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音楽の勉強をしませんか? こちらでは、音響学、音楽心理学、音楽療法など音楽の学問に焦点を当てています。
難しそうと思わないでください。 やさしく解説しています。




音楽学アカデミー ニュース版 第3号

発行日: 2002/12/20

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    音楽学アカデミー ニュース版 http://ongakugaku.tripod.co.jp/


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目次:作者の近況
    エッセイ「ものの考え方」
    新規文献(14冊)
    ニュース(2件)
    今回のプレミアム(過去2号)
    お知らせ
    始めて登録された方へ

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●作者の近況

ようやく’プラスアルファ’(今回はエッセイ)を加えることが出来ました。
前のニュース版2号はデータ中心でしたから、
これが毎号続くんじゃないかと思って、
残念なことにメールマガジンを解除してしまった方がいます。
今まで忙しかったですから、書くに書けない状態でして、
その理由はやはりプレミアムでしょうか。

有料版メールマガジンのサンプルを
発行した第2号「脳とホルモン、そして音楽との関係」に移し変えました。
ご覧頂ければ分かりますが、今までのものとは大幅に違います。
実は、こういったものを書きたかったんです。
特別寄稿でご存知のミケさんは『まるで論文』と評し、
ぴょんさんは『学問的原稿』と言っています。

そして、今までの原稿と同じように’笑い’があります。
なぜ付け加えるのか?

答え:苦しいから。

ほぼ毎日、画面や文献とにらめっこしています。
原稿を書くときには起承転結に四苦八苦し、
吟味すること16回、ため息をつくのは32回と順次倍になっています。
そのうち、1024回のなにかをすることになるかもしれません。

でも、逃げることは出来ないですし、しません。
好きで選んだ道ですから。
’一時的な現実逃避’としてまず自分が楽しんでいます。

とりあえず、プレミアムのサンプルを見に来てください。

http://members.tripod.co.jp/ongakugaku/mag/pre.html



●エッセイ「ものの考え方」

つい最近のニュースによると学力低下が起こってきているようですね。
そうなると、教室では教師のため息が漏れでる音が
絶え間なく続いているのでしょうか?
ときには癇癪を起こし、「勉強しろ!」、「本を読め!」と
叫びたくなるのかもしれません。
でも、生徒にはたまったもんじゃありません。
変化がランダムな 1/f^0 のゆらぎを聞き、心が発育不良、
大きなストレスを抱きかかえる……。
悩ましい世の中です。

ものの考え方は少し前は専門的。
現在はボーダーレスで、あっちこっちの分野が入り乱れ、
組んずほくれずの状態です。
今回はそんな時代に合った作者の思考術を書きます。
手近な教材としてキルケゴール「死に至る病」を取り上げますね。

「げっ、哲学! どこが手近だ!?」

……急いでスクロールボタンを押さないでください。
なにも全文の解説をするわけではないですよ。
でも、どんなことが書かれているのか、最初の方を見てみます。

> 人間は精神である。 しかし精神とは何であるか?
> 精神とは自己である。 しかし自己とは何であるか?
> 自己とは一つの関係、その関係、それ自身に関係する関係である。
> あるいはその関係において、その関係がそれ自身に関係するということ、
> そのことである。

眠くなってきました?
冒頭の数行で全てを理解するのは無理なことです。
実際、上記の引用について考えることは飛ばしている方もいるでしょうね。
おおまかに解説します。

キルケゴールは「死に至る病」をなんと定義したか?
’絶望’です。
ところで、著者は西洋人。
少なからずキリスト教の影響を受けています。
つまり、絶望から抜け出す手段として

> 信じる者は可能性という絶望に対する永遠に確かな
> 解毒剤を所持している(他にもありますが割愛します)。

このように’祈り’と宗教性を持ってきています。
でも、我々日本人は大多数が無神論者。
上記の考えは相成れないでしょうね。
そこで、死に至る病”絶望”から抜け出す手段として”祈り”ではなく
”希望”という文字に置き換えてみたらしっくりくると思います。
実際、神社に行くのは”お祈り”というよりも
神様に”希望”を叶えてほしいと願掛けに訪れますよね?

さて、今まで出てきたキーワード。
”アキレウスと亀”、”オデュッセイア”でお馴染みの
ギリシャ神話にも登場してきています。
ご存知ですか?
”パンドラの箱”という物語に……。


他にもカント「批判三部作」、スピノザ「倫理学」などにも
接してきていますが、ほとんど忘れており、ファイルを見なければ
思い出せない始末です。
内容を覚えているのはこの「死に至る病」ぐらいなものですね。

こういう風に色々な分野に触れていると、
他の’もの’同士をくっつけやすくなり、また発展させやすくなります。
上記の例でしたら、’ギリシャ神話・西洋文明・宗教’などでしょうか。
しかも忘れにくくなるというオマケ付き。

演奏や音楽の場合にも同じですね。
皆さんもちょっと考えてみてください。


●12月後半の新刊文献

 これから発行されるもの、もしくは、発行されたものです。
 書名/著者/発行所/値段 となっており、
 それぞれ、音楽学に関係するものと思っています。

 *作者は目を通していませんので、購入されるときには
  内容を確認してからお願いいたします。

・時間とは何か(哲学)
 /チャールズ・H・ホランド 著/青土社/¥2400

・アマデウスの魔法の音 集中力(音楽療法)
 /ドン・キャンベル 著/アーティスト ハウス/¥1800

・ジプシーの謎(歴史)
 /アンリエット・アセオ 著/創元社/¥1400

・音入門 聴覚・音声科学のための音響学
 /チャールズ・E・スピークス 著/海文堂出版/¥3500

・聾・聴覚障害百科事典
 /キャロル・ターキントン&アレン・E・サスマン 著/明石出版/¥7500

・音楽の美術館
 /カロリーヌ・デノエット 著/カワイ出版/¥1600

・音楽史の形成とメディア
 /大崎 滋生 著/平凡社/¥3000

・天と地の響き ヨーロッパ音楽家紀行
 /小塩 節文 著/日本基督教団出版局/¥2100

・「素敵な声」見つける本 あなたの声を魅力的にする発声トレーニング
 /福島 英 著/シンコー ミュージック/¥1000

・江戸でピアノを バロックの家康からロマン派の慶喜まで
 /岳本 恭治 著/未知谷/¥2800

・横笛の魅力 改訂新版
 /寳山 左衛門 著/出版芸術社/¥2400

・世襲について 美術・芸能編
 /竹内 誠 監修/日本実業出版社/¥2000

・アメリカの音楽系大学留学ガイド
 /上田 浩司 著/三條社/¥1900

・原始日本語はこうして出来た
 擬音語仮説とホツマ文字の字源解明に基づく結論(言語)
 /大空 照明 著/文芸社/¥2000


 <今回の書籍リストから>
 「音入門」、「江戸でピアノを」、「原始日本語はこうして出来た」に
 興味がありますね。
 「音入門」は久々の音響です。
 こういう理系書は公式が所狭しと書かれているものと、それをある
 程度まで落とし、分かりやすく説明したものに二部されますね。
 多分、この本の内容は後者だと思いますが、気になります。
 「江戸でピアノを」は面白いタイトルですよね。
 この本の説明文には、日本史とバロック時代を比べたものとあり、
 ちょうどそんな対比もできるものだなと思いました。
 「原始日本語はこうして出来た」は言葉と音楽は密接な関係があり、
 その点で役立ちそうですね。


●ニュース

 サイトのリンクが切れていることがありますので、
 訪問するのはなるべくお早めに。

・この1年の着メロ人気、CMなどのタイアップ曲強し 2002/12/13

 この1年間にインターネットを通じてダウンロードされた携帯電話の
 着信メロディーは、大半をCMやドラマ、映画などの「タイアップ曲」が
 占めたことが、着メロサービス大手「三愛 ギガネットワークス」の
 まとめで分かった。

 http://www.yomiuri.co.jp/02/20021213i413.htm


・内耳「有毛細胞」を再生、動物実験で京大チーム成功 2002/12/15

 音を聞き取るのに重要な役割を果たす内耳の「有毛細胞」を再生させることに、
 伊藤寿一・京都大教授らの研究チームがネズミの実験で成功した。
 聴力回復に新たな可能性を開く基礎研究として注目され、
 来年2月の米国耳鼻咽喉(いんこう)科基礎学会で発表する。

 http://www.yomiuri.co.jp/04/20021215i102.htm



●今回のプレミアム(過去2号)

堅苦しい論文調のタイトルですが(笑)、中身は以前のように
’笑い’と’思考’が付加されています。

 第3号:「聴覚フィードバックと演奏熟達の関連性」
      購読対象:演奏者(管弦打問わず)とその先生
      原稿担当:作者
 第4号:「日本の音楽的文化’カラオケ’」
      購読対象:音楽社会学に携わる人
      原稿担当:ぴょんさん

登録はこちらから
http://members.tripod.co.jp/ongakugaku/mag/pre.html


●お知らせ(作者の近況)

・今回の発行で今年のメールマガジンは終わりです。
 次回はひょっとしたら’新規文献’がないかもしれません。
 そのコーナーは図書館で調べています。
 年末年始は閉館しますので……。
 その代わり、文献の紹介になると思います。

 では、風邪をひいたりしないよう、気を付けてくださいね。
 また来年!


●始めて登録された方へ

・このメールマガジンは、音楽の学問である音楽学のニュース類を
 伝えていくものです。
 時として、アンケートや広告、書籍の紹介をやることがあります。
 質問がありましたらお気軽に掲示板、もしくはメールでお願いします。
 http://ongakugaku.tripod.co.jp/

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発行者:猪狩 裕英(いがり ひろひで)
連絡先: seagull@adn.nu
発行周期:不定期(主に5日、20日)

メールマガジンの登録・解除・変更はこちらで
 http://members.tripod.co.jp/ongakugaku/mag/mag.html

*内容の無断転載はご遠慮ください。

 
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