【映画とは、人生を2時間で切り取るものだ】。そんな視点からつづる、1000文字の映画コラム。いろんな映画をきっかけに、生き方について考えてみませんか。ありふれた日常のなかで、答えを探すあなたに、ぜひ。
- 最新号:2008-09-25
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映画のなかの人生…Vol.733「クローズド・ノート」★★★
発行日: 2007/10/5
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☆ ★ ☆ 映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。
_ ___________
Vol.733「クローズド・ノート」★★★ 2007.10.5(金)
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【1】STORY
引越先で、前の住人の日記を見つけた学生が、その日記を
読みながら、恋に、人生に、前向きな思いを探していく。
【2】Michelin
日劇PLEXほか。きっとどこも空いているはず。
【3】Review
特にとがったところはないが、大失敗もしていない印象。
【4】Column
デジタル技術の進歩は、全ての人に日記をもたらした。
________________________________________________Closed Note
監督の行定勲よりも、共演の竹内結子よりも、いちばん肝心な
映画の内容なんかよりも、沢尻エリカの言動が話題のこの映画。
私はゴシップも、主演女優も全く気にしないので観てきました。
しかし、こんなに空っぽな状況は、ほとんど初めてみたような…。
<オフィシャルサイト>
http://closed-note.com/
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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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引越先で前の住人の日記を見つけ、読みはじめた女子大生。
その日記には、新任教師が小学校で奮闘する日々が綴られていた。
その言葉に勇気をもらいながら、彼女も自分の恋の相手に、
好きになってもらおうと頑張るのだが、ノートには意外な秘密が。
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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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日劇PLEXほか、都内各所のシネコンなどでやってます。
がらんどうでした。豊洲の一番大きなスクリーン10なのに。
同じ平日でも、エヴァはこの100倍くらい入っていたはず…。
みんな、ゴシップって気にするんですねえ。
竹内結子や伊勢谷友介には、関係のない話です。
そして何より映画の出来には関係ないのに…ふうん。
▼有楽町 日劇PLEX
10:00/13:00/16:00/19:00〜21:35(終)
▼新宿 新宿バルト9
〜10/12(金) 10:30/13:20/16:10/19:00/21:50/0:40〜3:10(終)
10/13(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼品川 品川プリンスシネマ
10/6(土)〜10/8(月) 9:20/12:15/15:10/18:05/21:00〜23:30(終)
10/9(火) 12:15/15:10/18:05/21:00〜23:30(終)
10/10(水) 9:20/12:15/15:10/18:05/21:00〜23:30(終)
10/11(木)〜10/12(金) 12:15/15:10/18:05/21:00〜23:30(終)
10/13(土)〜10/14(日) 9:20/14:25/17:20/20:40〜23:10(終)
▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
〜10/7(日) 13:00/16:00/18:45/21:45/0:30〜2:59(終)
10/8(月)〜10/12(金) 13:00/16:00/18:45/21:45〜0:14(終)
10/13(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
〜10/7(日) 9:50/12:45/15:40/18:35/21:35/24:30/27:25〜29:55(終)
10/8(月)〜10/10(水) 9:50/12:45/15:40/18:35/21:35〜24:05(終)
10/11(木)〜10/12(金) 9:50/12:45/15:40/18:35/21:35/24:30/27:25〜29:55(終)
10/13(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼渋谷 渋東シネタワー
10:10/13:10/16:10/19:10〜21:45(終)
▼池袋 池袋HUMAXシネマズ4
11:45/14:35/17:25/20:15〜22:40(終)
▼お台場 シネマメディアージュ
10/6(土) 11:00/14:00/17:00/20:00/23:00/2:00〜4:30(終)
10/7(日)〜10/12(金) 11:00/14:00/17:00/20:00〜22:30(終)
10/13(土) 11:00/14:00/17:00/20:00/23:00/2:00〜4:30(終)
10/14(日)〜 11:00/14:00/17:00/20:00〜22:30(終)
▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
〜10/12(金) 10:00/12:50/15:40/18:30/21:20〜23:50(終)
10/13(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
〜10/7(日) 12:45/15:45/18:45/21:30/0:15〜2:44(終)
10/8(月)〜10/12(金) 12:45/15:45/18:45/21:30〜23:59(終)
10/13(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★
<内訳>
テーマ :★★★
ストーリー :★★★
キャスト :★★★
スタッフ :★★★
>テーマ ★★★<
テーマが絞り切れていないのが残念。恋愛映画と教育映画、
そして青春映画が同居して、どれも中途半端なところがある。
>ストーリー ★★★<
物語のテンポは良く、3つのテーマが次々と切り替わるので、
飽きることはないのだが、2時間を超えるとさすがに長い。
>キャスト ★★★<
沢尻エリカは演技力には問題ない。伊勢谷友介の画才も光る。
竹内結子は小学校教師にはキレイすぎて、現実味がないが…。
>スタッフ ★★★<
日常の穏やかな日々を、ユーモアを交えながら描いていく点は、
行定勲の演出にも安定感が出てきた。特に印象も残らないが…。
>総評 ★★★<
つまらなくはなかったです。
でも、ピンとこなかった。
なんか、恋愛映画に日記の中の学校物語が割り込んで、
しかもオチは恋愛映画的ではない、というのが分かりづらい。
観客として、どこに期待したらいいのかが見えてこない。
3つも物語を盛り込めば、2時間からもはみ出るわけで。
日記の謎も、特に意外性があるわけではないし、
女子大生の青春をちょっと微笑ましく眺めてはみるが、
最後にとがった印象も残ることはない。もうひとひねり。
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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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伝えられない言葉がある。
伝えられない気持ちがある。
誰かに、伝えられない気持ちがあることを、
残しておくことが、日記の役割かもしれない。
あの日、あんなことが言えなかったこと。
その日、こうしておけばいいと思ったこと。
そんなことを、日記に書いて人は記憶を残す。
昔の人は、ぶ厚いノートに、古い万年筆で。
丁寧に自分の軌跡を、残していたものだ。
この映画で、日記をつけていた小学校教師が、
担任するクラスのたくさんの子どもたちに、
伝えたい想いを、持ち続けていたように。
そして、最後に彼女が日記を振り返ったとき、
いろいろな想いが、変わってきたことに気づく。
不登校の女の子にも、自分の熱意が伝わったり。
そして愛するあの人にも、自分の好意が伝わったり。
いろんな想いを伝えるために、
人は生きているのだろうか。
だって、日記をつけていなくても、
誰もが、本当はそんな想いを抱いているのだ。
この映画の女子大生が、そうだったように。
憧れのイラストレーターも、そうだったように。
誰もが好きな人に、好意を伝えることができず、
伝えられたとしても、どうにもならないままに生きている。
最近は、万年筆なんてなくても、
日々、日記なんてつけていなくても、
そんな記録が、残ってしまうことがある。
私は、毎日のEメールの記録をたまに眺める。
そこには、同窓会の記録や、恋人との日々や、
報われなかった努力や、いろんなことが残っている。
決して、永遠に残しておきたいわけではないのに。
デジタル技術の進歩は、手紙を書くことを簡単にして、
手紙をとっておくことも簡単にしてしまった。
そのせいで、多くの伝えきれない想いが、
仮想空間のメールボックスには、たくさん詰め込まれている。
あなたも、クローズド・ノートを持っているのだ。
だからたまに、振り返って眺めてみるといい。
自分がいかに傷ついて、そして立ち直ってきたか。
図らずも自らの成長が、きっとそこには描かれているのだから。
2007/10/3 ユナイテッドシネマズ豊洲にて。
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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。
★次回予告「サウスバウンド」………………………………………
森田芳光監督の最新作は、人気作家となった奥田英朗原作で、
元過激派の過激な父親が、破天荒に家族を振り回すという物語。
主演は豊川悦司、天海祐希。トヨエツさんが、こんなに明るい、
ハキハキした役をしているのは、久しぶりに観るような…。
で、次回もお楽しみに。次回は来週火曜の予定。
http://southbound-movie.com/
★今後の予定など………………………………………………………
来週のあと2本は、ジェット・リーの「ローグアサシン」と、
フィクションをドキュメント風に扱った「大統領暗殺」の予定。
ジェット・リーの冷静な暗殺者ぶりに、期待したいところ。
「ローグアサシン」http://www.rogue-assassin.com/
「大統領暗殺」http://www.20071019.jp/
さて、今月の注目作は、いまのところ以下のとおり。
最大の注目作は「アフターウェディング」。
傑作「しあわせな孤独」に続く、最新作がいよいよ上陸。
さらに11月には前作にあたる「ある愛の風景」も公開に。
監督スサンネ・ビアは、ラース・フォン・トリアーなんて
目じゃない、北欧最高峰の監督として進化を続けているはず。
本誌の読者の皆さんには、ぜひとも期待してほしい方です。
「アフターウェディング」http://www.after-wedding.com/
「キングダム 見えざる敵」http://www.kingdom-movie.jp/
「クワイエットルームにようこそ」http://www.quietroom-movie.com/
「グッドシェパード」http://www.goodshepherd.jp/
「自虐の詩」http://www.jigyaku.com/
というわけで、これからもお楽しみに。
★最新情報はブログにて!!…………………………………………
ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/
※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!
ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。
また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!
★これまでのバックナンバー…………………………………………
バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。
http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)
メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)
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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
Vol.733 2007年10月5日
発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
(C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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