映画のなかの人生…Vol.764「28週後…」★★★
発行日時: 2008/1/24┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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ウイルスによる壊滅後、米軍主導で復興が始まったロンドンの街。
帰国者は小さな街区に詰め込まれ、厳重な監視下に置かれたが、
意外なところから保菌者が見つかり、たちまち街に蔓延していく。
あまりのパニック状態に、軍は恐るべき最終決断を迫られる。
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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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六本木ほか、池袋、新宿、有楽町、台場などでの上映です。
いちばんいいのは六本木でしょうね。
まあ、どこに行っても空いてはいるでしょう。
▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
1/25(金) 21:55/24:30/27:05〜29:05(終)
1/26(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼池袋 池袋HUMAXシネマズ4
1/25(金) 11:00/13:15/15:30/17:45/20:00〜21:55(終)
1/26(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼新宿(歌舞伎町) 新宿東亜興行チェーン
11:00/13:05/15:10/17:15/19:20〜21:10(終)
※ 金・土はオールナイト 21:35/23:50/2:05〜3:55(終)
▼有楽町 有楽町スバル座
11:45/14:05/16:25/18:45〜20:45(終)
▼お台場 シネマメディアージュ
1/25(金) 10:50/13:10/15:30/17:50/20:20〜22:15(終)
1/26(土) 17:50/20:10/22:30/0:50〜2:45(終)
1/27(日) 17:50/20:10〜22:05(終)
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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★
<内訳>
テーマ :★★
ストーリー :★★★
キャスト :★★★
スタッフ :★★★
>テーマ ★★<
極限状態で人間がいかに残酷になるかを描いた前作と比べると、
衝撃はないが、それでも人間の惨さをきちんと描いてはいる。
>ストーリー ★★★<
子どもたちが妙にラッキーな点や、最後の出口が見えないことが、
展開を冗長にしているが、緊張感のある場面をうまくつなぐ。
>キャスト ★★★<
ロバート・カーライルが主演ではないが、ローズ・バーンなど、
堅実な俳優たちが、うまく子どもたちを導いているのが分かる。
>スタッフ ★★★<
前作と同じように、空っぽのロンドンや、早回しのゾンビたちを
うまくつないでおり、そこに白兵戦も今回は上手く加えている。
>総評 ★★★<
期待していなかったからか、意外とまともでした。
ちゃんと前作とつながっているし、つじつまも合う。
子どもたちが、やたらと幸運に恵まれるあたりが、
どうも面白みを削いでいるように思いますが、
周辺のキャラたちは、必死に生き残ろうとしている。
彼らの真摯な取組と、残酷な結末には圧倒されます。
ただ、前作のように、ひとりひとりの人間を注視し、
極限状態に追い詰められた人間そのものの怖さが、
にじみ出てくるようなものではありません。
どちらかというと、これは組織の人間に対する怖さです。
それだと、ちょっとありきたりなんだよな…。
娯楽作品としては、それなりの出来です。
前作が好きな人なら。次作もちょっとだけ気になる。
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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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阪神大震災から、すでに10年以上が経過している。
私自身は、大きな災害にあったことはない。
それどころか、入院したこともないし、
骨を折ったことも、小さな剥離骨折程度である。
もちろん痛かったが、大病したということもない。
それでも不意の事故で、命を落とすかもしれない。
とんでもない災害があって、身体を失うかもしれない。
鳥インフルエンザが現実になり、病気になることも。
いつ、どこで、何が忍びよってくるか分からない。
運命や自然の脅威は、どこで顔を出すのだろう。
彼らと出くわしたとき、私はどんな行動をするだろう。
妻を目の前で、見棄てることができるだろうか。
肉親を目の前で、撃ち殺すことができるだろうか。
何の罪もない人々を、焼き殺し、ひき殺す、
そんなことが、本当にできるんだおるか。
パニック映画では、そんなことが平気で起きる。
突然、ひどい事件が起き、人々があわてふためく。
平和な街が、途端に戦場になり、人々が殺し合う。
肉親を殺す人間も、見棄てる人間も。
蔓延するウイルスに対し、軍が始める殲滅も。
結局、極限状態に陥れば、人は自分がカワイイのだ。
人間は自分しか愛することが出来ないのか。
絶望的な状態になって、人々は改めて痛感する。
何とか抗おうと、命を賭けて誰かを守ろうとする。
でも、その結末は、結局は死だ。
それで良かったのか、どうかは、
死んでみないと、分からないことなのだ。
私自身は、いまのところそんなこともなく、
平和な毎日を、これからもずっと送りつづけ、
70だか、80だかで、みんなに疎まれながら、
変な病気にかかって死ぬのだろう、としか思わない。
しかし、誰もがそんな結末を迎えるわけではない。
絶望は突然現れて、そして人間は自分の浅ましさに気づく。
せめて、いつでも覚悟は、しておかなければならない。
2008/1/24 池袋ヒューマックスシネマ2にて。
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┃6┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。
★次回予告「ヒトラーの贋札」………………………………………
ナチ政権下のドイツについて、最近多くの映画が作られています。
この映画もその1つで、今回はホロコーストの収容所のなかで、
ナチが偽札づくりを主導していた、という仕掛けが新しいかも。
今年のアカデミー賞外国語映画部門にも、ノミネートされてました。
で、次回もお楽しみに。次回は明日金曜の予定。
http://www.nise-satsu.com/
★今後の予定など………………………………………………………
今後は、以下のような予定。
「スウィーニー・トッド」はジョニー・デップが、
オスカーにノミネートされましたね。内容は知りませんが。
一方で、リドリー・スコットが自信満々だった?
オスカー俳優揃い踏みの「アメリカン・ギャングスター」は、
ほとんどかすりもしませんでした。まあ、常連ばかりだからなあ。
「潜水服は蝶の夢を見る」はフランスの代表作品。
オスカー以外でも、いろいろと好評を得ているようで。
「エリザベス・ゴールデンエイジ」は、前作がケイト・ブランシェットの
出世作であり、今回もオスカーにノミネートされたようで。
ノミネートが発表されると、何だかんだといって、
アカデミー賞に関する話題が増えてくるものです。
というわけで、これからもお楽しみに。
「スウィーニー・トッド」http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/
「ハーフェズ ペルシャの詩」http://www.bitters.co.jp/hafez/
「フローズンタイム」http://www.frozen-time.jp/
「アメリカンギャングスター」http://americangangster.jp/
「ラスト・コーション」http://www.wisepolicy.com/lust_caution/
「ミスターロンリー」http://misterlonely.gyao.jp/
「歓喜の歌」http://www.kankinouta.com/
「潜水服は蝶の夢を見る」http://chou-no-yume.com/
「君のためなら千回でも」http://eiga.com/official/kimisen/
「エリザベス・ゴールデンエイジ」http://www.elizabeth-goldenage.jp/
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