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この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。




彼の声 2007.11.19

発行日: 2007/11/20

昨日のことは昨日のことであり、
間違っても今日の記憶を含んでいるわけではない。
だから記憶に基づいた文章とはならない。
だからそれらの文章は屁理屈以前の間違いそのものになる。
君の意識は遠くに見える風景から生じている。
そしてそこから遠ざかる。
君は虚無によってもたらされた苦悩の時を乗り越えられず、
そこから生じる悩みを回避すべく様々な方策を巡らすが、
そのことごとくが失敗に終わり、
今や荒廃した大地につなぎとめられ、
そこで身動きがとれなくなっているようだが、
そんなのは作り話に決まっているだろう。
意味不明だ。
誰かが驚いたかも知れない。
なぜそこまで述べてきたことを否定してしまうのか。
いきなりの否定は話になろうとするの断ち切って、
そこで破綻して文章は廃墟と化すだろう。
何かの残骸にまみれてわけがわからなくなってしまう。
しかしそんなのは毎度のことだ。
何か気分次第で投げやりなことを述べているようだ。
誰かはそれをくだらないと思っているが、
そうやって何を避け続けているのだろうか。
間違ってまともなことを述べてしまうのを回避しているわけか。
だが馬鹿げた話以前の話に終始して何になるのだろう。
何にもならないが、
ひたすらそんなことの繰り返しを継続させようとしている。
そこに何か特定の意志が反映されているとは思えないが、
そんなのも嘘に決まっているだろうか。
どこかでそんな愚かな流れを断ち切りたいが、
今はそれに身をまかせている現状があり、
意に反してそれでかまわないと思われるなら、
他に何を述べる必要があるだろうか。
人は何を糧として生きているのか。
わかりきった答えを期待しないでほしいか。
争いごとが糧だとすれば、
そこからどんな利益が導き出されるのか。
悪意に満ちている状況をそのまま放置して、
それと引き替えにして何を得たいのか。
できることならそこに至るすべての過程を
なかったことにしたいらしく、
そして利益の源泉を突き止めようとしているが、
誰がそうしようとしているのか不明のまま、
そこで都合良く眠気が襲ってくるらしい。
面倒くさいことを述べるのは気が進まない。
だから社会が安定していることを前提に、
その後にやってくる予定調和の展開を期待しているようだ。
そのままでは誰もが楽しく暮らせる世の中になってほしいそうだが、
他の誰かを苦しめることが楽しみな人にとっては
自己矛盾を引き起こしてしまうだろう。
あり得ないことだが、
たちまちそんな馬鹿げた意図に直面してしまい、
他人を思い悩ませることを生業としている人々にとっては、
そんな現状がこの世のすべてだと思われるのだろう。
それがその場での正解か。
それでうまく立ち回っているつもりになり、
今度はそれを押し進めて
自らにもたらされる利益を倍増させようとしている。
くだらぬ妄想もいい加減にやめてほしいか。
やれるものならやってみればいいことでしかない。
世の中の流れに乗っかって、
それに沿った行動によって
人々の先頭に立ちたいのかも知れないが、
それで何に勝っていることになるのだろうか。
ゲームでの勝利に勝る快楽などありはしないだろう。
それに伴って構築された仕組みは単純なものだ。
単純になれれば勝利できるのだ。
単純になれさえすれば勝利していると思っていられる。
勝ち負けの基準で判断していれば、
それで万事うまく回っていくだろう。
しかしそんな話がどこまでまかり通っていくのだろうか。
どうなろうと君には無関係なことか。
そこで語っているのは君ではないし、
それを肯定しているのも君ではなく、
認めているのも君ではない。
それらの状況は君の存在や意識の介在を必要としない。
だから楽しくなっているわけか。
気がつけばどこかで流れが止まり、
時が経つにつれよどんでくる。
そしてそんな不透明な状況を好む人種がどこからともなく現れ、
状況は変容を被る。
変化に適応した彼らは水を得た魚のように泳ぎ回り、
そこに漂っている栄養分を吸い取り続ける。
いったんそうなってしまえば君の出番はない。
君はすでに岩の中に封じ込められている。
彼らは君の存在を疎ましく思っていたようで、
それを無視できるような組織をこの世に構成しようとしている。
何とか君なしでそこにある駆動装置を操作していきたい。
それらの行為は勝利とは無関係だが、
それでも絶えず装置が機能し続ければ、
できあがったばかりの組織を維持できる。
だからよどみが必要なのだ。
何らかの自然現象によって激流が生じてしまっては、
それまでに築き上げてきたすべての怠慢が押し流されてしまい、
自らのゆがんだ願望を隠してきた雰囲気がこの世から一掃されて、
諸悪の根源が明らかとなってしまう。
それでは生きていけないだろうか。
しかしいったい何の話を展開しているのか。
たぶん誰かの空想の産物なのだろうが、
それらの話を現状に当てはめてみても、
何が導き出されるわけでもないだろうが、
何となくそんなことを述べていると、
今生じている現実の諸問題について、
何か気の利いたことを述べている気になってくるようだが、
それと同時に言いしれぬ虚しさも生じてくるはずだ。
まったく何もかもが馬鹿げているだろうか。

 
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