映画のなかの人生…Vol.789「フィクサー」★★★
発行日時: 2008/4/22┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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ある弁護士事務所で、大型案件に関わるベテランが奇行に走った。
急遽トラブル担当が現場に向かうが、事態は予想以上に深刻。
案件は不正そのもので、怒ったベテラン弁護士は姿をくらます。
男は何とか彼の身柄を確保し、事務所の面目を保とうとするが…。
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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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六本木ヒルズほか、シネコンで観る方がいいですね。
大きなスクリーンで観たいのであれば、ですが。
相変わらず社会派映画は、空いてますね…。
オスカー受賞とか、関係ないんだろうな。
筆者は六本木ヒルズの朝イチに行ったりして、
見事に貸し切り状態でした。何か豪華な気分?
▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
4/23(水) 10:35/13:35/16:20/19:05/21:50〜24:05(終)
4/24(木)〜4/25(金) 10:35/13:35/16:20/19:05/21:50/24:50〜27:05(終)
4/26(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
同 プレミアスクリーン
4/23(水) 10:00/12:50/15:45/22:00〜24:15(終)
4/24(木)〜4/25(金) 10:00/12:50/15:45/22:00/25:20〜27:35(終)
4/26(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼品川 品川プリンスシネマ
4/23(水) 9:45/12:35/15:20/18:40/21:15〜23:25(終)
4/24(木)〜4/25(金) 12:35/15:20/18:40/21:15〜23:25(終)
4/26(土)〜 10:30/16:00/21:00〜23:10(終)
▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
〜4/25(金) 10:45/13:30/16:00/18:30/21:15〜23:25(終)
4/26(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼お台場 シネマメディアージュ
〜4/25(金) 14:00/16:40/19:30〜21:45(終)
4/26(土) 17:50/20:30/23:10/1:50〜4:05(終)
4/27(日)〜 17:50/20:30〜22:45(終)
▼日比谷 日比谷みゆき座
10:20/13:00/15:40/18:20〜20:35(終)
▼渋谷 渋東シネタワー
〜4/25(金) 20:20〜22:30(終)
4/26(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
〜4/25(金) 11:45/14:20/16:50/21:50〜0:00(終)
4/26(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
〜4/25(金) 10:30/13:15/16:00/19:00/21:30〜23:40(終)
4/26(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
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┃3┃ Review (観おわったあなたへ)
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【ポイント】★★★
<内訳>
テーマ :★★★★
ストーリー :★★
キャスト :★★★
スタッフ :★★
>テーマ ★★★★<
個人の仕事と、社会の正義が、いかに両立しづらいものかを、
切々と感じさせる部分は「インサイダー」を思いおこさせる。
>ストーリー ★★<
社会派サスペンスと銘打った割には、全体的な展開は鈍いので、
最後に見どころはあるものの、雰囲気はドキュメンタリー風。
>キャスト ★★★<
出ずっぱりのクルーニーより、壊れ気味に怒り続けるベテランの
トム・ウィルキンソンが奮戦。スウィントンは…出番なさすぎ?
>スタッフ ★★<
ドキュメンタリー風なのに、妙に時間軸をずらし、場面が並行し、
一方で事件の焦点がどこかも定まらず、中途半端が目立つ。
>総評 ★★★<
つまらなくはないですが、ピンとこない映画でした。
もみ消し屋の弁護士が、法知識を片手に大活躍、
ってわけではなく、彼は立派なサラリーマンで。
むしろ事態の展開に、最初から右往左往していて、
カッコイイのは最後だけ、ちょっと期待を外し気味。
だったら最初から、ドキュメンタリーだと思って、
ある弁護士事務所の、キビシイ現実を描けばいいのに。
しかし、ティルダ・スウィントンの受賞は謎だ…。
「L.A.コンフィデンシャル」のキム・ベイシンガー並だ…。
やっぱりクルーニーの組織票って、重いのかな…。
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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
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あなたの仕事は、社会に貢献していますか。
そんなことを言われても。
単純なコピーとりやお茶くみが、
どれだけ社会に貢献しているだろう?
日々のレポート作成や、お店での留守番や、
ビラ配りや、工場の流れ作業や、ウェイターが、
社会に貢献しているかなんて、普段は考えない。
社会どころか、自分の会社のために、
誰かのためになっているのかさえ、
時として分からずに、無我夢中の時もある。
本当は、自分がしていることが、
誰かのためになっているから、
自分にお金が入ってくるはずなのに。
しかし、実際にそうかどうかは分からない。
何かを作ったり、実際のサービスをしているなら、
まだ誰かのためになっていると、思えるかもしれないが。
だが、弁護士ともなると、そんな現場は遥か遠く。
自分たちが弁護している企業が、
いったいどんな企業かさえ気にしない。
頼まれた依頼を受け、法廷を有利に導く。
不都合な事実を消し、企業の論理を立てる。
例えそれが、社会のためであろうと、なかろうと。
だってそれが、日々の糧になるのだから。
高給取りの月給を、支えているのだから。
彼らにも家族と、守るべき生活があるのだから。
やれ、と言われたことをやる。
やるな、と言われたことをやらない。
弁護士も、サラリーマンも、最後はそうなる。
人はそうやって、組織に慣らされていく。
社会がどうか、ということに目をつぶり、
自分の生活しか、見えなくなっていく。
やがて企業は暴走し、時に甚大な被害をもたらす。
牛肉じゃない牛肉を、作ったりする。
新しくない、出来たての商品が出回る。
返せるはずのない人に、無理矢理借金をさせ、
根拠のない債権で、銀行が買い物したりする。
誰のためにもならない仕事が、増えてしまうから。
不祥事を起こした会社の社員は、本当に無罪だろうか。
そして、不祥事を起こしていないいまの自分も、
本当に無罪のままで、いられるだろうか?
本当にいまの仕事は、誰かのためになっているか。
確かめながら仕事をすることは、とても難しい。
しかし、日々の生活と引き換えに良心を売り渡せば、
最後にとばっちりを受けるのは、きっと自分だろう。
2008/4/22 TOHOシネマズ六本木ヒルズにて。
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┃6┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。
★次回予告「譜めくりの女」……………………………………………
最近、日本での公開作が多いカトリーヌ・フロですが、今回は、
ピアニストになるそうで。ピアニストの横には譜めくりがいます。
そう言われてみれば、テレビでもたまに見かけたりしますよね。
あの人はどんな人なんだろう…その謎が、謎を呼ぶサスペンス。
で、次回もお楽しみに。次回は金曜の予定。
http://piano.cinemacafe.net/
★今後の予定など………………………………………………………
さて、そろそろゴールデンウィークですね。
皆さんのご予定はいかがでしょうか。
筆者は特に何もなく、映画館に行く時間がとれる…?
というわけで、ゴールデンウィーク公開映画が、
いろいろ待ちかまえております。
最大の話題作は「There Will Be Blood」でしょうね。
ダニエル・デイ=ルイスの、主演男優賞受賞作です。
でも個人的には「I'm not there」に期待だな。
クリスチャン・ベイルやケイト・ブランシェットら、
実力派俳優がボブ・ディランを交互に演じるのが面白そう。
というわけで、これからもお楽しみに。
「I'm not there」http://www.imnotthere.jp/
「紀元前1万年」http://wwws.warnerbros.co.jp/10000bc/
「There Will Be Blood」http://www.movies.co.jp/therewillbeblood/
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