもないだろう。
酸味がきついようだ。
その味は誰かの好みではない。
だが雰囲気だけの語りには飽きているはずだ。
具体的に何を述べたいのか。
君自身がその場所にたどり着いたわけではない。
間違いは誰にでもあることだが、
何が間違っているのかわからないのもよくあることか。
また言葉の使い方がおかしくなる。
余白に何か内容のないことが記されている。
紙切れを燃やして炎の色を見る。
意味のないことかも知れないが、
奇妙な印象を抱く。
無駄なやり方を通して勘違いの意味を探っているらしい。
すべては蛇足なのだろうか。
それ以上何を述べても無駄になる。
差し障りのない範囲内で適当なことを述べているつもりだ。
あり得ないことかも知れない。
テレビ画面に見とれていたらしい。
心がこもっていない。
人間について否定的なことを述べるのは簡単だ。
その否定力によって何を極めようとしているのでもない。
久しぶりの現実逃避なのか。
わかり得ないことをわかり合うつもりなのか。
感覚が欠如している。
この世界の何を肯定したらいいのだろうか。
冗談でそんな問いかけを繰り返している。
たぶんすべてを肯定すべきなのだろう。
誰かは犯罪者の言説を知りたいらしい。
とりとめのないことを述べていたいらしい。
それしかできないのだからそうなるしかない。
まったく馬鹿げたことだ。
それらの物語が馬鹿げていることを確信している。
君は何も覚えていないのか。
事の経緯などわかるはずがない。
いったいそこで何を目撃したというのか。
それは君の記憶ではない。
誰の記憶でもありはしない。
物語の中ではそれらすべては架空の記憶だ。
馬鹿げた話だ。
もう何も述べられない。
何に誘われているのでもなく、
ただ音楽を聴いているだけの時間帯の中に
誰かの意識が停滞している。
あり得ないことだろうか。
語りたいことは何もなく、
ため息ばかりでは
何を語っていることにもならないのはわかりきったことだが、
それ以外に何があるというのか。
それは本当に何でもないことなのだろうか。
いったい何が停滞の原因として断定されようとしているのか。
今日も無意識のうちに否定しうる対象を探しているらしい。
それが馬鹿らしい行為だとは思いたくない。
まだそこまで到達していない。
気分転換の言葉が連なっている。
わけがわからないふりをしているだけか。
自らの至らなさを認めざるを得ないようだ。
誰がやっても同じことのようだ。
誰がそれを語ろうとしているのでもない。
後は否定あるのみのようだ。
ねじれた感情が表情に浮いてこないように、
それを隠すための文章が必要とされている。
一段落つくはずもない。
それで何を示しているつもりになれるのか。
文章から遠ざかり、
言葉から遠ざかる。
実態としては相変わらず何を述べているのでもないらしい。
テレビドラマの中で謎が解かれ、
次いでコマーシャルが入る。
そういう話の終わり方に満足すべきだ。
はたして化け物が人間の感情から生まれていいものかどうか。
誰がありふれた事件に狂喜する手はずになっていたのか。
自分を否定されて
何か不都合なことでもあるのかも知れないが、
我慢が限界に達しようとしているらしい。
それが誰かの思うつぼの展開を構成する。
物語とはそういうものだろう。
君はそれに感動しているようだ。
何がありふれているのでもない。
とりあえず時間がない。
化け物はどこにでもいるらしく、
現にごく普通の人がそうなのだから、
そんなことに驚いているほど純真ではない。
言葉を間違えていることは承知している。
君はどこで道を誤ってしまったのか。
誰かはそれに関してありふれた見解を期待している。
誰もが納得する見解を披露してほしい。
できるわけがないだろう。
君に期待しているのではなく、
その場の雰囲気が適切な言葉を思いつかせてくれることを
期待しているわけだが、
そんなことを述べていること自体が
不適切のような気もしてくる。
そこで踏み外しているのは階段ではない。
何とかその場で妥協のための結論を
用意しなければならなくなる。
凶悪な事件などこれからいくらでも発生するのだろうか。
実際に遭遇するのは確率の問題か。
人が死に、
犯人が捕まり、
裁判が執り行われ、
誰かが判決を下され、
何となく忘れ去られる。
記憶はいつも曖昧だ。
いったい誰が死刑になったのか。
君はそこで誰に同情しているのだろうか。
どんな境遇が悲惨だと思うのか。
それについての明確な判断基準を導き出せずにいるらしい。
愚かだ。

 
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